本好きなら天職かも!本を書いて稼ぐ電子書籍を副業にする方法!稼げる度や難易度についても!

個人でも本を出せる?

「本を出版して、お小遣いにしたい!」

読書家の方なら、一度は人生で「自分で本を出版してみたい!」と考えた事があると思います。もしかすると、その発想がお金につながるかも知れません。副業解禁をきっかけに様々な「副業」について注目が集まっている中で、今回は少し変わった視点から「本で、お金を稼ぐ」という副業についてご紹介していきたいと思います。

まずは、「本なんて個人で出版する事が出来るのか?」という疑問が出てくると思うので、現在主流な本を出版する方法である「自費出版」「企画出版」「電子書籍」という3つの出版方法をご紹介していき、個人で本を出版する上でおすすめなのはどれか?という点についてもご紹介していきます。

企画出版

まず、始めにご紹介したい本を出版する方法は「企画出版」です。企画出版について簡潔にまとめると「出版社にアイデアをプレゼンする方法」だと言えるでしょう。企画出版は最も、出版方法としてイメージしやすい出版方法であり、本を出版する=企画出版という最もベーシックなものと言って、差し支えないと思います。

もう少し具体的にご紹介すると、出版社(本を出す会社)は基本的に自社で制作した本を出版する事もありますが、一般的に「著作者」に本を書いてもらって、それを出版するというのが主な業務です。

そのため、出版社は常に魅力的な著作者を探していると言えますし、知名度の高い人だと出版社の方から声が掛かり、出版に繋がるというケースも少なくありません。しかし、今回の記事のテーマは「一般的な個人が本を出版する方法」というのが、主なテーマなので「個人が企画出版するには?」という点についてもう少し詳しくご紹介していきたいと思います。

個人が企画出版を行うには、まず出版社に「本のアイデア」を売り込みます。出版社と様々な調節をして、出版社が「売れる」と判断したら出版に繋がります。出版の際の費用はかなり低いものになるか、自己負担なしで、本を出版する事の出来る方法だと言えるでしょう。

また、売れると判断され、出版が決まったものは出版社が「買い取る」か「印税」を貰う事が出来、大きな収入に繋がる可能性があります。しかし、1つ押さえたいのは必ずしも自分の意図した本が出版されるとは限らないという点だと言えるでしょう。

というのも、基本的に企画出版では、出版社が本の出版に掛かる経費を全面的に負担するので、出版社は本が売れてくれないと収益が出るどころか、赤字になってしまう可能性もあります。そのため、出版社は出来るだけ「売れる本」にする必要があり、本の内容に関しては「出版社の意向」が大きく影響すると言えるでしょう。

自費出版

次にご紹介したいのは、ご紹介したい個人で本を出す方法は「自費出版」です。個人で本を出版する方法はいくつかありますが、知名度やこれまで執筆歴のない方にとって、これまで最も出版する方法として現実的なものだったと思います。

自費出版という出版方法について簡潔にまとめてしまうと「出版に掛かる費用を、全て著作者が負担する出版方法」で、著作者とは「本を書いた人」を指しています。つまり、本を書いた人が全ての経費を持ち、本を出版する方法です。

本が作られて、本屋さんに並ぶまでには沢山の費用が掛かります。そのため、出版社として出来るだけ「売れる確率の高い本」を出版したいのです。先程も少しご紹介しましたが、売れる確率の高い本というのは、一般的に著作者に「知名度」や「それなりの地位」が備わっている事が必要になります。

企画出版で、魅力的なアイデアを持っていけば、出版に繋がる可能性もあるかもしれませんが、知名度や客観的に人を惹き付けるような魅力がない方が企画出版を行う事は現実的に難しいと言えるでしょう。

そのため、自費出版というのは出版社にとって「売れる可能性が低い本」であり、「もしも、それでも出したいなら経費を自己負担して」という出版方法です。

もちろん、本が売れるか?売れないか?について実際に出版してみないと分からないのですが、出版社にとっては極論を言うと「売れようが、売れまいがどっちでもいい本」です。そのため、自由に執筆を行う事が出来る反面、本のクオリティーが下がってしまう事もあります。

また、自己負担額については各出版社によって異なりますが、「100万円~300万円」は最低必要になります。そのため、経済的に余裕のある方でないと、自費出版は難しいと言えるでしょう。

電子書籍

最後にご紹介したい出版方法は「電子書籍」です。電子書籍というのは「紙の本を出版してその本が店頭に並ぶ」というこれまでの本の流通方法ではなく、本を全てデータ化して読者は、スマホやタブレット・PCなどを通して本を閲覧する新しい本の形です。

電子書籍は以前から存在していましたが、その存在を大きく広げたのはAmazonの「KDP」という出版方法が大きく台頭した事が挙げられます。KDPを利用すれば、個人でも電子書籍を自己負担ゼロで、Amazonに本を送信さえすれば、数日後にはAmazonのKindleという電子書籍サービスで販売が開始されます。

今回、本を出版してお金を稼ぐ方法としておすすめしたい方法は電子書籍であり、理由は主に3点挙げられます。

  • 出版社の意向を考慮する必要がない
  • 自己負担がほぼない
  • ロイヤリティーが高い

自己負担(経費)、ロイヤリティーが高い(稼げるのか?)という点に関しては後に詳しくご紹介するので、ここでは書き留めません。なので、「出版社の意向を考慮する必要がない」という点に関してここで詳しくご紹介したいと思います。

自己負担が少ないという点に関して、同じようなメリットが挙げられる企画出版では、出版社の意向が大きく本の内容を左右します。何故なら、出版社はその本が売れないとビジネスになりませんし、出版社の意見を参考にしながら、本を執筆した方が結果的に良いケースもあると思います。

しかし、しっかりと打ち合わせを行っておらず、実際に本を出版した際に「書きたいことが、書かれてない」というケースも少なからず存在しており、もちろん著作者の意向は本の内容を左右する上で最も重要な要素ではありますが、経費を負担する出版社側にも大きな権限があります。

また、これが「知名度の高い人・有名な人」なら別の問題なのですが、客観的に売れる可能性の低い著作者が執筆した本は、本の内容が「出版社によって左右される」傾向が高くなります。そのため、もしも「自由に書きたい」という方は、電子書籍での出版が最もメリットが大きいと言えるでしょう。

それに加え、もしも売れなかったとしても経費が掛からないので、大きなダメージは避けられます。

また、電子書籍で大きな売上を記録したものは、その後出版社から声が掛かって紙の本で出版する事に繋がるというケースも少なくありません。なので、紙の本を出版したいというケースでも取り敢えず電子書籍から始めるというのは悪い選択肢ではないと思います。

副業としてはどうなのか?

先程、副業として本を出す上で、おすすめの出版方法は「電子書籍」であるとご紹介させて頂きました。しかし、そもそも電子書籍は副業として成り立つのか?そもそもどのような副業なのか?という点について理解しておかないと、副業として成り立たない可能性もあると言えます。

そのため、これから「難易度」「稼げるのか」「必要経費」という観点から、電子書籍で稼ぐという副業はどうなのか?という点についてご紹介したいと思います。

難易度は?

まず、始めに電子書籍を出して稼ぐという副業の難易度についてご紹介していこうと思います。難易度は「人によっては高い」と言えるでしょう。

ただ、難易度は高いとは言っても人によって異なる部分も大きいと思います。これまで、文章に掛かる仕事をしていた人やブログなどで日々から文章に関わっている人にとって、文字を書く対象が「電子書籍」に変わるだけなので、それほど文章を書く上での難易度は変化しないと思います。

しかし、逆にこれまで文章を書いていなかったような人が、いきなり電子書籍で文章を書き始めるとなると、日記のように自己満足で終わる文章ではなく、人に買ってもらって人の目に触れる文章を書くという点から、人によっては執筆が進まないという方も少なからず存在すると思います。

そのため、文章を書く上での難易度という点は人によって異なるため一概には言えないので、一秒一秒平等に流れている「時間」という観点から電子書籍の難易度を探っていきたいと思います。

時間という観点から考えた時に、電子書籍を利用した副業では「かなり難易度が高いもの」になると思います。というのも、一般的なビジネス書の文字数は「10万字~15万字」だと言えれています。文章に日々から関わっていないと、多いのか?少ないのか?という点を考慮しずらいですが、一時間に「3,000文字書ける」と仮定しましょう。

12万字の本を書くと仮定した時に、一時間に3,000文字書けるという事は、1冊を執筆するには40時間必要になると言う事です。月に20日・1時間の時間を確保した時に、1冊を書くのに「2カ月」必要になります。

もちろん、人によって数カ月~半年と長期になる可能性もあると言えるでしょう。また、実際に本が買われるまでにも時間が掛かると思うので、仮に1カ月で本を執筆してからも、実際にお金が入るのは「数カ月~数年」掛かるかもしれません。

時間という観点から見た時に、電子書籍の副業は大きなコストが必要になり、時間を捻出しにくい方にとっては難易度が高くなると言えます。

稼げるのか?

次に、稼げるのか?という点についてご紹介していきます。稼げるのか?という点に関しては「短期的には稼げない、長期的には大きな可能性がある」と言えると思います。

短期的な点から考えた時に、知名度やフォロワーがいない場合、それほど大きな収益は期待出来ないと思います。もちろん、出版した途端にメディアに取り上げられたり、SNSで拡散されたりするとこの限りではありませんが、基本的にこのような現象は狙ってできるものではないと思います。

そのため、短期的にはそれほど大きな収益は期待出来ないと言えます。しかし、長期的な観点から考えた時に大きな可能性を持っていると言えるでしょう。仮に年間で10冊本を出版出来たとして、それを5年間続けると「50冊」の本を出版出来る事になります。

本というのは、読み手の中で大きなファンを発生させる可能性が高く、もしもたまたま購入してくれた1冊が面白いものだったら、次の本も買ってみようというように、連鎖的に本が購入される可能性があります。そのような過程で、魅力的な本を継続的に出版していると大きな可能性が広がっていくと言えるでしょう。

というのも、もしも「50冊」本を出版出来たとして、月間平均1冊あたり10回、合計500冊売れると過程します。本の価格が1,000円程度だったとしたら、最大月間で35万円の収入が見込めます。何故なら、Amazonの電子書籍のロイヤリティーは高く、最大70%のロイヤリティを得る事が可能だからです。

また、沢山の本を出していく事で「ヒット作」が出る可能性も高くなります。ロイヤリティーが大きいので、もしも一度でもヒット作が出れば、経済的に一人の人生を大きく変化させる可能性もあります。そのため、継続は力なりという部分が長期的に大きく出てくる副業だと思います。

ロイヤリティの詳しい内容については以下のAmazonのページが参考になります。

必要経費は?

電子書籍を出版する上で、必要経費はほとんど必要ありません。というか、全く必要ないと言えるでしょう。挙げられるとしたら、売上の数十%を手数料をサービス元に持っていかれる事ぐらいですが、これも売れてからの話なので、販売する前の状態で必要な経費はないと言えます。

しかし、あえて必要経費があるとすると「自己投資」に対する経費だと思います。小説でも、ビジネス書でも、どんな本を書くとしても「読者にとって価値の高い情報」を提供する必要があります。

そのため、小説を書くなら感性を磨くために旅行をしたり、他の小説を呼んだりする必要があるかもしれませんし、ビジネスについての執筆を行うならビジネスについてセミナーや本、メディアなどで勉強する必要があると言えるでしょう。

ただ、自己投資というのは仮に電子書籍の出版を行っていなくても、価値のあるものですし電子書籍は無料で出版出来るので、電子書籍を執筆する上で必ず必要な経費か?と聞かれると、そうではありません。基本的にAmazonを利用した出版なら、経費は掛からないと言えます。(広告活動などを行う場合は、この限りではありません)

電子書籍を出版する方法

電子書籍の副業についてしっかりと理解出来たと思うので、最後に電子書籍の作り方・出し方について詳しくご紹介したいと思います。それほど、難しい作業ではないので「なんだか大変そう」というイメージをお持ちの方でも、具体的な手順を理解するとハードルが低く感じると思います。

電子書籍を作る

電子書籍の作り方は、いくつか挙げられますが、安価でも最もポピュラーなのは「でんでんエディター」だと思います。基本的に、電子書籍を作るにはKindleが指定している文字ファイルであれば、アップロード可能なのですが、でんでんエディターは予め電子書籍に適したファイルで作成する事が可能です。

本を作る基本的な作業である「マインドマップ(目次)」を作成し、見出しなどを作成します(本の骨組みを作る)。イメージとして骨組みに、文章を入れて電子書籍を作り込んでいくイメージです。

そして、執筆が完成したら「表紙の画像」などを作成していき、タイトルなどを予め考えておきましょう。(執筆内容がKDPの審査基準に違反しないような気を付けてください。)

電子書籍が出来たら、KDPに出す作業

電子書籍が完成したら、KDP(Amazonの電子書籍を出版するサービス)に会員登録を行い、新しい本を作成という項目があるので必要事項を埋めていきます。

本の詳細などを入力したら、後はAmazonの審査を待つだけです。場合によっては、審査で止められる事もあるようですが、基本的に常識の範疇で執筆を行っていれば、審査落ちする事はありません。一般的に、最も審査落ちになりやすい原因は、必須項目を適切に入力していない事です。

Amazonの審査さえ通れば、通常2日~3日には販売が開始されます。一般の方でも電子書籍を出版出来る事を目的としているサービスなので、それほど出版作業は難しいものでなく、基本的にAmazonの利用規約に違反していないような内容なら、簡単に電子書籍を出版する事が可能だと思います。

KDPの詳細、登録などは以下のページで行う事が可能です。

まとめ

個人でも本を出版する事は可能なのか?

  • 個人が本を出版する方法は、三種類
  • 企画出版
  • 自費出版
  • 電子書籍

副業として、電子書籍の執筆は優秀なのか?

  • 時間を大きく割く必要性がある
  • 短期的には稼げにくい
  • 経費は特に必要ない

電子書籍を出版する方法

  • でんでんエディターなどを活用して、電子書籍を作る
  • KDPの登録や各項目を埋めて、完成させる

今回は、電子書籍の執筆を副業にする方法やその難易度、稼げる度などについてご紹介させて頂きました。少し変わった視点の副業ではあり、初めの内はあまり芽が出てこないかもしれませんが、ヒット作がもしも自分の電子書籍から出ると人生が大きく変化する可能性も持っています。

この副業は、稼げる可能性を秘めているという点もありますが、自分が溜め込んだ知識をアウトプットする場所として、挑戦してみたかった小説を自分で書いてみる場所としてなど、趣味の範疇として気軽に始めることの出来る副業であり、お金以外の面でも大きなメリットがあると思います。

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