
クレジットカードの上位カードであるゴールドカードですが、何を重視してゴールドカードを比較すれば良いのか?どんなゴールドカードがおすすめなのか?わからない方も少なくありません。今回は、ゴールドカード10枚保有者がおすすめのゴールドカードをランキング形式で紹介します。
ゴールドカードの比較ポイント
ゴールドカードは「お得」か?「ステイタス性」か?どちらかを選ぶ
ゴールドカードには、大きく分けて2通りのパターンがあります。
- 一般カードよりも年会費が高い分、ポイント還元率などの特典が手厚いため、お得度が一般カードよりも高く設定されたゴールドカード
- ステイタス性の高いゴールドカードで、年会費が高い分、コンシェルジュデスクや空港ラウンジ無料、手厚い保険、レストラン優待、ホテル優待が充実しているゴールドカード
の2つです。
これは2極化しているため、どちらにもメリットデメリットがあります。
今回は、ゴールドカードを
- お得重視のゴールドカード
- ステイタス性重視のゴールドカード
の2つに分けて、おすすめのゴールドカードを紹介します。
お得重視のゴールドカードの比較ポイント
比較ポイント.年会費負担よりも高いメリットがあるのか?試算する
一般的にお得重視のゴールドカードは
- 一般カード:年会費無料、ポイント還元率1.0%
- ゴールドカード:年会費11,000円、ポイント還元率3.0%
というように、一般カードよりも、年会費負担が大きくなる代わりに高い還元率でポイントや割引が受けられるのです。
前述した例であれば
損益分岐点は、年間50万円の利用です。
- 一般カードのお得額 = 利用額:50万円 × ポイント還元率:1.0% - 年会費:0円 = 5,000円
- ゴールドカードのお得額 = 利用額:50万円 × ポイント還元率:3.0% - 年会費:11,000円 = 5,000円
となるのですから
- 年間利用額が50万円以下なら → 一般カードがお得
- 年間利用額が50万円超なら → ゴールドカードがお得
という計算になるのです。
お得重視のゴールドカードを選ぶときは、想定年間利用額から「どのくらいお得になるのか?」を試算し、それが一般カードよりもお得であることを確認する必要があるということです。
とくにお得重視のゴールドカードの場合は、特定店舗での特典が手厚いケースが少なくありません。この場合は、特定店舗での利用額も、想定してお得額を試算しておく必要があります。
ステイタス性重視のゴールドカードの比較ポイント
比較ポイント.サービスの質の高さでゴールドカードを選ぶ
今や、ゴールドカードは学生でも、取得できる時代ですから、「ゴールドカードであること」自体に大きな意味はありません。
しかしながら、
- アメリカン・エキスプレス
- ダイナースクラブカード
などのT&Eカードと呼ばれる、高ステイタスのゴールドカードは、今もなお、他のクレジットカードのプラチナカードにも引けを取らない「サービス」「ステイタス性」を持っているのです。
ステイタス性を重視するのであれば
- どのクレジットカード会社のゴールドカードなのか?
- どれだけ質の高いサービスがあるのか?
が重要になってくるということです。
比較するときに重視したいサービス
- コンシェルジュデスク
- ホテル優待:無料のアップグレード、スイートルーム50%OFFなど
- レストラン優待:2名以上の利用で1名様分無料
- 海外空港ラウンジ:利用できる無料の海外空港ラウンジの有無
- 保険:海外旅行傷害保険、ショッピング保険、家族特約
などがあります。
お得重視でおすすめのゴールドカード比較ランキング
1位.楽天ゴールドカード
楽天ゴールドカード

カード分類 | ゴールドカード |
国際ブランド | VISA、Mastercard、JCB |
申込方法 | - |
発行スピード | 通常1週間 |
年会費 | 2,200円 |
年会費備考 | - |
ショッピング限度額(上限) | 200万円 |
ポイント還元率(下限) | 1.00% |
ポイント還元率(上限) | 5.00% |
交換可能マイル | ANAマイル(1ポイント=0.5マイル、50ポイント以上2ポイント単位) |
ETCカード年会費 | 0円 |
電子マネーチャージ | 楽天Edy(オートチャージ可) |
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害 | 2,000万円 |
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害 | - |
ショッピング保険/国内利用 | - |
お得重視のゴールドカード比較ポイント
比較項目 | 内容 |
---|---|
年会費 | 2,200円(税込) |
ポイント還元率 | 1.0% |
ポイント倍増特典 | 楽天市場ポイント5倍 |
このゴールドカードをお得重視でおすすめする理由
楽天ゴールドカードの最大の特徴は
- 年会費が2,200円(税込)と格安のゴールドカード
- 楽天市場での買い物でポイント5倍(ポイント還元率:5.0%)
という点が挙げられます。
一般カードの楽天カードの楽天市場のポイント還元率は3倍(ポイント還元率:3.0%)ですので
試算すると
- 楽天市場での買い物が年間10万円超えるなら → 楽天ゴールドカードがおすすめ
- 楽天市場での買い物が年間10万円以下なら → 楽天カードがおすすめ
という計算になります。
楽天市場ユーザーであれば、年間10万円(月8,333円)を使うことは、決して難しいことではないのではないでしょうか。
2位.Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD
Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD

カード分類 | ゴールドカード |
国際ブランド | Mastercard、JCB |
申込方法 | - |
発行スピード | 最短8営業日 |
年会費 | 1,986円 |
年会費備考 | - |
ショッピング限度額(上限) | 300万円 |
ポイント還元率(下限) | 1.00% |
ポイント還元率(上限) | 2.50% |
交換可能マイル | ANAマイル(1ポイント=0.6マイル) JALマイル(1ポイント=0.5マイル) |
ETCカード年会費 | 0円 |
電子マネーチャージ | iD利用、QUICPay利用、楽天Edy、nanaco |
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害 | 2,000万円(自動付帯:2,000万円) |
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害 | 1,000万円(自動付帯:1,000万円) |
ショッピング保険/国内利用 | 100万円 |
お得重視のゴールドカード比較ポイント
比較項目 | 内容 |
---|---|
年会費 | 1,986円(税込) |
ポイント還元率 | 1.0% |
ポイント倍増特典 | 入会後6カ月間はポイント還元率:2.0%、オリコモールの利用で特別加算:1.0% |
このゴールドカードをお得重視でおすすめする理由
Orico Card THE POINT PREMIUM GOLDの最大の特徴は
- 年会費が1,986円(税込)と格安のゴールドカード
- 入会後6カ月間はポイント還元率:2.0%
- オリコモールの利用で特別加算:1.0%
とくに
オリコモールを経由してネットショッピングをする場合
最低でも0.5%~以上のポイントが付与されます。
- Amazon.co.jp:0.5%
- 楽天市場:0.5%
- Yahoo!ショッピング:0.5%
これに+1.0%の特別加算が付くので
ベースのポイント還元率:1.0% + オリコモールのポイント:0.5% +特別加算:1.0%
= ポイント還元率:2.5%
Amazon.co.jpでも、楽天市場でも、Yahoo!ショッピングでも、ポイント還元率:2.5%でネットショッピングができることになります。
これはかなりの高還元率と言っていいでしょう。
一般カードと比較すると
- ネットショッピングが年間20万円超えるなら → Orico Card THE POINT PREMIUM GOLDがおすすめ
- ネットショッピングが年間20万円以下なら → Orico Card THE POINTがおすすめ
となります。
3位.dカード GOLD
dカード GOLD

カード分類 | ゴールドカード |
国際ブランド | VISA、Mastercard |
申込方法 | - |
発行スピード | 最短5営業日 |
年会費 | 11,000円 |
年会費備考 | - |
ショッピング限度額(上限) | - |
ポイント還元率(下限) | 1.00% |
ポイント還元率(上限) | 4.00% |
交換可能マイル | JALマイル(1ポイント=0.4マイル) |
ETCカード年会費 | 0円 |
電子マネーチャージ | iD利用、楽天Edy、nanaco |
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害 | 10,000万円(自動付帯:5,000万円)、家族特約1,000万円(自動付帯:1,000万円) |
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害 | 5,000万円 |
ショッピング保険/国内利用 | 300万円 |
お得重視のゴールドカード比較ポイント
比較項目 | 内容 |
---|---|
年会費 | 11,000円(税込) |
ポイント還元率 | 1.0% |
ポイント倍増特典 | 「ドコモのケータイ」「ドコモ光」の利用料金の10%ポイント還元 |
このゴールドカードをお得重視でおすすめする理由
dカード GOLDの最大の特徴は
- 「ドコモのケータイ」「ドコモ光」の利用料金の10%ポイント還元
という点に尽きます。
ドコモユーザーであれば、月1万円程度の携帯料金を支払っている方も多いと思います。
ですから、ドコモの携帯料金だけでも、年会費の元が取れる設計となっています。
一般カードのdカードは、ドコモの携帯料金でも、ポイント還元率:1.0%ですから
- ドコモの携帯料金が月9,260円以上 → dカード GOLDがおすすめ
- ドコモの携帯料金が月9,260円未満 → dカードがおすすめ
となります。
また、ドコモの携帯料金以外にも、ドコモ光、DAZN、ひかりTV、dマガジン、Disney DELUXEなども、10%還元の対象となります。
ドコモユーザーであれば、携帯電話の紛失や修理不能 (水濡れ・全損)などをご購入から3年間、最大10万円分補償されます。
ステイタス性重視でおすすめのゴールドカード比較ランキング
1位.アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード

カード分類 | ゴールドカード |
国際ブランド | AMEX(アメックス) |
申込方法 | - |
発行スピード | 通常1~3週間 |
年会費 | 31,900円 |
年会費備考 | - |
ショッピング限度額(上限) | - |
ポイント還元率(下限) | 1.00% |
ポイント還元率(上限) | 1.00% |
交換可能マイル | ANAマイル(1ポイント=0.5マイル) スカイマイル(1ポイント=0.5マイル) |
ETCカード年会費 | 0円 |
電子マネーチャージ | 楽天Edy |
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害 | 10,000万円(自動付帯:5,000万円) |
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害 | 5,000万円(自動付帯:5,000万円) |
ショッピング保険/国内利用 | 500万円 |
ステイタス性のゴールドカード比較ポイント
比較項目 | 内容 |
---|---|
ステイタス性 | アメックスのプロパーゴールドカードで、ステイタス性は高い |
サービス | 2名以上の利用で1名様分無料のレストラン優待、家族カードの年会費1名分無料、プライオリティ・パス無料 |
このゴールドカードをステイタス性でおすすめする理由
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは、アメックスのプロパーカードのゴールドカードです。
日本では、1917年からサービス展開しており、
というイメージが日本では、かなり浸透している国際ブランドです。

当然、サービスのレベルも高く
- 2名以上の利用で1名様分無料のレストラン優待
- 家族カードの年会費1名分無料
- プライオリティ・パス無料(年2回無料)
- 最高1億円の海外旅行傷害保険
- 航空便遅延補償
- キャンセル・プロテクション
と、ゴールドカードの中では、最高レベルのサービスが用意されています。
また、アメリカなどでは、アメックスでの支払で勝手に部屋のグレードがアップグレードされることも多いです
2位.ダイナースクラブカード
ダイナースクラブカード

カード分類 | ゴールドカード |
国際ブランド | Diners |
申込方法 | - |
発行スピード | 通常2~3週間 |
年会費 | 24,200円 |
年会費備考 | - |
ショッピング限度額(上限) | 一律の利用制限なし |
ポイント還元率(下限) | 0.40% |
ポイント還元率(上限) | 1.00% |
交換可能マイル | ANAマイル(1ポイント=1マイル、1,000ポイント以上、年間交換上限40,000ポイント、ダイナースグローバルマイレージ参加費年間6,600円) スカイマイル(1ポイント=1マイル、1,000ポイント以上、年間交換上限140,000ポイント、ダイナースグローバルマイレージ参加費年間6,600円) マイレージプラス(1ポイント=1マイル、1,000ポイント以上、年間交換上限120,000ポイント、ダイナースグローバルマイレージ参加費年間6,600円) |
ETCカード年会費 | 0円 |
電子マネーチャージ | 楽天Edy |
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害 | 10,000万円(自動付帯:5,000万円) |
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害 | 10,000万円(自動付帯:5,000万円) |
ショッピング保険/国内利用 | 500万円 |
ステイタス性のゴールドカード比較ポイント
比較項目 | 内容 |
---|---|
ステイタス性 | ダイナースクラブのプロパーカードで、ステイタス性はやや高い |
サービス | 2名以上の利用で1名様分無料のレストラン優待、国内外のホテル・旅館の特別優待、海外1,000カ所以上の空港ラウンジ無料、コンパニオンカード |
このゴールドカードをステイタス性でおすすめする理由
ダイナースクラブは、アメックスに次いで、エグゼクティブが使うクレジットカードとして認知されている国際ブランドです。アメックスよりも、ヨーロッパに強い国際ブランドです。

エグゼクティブダイニング
- 2名以上の利用で1名様分無料
- 6名以上の利用で1名様分無料
海外空港の無料ラウンジ
- 1000カ所以上の海外空港ラウンジ無料(ダイナースクラブ独自のネットワーク)
国内クラブホテルズ・旅の宿、海外クラブホテルズ
- 優待料金、ホテル料金10%OFF、ホテルで使えるクレジットプレゼント
3位.Mastercard Titanium Card ラグジュアリーカード
ラグジュアリーカード/Mastercard Titanium Card

カード分類 | ゴールドカード |
国際ブランド | MasterCard |
申込方法 | - |
発行スピード | 通常3週間 |
年会費 | 55,000円 |
年会費備考 | - |
ショッピング限度額(上限) | 100万円 |
ポイント還元率(下限) | 1.00% |
ポイント還元率(上限) | 1.00% |
交換可能マイル | ANAマイル(1ポイント=3マイル) JALマイル(1ポイント=3マイル) |
ETCカード年会費 | 0円 |
電子マネーチャージ | - |
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害 | 12,000万円(自動付帯:12,000万円)、家族特約1,000万円(自動付帯:1,000万円) |
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害 | 10,000万円(自動付帯:10,000万円) |
ショッピング保険/国内利用 | 300万円 |
ステイタス性のゴールドカード比較ポイント
比較項目 | 内容 |
---|---|
ステイタス性 | Mastercardブランドのステイタス性カードですが、知名度が低いため、ステイタス性は低い |
サービス | コンシェルジュ、グローバルホテル優待、プライオリティ・パス、個人賠償責任保険 |
このゴールドカードをステイタス性でおすすめする理由
Mastercard Titanium Card ラグジュアリーカードは、ラグジュアリーカードの中では一番グレードの低いランクのカードですが
- 年会費:55,000円(税込)
と他のゴールドカードよりも高く、ゴールドカードランクのカードの中では、圧倒的なサービスを誇るクレジットカードと言えます。
- ポイント還元率:1.0%
- コンシェルジュデスク
- 1滞在あたり5万5000円相当以上優待があるグローバルホテル優待
- 2名様以上所定のコースを予約の場合、1名様分か無料のレストラン優待
- 国立美術館無料、全国のTOHOシネマズで毎月1回無料
など、他のゴールドカードにはないレベルのサービスが用意されています。
とくにゴールドカードの場合は、コンシェルジュデスクはなく、トラベルデスクやコールセンターのみというカードがほとんどですが、Mastercard Titanium Cardの場合は、コンシェルジュデスクがきちんとついて、24時間365日、様々なサポートをしてくれます。
ゴールドカード比較
カード名称 | ![]() dカード GOLD | ![]() 楽天ゴールドカード | ![]() Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD | ![]() ダイナースクラブカード | ![]() ラグジュアリーカード/Mastercard Titanium Card |
年会費無料ステータス | - | - | - | - | - |
年会費備考 | - | - | - | - | - |
ショッピング限度額(上限) | - | 200万円 | 300万円 | 一律の利用制限なし | 100万円 |
ポイント還元率(下限) | 1.00% | 1.00% | 1.00% | 0.40% | 1.00% |
ポイント還元率(上限) | 4.00% | 5.00% | 2.50% | 1.00% | 1.00% |
交換可能マイル | JALマイル(1ポイント=0.4マイル) | ANAマイル(1ポイント=0.5マイル、50ポイント以上2ポイント単位) | ANAマイル(1ポイント=0.6マイル) JALマイル(1ポイント=0.5マイル) | ANAマイル(1ポイント=1マイル、1,000ポイント以上、年間交換上限40,000ポイント、ダイナースグローバルマイレージ参加費年間6,600円) スカイマイル(1ポイント=1マイル、1,000ポイント以上、年間交換上限140,000ポイント、ダイナースグローバルマイレージ参加費年間6,600円) マイレージプラス(1ポイント=1マイル、1,000ポイント以上、年間交換上限120,000ポイント、ダイナースグローバルマイレージ参加費年間6,600円) | ANAマイル(1ポイント=3マイル) JALマイル(1ポイント=3マイル) |
ETCカード年会費 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
電子マネーチャージ | iD利用、楽天Edy、nanaco | 楽天Edy(オートチャージ可) | iD利用、QUICPay利用、楽天Edy、nanaco | 楽天Edy | - |
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害 | 10,000万円(自動付帯:5,000万円)、家族特約1,000万円(自動付帯:1,000万円) | 2,000万円 | 2,000万円(自動付帯:2,000万円) | 10,000万円(自動付帯:5,000万円) | 12,000万円(自動付帯:12,000万円)、家族特約1,000万円(自動付帯:1,000万円) |
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害 | 5,000万円 | - | 1,000万円(自動付帯:1,000万円) | 10,000万円(自動付帯:5,000万円) | 10,000万円(自動付帯:10,000万円) |
ショッピング保険/国内利用 | 300万円 | - | 100万円 | 500万円 | 300万円 |
「ゴールドカードは、何を重視して比較すれば良いでしょうか?」