各種ポイントを貯めるのに注意すべき点とは?ポイ活で失敗しないための様々な注意点を解説します。

なかなか収入が上がらない今、副業・節約などに熱い注目が集まっています。

また2019年10月からの消費税増税により、一層財布のヒモが引き締まった方も少なくありません。

以前から楽天スーパーポイントやTポイントといったポイントサービスが盛況ですが、消費税増税とともにスタートしたキャッシュレス決済を前提とするポイント還元事業にも期待が寄せられています。

ただ、様々なポイントサービスや施策等があるものの、キャンペーン実施期間やポイント還元率、ポイント対象となる決済方法など様々な要素が多く飛び交い、お得にポイントを貯めるには細部に渡って注意を行き渡らせないといけません。

そこで今回は、様々なポイントサービスと接していく上でうっかり忘れてはならない様々な注意点について詳しく解説していきます。

ポイントキャンペーンの期日に関わる事柄

キャンペーン期間

ポイントキャンペーンの実施期間は、ポイントを獲得していく上でとても大切な項目です。

1つのキャンペーン期間であればまだ覚えていやすく間違えも起きにくいのですが、複数のキャンペーンが同時に実施している時などは、それぞれの期間をしっかり覚えておく必要があります。

また実施期間は「10/1~10/31」のように区切りのいい日付が指定されることが多いですが、例えばNTT docomoが以前実施していた「d払い 20%還元キャンペーン」は下の画像のように「9/14~10/14」といった感じの独特な期間設定をしています。


出典:NTT docomo

この場合、この年10月からの消費税増税後も2週間は同キャンペーンによりdポイントの20%還元を受けることができていました。

しかしこのキャンペーン自体やその実施期間の事を知らなかった場合、国が主催する5%還元の方に甘んじていたり、下手すれば増税ばかりが意識され何も恩恵を得られなかったケースも考えられます。

他にもモバイル決済アプリ「PayPay」では、消費税増税後の10/5の1日限定で20%還元キャンペーンを実施しましたが、やはりこれを知らずに増税前に駆け込みで多くの買い物をしていた場合、非常に大きなポイント獲得ロスをした事になるわけです。

ポイント付与日

ポイントは必ずしもすぐに貯まるものではありません。ポイントがいつ反映されるかは各ポイント提供会社やキャンペーンによって異なってきます。

一般的な傾向として通常のポイント獲得の場合は、NTTドコモのdポイントでは買い物後即時反映が基本で、他のポイントサービスでは2~3日後というパターンが多いです。

これがキャンペーンになりますと、翌月末や翌々月末などとかなり日数を要する場合が多くなってきます。

また2019年10月に始まったポイント還元事業においては、決済したその場でキャッシュバックされる分とポイント還元とが分かれているパターンがあります。

キャッシュバックは比較的その場で実施される事が多いものの、ポイント還元については後日実施されるといったケースが多かったり、ポイント還元についてレシートにその旨が記載されてない事もあります。

ポイント還元主催者のウェブサイトにはポイント付与の時期が記載されていますが、なかなかこういったことに気が付かない場合がありますので、実施ルールを熟読しておくことが重要です。

ポイントの有効期限

ポイントには有効期限があるものと無いものがあります。

せっかくうまくポイントを貯めることができてもそのポイントを失効してしまっては本末転倒です。

まずは各ポイントサービスやキャンペーンで定められたポイントの有効期限を把握することが重要です。

例えば下の画像は2019年10月に実施された楽天ペイアプリのキャンペーンのもので、キャンペーン期間中にセブン-イレブンで楽天ペイを使って711円以上の決済を行うと楽天スーパーポイントが150ポイントもらえるというものです。


出典:楽天ペイ

このキャンペーンにおいては、ポイントの付与は同年12月末日頃、付与されたポイントの有効期限は翌2020年1月31日23:59分までとなっており、ポイント有効期限は約1カ月という短さなのです。

またこのキャンペーンでは抽選で711名の方に1万ポイントが当たる特典も同時に行われているのですが、見事1万ポイントに当選したとしてもやはりたった1カ月でこのポイント数を消化しなければお得とはなりません。

あとでガッカリすることがないよう、ポイントの有効期限も考慮に入れてポイント獲得に励むことが大切です。

ポイント還元率やポイント付与上限について

ポイント還元率

還元率は高いほどお得

Expert
ポイント還元率はポイント獲得の上では極めて重要な要素です。

例えば還元率が2%と10%の場合どういった違いが出てくるのかをシミュレーションしてみます。

「決済額及びポイント還元率ごとに獲得できるポイント数」

決済金額 還元率2% 還元率10%
100円 2ポイント 10ポイント
500円 10ポイント 50ポイント
1,000円 20ポイント 100ポイント
3,000円 60ポイント 300ポイント
5,000円 100ポイント 500ポイント

 

どちらの還元率であっても決済額が増えるほど貯まるポイント数はアップしていきます。

しかし同じポイント数を貯めるのに、2%還元は10%還元より5倍の買い物をしなければなりません。

上の表で見ますと100ポイント貯めるには10%還元の場合は1,000円の支払いで済みますが、2%の場合は5,000円分もの買い物をしなければならないのです。

還元率アップは情報次第

2%でももらえないよりはいいのですが、実際の例としては、普段はクレジットカードの支払いを行っていてそのポイント還元率が1~1.5%だった人が、昨今盛況を見せるモバイル決済アプリのポイント高還元ぶりを知らずにお得になりきれていない場合があります。

ポイント還元率はとても重要なのですが、本当はそれ以前に高還元キャンペーンが実施されていることをいかに仕入れられるかがとても大切です。

現在盛んに行われている高還元キャンペーンは、そのユーザーのすそ野を広げるべく、スマホアプリでは決済操作を単純にして誰でも使いやすいように工夫されているものがほとんどです。

なので、後はこういった決済方法を常備してお得なキャンペーンの情報を見つけられるかどうかがポイント高還元を得る秘訣となってきます。


出典:PayPay(株)

獲得できるポイント数の上限

ポイントは際限なしに貯めることができない場合があります。

特にキャンペーンによるポイント還元の場合にポイントの獲得上限が設定されていることが多いです。


出典:PayPay(株)

時々レジのカゴいっぱいに商品を詰めてたくさんの買い物をしようとしている方を見かけますが、例えば上記の例のように一回の支払いにおけるポイント還元(PayPayでは電子マネー)は最大1,000円から2,000円までとなっております。

こういった場合は、買い物を何度かに分けて行うのがベストです。

「決済ごとの最大ポイント上限1,000ポイント・ポイント還元率20%の場合の損得シミュレーション」

決済金額 獲得ポイント数 ポイント対象外決済金額
3,000円 600ポイント 無し
5,000円 1,000ポイント 無し
8,000円 1,000ポイント 3,000円

 

この例ではポイント対象となる決済金額は最大5千円。つまり、上記にもあるように8千円分の買い物をした場合そのうちの3千円分がポイント対象外となってしまいます。

電化製品のように高額な買い物となる場合は避けることが難しいのですが、コンビニやスーパーといった場においては、このポイント獲得上限に注意してポイントの欠損を避けることが大切です。

また1回の決済金額のみならずキャンペーン期間中の最大ポイント数(合計ポイント数)も設定されている場合がありますので、よくルールを読んでおく必要があります。

様々なポイント還元ルール

ここまででポイントキャンペーン期間や還元率、獲得できるポイント数の上限などについて説明してきましたが、他にも様々なルール等ありますので各キャンペーンやポイントサービスごとに注意する必要があります。

ポイント非対象商品・サービスに注意する

通常のポイントサービスや一時的なポイントキャンペーンに関わらず、全ての買い物等がポイント対象とならない場合があります。

「ポイント対象となりにくいもの」(例)

  • 新聞・雑誌
  • 切手
  • 公共料金の支払い
  • 酒・タバコ
  • 商品券・デジタルギフト券
  • ポイントやクーポンで支払った部分 など

初回利用者限定のポイントキャンペーン

初回利用者向けのポイント還元キャンペーンというものも多いです。文字通りこれは、初めてそのサービスを利用する人にだけ与えられるポイント還元です。


出典:LINE Pay

ただ、こういったキャンペーンは開催期間が設けられているものが多いですが、同じようなキャンペーンを繰り返し行う場合も珍しくありません。

もし見逃してしまった場合でも再度チャンスが訪れる可能性がゼロではありません。

2019年10月においては、ドコモのd払い新規登録キャンペーンでdポイントが1,000ポイントもらえるものや、PayPayと提携しているPayPay銀行の新規口座開設キャンペーンなどは、時折繰り返されるキャンペーンです(今後を保証するものではありません)。

注意したい決済方法のルール

ドコモではスマホアプリであるd払いのキャンペーンがよく実施されています。

出典:NTT docomo

このキャンペーンではd払いのみならずiD(ドコモ運営の電子マネー)による支払いも対象となっていることが多いです。


出典:NTT docomo

電子マネーiDとは?便利な後払い決済で使いやすいiDの特徴を詳しく紹介します

このiDはd払いと同じく後払いが可能な電子マネーで、iDを利用できる形態は主に次の通りとなっています。

  • クレジットカードであるdカード/dカード GOLDと一体となったもの
  • ドコモ携帯で使える「dカード mini」
  • ドコモ発行の「dカード プリペイド」に搭載されたiD
  • メルカリアプリ内の「メルペイ」でできるiD決済 など

iDは上記のようにいくつかの決済ルートをもっているのですが、有効なiD決済というのはそのルールにより「dカード/dカード GOLDと一体となったもの」に限定されてしまうのです。

画像にもありますが、iDのロゴの下に「d card」という記載があり、従ってdカード/dカード GOLDに搭載のiDでなければポイントが貯まらないのです(キャンペーンルールにも記載)。

パッと見ただけではどんなiDでもポイントが獲得できそうなイメージなのですが、やはりキャンペーンルールをしっかり読んで間違いのないよう心がけることが大切です。

ポイント還元事業で注意すること

2019年10月からの消費税増税と平行実施されているポイント還元事業ですが、ここにもやはり様々なルールや注意点があります。

対象店舗

まずはポイント還元が実施される対象店舗についてですが、経済産業省が提供しているスマホアプリに記載の店舗や、下の画像のようなポスターが貼ってあるお店であることが条件です。


出典:経済産業省

決済方法

次に決済方法ですが、対象店舗ごとに導入されている決済方法(クレジットカード、電子マネー、スマホ決済等)を利用しなければなりません。

その中でクレジットカード(デビットカード)は広く普及しているキャッシュレス決済方法ですが、意外なのが次の画像にあるように最もメジャーなVisaやMasterを取り扱ってない店舗がある事です。


出典:経済産業省

Visa所有者であっても油断できませんので、利用可能ブランドを事前にしっかり確認することが重要です。

ややこしいがうれしいケースも

ポイント還元対象のポスターが貼っていない店舗は、もはや今回のポイント還元にはあずかれないものと思われがちです。

しかしそれでも5%還元が得られるという逆転パターンがあるのも事実です。

例えば、楽天ペイが主催するポイントキャンペーンとして、国の還元事業に参加してない店であっても楽天ペイさえ使えれば5%還元を実施するというものがあるのです。


出典:楽天ペイ


出典:楽天ペイ

詳細は省きますが、5%還元の具体例(一部)としては、コンビニなどの場合は還元事業対象店舗として2%の割引及び楽天ペイによる3%のポイント還元、対象外店舗の場合は決済金額の5%分の楽天ポイントが付与されるというものがあります。

この結果、楽天ペイを利用できる店舗であれば全ての店舗で5%分のキャッシュバックやポイント還元が得られるようになっているのです。

これはあくまでも楽天側の独自サービスになりますが、増税並びにキャッシュレス決済におけるポイント還元が実施されている中、これをチャンスととらえ様々な施策に打って出る業者もありますので、よく情報を集めておくことが大切です。

ポイントをたくさん貯める秘訣

情報が大切

様々なポイントサービスやキャンペーンが常時何かしら実施されている状況においては、インターネット検索、各社HP、決済アプリからのお知らせなど、何かお得なものが実施されていないか常にアンテナを張り巡らすことが大切です。

ポイント獲得チャンスの決め手は、情報収集にあることは間違いありません。

大抵のポイント獲得手順は誰にでもできるものばかりですので、後はいかに多くのオイシイ情報を掴めるかが成功のカギとなってきます。

スマホ決済アプリは情報の宝庫

例えば、楽天ペイ、PayPay、LINE Pay、d払いなどのスマホ決済アプリは、支払い機能だけでなく常に新しいキャンペーンやお得なポイント情報等を発表しています。


出典:Origami Pay

決済アプリをチェックしているだけでも多くの情報を仕入れることが可能です。

また上記で挙げた4つのアプリにおいては、楽天ペイはポイント還元に積極的な楽天グループのアプリですし、それ以外の3つにおいてはポイント20%還元キャンペーンをこれまで何度か実施していますので、アプリのチェックだけでも非常に効果的です!

Googleやニュースアプリの活用

Googleではユーザーが日々ネット閲覧しているサイトやページを元にした「おすすめの記事」をスマホ等に配信しています。

またスマートニュースやグノシーといった無料のニュースアプリなどでも、ユーザーの閲覧傾向に合わせ最適な記事を自動的に提供しています。

つまり、普段からポイント還元やお得なキャンペーン等を扱った記事に多くアクセスしていれば、やがてGoogleやニュースアプリの方からも新しいお得な情報(記事)を提供するようになりますので、自身で探す手間を大幅に省くことが可能となってきます。

できるだけ多くの各種アカウントや決済手段等を準備

余すことなく数多くのキャンペーン等に参加するには、キャンペーン提供源である各種ポイントサービスのアカウントやスマホアプリ、また必要に応じてカード類・ネット銀行口座などポイントキャンペーンに関わる媒体をできるだけ用意しておくことが重要です。

まずはこれら無くして様々な還元は得られません。キャンペーンによってはその開催期間が短かったりする場合もあり、事前の用意がなければアカウントやカード発行等が間に合わない事態も考えられるのです。

主にクレジットカードを除いては登録料無料・年会費無料でアカウントやアプリを利用できますので、暇を見つけどんどんユーザー登録を行うのが大切です。

まとめ

楽天スーパーポイント、Tポイント、dポイント、PayPayボーナス、マイル・・・これらにスマホ決済アプリや実施されるキャンペーン等を加えますと、ポイントをたくさん貯めるには、実は膨大な情報や知識が必要とされるのです。

またキャンペーン情報やポイントルールは刻々とその内容を変化させていきますので、新しい情報に敏感になることや迅速な行動が大量ポイント獲得に結びついてきます。

そして今回紹介しましたポイント獲得における様々な注意点に気を配り、上記のことと合わせ継続的なアクションを怠らないことが大切です。

ポイント獲得において情報を集め整理し行動に出ることは、特別な才能や身体的能力はいりませんので、あとはその気にさえなれば誰でもうまくたくさんのポイントを貯めることができるようになります。

*参考記事

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