とにかくゴールドカードが欲しい!審査通過するために必要な年収や対象年齢を解説

ゴールドカードに憧れがあり、導入して普段の生活の中で役立てたいと考える方もいるのではないでしょうか。しかし、審査難易度が高そうなので、申し込みをためらっているという方も多いかもしれません。

一昔前はゴールドカードのステータスは高く、実際に手にするための審査はとても厳しいものでした。そのため、一部の富裕層が保有できる傾向にあったかと思います。

そんなゴールドカードですが、近年は種類も増えて審査難易度の低いものから高いものがあるなど幅広い傾向です。たしかに以前よりも気軽に手に入るようになったものの、それでもすべての方が審査通過するわけではありません。

そこで今回は、とにかくゴールドカードが欲しい方に向けて、審査通過に重要となるポイントや審査に落ちるのはどんなことが理由なのかについて徹底解説します。

ゴールドカードの審査

ゴールドカードの審査に通過する目安は「30歳以上・勤続年数5年以上・年収500万円以上」が必須と言われる時期がありましたが、最近は一般的なゴールドカードであれば、20代の方も年収300万円程度の方も審査通過できる可能性が高くなっています。

理由として考えられるのが、プラチナカードやブラックカードが登場したことです。そして、ゴールドカードのステータスが相対的に低下したことと関係があるでしょう。

また、カード会社がゴールドカードの審査通過難易度を下げることで会員を増やし、年会費で収益を上げることを目的としていることも理由として挙げられます。

しかし、審査難易度が下がったといっても、ゴールドカードの審査にすべての方が通過することはありません。

こちらでは、最初にゴールドカードの審査について解説していきたいと思います。

返済能力があると判断できる年収

申込人の年収は審査通過できるかどうかの重要なポイントとなります。

なお、審査通過に求められる一般的な年収はカードのグレードによって違いがあり、以下を参考にしてみてください。

・格安ゴールドカードやヤング向けゴールドカード:年収200~300万円
・一般的なゴールドカード:年収300~500万円
・ハイステータスのゴールドカード:年収500万円~

このように、驚くほど高い年収が求められないことがわかるのではないでしょうか。

安定した収入の得られる職業

一般的に、会社経営者、公務員、医師、大手企業会社員などは安定した収入があると判断され、返済能力が高い方となります。

それに対し、契約社員に派遣社員、パート・アルバイトの方は収入が安定していないと判断されがちなため審査通過が不利になるかもしれません。

特にステータスの高いゴールドカードになればなるほど、年収だけでなく職業の社会的信用も重要になります。たとえば、どんなに年収が高くても日雇い労働などの方が審査通過となる可能性は低いということです。

勤続年数は長い方が信頼度は高まる

勤続年数が長いことで今後転職する可能性は低く、安定継続した収入を継続的に得られると判断されるでしょう。その結果、審査通過のプラスポイントになります。

それでは、どのくらいの勤続年数が必要なのかといえば、最低3年以上の勤続年数が欲しいところでしょう。しかし、ゴールドカードの中でも勤続年数1年でも審査通過したケースもあります。

また、年収が高くても勤続年数が1年未満では転職の可能性があるとカード会社は判断。安定した収入を確実に得るかどうかには不安が残ることから、どうしても審査時にマイナスの影響を与えやすくなります。

申込者の年齢や住居などの情報

ゴールドカードの申込み可能年齢は、一般カードと比べて高めに設定されている場合があります。

条件はゴールドカードの中でも異なりますが、格安ゴールドカードや若年層向けのゴールドカードなら18~20歳以上、ステータスが高めのゴールドカードは25~30歳で申込み可能と思っていれば良いでしょう。

その他にも審査では、住居形態に家族構成、住宅ローンの借入れの有無などの情報もチェックされます。

たとえば、持ち家で住宅ローンがない、既婚で夫婦共働きの子どもがいないなどの家庭であれば、家賃やローンなどの支払いや子どもの養育費などといった大きな出費がないと判断。クレジットカードの利用金額をしっかりと支払えるだけの金銭的余裕があると見なされて、審査でプラスになりやすいです。

また、固定電話の回線を持っていれば、申請住所の情報が正しいという信用も与えやすくなります。もしも固定電話を持っているのであれば、申込み時に携帯電話だけでなく固定電話の番号も記載するようにしてください。

個人信用情報機関の登録情報が審査結果を左右する

ゴールドカードだけにかぎった話ではありませんが、審査通過したいのであれば個人信用情報機関に事故情報の登録がないことが大前提となるでしょう。

なお、個人信用情報機関とは以下の3機関です。

・シー・アイ・シー(CIC)
・日本信用情報機構(JICC)
・全国銀行個人信用情報センター(KSC)

こちらに登録される情報は各カード会社が主に新規申込みが入った際に参考にする、クレジットカードやカードローンなどの借金の履歴のことです。

その中でも、審査を進める際にクレヒスと呼ばれるクレジットヒストリーが重視されるポイントでしょう。これまでにクレジットカードやカードローンなどを滞ることなく支払ったのかどうかも調べられることになります。

そして、支払い状況が悪かったり未払いがあったりすれば、審査落ちは逃れられません。また、その他にも携帯電話の端末の分割代金、奨学金の返済を延滞した場合も履歴に残るので審査落ちの可能性が高まります。

ゴールドカードの審査の流れ

ゴールドカードの審査は一般カードと同じ流れで行われ、特に大きな違いはありません。

こちらでは、ゴールドカードの審査の流れについて解説します。

ゴールドカードの審査期間

ゴールドカードの審査期間は申込みから結果連絡まで10日~3週間程度かかります。

一般カードの場合、審査期間が最短即日~最長でも2週間程度なことを考えるとゴールドカードの審査は長めと思っていて良いでしょう。

ゴールドカードは一般カードと比べて利用限度額が高く設定されることもあり、審査の流れは同じでも慎重な判断を求められることにあります。特に年収が低めの方、勤続年数の短めな方、クレヒスの内容に疑問点などがあると審査は長めになる傾向がありがちです。

それに対し、インビテーションをもらっている方であれば、一般カードの利用履歴が良好であると判断されているので審査期間は短めで済むことになります。

審査の流れ①:ゴールドカードへの申込み

審査に入る前に、まずはゴールドカードの申込み手続きを行います。一般カードと同じく、インターネット、店頭、郵送などの方法で申込みをします。

おすすめはインターネットからの申込みです。インターネット限定の入会キャンペーンが多く開催されていて、年会費が無料になったり数千円~数万円のポイントを特典としてもらえたりする場合があります。

また、インターネットからの申込みは他の方法と比べて手続きに時間もかからないので、ゴールドカードを早めに作りたい方にも適した方法でしょう。

その他にもゴールドカードついて不明点がある場合は、店頭で直接質問しながら申込みをするのも良いかもしれません。

郵送による申込みは郵便物のやりとりがあるため審査期間は長くなりますし、入力ミスに気付かないで審査落ちするリスクもあります。他の方法と比べてデメリットがあることから、積極的におすすめできない方法です。

インビテーションによる入会の場合、自宅に案内の手紙、もしくは登録メールアドレスに招待状が届きます。そして、会員専用ページ、店頭、郵送などで手続きが可能です。

審査の流れ②スコアリングシステムで自動審査

まず、審査の第一段階として、申込人の年収に職業、勤続年数などの属性情報をスコアリングシステムによって点数化します。

自動審査は「返済能力(Capacity)」と「資産・財産(Capital)」の2点について判断する流れです。

自動審査に合格するための点数は各ゴールドカードによって違うものの、一般カードより合格点は高く設定される傾向でしょう。そして、自動審査に合格した人のみ次の審査へ進みます。

前にインターネットからの申込みで審査期間が短くなると解説したのは、入力内容をそのままインポートすることで自動審査へ移ることができるためです。店頭や郵送による申込みでは、申込書の記載内容を人の手で打ち込む作業が発生するため、どうしても審査期間は長めになります。

審査の流れ③個人信用情報機関へ信用情報を照会

自動審査の次に、個人信用情報機関に登録された申込人の信用情報を照会します。そして、同時進行でカード会社が自社に登録されたクレヒスも確認します。

ゴールドカードの審査を通過するためには、信用情報に事故情報の登録がないことが大前提です。

個人信用情報機関では、3か月以上返済が滞ることを延滞とし、延滞が解消してもその事実は最長5年間も情報として登録されます。

強制解約や自己破産、任意整理などの情報も最長5年間登録されますが、自社登録の情報は最長10年、もしくは半永久的に残る場合があります。もしも同じカード会社で支払いトラブルを起こしている場合、審査落ちする可能性が高いでしょう。

審査の流れ④手動審査

信用情報に問題がないと判断されれば、その次は審査担当者による手動審査に進む流れです。ただし、ゴールドカードによっては、手動審査を行わない場合もあるでしょう。

自動審査で行うのは機械処理が可能な部分のみです。そして、自動で処理できない部分は人の手で審査を行います。

自動審査で審査通過のボーダーラインぎりぎりのような方ですと、自動審査では審査落ちとなりません。そこで、審査担当者がさらに審査を慎重に行うことで、正しい合否判断をするわけです。

その他にも20代前半で年収1,000万円などといった、不自然と判断できる申込み者も審査担当者によるチェックが行われる可能性が高くなります。

審査の流れ⑤在籍確認

審査において在籍確認も避けられない重要な項目です。

在籍確認では、カード会社の担当者が申込者の勤務先に電話をして本当に在籍しているかどうかの確認を行います。

そこで、勤務先の情報が真実であることを確認できれば、信用ができて、安定収入のある方とカード会社は判断するわけです。

在籍確認はして欲しくないという方もいるかもしれませんが、ゴールドカードでは在籍確認は確実にあると思っていた方が良いでしょう。

一般カードには在籍確認がないケースもありますが、ゴールドカードでは本人の信用力や安定した収入は審査時の重要な基準となるからです。

在籍確認ですが、基本的にカード会社の社名を名乗ることはなく、担当者個人の名前で電話をしてきます。勤務先の方にばれないような配慮はされていますから、あまり考えすぎなくても良いかもしれません。

審査の流れ⑥審査結果の連絡

申込みから10日~3週間後を目安に審査結果が合否関係なく連絡されます。

連絡方法は、本人限定受取郵便や書留などの書面で送られてきたり、申込書に記載されたメールに送られてきたりする場合があります。

また、インターネットからの申込みの場合、メールで審査結果の連絡があり、電話連絡などは基本的にないと思っていて良いでしょう。

審査通過していれば、およそ5~10日後にゴールドカードが送られてきます。大体、申込みからゴールドカードが届くまで、1か月ほどかかると思っていれば問題ありません。

ゴールドカードの審査通過するために重要なポイント

ゴールドカードの審査通過難易度は以前よりも低くなっていますが、それでも一般カードより審査落ちする可能性が高いといえます。

しかし、審査落ちするのが怖いからといって「やっぱりゴールドカードの申込みはしない」と諦めるのはまだ早いです。

ゴールドカードでも、選ぶカードや工夫を加えることで審査通過の可能性を上げることは十分に可能でしょう。

こちらでは、ゴールドカードの審査通過するために重要なポイントを解説します。

20代限定のヤングゴールドカードを選ぶ

20代の方でゴールドカードが欲しい場合、20代(20歳~29歳)限定のゴールドカードを選ぶのがおすすめです。年代を指定していることから、一般的なゴールドカードよりも審査通過する可能性は高いといえるでしょう。

ヤングゴールドカードは、勤続年数も短く、年収も少なめな20代の方向けのカードです。ただし、正社員で安定した収入を継続して得られるのであれば審査通過の可能性は高まります。

審査通過の目安となる年収はゴールドカードによって異なりますが、基本的に年収200万円以上となっています。一般的なゴールドカードで300万円以上が目安なことを考えれば、審査に通りやすい年収目安なことがわかるのではないでしょうか。

また、年会費も2,000円~5,000円なことが多く、1万円前後の一般的なゴールドカードと比べるとお得な価格です。

利用限度額が低いゴールドカードに申込む

ゴールドカードは一般カードよりも利用限度額が高めなので、確実に支払える信用力が求められます。

クレジットカードを申込む際に、利用限度額の上限だけを見るのではなく、下限を見ることも重要です。そして、利用限度額の下限が低いゴールドカードであれば、審査通過の可能性も高まってきます。

なお、ゴールドカードの場合、利用限度額の下限となる目安が50万円程度です。それ以下の金額に設定されたゴールドカードを選ぶのがおすすめといえるでしょう。

良好なクレヒスを積む

クレヒス(クレジットヒストリー)が良好な方ほど、カード会社は信頼できる方と判断します。

信頼されるクレヒスを積むために、何か特別なことをする必要はありません。ただ、持っているクレジットカードを毎月利用して、利用代金の引き落とし日に1度も延滞することなく支払えばいのです。そして、5年、10年と長い期間にわたって継続すれば、それだけで優良なクレヒスは積まれています。

逆に悪いクレヒスになりがちなのが、キャッシングやリボ払いを頻繁に利用することです。そうすることで、カード会社はお金に困っていると判断。信頼のできない人と思ってしまいます。

なお、ヤングゴールドカードを使っている場合、30歳を超えた時点で通常のゴールドカードに切り替わります。その際に良好なクレヒスが積まれていれば審査通過はしやすくなるでしょう。

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ゴールドカードの審査に落ちるのはなぜ?

ゴールドカードの審査は、どんなに年収が高い方でも落ちる場合があります。

審査落ちの原因は知ることができませんが、主に以下のような原因が考えられるかもしれません。

クレヒスが未熟

良好なクレヒスが積まれることで、カード会社は信用できる方と判断します。しかし、クレヒスが未熟な状態では信用できる方と判断するには困難なので、結果的に審査に不利となるのです。

特に、信用情報にクレジットカードやローンなどの利用履歴がない「スーパーホワイト」とされる方は審査落ちしやすいです。

クレジットカードでの借入額が多い

他社のクレジットカードで利用金額が多いと審査落ちする可能性が高いでしょう。

その中でもキャッシングはカード会社から借金していることになります。借入れ金額が多ければ多いほどに「お金に困っている方」という印象をカード会社に与えるだけです。

ゴールドカードの審査に何としてでも通過したいのであれば、キャッシングやリボ払いなどを利用しないようにしてください。

他のローン残高が多い

ローンの利用残高が多いことで毎月の返済は高額となるので、カード会社は利用金額を支払ってもらえないと判断します。

もしも失業したなどの場合、ローン返済は大きな負担となってカードの支払いが滞るリスクも高いでしょう。

カード会社はとにかく、トラブルなく支払ってもらうことを重視しますから、リスクが高い方は審査に通過させません。

よって、どんなに年収が高くても他のローン残高が多いと審査落ちすると思っていてください。

これまでの利用に延滞が多い

信用情報に長期延滞、頻繁に延滞しているなどの情報が登録されていたら、審査落ちする可能性が高いです。

これまでに延滞が多い方ですと、ゴールドカード契約後も延滞を繰り返すと判断。審査通過させるにはカード会社としてもリスクが高いです。

なお、「自分は延滞なんてしていない」と思っていても、携帯電話の端末代の分割金や奨学金の返済を忘れていれば延滞扱いとなってしまいます。

まとめ

当記事では、とにかくゴールドカードが欲しい方に向けて審査通過に重要となるポイントや審査に落ちるのはどんなことが理由なのかについて徹底解説しました。

審査通過難易度が高めの印象もあるゴールドカードですが、実際には若年層も持てるカードから富裕層のみ審査通過するようなカードまであります。どのゴールドカードを選ぶのかによって、審査難易度の差が大きいのが実際のところでしょう。

また、それだけゴールドカードの種類が豊富ということは、一人一人に適したゴールドカードを見つけやすいことにもなります。

ぜひ、記事を参考にしてゴールドカードの審査通過を目指してみてください。

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