目次
マイルが貯まる航空会社の会員カードのことをマイルカードと呼びますが、マイルを効率よく貯めるためには、どういう視点でマイルカードを選べば良いでしょうか?今回は、マイルカード保有者がおすすめのマイルカードをランキング形式で紹介します。
マイルカードの比較ポイント
比較ポイントその1.「クレジット機能付きのマイルカード」と「マイルが貯まるクレジットカード」の違いを理解する
そもそも、マイル、マイルカードとは
マイレージ(マイル)とは
を言います。
家電量販店やレストランのポイントプログラムと違うのは
というマイル付与の仕組みが違うだけです。
基本的には
が付与されます。
マイルカードとは
を言います。
基本的にマイルカードは、年会費無料で航空会社を利用する方が発行することができます。
JAL(日本航空)
- マイレージプログラム名:JALマイレージバンク
- マイレージカード(マイルカード):JALマイレージバンクカード(JMBカード)
ANA(全日本空輸)
- マイレージプログラム名:JALマイレージバンク
- マイレージカード(マイルカード):ANAマイレージクラブカード
ここで本題ですが
クレジット機能付きのマイルカード
を言います。
特徴
- 入会ボーナス、継続ボーナスがある
- 搭乗マイル(フライトマイル)にボーナス加算がある
- クレジットカードの利用額に応じて、マイルが貯まる
- マイルを高い交換率で交換できるプログラムに年会費が優遇された状態で加入できる
- 付与された国際ブランドの加盟店でクレジット支払いができる
マイルが貯まるクレジットカード
を言います。
特徴
- クレジットカードの利用に応じて貯めたポイントをマイルに交換できる
基本的に主要なクレジットカード会社のポイントは、ほぼすべて、JALマイルか、ANAマイルには交換できるため、ほとんどのクレジットカードでマイルは貯めることが可能ですj。
「クレジット機能付きのマイルカード」と「マイルが貯まるクレジットカード」の違いは
- 搭乗マイル(フライトマイル)が貯まるもの → クレジット機能付きのマイルカード
- 搭乗マイル(フライトマイル)が貯まらないもの → マイルが貯まるクレジットカード
と考えて良いでしょう。

比較ポイントその2.「飛行機に乗って貯めるか?」と「飛行機に乗らずに貯めるか?」を決める
マイルを貯める方法としては
- キャンペーンで貯める
- 入会ボーナスで貯める
- 継続ボーナスで貯める
- 飛行機に乗って貯める
- クレジットカード利用で貯めたポイントをマイルに交換する
- クレジットカード利用で直接マイルを貯める
という方法が考えられます。
飛行機に乗る機会が多い方であれば
飛行機に乗って貯めると、一番マイルが貯まりやすいマイルカードがおすすめ
ですし
飛行機に乗る機会がほとんどない方であれば
クレジットカード支払いで利用額に応じて効率的にマイルが貯まるクレジットカードがおすすめ
となります。
- 飛行機に乗って貯めるのか?
- 飛行機に乗らずに貯めるのか?
で選ぶべきマイルカードは変わってきます。
比較ポイントその3.貯めるマイルで選ぶ
マイルカードを効率的に貯めるために重要なのは
貯めるマイルを集約すること
です。
日本の航空会社であれば
- JALマイル
- ANAマイル
の2つが主な選択肢になります。
- JALマイルを貯めるのか?
- ANAマイルを貯めるのか?
決めたうえで、マイルカードを選ぶ必要があります。
おすすめのマイルカードランキング
JALマイルを貯めるおすすめのマイルカード
1位.JALカード TOKYU POINT ClubQ CLUB-Aゴールドカード
年会費 | 17,600円 |
年会費備考 | – |
ショッピング限度額(上限) | – |
ポイント還元率(下限) | 1.00% |
ポイント還元率(上限) | 2.00% |
交換可能マイル | JALマイル |
ETCカード年会費 | 0円 |
電子マネーチャージ | 楽天Edy、WAON(オートチャージ可)、PASMO(オートチャージ可) |
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害 | 5,000万円(自動付帯:5,000万円) |
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害 | 5,000万円(自動付帯:5,000万円) |
ショッピング保険/国内利用 | 300万円 |
マイルカードの比較項目
マイルカード比較検討の重視項目 | 内容 |
---|---|
年会費 | 17,600円(税込) |
貯めるマイル | JALマイル(JALマイレージ) |
分類 | クレジット機能があるマイルカード |
入会マイル、継続マイル | 入会5,000マイル、毎年初回搭乗2,000マイル |
フライトマイルボーナス | +25% |
マイル還元率 | 1.0% |
マイルカードの中でおすすめする理由
JALカード TOKYU POINT ClubQ CLUB-Aゴールドカードは、JALカードのCLUB-Aゴールドカードに分類されるマイルカードです。
- CLUB-Aカード → 年会費は安いけれど、マイル還元率が半分の0.5%
- プラチナカード → フライトマイル、マイル還元率ともに高いが年会費が高い
ため、その間にあるCLUB-Aゴールドカードが
- 飛行機に乗っても、効率的にマイルが貯まる
- 飛行機に乗らなくても、効率的にマイルが貯まる
- 年会費も、ある程度抑えられている
マイルカードとして、おすすめなのです。
CLUB-Aゴールドカードの中で、なぜ、TOKYU POINT ClubQ CLUB-Aゴールドカードを選んだかと言うと・・・
TOKYU POINT ClubQ CLUB-Aゴールドカードは
- JALマイルとは別で、TOKYU POINT加盟店でTOKYU POINTが貯まるから
です。
- 東急百貨店:ポイント還元率3.0%~10.0%
- 東急ストア:ポイント還元率0.5%
- 東急ハンズ:ポイント還元率1.0%
さらにPASMOオートチャージサービスで、PASMOにチャージすることができ、このチャージ分に対しても、TOKYU POINT(ポイント還元率:0.5%)が貯まります。PASMO定期券の購入でも、、TOKYU POINT(ポイント還元率:0.5%)が貯まります。
2位.JALカードSuica CLUB-Aゴールドカード
年会費 | 20,900円 |
年会費備考 | – |
ショッピング限度額(上限) | – |
ポイント還元率(下限) | 0.50% |
ポイント還元率(上限) | 1.00% |
交換可能マイル | JALマイル |
ETCカード年会費 | 524円 |
電子マネーチャージ | Suica(オートチャージ可) |
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害 | 10,000万円(自動付帯:5,000万円)、家族特約1,000万円(自動付帯:1,000万円) |
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害 | 5,000万円(自動付帯:5,000万円) |
ショッピング保険/国内利用 | 300万円 |
マイルカードの比較項目
マイルカード比較検討の重視項目 | 内容 |
---|---|
年会費 | 19,900円(税込) |
貯めるマイル | JALマイル(JALマイレージ) |
分類 | クレジット機能があるマイルカード |
入会マイル、継続マイル | 入会5,000マイル、毎年初回搭乗2,000マイル |
フライトマイルボーナス | +25% |
マイル還元率 | 1.0% |
マイルカードの中でおすすめする理由
JALカードSuica CLUB-Aゴールドカードは、JALカードのCLUB-Aゴールドカードに分類されるマイルカードです。
- CLUB-Aカード → 年会費は安いけれど、マイル還元率が半分の0.5%
- プラチナカード → フライトマイル、マイル還元率ともに高いが年会費が高い
ため、その間にあるCLUB-Aゴールドカードが
- 飛行機に乗っても、効率的にマイルが貯まる
- 飛行機に乗らなくても、効率的にマイルが貯まる
- 年会費も、ある程度抑えられている
マイルカードとして、おすすめなのです。
さらに
JR東日本でご購入のきっぷや定期券、Suicaへのチャージ、びゅう国内旅行商品の購入で、1,000円で15ポイント(ポイント還元率:1.5%)のJRE POINTが貯まります。※このときはJALマイルは貯まりません。
JALカードSuica CLUB-Aゴールドカードは、なぜ2位かというと・・・
1位のJALカード TOKYU POINT ClubQ CLUB-Aゴールドカードと比較すると
- 年会費が19,900円(税込)と3,300円(税込)高くなっている
- 国際ブランドがJCBのみ(TOKYU POINT ClubQ CLUB-Aゴールドカードは、Visa、Mastercardが選べる)
というデメリットがあるからです。
3位.セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
年会費 | 22,000円 |
年会費備考 | ※年間で200万円以上利用すると次年度年会費11,000円 |
ショッピング限度額(上限) | – |
ポイント還元率(下限) | 0.50% |
ポイント還元率(上限) | 0.50% |
交換可能マイル | ANAマイル(1ポイント=3マイル、交換上限なし、交換手数料無料) JALマイル(1ポイント=2.5マイル、交換上限なし、交換手数料無料) |
ETCカード年会費 | 0円 |
電子マネーチャージ | iD利用、QUICPay利用、楽天Edy、nanaco |
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害 | 10,000万円(自動付帯:10,000万円) |
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害 | 5,000万円 |
ショッピング保険/国内利用 | 300万円 |
マイルカードの比較項目
マイルカード比較検討の重視項目 | 内容 |
---|---|
年会費 | 22,000円(税込) |
貯めるマイル | JALマイル(JALマイレージ) |
分類 | マイルが貯まるクレジットカード |
入会マイル、継続マイル | なし |
フライトマイルボーナス | なし |
マイル還元率 | 1.125% |
マイルカードの中でおすすめする理由
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは、クレディセゾンが発行する、アメックスブランドのプラチナカードです。マイルカードではなく、マイルが貯まるクレジットカードに分類されます。
おすすめのポイントは
SAISON MILE CLUBを年会費無料で利用できる点にあります。
SAISON MILE CLUB(JALコース)
- ショッピング1,000円 → 10マイル(マイル還元率1.0%)
- 年会費:無料
さらにSAISON MILE CLUB 優遇サービスでは
JALマイル以外に
- 永久不滅ポイント 2,000円 → 400ポイント
が貯まります。
永久不滅ポイントは、200ポイントで500マイル(JALマイル)に交換できるので、マイル還元率に換算すると、0.125%です。
つまり、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは
なのです。
また、プラチナカードとしての、コンシェルジュデスクや空港ラウンジが無料になるプライオリティパス、最高1億円の海外旅行傷害保険、ヒルトン・プレミアムクラブ・ジャパン会員資格プレゼントなど、手厚いサービスも受けられるので
ANAマイルを貯めるおすすめのマイルカード
1位.ANA VISA ワイドゴールドカード
ANA VISA ワイドゴールドカード
カード分類 | ゴールドカード |
国際ブランド | VISA、Mastercard |
申込方法 | – |
発行スピード | 通常2~3週間 三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行に口座所持の方は2週間程度 |
年会費 | 15,400円 |
年会費備考 | ※マイ・ペイすリボの登録+年1回以上のカード利用で年会費11,550円(3,850円割引) ※WEB明細書サービス利用+年6回以上のカード利用で年会費14,300円(1,100円割引) |
ショッピング限度額(上限) | 200万円 |
ポイント還元率(下限) | 1.00% |
ポイント還元率(上限) | 2.00% |
交換可能マイル | ANAマイル(1ポイント=10マイル、交換手数料無料、※10マイルコースの場合) |
ETCカード年会費 | 550円 |
電子マネーチャージ | iD利用、楽天Edy |
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害 | 5,000万円(自動付帯:5,000万円)、家族特約1,000万円(自動付帯:1,000万円) |
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害 | 5,000万円(自動付帯:5,000万円) |
ショッピング保険/国内利用 | 300万円 |
マイルカードの比較項目
マイルカード比較検討の重視項目 | 内容 |
---|---|
年会費 | 14,400円(税込) |
貯めるマイル | ANALマイル(ANAマイレージ) |
分類 | クレジット機能があるマイルカード |
入会マイル、継続マイル | 入会2,000マイル、毎年継続2,000マイル |
フライトマイルボーナス | +25% |
マイル還元率 | 1.0% |
マイルカードの中でおすすめする理由
ANA VISA ワイドゴールドカードは、ANAカードのゴールドカードに分類されるマイルカードです。
- 入会・継続マイル:2,000マイル
- 搭乗ボーナスマイル:+25%
- マイル還元率:1.0%(貯まったポイントをマイルに交換する)
と、ANAマイルが貯まりやすいクレジットカードとなっています。
同じランクのJALカード「CLUB-Aゴールドカード」よりも、年会費が安く発行できるメリットがあります。(2,200円(税込)年会費が安くなります。)その代わり、入会ボーナスマイルが少ないデメリットもあります。
2位.ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)
年会費 | 2,200円 |
年会費備考 | – |
ショッピング限度額(上限) | – |
ポイント還元率(下限) | 1.00% |
ポイント還元率(上限) | 1.00% |
交換可能マイル | ANAマイル |
ETCカード年会費 | 0円 |
電子マネーチャージ | QUICPay利用、PASMO(オートチャージ可) |
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害 | 1,000万円(自動付帯:1,000万円) |
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害 | 1,000万円(自動付帯:1,000万円) |
ショッピング保険/国内利用 | – |
マイルカードの比較項目
マイルカード比較検討の重視項目 | 内容 |
---|---|
年会費 | 初年度無料、次年度年会費2,200円(税込) |
貯めるマイル | ANALマイル(ANAマイレージ) |
分類 | クレジット機能があるマイルカード |
入会マイル、継続マイル | 入会1,000マイル、毎年継続1,000マイル |
フライトマイルボーナス | +10% |
マイル還元率 | 0.5%(年間5,500円(税込)の支払いで1.0%) |
マイルカードの中でおすすめする理由
ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)は、ANAカードの交通系IC一体型カードに分類されるマイルカードです。
- 入会・継続マイル:1,000マイル
- 搭乗ボーナスマイル:+10%
- マイル還元率:0.5%(貯まったポイントをマイルに交換する)
と、年会費の割には、ANAマイルが貯まりやすいクレジットカードとなっています。
また、10マイルコース(年会費5,500円(税込))に加入すれば、マイル還元率:1.0%でマイルを貯めることができるので、クレジットカード支払いの多い方は、この方法もおすすめです。
さらにANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)は
- メトロポイントがたまる
- PASMO機能搭載
- オートチャージサービス機能
という特徴があります。
メトロポイントは
- 平日:1乗車につき5ポイント
- 土日祝日:1乗車につき15ポイント
が貯まり、100ポイント → 90マイル(ANAマイル)に交換可能です。
3位.ANAダイナースカード
年会費 | 29,700円 |
年会費備考 | – |
ショッピング限度額(上限) | 一律の利用制限なし |
ポイント還元率(下限) | 1.00% |
ポイント還元率(上限) | 1.20% |
交換可能マイル | ANAマイル(1ポイント=1マイル、交換上限なし、交換手数料無料) |
ETCカード年会費 | 0円 |
電子マネーチャージ | 楽天Edy |
海外旅行傷害保険/死亡後遺障害 | 10,000万円(自動付帯:5,000万円) |
国内旅行傷害保険/死亡後遺障害 | 10,000万円(自動付帯:5,000万円) |
ショッピング保険/国内利用 | 500万円 |
マイルカードの比較項目
マイルカード比較検討の重視項目 | 内容 |
---|---|
年会費 | 29,700円(税込) |
貯めるマイル | ANALマイル(ANAマイレージ) |
分類 | クレジット機能があるマイルカード |
入会マイル、継続マイル | 入会2,000マイル、毎年継続2,000マイル |
フライトマイルボーナス | +25% |
マイル還元率 | 1.0% |
マイルカードの中でおすすめする理由
ANAダイナースカードは、ANAカードのゴールドカードに分類されるマイルカードです。
- 入会・継続マイル:2,000マイル
- 搭乗ボーナスマイル:+25%
- マイル還元率:1.0%(貯まったポイントをマイルに交換する)
と、ANAマイルが貯まりやすいクレジットカードとなっています。
ANA VISA ワイドゴールドカードと比較すると、年会費が割高になってしまいますが、ダイナースカードとしての特典があるのです。
ダイナースカードとしての特典例
- 国内/海外1,000カ所以上の空港ラウンジが無料
- 最高1億円の海外旅行傷害保険
- 年間500万円のショッピング保険
- ビジネスクラスカウンターでのチェックイン
- 手荷物宅配
- タクシー送迎
- 対象レストランのコース料理が2名様以上の利用で1名様分無料(6名様以上の利用で2名様分が無料)
- 会員限定イベント
マイルを貯めながらも、空港ラウンジや海外旅行傷害保険、空港送迎、ビジネスクラスのカウンターチェックインなど、海外旅行で活躍する特典が多く用意されています。
使い続けていれば、上位のANAダイナース プレミアムカードのインビテーション(招待)も狙えます。
「マイルカードは、何を重視して比較すれば良いでしょうか?」
「マイルカードは、どうやって選ぶものですか?」