FXで勝つために最も重要な損切りについて徹底解説!

近年、個人投資家の間で人気なのが「FX」です。FXで多くのトレーダーが、億り人という1億円以上の利益を達成しています。昔は、終身雇用が確立され給料も年齢が高くなれば上がっていったので生活設計が非常に立てやすかったです。

しかし現在は、終身雇用は崩れ、いつどうなるか分からなくなっているのが現状です。そんな先行き不透明な時代で本業以外の収入源を持つことは、非常に重要になっています。

FXで利益を出すことがコンスタントに出来るようになれば、誰もが憧れる副収入を持つことが可能になるのです。FXでコンスタントに利益を出すために一番重要なのが損切りです。損切りをしっかり行うことが出来なければFXで利益を出すことは出来ません。

今回は、FXで利益を出すために最も大切な損切りについて詳しく説明していきます。

FXとは

FXとは、外国為替証拠金取引のことをいいます。簡単にいうと米ドルやユーロやイギリスポンドなどの為替を利用して、利益を狙っていく取引のことをいいます。

外貨預金と一緒だと思われる方も中にはいるかもしれません。仕組みは外貨預金と一緒です。しかしFXには、外貨預金にはない様々なメリットがあります。

FXのメリット

FXの主要なメリットは3つあります。

少額で取引出来ること

FXの1つ目のメリットは、手元資金が少額でも取引が出来ることです。FXは、11,000円もあれば十分に取引をすることが出来ます。投資というと大きな資金がないと出来ないイメージがあるかもしれません。

しかし、FXは少額でも取引することが出来るのです。

手軽に取引が出来ること

FXの2つ目のメリットは、手軽に取引が出来ることです。FXは、スマートフォンでも簡単に取引することが出来ます。サラリーマンや主婦は忙しいので、年がら年中パソコンに向かうわけにはいきません。

しかしスマートフォンは、多くの人が結構な頻度で使うと思います。しかも最近のスマホでのFX取引はかなり進歩しており、スマホでもパソコンと同じような取引をすることが出来ます。

スマホで手軽に取引をすることが出来るのは、FXの大きなメリットになります。

少額でも大きな利益を狙うことが出来る

FXのメリットの3つ目は、少額でも大きな利益を狙うことが出来ることです。FXにはレバレッジという機能があります。レバレッジとは手元資金の何倍もの取引をすることが出来る機能です。

国内FX業者の場合、最大25倍のレバレッジをかけることが出来ます。つまり手元資金が4万円あれば、100万円の取引をすることが出来るのです。手元資金が少額でも大きな取引をすることが出来るのでそれだけ利益も多く出すことが可能な取引なのです。

FXのデメリット

FXには、当然デメリットもあります。FXの主なデメリットは2つあります。

多額の損を出す可能性がある

FXのデメリットの1つ目は、多額の損失を出す可能性があることです。FXは、レバレッジ機能があるので、大きな利益が狙える一方で大きな損失を負ってしまうリスクがあります。

資金管理をしっかり行わないと取り返しのつかない損をしてしまう可能性があります。

FX依存症になってしまう可能性がある

FXのデメリットの2つ目は、FX依存症になってしまう可能性があります。皆さんは、FX絡みの横領のニュースを見たことがないでしょうか?

有名企業に勤めている、高学歴のエリートでもFXの魔力にはまってしまい犯罪を犯してしまうのです。FXは、非常に依存症の高い取引です。FXにはまってしまい消費者金融で、多額の借金を背負ってしまう人も続出しています。

FXは依存症の高い取引であることを知っておかないと大変なことになります。

FXで損切りが重要な理由

この章では、なぜFXで利益をコンスタントに出すためには、損切りが大切なのかについて説明していきます。この章で、損切りの大切さについてしっかり理解頂ければと思います。

そもそも損切りって何?

そもそも損切りとは何かというと、その名の通り、損失を確定させることをいいます。損失が出ていても決済しない(確定しない)状態を含み損といいます。この損切りをしっかり行うことがFXでコンスタントに利益を出すためには非常に重要になります。

損切りは利益確定やトレードスタイルの確立よりも重要と言われる理由

FXには、利益を出すために様々なトレードスタイルがあります。短期で利益を刈り取るスキャルピングや1日で取引を完了させるデイトレードなどがトレードスタイルになります。

FX初心者の方は、トレードスタイルの確立や利益確定のタイミングに意識がいきがちです。何故なら、そのようなことを考えるのは楽しいからです。人間誰しもマイナスの嫌なことを考えるよりもプラスの楽しいことを考えていたほうが楽しいですよね。もちろんFXで利益を出すためには、FXのトレードスタイルや利益確定のタイミングをを学ぶことは重要です。

しかし実は、FXで利益を出すために一番重要なのは、トレードスタイルや利益確定のタイミングではありません。一番重要なのは、損切りです。FXで利益を出すために損切りが重要な理由は、2つあります。

損切りを行わないと含み損はどんどん膨らんでしまう可能性がある

FXにおいて、損切りが重要な理由の1つ目は、損切りを行わないと、含み損はどんどん膨らんでしまう可能性があることです。

特にFX初心者の方は、「損を確定させなければ為替は、いつか戻るからそのままにしておくのがいいんじゃない?」と考えがちです。

しかし、為替相場はそんなに甘くありません。FXは9割の人が負ける取引といわれています。つまり思った通りに相場が動くことはほとんどないと決めておいたほうが良いのです。思い通りの方向に為替が動けば逆に9割の人はFXで勝てるのです。

つまり自分の思う逆の方向に為替は動くことが非常に多いので損切りが出来ないと、どんどん損失は膨らんでしまうのです。

損切りを行わないと資金が固まってしまい有望な投資先に資金を回せない

損切りが重要な理由の2つ目は、損切りを行わないと利益が出せそうな投資先に資金を回すことが出来ないことです。

例えばユーロ/円で取引をしているとします。残念ながら含み損を抱えてしまっている状態を想像してください。

含み損を抱えているときに、ドル/円で明らかに利益が取れそうな相場が来たとします。しかし、ドル/円に資金を回す余裕がありません。ユーロ/円の取引を損切りする以外に資金を調達する方法がないとすると損切りが出来ないことは、有望な投資先に資金を回せなくなってしまうリスクがあるのです。

損切りをしっかり行うことが出来れば有望な投資先に資金を回すことが出来るのです。

FX初心者が損切りが苦手な理由

FX初心者の方が、損切りを苦手とする理由は、人間の本能に逆らうことに慣れていないからです。人間の本能は損をしたくないように出来ています。人間誰しも本能で「負けを認める」ことが嫌なのです。そして、利益を失うことも本能では極端に嫌がるようになっています。

この本能があるからこそFX初心者の方は損切りをすることを過度に嫌がるのです。FXでコンスタントに勝つには、この人間の本能に勝たないといけません。

FXで勝つ最大のコツは、利大損小を実践することです。利大損小とは、利益は伸ばして大きくして損失は最小限に抑えることです。この利大損小を実践することがFXで勝つために最も必要なことなのです。

しかし人間の本能は、利小損大なのです。人間は、損失を嫌がり、利益は逃したくない生き物です。この本能に逆らって取引をしなければFXで勝つことは絶対に出来ません。

FXで利益を得ている人たちは、本能に左右されたトレードを行いません。緻密なルールに基づいて取引をしています。FX初心者が、損切りが苦手なのはルールを作ることなく、本能でFX取引を行うからです。本能のままFXをしているうちは、コンスタントに勝つことは絶対に出来ません。

たまに勝つことはあっても必ず大負けします。

しかし損切りが出来なくても、FXについて知っている人は、FXにはロスカットがあるじゃないか、と思われるかもしれません。しかしロスカットによる損切りは最悪です。なぜロスカットによる損切りは最悪なのでしょうか?

ロスカットとは

ロスカットとは、一定ラインまで証拠金維持率が下がったら強制的に損切りになる仕組みです。取引しているFX会社によっても違いますが、多いのが証拠金の50%を下回ったら強制的に損切りになることです。

ロスカットは、証拠金を一定のラインで守るいわばセーフティーネットです。

ではこのロスカットによる損切りはなぜ最悪なのでしょうか?

あっという間に資金がなくなる

ロスカットの損切りのラインは、一般的には証拠金の50%です。ロスカットに頼ると資金が半分になってしまうのです。

発動されるたびに資金が半分になってしまうロスカットが連続で起こったらどうでしょうか?あっという間に資金は無くなってしまいます。

損切りは、ロスカットの前に行わないと全く意味がないのです。FX初心者の方はロスカットでの損切りは最悪であるということをよく覚えておいてください。

これを守らないとあっという間に資金は無くなってしまいます。

ロスカットは実行されない場合があること

ロスカットは、通常、証拠金維持率が、一定のラインを下回ったら発動されます。しかしロスカットは、マーケットの状態によっては発動されないことがあります。

ロスカットが、発動されないことは、相場急変時に起きます。FX初心者の方は、ロスカットが発動されないなんて信じられないかもしれません。しかし直近10年で何度もロスカットが発生されない事態は起きています。

実際に起きた例で説明すると、2008年9月に起きたリーマンショック、2015年1月に起きたスイスフランショック、2018年8月起きたトルコリラショックなどです。

リーマンショックが一番分かりやすいかもしれません。リーマンショックの時に為替は、急激に暴落しました。その下げ方ががあまりにも急だったため、証拠金がロスカットラインに到達してもロスカットが間に合わないのです。ロスカットが間に合わないと、ロスカットのラインの下で損切りをすることになります。

つまりロスカット以上の損失を被ってしまうのです。

証拠金が無くなるだけならまだいいかもしれません。しかしスイスフランショックの時は、証拠金以上のマイナスを出してしまったケースが続出しました。

証拠金以上のマイナスとは口座残高がマイナスになってしまうことです。借金を背負ってしまうことになるのです。入金したお金が無くなるならまだしも借金を背負ってしまっては元も子もありません。

ロスカットは決して完璧な方法ではありません。相場急変時にはこのようにロスカットが、間に合わないことがあるのでロスカットに頼った損切りは大変危険なのです。

この章で、ロスカットに頼った損切りは、大変危険なことは分かっていただけたかと思います。

では初心者の方がFXで勝つための損切りのラインとはどのくらいの水準なのでしょうか?

FX初心者のおすすめの損切り幅は?

FX初心者が、FXで勝つための損切りのラインはどのくらいなのでしょうか?結論からいうとFX初心者におすすめの損切り幅は、米ドル/円の場合、「10pips」です。なぜ10pipsがおすすめなのでしょうか。10pipsがおすすめの理由は2つあります

FXは利大損小でないとコンスタントに勝てない

FXで勝つためには「利大損小」でないといけません。利大損小の原則は、FXに限らず投資の鉄則です。利大損小は、人間の本能に勝たないと実践することは出来ません。

利大損小を身に着けるために、FX初心者の方は、こまめに損切りをすることが大切です。こまめに損切りをして損切りに慣れていくことが大切なのです。損切りは非常につらいことだと実際に行うと分かると思います。損切りに慣れる意味で小さめのラインの「10pips」をおすすめします。

勝率4割でコンスタントに利益を出すため

損切りを10pipsで設定した場合、利益は30pipsに設定することをおすすめします。10pipsの損切り、30pipsの利益であればFXの勝率は40%でトータルでは勝てます。

いくら利大損小といっても利益確定を100pipsまで待てとは言いません。人間欲望の塊です。大抵のFX初心者の方は、100pipsまで我慢できないと思います。利益を失うのが怖いので待てないのです。

しかし30pipsならば我慢出来ます。利益幅も初心者のうちは少なくしておいたほうがいいので損切りのラインは10pips程度をおすすめします。

10pipsの損切りであれば、30pipsの利益確定で勝率4割で十分プラスになることを覚えておいてください。

しかしいくら10pispと損切りのラインを決めても、人間の本能は、損失を確定させたくないのでなかなか本能に任せていてはうまく損切り出来ません。では損切りをしっかり行う方法はないのでしょうか?

損切りを徹底させるために重要なこと

先程の章で損切りのラインは10pipsがおすすめと説明しました。この章では、損切りのライン10pipsを正確に守る方法を紹介します。それは「逆指値注文」です。逆指値注文とは為替がこのラインまで動いたら自動的に解約する機能です。この逆指値注文をうまく使うことが、損切りがうまくなるためにとても有効です。「逆指値注文」をおすすめする理由は2つあります。

注文時に損切り幅を決めることができること

逆指値注文は、注文と同時に注文を出すことが出来ます。損切りの幅を注文時に決めておけば、確実に損切りをすることが出来ます。

しかし逆指値注文は、決められたことを正確に実行してくれますが、途中で損切りの幅を変えたり、キャンセルすることが出来てしまいます。

正確に損切りをするには、1回決めた逆指値注文は変えてしまっては意味がないのでしっかり守ることが必要です。(意外とこれが難しいですのでルールとしてしっかり決めた老いたほうがベターだと思います。)

感情に左右されづらくなること

人間は、感情の生き物です。一日に起きた出来事によって気分は大きく変わります。気分がいい時は雑になりがちですし、気分が悪い時は、必要以上にネガティブな取引になってしまします。

人間の感情に損切りはかなり左右されるのです。逆指値注文は、感情に左右されずに淡々と取引を執行してくれことが大きなおすすめのポイントです。

まとめ

今回は、FXでコンスタントに勝つために最も重要な損切りについて説明しました。損切りを制する者はFXを制するといっても過言ではありません。損切りは、FXを取引する中で最もつらいことです。

しかしこの損切りをしっかり行わなければ、FXで勝つことは不可能です。是非この記事を参考にして頂いて、FXにおける損切りの大切さを認識していただければ幸いです。

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