目次
プロが教える「株式投資で証券会社の選び方」
証券会社は大きく分けて、総合証券とネット証券に分けられます。ここではインターネット上で気軽に口座を開設でき、便利に取引ができるネット証券をご紹介していきます。
ここでは、ネット証券の選び方を紹介していきます。ネット証券にも総合証券と比較してメリットやデメリットがあります。ネット証券のメリット・デメリットをしっかり把握し、ご自分にあったネット証券を選択することが肝心です。ネット証券は店舗を有しておりませんので、実店舗に係る維持管理費用や人件費などの経費削減が有効となり、取引手数料の引き下げ等を可能としています。しかし、その反面顧客対応窓口が設けられている総合証券と比較し、顧客一人一人に対するサービスは劣ります。ネット証券での取引は原則、自己判断で行うことになりますが、インターネット上での学習機能も充実していますので、基本的な知識は十分習得可能です。
ネット証券選びの重要なポイント
インターネット上で証券会社(ネット証券)を検索すると、代表的な証券会社だけでも数多くヒットします。ご自身で選択するのはなかなか難しいのではないでしょうか。今回は、ネット証券選びの重要なポイントをご紹介していきます。
ご自身の取引(投資)スタイルにもよりますが、まずは取扱い商品・手数料の安さを比較すると良いでしょう。今回は、国内株式について比較してみます。
投資スタイルや投資資金、投資経験などを踏まえて、自分に最適な証券会社を選択しましょう。
ネット証券のホームページは不定期のメンテナンスやシステムダウン等により、ログインできない状態などが懸念されます。できれば複数のネット証券で口座を開設することをおすすめします。
ほとんどのネット証券では口座開設時の手数料や口座管理料などのランニングコストは無料となっています。
取扱い商品
取扱い商品については、ネット証券ごとにさまざまです。ネット証券の取り扱う商品は大きく分けて投資信託・国内株式・海外株式に大別されますが、今回は国内株式についてみていきたいと思います。
ネット証券における国内株式の取り扱い銘柄については、楽天証券が圧倒的に強いようです。SBI証券が追従しており、ネット証券における総合的な利便性は両証券会社が競っているようです。
手数料の安さ
手数料の安さはネット証券の大きな特徴の一つです。大手のネット証券と総合証券で5万円以下の取引における手数料を比較すると、総合証券は2,810円も手数料が高くつきます。
ネット証券では、1日の約定金額の合計額に対して手数料を計算するプランも用意されており、1日の約定代金合計が50万円以下なら手数料無料となるネット証券もあります。
取引金額ごとの手数料では、50万円までは各社ばらつきはないようですが、100万円を超えるあたりから差がみられるようです。次の表では一日の約定金額が50万円以下の取引に係る手数料を比較しています。
表の4社については、手数料0円を実現しています。DMM株及びauカブコムについては、1日約定金額手数料のサービスはありません。
国内株式信用取引に係る手数料では、ライブスター証券とauカブコム証券が手数料0円。DMM株では500万円を超える取引については0円としているところが特徴的です。
一日信用定額取引に係る手数料では各社特徴的は手数料体系となっていますが、ライブスター証券は1,000万円までの取引手数料0円となっています。
まとめ
ネット証券の強みは、インターネット上の取引となりますので、メンテナンス時を除き自分の都合の良い時間に取引(操作)できることです。通常昼間は働いていることがほとんどだと思われますので、大きなメリットとなります。
また、これから投資を始めようとする方にとっても、ネット上に充実した学習機能があり、たいへん効率的です。
ネット証券ごとに強みや特色がありますので、ご自分の投資スタイルに合った証券会社を選択するようにしましょう。
証券会社を選ぶ上で重要なのは、手数料の安さに加えて自分がどのようなサービスを証券会社に期待するのかがとても重要です。
資産運用で最大のポイントは取引などのコストが安いことですが、最近のネット証券は株式の売買手数料が0円という所もあり、手数料の安さだけでは甲乙つけがたい状況になりつつあります。そのため、手数料以外の取扱商品の多さや顧客サービスがどれくらい充実しているか?という比較も重要になります。
例えば投資の参考になる各種情報発信をどれくらい積極的に行っているか?海外の株式の取り扱いは可能か?など、期待するサービスが提供されていることが、証券会社を選択する上で大変重要です。今回はそのような視点でネット証券を比較してみました。
取引に関する手数料は無視できない
証券会社を選ぶ上でもっとも重要なのは手数料です。いくら色々なサービスが充実していても手数料が高いと資産運用の結果に大きく影響します。やはり手数料の高い所は避けたいところです。
ただし最近のネット証券は表1のように、取引金額により手数料が0円という所もありますので、その中からどこを選択するかは、手数料以外での取扱商品や各種サービスも比較する必要があります。
また手数料が安くても、その証券会社では取り扱っていない商品に投資したい場合は、別の証券会社を探す必要があります。
目的ごとに複数の証券会社に口座を開設して使い分けることも可能ですが、資金の運用効率を考えると多くても2つ程度に抑えておくべきでしょう。
表1:手数料の比較(2020年4月8日時点、金額は消費税込)
※ -は取扱無、期間限定のキャンペーンを除く
※出典:各証券会社ホームページより筆者作成
各種サービスと外国株の取り扱い
どのような顧客サービスを重視しているかにより、その証券会社の特徴が出てきます。
例えばSBI証券はサービスの多様さや取扱商品の多さが特徴ですが、顧客への情報提供はやや専門的な内容となっています。楽天証券は日経テレコンを無料で利用できるなど、顧客への情報提供に力を入れているように感じます。
海外の株式投資を考えている方は、いくら売買手数料が安くても海外株式の取引ができない証券会社は意味がありません。
その証券会社が海外株式の取引が可能か?またその売買方法は外貨建てなのか円建てなのか?売買手数料や為替手数料がどうなっているのか?などを事前に確認しましょう。
特殊な取引方法は多ければ多いほど良いというものではなく、一般投資家があまり必要としない取引方法はそれほど重要ではありません。
また、最近はポイントを付与する証券会社がほとんどですが、証券会社を選ぶ基準としてはあまり重要ではありません。あくまでもおまけとして考えましょう。証券会社を選定した結果としてポイント付与がある場合は有効活用してください。
表2:その他サービスの比較
※ 出典:各証券会社ホームページより筆者作成
自分の投資スタイルに合った証券会社を選ぶ
今回ご紹介する証券会社のランキングは筆者の投資スタイルから見たランキングです。証券会社を選ぶにあたり、重要視する項目はその人により異なります。
短期で売買を繰り返す人にとっては、売買手数料が安いことが最優先事項になりますが、長期保有で配当や株主優待を期待する人は、売買手数料の差はそれほど重要ではありません。
投資に関する経験や知識の少ない方にとっては、初心者向けの各種ニュースの提供、投資セミナーや講演、相談窓口の対応などが重要なポイントとなります。
自分の運用スタイルに合わせて証券会社を選ぶようにしましょう。
ランキング1位なら間違いない?それはどうでしょう?1番重要なのはあなたのニーズに合っているかどうかです。おすすめの中から自分の目的に合った証券会社を選びましょう!
世間一般の証券会社に対するイメージというと、「敷居が高い」「営業されそう」といったところでしょうか。特に初めて口座を開設する初心者にとっては不安なのではないでしょうか?また、今はネット上で情報があふれています。やみくもに情報を集めると疲れてしまいますので、まずは、選ぶ基準を明確にすることから始めましょう。
証券会社と取引するにも、色々なツール(対面・電話・PC・スマホ)がありますので、評判や安さだけに目を向けるのではなく、ぜひ自分にあった証券会社を見つけてほしいと思います。
1番重要なのはあなたのニーズに合っているかどうか。おすすめの中から自分の目的に合った証券会社を選びましょう!
せっかく比較検討して口座開設するのであれば、長くお付き合いしたいですよね。
ちなみに日本国内に証券会社がどのくらいあるかというと、なんと267社(日本証券業協会2020年4月3日現在の会員数)。その中から選ぶのも大変なので、口座数が多い=人気がある=メリットが多い(?)上位5社をピックアップしてランキングを付けてみようと思います。
まず口座数のランキングは以下の通りです。
そして、この中で、わたしなりにランキングを付けてご紹介していきます。
ただし、ランキング1位がみなさんに合うかどうかは別問題です。それぞれ色々な特徴・特色があり、使い方や目的によってメリット・デメリットがあります。
ですので、当該証券会社のHPなどもチェックし、自分に合った証券会社かな?ということを念頭に選んでみてください。
自分のスタイルを確認
まず、選ぶ前のに大切なこと。それは、自分のスタイルを確認することです。
- 店舗が必要かどうか(対面でやりたい)
- PCとスマホのどちらを利用するか
- アドバイスは必要か
- 安い手数料が最優先
- 購入したら長期保有か短期売買か
- IPOをやりたいのか
これらをポイントとして、自分のスタイルを整理してみてください。
1.店舗が必要かどうか(対面でやりたい)
手取り足取りコンサルティングもしてほしいといった、対面での取引を希望する場合・、店舗のある老舗の証券会社となります。そこそこ入金する余裕があるお客さま(いわゆるお得意様)であれば、来訪もしてくれます。
ただ担当する営業マンのアタリ・ハズレがあるので、もし合わないようであれば変えてもらうということも検討してください。
また、家に来てもらうと、金融商品を勧められたとき、断りづらいといったこともあるかと思います。その場で即決しないこと(断る勇気)も大事です。大手都市銀行などは、銀行の支店の中に系列の証券会社のブースがあり、行員さんが紹介してくれるケースもあります。
証券会社に口座を作る場合、老舗証券会社でもわざわざ店舗に行く必要はありません。インターネット上での申し込みや、郵送での申し込みが可能です。「敷居が高いから入りづらい」「営業されたくない」という問題はクリアになると思います。
ただし、郵送だと記入項目が多く、何度も郵便のやり取りをすることになる場合もあります。操作に慣れているのであれば、スマホからの申し込みはかなり簡単で、入力するだけで書類は不要、口座開設時に必要になる本人確認書類は、指示された通りマイナンバーカードを写真で撮って終了。あとは手続きできたという郵便を待つだけというシンプルなものになっています。
インターネットは苦手という方や書類の記入が不安な方は窓口に行くのが一番です。非課税口座(NISA口座)でなければその場で口座開設・入金・即座に注文を出すこともできます。
2.PCとスマホのどちらを利用するか
ネットに抵抗がない方は、PCメインなのかスマホメインなのかによって違ってきます。楽天証券以外の証券会社はスマホ専用のアプリがありますので国内株式だけの取引であれば便利です。
しかし、国内株式だけでなく、海外株式や投資信託、債券なども購入をしてトータルの残高を見たい、もしくは取引をしたいという場合は、ブラウザからPCサイトを立ち上げる必要があります。スマホで見ると画面はだいぶ小さくなるので、PCのほうが見やすいです。
ネットは指一本で即座に注文を流すことができますが、間違って注文してそれが成立してしまったら取り消しができません。
残高がない場合は注文を出すことはできませんが、売り買い間違えたり、値段間違えなどの可能性もありますので、スマホの画面だと厳しい場合もあるでしょう。
3.アドバイスは必要か
ネット証券は店舗がないため、手数料が安いです。専属の営業マンもいませんから営業される心配もありません。そうはいっても株式の売買はやはり経験や知識も必要です。
そんなとき、特定の金融機関に属さず独立・中立的な立場で商品の提案をしてくれる、IFA(Independent Financial Advisor)にお願いするというのもありです。
欧米では自分の資産全体の相談をする相手という立場のファイナンシャルアドバイザーはめずらしくないのですが、日本ではあまりなじみがないようです。
いくつかのネット証券ではI担当者がついてアドバイスしてくれるFAコースというものがありますが、売買手数料体系が違い通常のネットコースよりも高く設定されています。
4.安い手数料が最優先
とにかく手数料が安いほうがよいのであればやはりネット証券です。
ただしネットの使い勝手もポイントになってきます。注文画面が複雑だったり、情報があり過ぎて迷うなど、仕様はその人の好みや用途によって使いやすさは変わってきます。手間と情報を渡すのが嫌でなければ、いくつか作ってみて使いやすいところだけ残すということでも良いです。
証券会社は銀行と違い、口座開設時に入金の必要はありません。また、電話で営業されるということもありませんので、口座開設をするだけなら無料です。
大手証券会社(ネットでなくリアル)は基本的には手数料は高いですが、注文時にどのツールを使うかによって手数料が安くなったり、そもそも口座開設時にコース選択をすることにより手数料が違ったりというシステムになっていて少し複雑です。
下記は野村證券の例です。本支店で口座を開き、お店で注文を出すのと、オンライン専用口座を作りネットで注文をだすのとはかなりの手数料の差がありますので注意してください。
5.長期保有か短期売買課か
株式は基本的には売買の度に手数料がかかります(キャンペーンなどで購入手数料無料などもある)。頻繁に売買する方は手数料が安い証券会社や、パッケージになっているようなコースを選んだほうが良いです。
ただ、株式を一度購入して保有している間は特にかからないため、長期保有する場合は、あまり手数料を気にする必要もないですよね。
6.IPOをやりたいのか
それからIPO(新規上場)が欲しい方は、当選確率はネット証券のほうが高いですが、大手は、お得意様になれば回してもらえることも。どれだけ営業マンと仲良くなれるかという話にもなってきますのでここは口座の選び方とは別問題ですね。
それから、最近は、株式購入の待機資金としてグループの銀行を紐付けている証券会社が多いです。ネット銀行は金利が高い傾向にありますのでうまく利用すると良いでしょう。
最後に
ということで、自分が優先したいところ、妥協できるポイントをおさえて、相性の良い証券会社を見つけてください。
失敗しても株式を証券会社間で移管することによって取引する証券会社を変更できますのでそんなに心配する必要はありませんが、皆さんが納得してスムーズに取引ができる証券会社と巡り合えることを願っています。
株式投資で証券会社を選ぶときのポイントは2つ。「株式の取引手数料」と「投資情報」に注目。
証券会社での口座開設は、株式投資スタートの第一歩です。しかし、証券会社と一言でいっても、大手証券会社、銀行系列の証券会社、ネット専業の証券会社とさまざまで、どの証券会社がよいのか迷ってしまいます。どのようなポイントで証券会社を選べばよいのでしょうか?
株式投資を始める場合、株式の現物取引からスタートする方がほとんどです。株式の現物取引については、「取引手数料」と「投資情報」の2つのポイントに注目してください。これらのポイントを踏まえ、お勧めの証券会社を紹介します。どういった株式の銘柄に投資すれば良いかわからない、という方は、株式投資信託での積立投資からスタートするのも良いでしょう。株式投資信託の積立投資に適した証券会社選びのポイントも、あわせて紹介します。
株式投資で証券会社を選ぶときのポイントは2つ。「株式の取引手数料」と「投資情報」に注目。
株式投資を始めようという方にとって、証券会社での口座開設は第一歩となります。しかし、証券会社と一言でいっても、野村證券のような大手証券会社から、みずほ証券といった銀行系列の証券会社、さらにネット専業の証券会社とさまざまな証券会社があり、どこで口座を開設してよいか迷ってしまいます。
証券会社で提供しているサービスは多岐にわたります。株式投資を始めようという方にとっては、どのようなサービスを比較して自分に合う証券会社を決めて良いか悩んでしまいます。
悩んだあげく、「株式投資は難しそうだからやめておこう」とならないよう、ここでは株式投資を始めようという方が証券会社を選ぶ際に注目したいポイントと、ズバリお勧めの証券会社を紹介します。
証券会社選びのポイント
株式投資を始めようという方が、まず行うのは「株式現物取引」です。
株式取引には信用取引もありますが、リスクが高いので初心者・初級者の方にはお勧めしません。経験をつんで取引内容やリスクをしっかりと理解できるようになってからにしましょう。
株式現物取引ですが、どこの証券会社でも取り扱っています。ただし、サービス内容や手数料に違いがあります。
「株式現物取引」についての注目ポイント
株式現物取引について、証券会社を選ぶ際の注目ポイントは何でしょうか?
ズバリ、「手数料」と「投資情報」の2つです。
手数料
株式現物取引の手数料は、買付時と売却時にそれぞれ、約定代金(株数×株価)に応じてかかります。
東京証券取引所に上場している全ての銘柄の投資単位は100株単位で、株価は5,000円未満がほとんどですので、50万円以内で殆どの株式の取引ができることになります。
約定代金が50万円までの場合の、ネット専業、大手、銀行系の代表的な証券会社の手数料を比較してみました。
大手証券会社や銀行系証券会社に比べて、ネット専業の証券会社の手数料の安さが際立っています。手数料が無料の証券会社もあります。どこの証券会社で買い付けても、同じ株式であれば変わりません。取引を行う頻度にもよりますが、手数料は安ければ安いほど助かります。
投資情報
株式投資を始めようという方の最大の悩みは、“どの株式に投資すればよいか”です。
銘柄選びですね。銘柄選びで大事なことは、自分のルールを決めておくこと。「知人から勧められたから」、「証券会社に勧められたから」など、自分で判断せず他人から言われるままに投資し、失敗してしまった例は数え切れません。
自分のルールを決めるといっても難しいことではありません。普段生活をしている中で「いいな」と思った商品やサービスを提供している会社、自分の地元で頑張っていて信頼されている会社、・・・などなど。身近な中で興味をもった会社から探して行くのが良いでしょう。
興味をもった会社があったら、次は基本的な投資分析をお勧めします。
稼ぐ力や財務の安定度を見るための基本指標を確認します。PERやPBR、配当利回り、株価チャートも参考にしてください。
投資分析には、証券会社が提供する投資情報サービスが役立ちます。
対象の銘柄について、さまざまな投資指標や過去の業績が確認できますし、会社四季報の情報やアナリストのレポートを見れる証券会社もあります。さまざまな条件を設定して銘柄をスクリーニングできるツールを提供している会社もありますので、慣れてきたら使ってみたいところです。
情報が充実していて、使いやすい証券会社を選びましょう。
「株式投資信託」についても確認しておく
株式投資信託はより気軽にスタートできる投資商品です。
投資信託は、投資のプロが投資銘柄を選び運用を管理し、小額から投資が可能な商品です。自分では銘柄選びが難しいという方は、まず株式投資信託から始めてみるのも良いでしょう。
株式投資信託に投資する場合、証券会社選びでの注目すべきポイントは「多様な積立方法」です。
投資信託は長期の資産運用に適した商品です。相場変動のリスクを極力避けながら、長期で投資成果を出すための最適な方法は「定期積立」です。
ネット専業の主要な証券会社では、手数料や品揃えに大きな差はないと考えて構いません。差があるのが「積立方法」です。
毎月積立はどの証券会社でも可能ですが、毎日積立や毎週積立、複数日を選んで積立、といった方法を選べる証券会社もあります。
買付日については出来るだけ分散する方がリスクを回避できます。例えば、毎月2万5千円を積み立てる場合、特定日(例えば月末日)に2万5千円を一度で買付けるより、毎日1千円ずつ買付けた方がリスクをより回避できることになります。
ネット専業の大手3社について、株式投資信託の積立方法を比較してみました。
それでは、株式投資にお勧めの証券会社を紹介します。
尚、各社の商品やサービス内容ですが、特段の注記がない場合は全て2020年4月10日現在での筆者調べの情報に基づいています。
基本的にはどこでも可。現株取引はネット系証券が手数料でリードしていたが大手証券も追従し、差がなくなりつつあるため、情報量や使い勝手がポイント。投信などに目を向ける必要も。
短期・長期・資産形成など目的によって異なります。以前は手数料体系でネット証券が有利でしたが、大手証券会社も手数料面で譲歩した形となり、両者の差はなくなりつつあります。そこで、信用取引や投資信託の手数料、動画コンテンツなどの付加価値で各社独自性を打ち出そうとしています。数社で口座を開設し、「使い勝手」や「チャートの扱いやすさ」などを自身のフィーリング(感性)と合う相手(会社)を選ぶことがベストと思われます。情報収集も重要になってくるので無料動画コンテンツで情報提供をしてくれるようなサービスも重要になるかも知れません。今後はスマホからの利用増加が予想されるため、スマホ用サイトの使いやすさが選ぶカギとなることも想定されます。
様々なコストは極力排除しましょう
「コスト、たかが数パーセントされど数パーセント」です。
当然の話ですが、手数料は必要コストですが収益減をもたらす最大の要因です。売買手数料が2.2%と仮定します。仮に1取引で50万円の売買を行った場合、11,000円の手数料がかかる計算になります。
最近は手数料引き下げ競争もほぼ終息し、各社ほぼ横並びとなっています。NISAなどの非課税口座を利用した売買の場合、手数料がゼロとなる会社もあります。
売買回数が増えるようであれば、複雑な体系を採っている会社よりシンプルな手数料体系を採っている会社が有利なように思われます。
また、ファーストリテイリングや任天堂など1回の売買金額が大きくなれば手数料額も増えるため、メインとなる取引金額も考え選ぶ必要があります。
最近、GAFAやマイクロソフトなど世界市場をリードする会社に投資することにメリットを感じ、外国株式を売買する人も増えています。
外国株式を売買する場合、一度預けている円を対象国の通貨に換える必要があります。この場合、換金手数料がかかります。これもコストになりますので、注意して取引会社を選ぶ必要が出てきます。
商品のラインナップにも目を
通常の上場株式やFTF(上場投資信託)の売買であればどこの証券会社でも取り扱いはほぼ変わりません。
一方、上記した外国株式を売買する場合には、売買可能国や取り扱い銘柄に大きな差があります。売買したい国の株式を扱っている証券会社を探す必要があり、その分、選択の幅は狭くなります。
「るいとう(株式累積投資)」や「IPO(新規公開株)」などの取引をメインで考えるとネット証券より大手証券の方が優位になります。取扱銘柄数が多い点やIPOでは主幹事となる証券会社を通じて注文を出した方が当選確率が高くなる傾向があります。
現株の取引だけではなく将来的な資産形成を考えた場合、その対象は投資信託がメインとなる可能性が高くなります。
投信のラインナップは各証券会社によって異なります。イデコやつみたてNISAの対象銘柄を考慮すると自身のニーズにより選択肢はおのずと限定されることになります。
目的別に証券会社を分けることも一つの方法ですが、1社ですべてを網羅するのであれば投信のラインナップも選ぶ際に重要な要素となります。
最後は「情報量」や「使い勝手」などがカギに・・・
銘柄選定や売買のタイミングを見極めには様々な情報が不可欠です。選択肢に挙がる証券であれば時事通信やクイックなど大手情報機関の情報は確保されていますので、一律と言っても過言ではありません。
しかし、チャートテクニカル分析ツールやスクリーニングなどの有料・無料コンテンツ、セミナーや情報・市況解説の動画配信サービスなどについては大きな格差があります。
特に初めて証券会社で取引を行う方には専門用語の解説など学ぶ側面も大きな選択要素となるでしょう。売買注文の出し方やキャンセル方法など操作も含めた使い勝手など自身のフィーリングで選ぶことが長く付き合うカギとなると思われます。
今後、PCよりもスマホで取引をする機会が増える可能性が高くなるでしょう。ホームページなどのPCサイトの利便性も重要ですが、スマホサイトの充実・利便性が重視されることも考えられます。
しかし、LINE証券など新規参入証券は未知数なので現段階では様子見した方が無難と思われます(将来的には有力な選択肢となる可能性は大きいと思います)。
当然、入出金のしやすさも必要な要素となります。ネット系銀行と連携している会社も増えているので自身の生活範囲内で入手金の手続きができることは重要視されるようになるのではないでしょうか。
手間と時間はかかりますが最初から1社に限定するのではなく数社で口座を開設し、様々なコンテンツを試した後でメインとなる1社を決定する方法が良いかもしれません。目的によっては複数の証券会社を利用するメリットも考えた方が良いと思います。
つまり、最終的にはフィーリングが合えば「どこでも可」なります。
株式投資の方法もさまざまですが、株式投資信託をうまく利用し、長期的な資産運用を行うことを重視した、おすすめの証券会社を紹介。
証券会社に口座を開設し、投資を始めようとされる方には、株式投資で資産を増やしたいという目的の方が多いと思いますが、リスクを抑え堅実に資産を増やしていくには、限られた資金で、幅広い株式に投資を行うことができる投資信託を活用することが有効なやり方です。また、現物株や株式投資信託を購入する方に、税制面で優遇がある、NISA(少額投資非課税制度)やiDeCo(個人型確定拠出年金)の利用も考えてみたいと思います。

兵庫・男性・50歳
業務歴:2年
得意分野:保険相談、教育資金相談、老後資金相談
資格:2級FP技能士、AFP、2級DCプランナー、二種証券外務員、スカラシップアドバイザー(日本学生支援機構認定)
株式投資にはネット証券がおすすめ
株式投資を始めるにあたり、NISA(少額投資非課税制度)を利用する場合には、店舗を構えている総合証券会社とネット証券会社を比較した場合、手数料および取扱商品数において、ネット証券が有利な状況にあります。
また、iDeCo(個人型確定拠出年金)については、よりその差が顕著で、ネット証券の手数料が低く、品揃えも多くなっていますのが、個別株投資においても同じような傾向があり、まずはネット証券を選択すべきだと思います。
次にネット証券のなかで、どの証券会社を利用するかについてですが、NISAおよび積み立てNISAにラインアップされている商品は、各社ともに手数料が安く、十分な商品がそろっているため、その点においては大きな差はないように思います。
NISAおよび積み立てNISAは、1社にしか口座開設ができず、さらにNISAと積み立てNISAのどちらか一方しか利用できません。これから証券会社を利用し、資産づくりを始める方には、積み立てNISAをおすすめします。
もう一つ付け加えますと、積み立てNISAは、数千種類もある投資信託の中から、150本くらいに厳選されており、その中から商品選択をすることになるのですが、その過程において株式投資について基本的なことが勉強できるよい機会となります。
ネット証券では、店舗型と比べ、ご自身で調べ、また勉強して商品選択することになりますが、そもそも投資は自己責任ですので、ぜひネット証券をうまく活用し、ご自身で勉強して商品選択していただきたいと思います。
ネット上では、商品選択や、特にネット証券の活用についてなど、多くの利用者の方が情報をたくさん発信していますので、そういったものを参考にすることでも相当な知識が付きます。
さらに、ネット証券の中で比較すると、積み立てNISAでは、手数料、品揃えにはほとんど差がないと言えますが、iDeCoにおいては、取り扱商品の数においては、SBI証券、楽天証券がかなり多く、有利だと思います。
また両証券会社とも、グループ企業のクレジットカードや銀行などとの連携、Tポイントや楽天ポイントなど、さまざまな特典の活用で、より有利に使うことができます。
投資商品の運用と管理が一番大事
しかしながら一番大事なところは、投資商品の運用と管理です。例えば積み立てNISAで投資を行い、積み上がった資金を売却した後の資金や、別にまとまった資金ができた時などは、通常の一般口座を利用して投資していくことになろうかと思います。
一般口座での株式投資の場合にも、資産形成の方法としては、投資信託を活用することをおすすめしたいと思いますが、積み立てNISAでは約150種類ほどに商品がしぼられていましたが、一般口座で購入できる投資信託は数千本の商品があります。
ですから、最初は積み立てNISAでまず勉強し、経験を積んでおくことで、さらに幅広い商品から、自分なりの投資を失敗せずにできるようになっていくのだと思います。
さらに、なれてくると、無理のない範囲で、個別株への投資にチャレンジしていくことにもなるかと思います。
そうなってくると、証券会社の投資ツールの使いやすさや、提供してくれる情報の多さ、またサポート体制といったことが大事になってきます。
その点においては、楽天証券の、システムツールが使いやすく、日経新聞記事を無料で読むことができるところは、これから投資を始めるにあたっては最適です。しかし次第に投資にもなれ、より本格的にやっていこうとなったときには少し物足りなさを感じ、SBIのシステムの方が充実しているように思います。
また信用取引を始めることになった場合、信用取引手数料以外に、買方金利や貸株料といった費用がかかりますので、表面てきな手数料だけでなく、よく調べてください。
株式投資をするにあたっては、わかりにくいルールやシステムが多くありますので、証券会社への問い合わせに対するサポート体制はとても重要であると考えますが、私の経験では、SBI証券のコールセンターが、つながりやすく、とても親切にアドバイスしてくれますので、ネット取引が不安な方にも安心です。
現在は松井証券が、問い合わせのサポートに力を入れているようです。最近はメールやチャットを使った問い合わせも増えてきていますので、口座の開設時に、あえていろいろと問い合わせをしてみて、対応具合を体験してみるのは、とてもおすすめです。
総合評価としては、将来投資に力を入れていくことも視野に入れると、SBI証券をおすすめしたいと思います。
もう一つのポイントとして、これだけSNSが発達してきますと、世間一般の情報や評価が、大変に参考になると思います。ネット上での評価が高いと、ますます人気が出て利用者が増えます。人気のある証券会社については、また多くの方が、いろんな情報を提供されていますので、大変参考になると思います。
そういう意味でも、ネット上での評価の高いSBIと楽天証券はおすすめです。周りの友人などにも使っておられる方が多いと思いますので、その点においても情報交換ができる機会も多いのではないかと思います。
米国株や中国株の取引きにはマネックス証券が強かったり、少額の株式取引手数料では松井証券が一番コストが低いことなど、それぞれ有利な点があるとは思いますが、まず投資信託を主軸に、資産形成をしていく点からは、1.SBI証券2.楽天証券をおすすめします。
また、口座数の多いネット証券会社順に、現時点での投信、国内株購入時手数料を掲載します。証券会社間の競争によりこれからも下がってくることが予想されます。
※2020年5月4日時点での公開情報などから筆者が作成
※1約定ごとにかかるの手数料と1日の約定合計に手数料がある場合は後者を表示
株式投資初心者におすすめのIPO投資。IPOの得意不得意は証券会社によってまるで違います!
株式投資というと、一般的に「安く買って高値で売る」という通常の値上がり益を狙うスタイルを指していると思います。ところが、株式投資のスタイルは初心者向けからエキスパート向けまでいろいろあります。そして、それぞれに有利な証券会社があります。もちろん、「手数料の安さ」のように、どんな投資手法でも比較しやすい指標はあります。今回は株式投資の初心者に向いているIPO投資をご紹介し、併せて証券会社選びのポイントをお伝えします。
IPOとは?
株式投資は一攫千金というイメージがありますが、本来は中長期でコツコツ資産形成するのに向いています。
ただし、例外的に低リスクで大きな利益を期待できる投資があります。それが、IPO(新規公開株)です。
IPOは未上場だった企業が、市場に上場することです。
未上場の会社が上場する場合、まずは新規株式の公募価格を決め、その価格で株主を集めます。その後、東京証券取引所やジャスダックに上場した後は、自由に市場で売買できるようになります。
なぜ、IPOが人気なのか?
IPOが大人気なのは、多くの場合、上場したときに公募価格から大きく値上がりし、短期間で大きな利益が期待できるからです。それゆえ、「宝くじ投資」などとも呼ばれています。
私が身近に経験した初めてのIPOは1993年の「JR東日本」で、公募価格38万円から上場時の初値が60万円でした。
この程度の値上がりでも十分魅力的ですが、中には初値が公募価格の10倍になった例もあり、まさに一獲千金の宝くじのようです。
このように魅力的なIPOですが、時には初値が公募価格を下回ることもありますので、申し込む場合は、事前にある程度の情報収集が必要です。
IPOは必ず買えるものではない!
さらにIPOは証券会社によって持ち分が限られているため、誰もが必ず買えるものではありません。
IPOには裁量配分と抽選配分があります。このうち、裁量配分では証券会社の大口取引先などが優遇されることになりやすく、資金の少ない初心者向けとは言えません。
初心者はくじ運次第ではありますが、平等な抽選配分での申し込みをおすすめします。
そして、抽選配分での当選確率を高めるためには、IPOに強い証券会社を選ぶ必要があります。
一般にIPOに強い証券会社とは、IPOの取扱件数が多い証券会社です。
株式投資におすすめの証券会社の選び方
さて、それではIPO投資をする方も含めて一般的な株式投資におすすめの証券会社を選ぶポイントを見ていきましょう。
株式投資におすすめな証券会社選びで誰でも比較しやすいのが手数料です。ただ、このところ手数料の競争も行くところまで行った感があり、実質無料となる証券会社も出てきました。
そこで、手数料以外にどんな要素を比較すればいいのでしょうか。
私が証券会社選びで重視するポイントは以下の通りです。
- 手数料
- 情報提供
- 少額取引が可能か
- IPOに強いか
以下、詳しく見ていきます。
手数料
株式の売買には、それぞれ証券会社に対する手数料がかかります。
株式を買ったときには、株式の購入代金に売買手数料を足した金額を証券会社に支払います。また、株式を売った時には、株式の売却代金から売買手数料を差し引いた金額を証券会社から受け取ります。
買った株式が値上がりしたとしても、売買手数料より利益が少なければ、売ったとしても損をしてしまいます。
当然、手数料は安いほうがいいことになります。
株式の売買が成立することを「約定」といいます。手数料には主に、約定ごとにかかるタイプと「約定代金100万円まで手数料1,000円」などのような定額タイプがあります。
自分の取引スタイルに合わせて有利な手数料タイプを選ぶとよいでしょう。
情報提供
株式投資の初心者がネット証券などで取引をする場合、「何を買っていいのかわからない」というハードルがあるのではないでしょうか。
「現在の有力分野は?」「経済の状況は?」「この銘柄の見通しは?」といった取引に必要な情報は自分で収集する必要があります。
「この情報に目を通せば、初心者でも取引ができる」というような内容が濃くて使いやすい情報を提供している証券会社を選びましょう。
少額取引が可能か
2018年10月に株式の売買単位が100株に統一され、例えば、1株1,000円の株式の場合、売買単位が1,000株なら最低100万円の購入資金が必要でしたが、100株なら10万円で購入できるようになりました。
このように、以前に比べてハードルの低くなった株式投資ですが、証券会社によっては単元未満株や500円からの金額指定など、少額取引のサービスがあります。
これらは株式初心者が取引に親しむためにとても有効なサービスなので積極的に活用したいものです。
IPOに強いか
IPOについてはすでに述べましたが、証券会社によってIPOへの取り組みは大きな差がありますので、押さえておきたいポイントです。
IPOに強いかどうかの一番のポイントはIPOの取扱件数です。さらに主幹事証券会社には割り当てられる株数も多くなりますので、基本的には大手証券会社がIPOに強いといえます。
ただし、大手証券会社には優遇しなければいけない大口顧客がたくさんいるので、裁量配分がほとんどで抽選配分は10%くらいになるのが普通です。
この抽選配分での当選率の実績が高い証券会社を選びましょう。
また、ネット証券でもIPOに力を入れていて、高い当選率を誇る証券会社は存在します。IPOはそのような情報さえあれば初心者でも高い確率で利益が得られる投資法なのでぜひチャレンジしてみましょう。
投資のスタンスは人それぞれ。長期投資にあった証券会社選び
株式投資をする証券会社選びをするにあたって、まず一番大切なことは、「自分の投資スタイル」を考えることです。単におこづかい稼ぎでしょうか。それとも、老後のお金を増やしたいのでしょうか。デイトレードで稼ぎたいという方もいらっしゃるかもしれません。株式投資の目的は人によって様々で、どんな理由で始めても間違いではありません。ただ、その目的によって証券会社の選び方は異なってきます。今回私がおすすめする証券会社選びは、長期の株式投資であることが前提になります。私自身も長期で株式投資を行っています。長期投資の目的にあった証券会社選びを一緒に考えてみましょう。

東京・女性
業務歴:15年
得意分野:ライフプランニング、教育資金相談、老後資金相談
資格:1級FP技能士、CFP®、キャリアコンサルタント(国家資格)、キャリアカウンセラー(CDA)
長期でみる証券会社選びの5つのコツ
長期投資としての株式投資ならば、1日の株価の動きをそれほど気にする必要もありません。
デイトレードは、短期で利益を上げることを目的としていますから、瞬時の取引スピードに向いているか、短期間で売買を繰り返した場合の手数料はどうかといった視点が会社選びに入ってきます。ただし、初めて株式投資をする方や、他に仕事を持っている方は、1日中画面に張り付いて投資をするわけではありません。
今回は、初めて株式投資をする方に、長期で成長が見込まれるような会社、長い目で応援したい会社の株式を購入するにはという前提で、証券会社のサービスを考えていきたいと思います。
長期投資の目的にあった証券会社選びとして、下記5つがポイントになります。
1.店舗で相談できるか、自分で判断するか
店舗で対面で教えてもらいたい、いろいろ質問をしたいという人は、店舗を持つ総合証券がよいでしょう。一方で、自分であれこれ調べたり判断したいという人にはネット証券が向いています。
ネット証券でも、電話での問い合わせはできますが、担当者がつくといった対面のよさはありません。そのため、実際、初めて取引する場合は、パソコンの操作にも慣れておらず、不安を感じるかもしれませんね。でも、現在は情報量が充実したネット証券も多いので、自ら情報収集すれば始めやすい状況にあります。
まずは証券会社には、店舗を持つ総合証券と、ネット証券の2種類あり、自分はどちらを選ぶか。そして、最初は、併用するという方法もおすすめです。
2.自分にとって使い勝手はどうか
証券会社各社の取引ツールや仕様との相性をチェックする必要があります。
自分にとって、使いやすい、見やすいかということは、長く付き合うには重要なポイントです。
私自身も現在4社の証券会社で口座を開いていますが、自分にとって使いやすい会社があります。どうしても画面が見づらくて、同じ会社に「○○のボタンはどこですか」と2~3回同じ問い合わせをしてしまったことがありました。
またPCで取引をするか、スマートフォンで取引をするかにも違います。
銀行と違って、口座開設にはお金がかからないので、まずはいくつかの証券会社で口座開設をするのもよいと思います。
3.手数料はどうか
長期投資とはいっても、売買手数料はどうなのかを見てみましょう。
初心者なら20万円の株式を購入したらいくらぐらいか、各社HPの表記を確認してみました。
そのほか、各社ではどんな情報が得られるかというのもチェックしたらよいでしょう。株価、チャート、銘柄の概要などは大抵無料で閲覧できます。
最初のうちはこれらの無料の情報で十分と感じるかもしれませんが、有料の情報ツールもあります。ただし取引実績があれば、有料のツールも無料になったりしますので、サービス内容の手数料も調べてみましょう。
4.少額で株式は購入できるか
長期で株式投資をする際には、無理する必要はなく、余裕資金で始めることが第一です。
特に株式投資経験が少ない人は、少額からの株式投資に徹して、多くの資金でスタートする必要はありません。
たとえば、単元未満で株を買うことができれば、数百円から購入することもできます。株式の売買単位は、基本は単元株といって100株単位になっているため、1株1,000円の株式を購入しようと思うと、10万円が必要になります。
でも、1株から購入できるサービスを利用すれば、資金が少なくても始められます。このサービスはすべての証券会社にあるわけではありません。LINE証券での株式投資や、SBI証券のS株、マネックス証券のワン株といったサービスになります。
5.その他、興味ある取引はどうか
株式投資をするだけではなく、それ以外にも、投資信託を購入したりNISA口座を開設する可能性、またiDecoを開設したい方もいるのではないでしょうか。複数の証券口座の管理は煩わしい可能性もあります。そのため、株式投資のみならず、証券会社で行う他の取引の可能性も見据えて選ぶとよいでしょう。
例えば、投資信託のラインナップはどうなのか、つみたてNISAで取り扱っている商品はどんなものがあるかといった確認をしましょう。
取り扱い商品で注意したいのが、IPO株(新規公開株)の公募です。ネット証券によっては取り扱いがない場合やIPO株の数は証券会社によって違うので興味がある場合はチェックしてみましょう。
証券会社を選ぶときに重要なのは、何よりも「手数料」の金額です。なぜなら、株は買うときも売るときも手数料がかかり、手数料額は証券会社によって異なるからです。
証券会社を選ぶときに重要なのは、何よりも「手数料」の金額です。なぜなら、株は買うときも売るときも手数料がかかり、手数料額は証券会社によって異なるからです。そして、その手数料額によって、手取り額が大きく変わるからです。例えば、株を10万円で買って11万円で売ったとします。A証券は1回の売買手数料が100円、B証券は1回の売買手数料が1,000円の場合、手取り額はA証券だと11万円-10万円-100円-100円=9,800円、B証券だと11万円-10万円-1,000円-1,000円=8,000円となり、1,800円もの差が出ます。このように、自分でコントロールできる、手数料というコストを減らすことで、自身の手取り額を増やせます。
証券会社を選ぶときに重要なのは、何よりも「手数料」の金額です。
証券会社を選ぶときに重要なのは、何よりも「手数料」の金額です。なぜなら、株式投資では、買うときも売るときも手数料がかかり、その額は証券会社ごとに異なるからです。手数料額の違いが、手取り額に直接影響を与えるのです。
例えば、株を10万円で買って11万円で売ったとします。A証券は1 回の売買手数料が100円、B証券は1回の売買手数料が1,000円だと仮定すると、手取り額は
A証券 : 11万円-10万円- 100円- 100円=9,800円
B証券 : 11万円-10万円-1,000円-1,000円=8,000円
となり、1,800円もの差が出ます。
手数料だけでもこれだけの差が出るのですから、証券会社を選ぶときは、少しでも手数料の安い会社を選ぶべきなのです。
手数料の安さなら、ネット証券会社がおすすめです。
証券会社には、店舗を構えて対面で取引をする会社(総合証券)と、店舗を持たないオンライン取引専業のインターネット専業証券(ネット証券)があります。はたして、手数料が安いのは、総合証券とネット証券のどちらでしょうか?
総合証券は、顧客一人ひとりに担当者がつき、窓口や電話で話をしながら注文を出してくれたり、アドバイスをしてくれたりします。サポートが充実しているものの、その分、手数料は高くなります。なかには口座管理料がかかるところもあります。
一方、ネット証券は、PCやスマホで注文を出せば取引が完結します。店舗や担当者を抱える必要がない分、手数料も安いのが大きな特徴です。
さらに、同じネット証券でも、会社ごとや取引プランごとに手数料の金額は異なります。
このように、同じ取引でも証券会社ごと、取引プランごとに手数料が異なります。ここでは、50万円までの取引で表を作成しましたが、もっと多額の場合の手数料については、各社ホームページをご参照ください。
ネット証券会社の中では、手数料額の他に、取扱商品の種類と投資情報サービスも見て選ぶのがおすすめです。
ある証券会社で取り扱っている商品を、別の証券会社では買えないこともあります。どの証券会社が何の商品を扱っているかについては、各社ホームページをご参照ください。
日本の証券会社の中には、日本のみならず、外国の株を買うことができる会社もあります。投資効率を考えたとき、日本株だけに投資せず、外国の株に投資する必要も出てくると思います。
さらに、取引を行うときの判断材料を提供してくれる情報サービス(ツール)の提供があるか、も調べておくといいでしょう。各社とも、さまざまな情報サービス(ツール)を提供しています。リアルタイムの株式市場の動向がわかるツールの有無も、株式投資が成功するか否かに大きく影響します。
主なネット証券が、国内株以外に取り扱っている主な商品を比較しました。証券会社選びの参考にしてください。
証券口座は複数持っていても大丈夫。証券口座の開設、利用については、無料です。
ネット証券会社の場合、証券口座を開設して利用しても、それに対する費用はかかりません。
ですから、1 社に決められない場合は、複数の証券会社に口座を開設し、使い勝手を調べて、相性のいい証券会社を決めるのもおすすめです。体験してみて、初めてわかることもありますので、いろいろと試しながら、自分に合った証券会社を選んでください。
プロが教える「株式投資おすすめ証券会社ランキング」
おすすめしているプロ
評価コメント
「1位」におすすめする理由
取り扱い商品が豊富で、投資信託・国内株式・海外株式とほぼすべてのジャンルを取り揃えている。文句なしの1位。
1位にはSBI証券を上げました、文句なしの1位と言えるでしょう。
取り扱い商品の豊富さは群を抜いています。投資信託・国内株式・海外株式とほぼすべてのジャンルを取り揃えています。国内株式の取り扱いは3,018銘柄でネット証券では楽天証券に次ぐ豊富な銘柄を取り揃えています。買い付け手数料の安さもトップクラスで、その他のサービス全般においても充実しているのがSBI証券です。また、Tポイントと連携しており、普段のSBI証券での取引でTポイントが貯まるサービスを提供しています。
普段の取引額に応じてTポイントが貯まるというのも大きなメリットです。現在、ネット証券口座開設数No.1というのも頷けます。
FP 内宮慶之
「2位」におすすめする理由
サービスの多様さや取扱商品の多さと、手数料が安いのがおすすめのポイント
SBI証券はそのサービスの多様さや取扱商品の多さと、手数料が安いのがお勧めのポイントです。SBI銀行と連携させる預り金自動スィープサービス(SBIハイブリッド預金)は、待機資金をSBI銀行のハイブリッド預金に自動的に連動し優遇金利が適用され利息が付くのもお勧めのポイントです。
米国をはじめ多くの海外の株取引も可能です。米株の場合はドル建ての売買も可能ですので、ドルで運用すれば為替の手数料が発生しないのも魅力です。さらに中国株も同様に香港ドルでの売買が可能です。
情報量は非常に多いのですが、提供される情報やセミナーは初心者には少し難しいと感じるかも知れません。また情報量が多いため、必要な情報を探すのに手間がかかるのも若干気になるところです。
口座情報やポートフォリオの印刷画面が提供されていないため、PDFファイル形式でダウンロードできないのは不便です。
取引ツールのHyper SBIは、一定の条件を満たせば無料で使用できるのですが、取引が少ない場合は月額500円必要なのは残念なところです。他の証券会社は取引ツールが無料なので、この部分は改善が望まれます。
いくつかの不満はあるものの、ある程度投資の経験があり、色々な商品に多彩な方法で投資したいという投資家の多様なニーズに対応できる証券会社の一つです。
FP 植田周司
「1位」におすすめする理由
手数料は業界最安値水準で、国内株式専用アプリもあり使いやすい
ネット証券の中では口座数ナンバーワン。そのうち1位の野村證券を追い抜くのではと言われています。手数料は業界最安値水準です。
ネット証券ですが、通常のインターネットコースでだけはなく、ダイレクトコースといって、電話で相談したり注文が出せるコースや、対面コースでは、SBIマネープラザという店舗にて相談も可能です。もちろん手数料体系が変わりますのでご注意ください。
スマホユーザーの方は、国内株式専用アプリがありますので、使いやすいと思います。今回は、国内株式を中心にランキング付けなので、こちらをイチオシにしました。
IFAコースあり(詳細はHPにてご確認ください)。
FP 髙木典子
「1位」におすすめする理由
商品の品揃えが豊富なことに加え、バランスのとれたサービスが魅力
SBI証券は、ネット専業証券会社の中で総合力No.1といえます。商品の品揃えが豊富なことに加え、バランスのとれたサービスが魅力です。ネット専業証券会社の中で口座開設数トップ(2019年12月末時点。筆者調べ)なのも納得です。株式現物取引の手数料は最低水準ですし、投資情報も豊富に提供されています。
投資信託については、積立方法として、ネット専業の大手3社では唯一毎月、毎週、毎日、複数日、隔月から選ぶことが可能です。積立対象の投資信託は、ほぼ全てが100円から積立が可能です。投資信託の積立投資を始めようとする方にとっては外せない証券会社です。
FP 岩上敏秀
「1位」におすすめする理由
「るいとう」やIPOの取り扱い銘柄数も比較的多く、売買注文など売買注文がシンプルで扱いやすい
ネット証券顧客数業界第1位だけあって、「るいとう」やIPOの取り扱い銘柄数も比較的多く、売買注文など売買注文がシンプルで扱いやすいと思います。顧客数が圧倒に多いもの「使いやすさに定評がある」ことが要因と思われます。IPOにも積極的で同社が主幹事となるケースも近年増えています。IPOはもともと当選確率が低いのですが、主幹事であれば当選確率は少し高まる傾向にありそうです。
外国株式取扱数も多く、米国株に限らず中国株やベトナム株など新興国株式の売買ができる面も強みと言えます。売買手数料も低く、手数料体系も比較的シンプルとなっています。1社ですべてを網羅しようと考えた場合、有力な選択肢となるでしょう。ニュースなどの情報収集面で勝手の悪さを感じますが問題ない範囲と思います。
個人的にはスマホサイトも使いやすく、チャートに関してはPCサイトよりも細かい分析がしやすいと思う時もあります。
住信SBIネット銀行を開設することで入出金が容易となり、コンビニやゆうちょ銀行などのATMが利用でき、さらに、住信SBIネット銀行のサービスを享受することもできます。
FP 山口雅史
「1位」におすすめする理由
初心者も比較的使いやすく、個別株のチャートが普通に30年表示できるところがおすすめ
すべての面でマイナスなところがなく、現実に新規の口座開設数も一番多く人気があります。初心者も比較的使いやすく、また本格的な取引も、ツールのハイパーSBIを使用することで、可能だと思います。また、個別株のチャートが、普通に30年表示できるところは、おすすめです(他は10年から20年までが多い)。
IPO(新規公開株)もダントツに多く、やはり新規口座開設数がNo.1なのは納得です。オペレーターのサポートもよいと思います。さらに住信SBI銀行との連携が私はとても便利に思います。
FP 黒佐英世
「2位」におすすめする理由
ネット証券最大手であり、全方位での強みを持ち、手数料が低水準で、多額の資金がなくても株式投資を始めることができるサービスもあり
SBI証券はネット証券では驚異的なIPOの取扱件数を誇ります。さらに、年間10件程度は主幹事も務める、大手証券を含めてもトップクラスのIPOの強さといえます。SBI証券のIPOで抽選配分に回るのは全体の45%くらいで、一般投資家が当選するチャンスが極めて大きいです。
IPO以外でもネット証券最大手であり、全方位での強みを持っています。株式に関しては手数料が低水準なことと、S株という1株から株式を購入できるサービスがあります。多額の資金がなくても株式投資を始めることができる初心者向けのサービスです。
また、投資信託の取り扱い本数が業界最多で、100円から投資信託の積立てをすることができます。
FP 松田聡子
手数料も全般的に安く、情報量も多く、総合的に優秀なネット証券
ネット証券では最大手。手数料も全般的に安く、情報量も多く、総合的に優秀なネット証券といえるでしょう。NISA口座なら株式売買手数料が無料です。また、IPO株の取り扱い銘柄も多数。単元未満のS株もあります。また、株式投資のみならず、投資信託などの金融商品の品ぞろえも充実しており、つみたてNISAの銘柄も100を超えています。
さらに、ロボアドバイザー「WealthNavi for SBI証券」を利用することが可能で、自分で選べない人はロボアドに頼むことも。サービストータルで優れているネット証券といえます。
FP 八木陽子
手数料が安く、商品数が豊富
まず、手数料が安いことが挙げられます。一日定額プランを選択すれば、50万円までの現物取引なら0円なのです。さらに、50万円超だと手数料はかかりますが、それでもかなり安いです。詳しくは、ホームページをご参照ください。
次に、取り扱っている商品の数が非常に多いことが挙げられます。国内株以外に、投資信託、外国株、債券、FXも取り扱っており、取引の幅を広げやすいと言えます。
さらに、それぞれの商品の取扱数は、他社を圧倒しております。
以上のことから、手数料と取扱商品の数からみて、一位に推しました。
FP 小松康之
おすすめしているプロ
評価コメント
「2位」におすすめする理由
楽天会員で会員アカウントを持っていると1分ほどで証券口座開設が完了でき、情報の豊富さも魅力の一つ
2位には楽天証券を選びました。総合的に見ても楽天証券はSBI証券に次ぐ人気のネット証券と考えられます。
取り扱い商品では国内株式の取り扱いは3,705銘柄ありSBI証券を凌いでいます。その他のサービスでは、スマホでの操作性は特筆できるものがあります。楽天会員で会員アカウントを持っていると1分ほどで証券口座開設が完了できるそうです。
また、株取引額に応じて楽天グループで使える「楽天スーパーポイント」が貰えます。貯まった楽天ポイントで国内株式・国内投信が購入できるようです。情報の豊富さも楽天証券の魅力の一つとなっています。
FP 内宮慶之
「1位」におすすめする理由
株式の売買手数料が安く、投資について初心者から上級者まで色々な方法で情報提供をしっかり行っている
楽天証券は株式の売買手数料が一日定額料金の場合50万円まで0円と安いこととあわせ、投資について初心者から上級者まで色々な方法で情報提供をしっかり行っていることがお勧めのポイントです。
毎年年始に開催される新春講演会をはじめ、お客様向けの多彩なセミナーが随時開催されています。毎日メールで送られてくる投資情報「トウシル」も一般投資家に分かり易く、役に立つ情報が多く含まれています。興味のある記事を読むだけでも勉強になります。
また口座を開設するだけで、日経テレコンを無料で見ることができるのは楽天証券だけです。若干の制約がありますが、日経新聞の記事を無料で見ることができるのは大きな魅力です。
さらに米国、中国の株取引もできます。米国株はドル建て売買が可能ですので、ドルで運用すれば為替手数料がかかりません。
楽天銀行と連携させるマネーブリッジ機能を利用することで、待機資金を楽天銀行の普通預金に自動的に連動し、優遇金利が適用され利息が付くのもお勧めのポイントです。口座情報やポートフォリオの印刷画面が提供されていて、PDF形式でもダウンロードできるのも便利です。
売買手数料が安いだけでなく、利用者を意識したサービスを提供していて、色々なタイプのお客様の要求に幅広く対応可能な証券会社です。
FP 植田周司
「2位」におすすめする理由
手数料が最安値水準で、楽天カードを持っている方はうまく使えばかなりポイントがたまり、ポイント投資も可能
ネット証券ですのでこちらも手数料は最安値水準です。店舗不要・担当者不要の方におすすめです。楽天カードを持っている方はうまく使うとかなりポイントがたまりますし、ポイント投資も可能です。また、楽天銀行と連携(マネーブリッジ)設定すると銀行の普通預金金利が0.1%となるのでかなり良いです。
スマホ専用アプリはないため、PCと同じサイトを使う形となります。株式投資に慣れている方は「iSPEED(PCはMarket SPEED)という」トレーディングツールがあるのは魅力的でしょう。
IFAコースあり。(詳細はHPにてご確認ください)
FP 髙木典子
「2位」におすすめする理由
バランスのとれた総合力が魅力で、楽天グループのさまざまなサービスとポイントプログラムが連携している点が最大のメリット
楽天証券もバランスのとれた総合力が魅力です。株式現物取引の手数料は、ネット専業証券会社の中でも最低水準です。投資信託の積立については、積立方法は現状毎月のみですが、取り扱い数は2,500本強、最低積立金額も100円とSBI証券と遜色ありません。
楽天証券の最大のメリットは、楽天グループのさまざまなサービスとポイントプログラムが連携していることです。楽天市場などで獲得したポイントを株式現物や投資信託の買付代金や手数料に使うことが出来ます。
FP 岩上敏秀
「2位」におすすめする理由
取引に楽天ポイントが使えたり、貯まる面は楽天銀行や楽天カードを持っていれば利便性がよく、無料のウェブセミナーも充実
ネット証券では人気が上がってきた証券会社です。取扱商品数こそSBI証券に比べて劣りますが、重要どころはきちんと押さえています。様々なネットで「初心者には楽天証券」と取り上げられていますが、無料のウェブセミナーが充実しており、学びながらレベルアップを目指すような人にはよい会社と思われます。手数料額はSBI証券と同程度で体系もシンプルとなっています。
取引に楽天ポイントが使えたり、貯まる面は楽天銀行や楽天カードを持っていれば利便性がよいと思われます。また、楽天会員であれば簡単に口座開設できることもメリットになります。
資産形成ではイデコの運営管理会社としての人気は高いですが、現株をメインで売買する人には徐々に物足りなさを感じるようです。そのため、メインの取引を他社に移す人が多いと聞きます。しかし、全体的な使い勝手は良いので一考すべき会社だと思います。
FP 山口雅史
「2位」におすすめする理由
楽天カード、楽天銀行、楽天市場との連携がよく、効率よくポイントを貯めたり使ったりでき、初心者にもおすすめ
初心者が始めるにはとても使いやすいだけでなく、ベテランでもツールは十分使えるものです。取引ツールのispeedはパソコンだけでなく、スマホでも使いやすくなっています。
また、日経新聞記事が無料で読めるのも楽天だけです。多くの方がなじみのある、楽天カード、楽天銀行、楽天市場との連携がよく、効率よくポイントを貯めたり、使ったりできるところもおすすめです。
なかには、本格的に個別株の取引きを行うのに、少し物足らなさを感じる方もおられるようです。
FP 黒佐英世
楽天ユーザーならポイントが有効利用しやすく、売買手数料の安さも魅力
楽天証券をおすすめするのは、楽天ユーザーならポイントが有効利用しやすい点です。楽天会員なら口座開設が早い上に、資金移動もスムーズ、株式取引額に応じて、楽天グループで使用できる楽天スーパーポイントがもらえます。投資信託を保有していてもポイントがもらえます。そのため、さらに貯まった楽天ポイントを使って、株式を購入するなど、ポイント活用がしやすいです。
その他、売買手数料の安さも魅力の一つ。また、スマートフォンの取引ツール「iSPEED」は見やすい画面で、使いやすいネット証券の一つです。
FP 八木陽子
手数料が安く取り扱い商品も多く、楽天ポイントを貯めたりポイントを投資資金に充当したりもできる
まず、手数料が安いことが挙げられます。一日定額プランを選択すれば、50万円までの現物取引なら0円なのです。50万円超については、ホームページをご参照ください。
次に、楽天ポイントを貯めたり、ポイントを投資資金に充当したりすることができる点が挙げられます。ポイントが投資の元手になるのなら、株式投資をやってみよう、という方も多いのではないでしょうか。
さらに、取り扱っている商品の数がSBI証券ほどではないにしろ、非常に多いことが挙げられます。国内株以外に、投資信託、外国株、債券、FXも取り扱っており、取引の幅を広げやすいと言えます。
以上のことから、手数料と取扱商品の数からみて、2位に推しました。
FP 小松康之
おすすめしているプロ
評価コメント
「3位」におすすめする理由
株式のチャートソフトの使いやすく、手数料の安さも魅力的。
3位には松井証券を選びました。国内株式の取り扱い銘柄は965銘柄と他のネット証券と比較して多彩ではありませんが、松井証券の評価ポイントは株式のチャートソフトの使いやすさです。タブレットでも簡単に使えMAC環境でも使用できるのが特徴的です。株式投資においては、チャートソフトの使い勝手の良さは強い味方となります。
また、手数料の安さも魅力的で、一日の約定金額が50万円以内の取引は手数料が無料となります。松井証券では独自のサービスが充実していてポイントプログラムでは、Amazonギフト券や3,000種類以上の商品と交換可能です。
FP 内宮慶之
「3位」におすすめする理由
株式の売買手数料が一日定額料金の場合50万円まで0円と安く、 取引ツールのQUICKリサーチネットが使いやすく無料で使用可能
松井証券は株式の売買手数料が一日定額料金の場合50万円まで0円と安いこととあわせ、 取引ツールのQUICKリサーチネットは使いやすく無料で使用できる点が良いと思います。 IPO(新規公開株)の申込金が不要というのもIPOを利用する方にとっては大きなメリットです。
国内株式は50万円以下が95%以上(2020年4月11日時点)を占めていますので多くの取引は手数料がかかりません。残りの5%の50万円以上の株に投資する場合は若干手数料が高くなりますが、SBI証券や楽天証券と比較しても100万円で200円程度の差ですので、長期保有を考えている方には問題ありません。ただし、海外株式の取り扱いがないので、米株や中国株にも投資を考えている方は避けた方が良いでしょう。
小額から株の取引を始めたいという方にはお勧めの証券会社の一つです。
FP 植田周司
「4位」におすすめする理由
現物株式の手数料がネット専業証券会社の中でも最低レベルで、株式現物取引を小額からスタートしてみようという方におすすめ
松井証券は、ネット専業証券会社の老舗で口座開設数が第4位(2019年12月末時点。筆者調べ)の大手です。最大の特徴は、現物株式の手数料がネット専業証券会社の中でも最低レベルということです。松井証券では、個別取引ごとの約定代金によって手数料が決まるのではなく、一日の約定代金の合計で手数料がきまります。一日の約定代金が50万円までであれば手数料は無料です。投資情報も一通り揃っています。
株式現物取引を、小額からスタートしてみようという投資初心者に方にとって使い勝手のよい証券会社です。
FP 岩上敏秀
「4位」におすすめする理由
ネット証券の中でもサポート体制が充実しており、売買手数料は1日の売買代金が50万円以下なら無料と業界トップ
1918年創業の老舗証券ながらネット取引専業として東証1部に初上場。ネット証券の中でもサポート体制が充実している会社になります。電話サポートだけではなく、チャットでも気軽に相談でき、同社のヘルプデスクは外部機関から9年連続で三ツ星を獲得していることもあり高い評価を受けています。
売買手数料は1日の売買代金が50万円以下なら無料と業界トップで、他ネット証券と比べても優位性があります。少ない資金で始めるのであれば、間違いなく選択肢に入ってくると思います。様々なサポートを受けながら自分のペースで取引を行いたい方に向いていると思います。
一方で、独立系証券会社なため他のネット証券に比べて入出金の面で劣ることは否めません。
FP 山口雅史
「4位」におすすめする理由
信用取引の当日決済の手数料が無料の「一日信用取引」で、デイトレーダーには有利
一日の約定が50万円超になったときの取引き手数料が高め。
信用取引の当日決済の手数料が無料の「一日信用取引」で、デイトレーダーには有利です。松井証券は短期のトレーダー向きな傾向があると思いますので、興味のある方は詳しく調べてみてください。
またIPOの取扱数は多くないですが、申込時の購入代金が不要ですので、資金を気にすることなくIPOにチャレンジができるのは良い点です。これからはスマホでの活用が不可欠になってくると思いますが、スマホ向けのアプリ「株touch」でスマホでも気楽に取引可能です。
FP 黒佐英世
「4位」におすすめする理由
株式の売買手数料は現物・信用ともに1日50万円以下なら無料という、小口投資家にやさしい手数料体系に
松井証券は業界初のさまざまなサービスを提供してきた歴史と実績ある証券会社です。IPOの件数は中くらいですが、配分方式の70%が抽選のため、一般投資家にも当選に高い期待が持てます。
また、購入資金の入金は当選後でいいので、資金の乏しい投資家には非常にうれしいサービスです。当選確率を上げるためには複数の証券会社の利用が不可欠ですが、それぞれに入金するのは資金面で困難だからです。
株式の売買手数料は現物・信用ともに1日50万円以下なら無料という、小口投資家にやさしい手数料体系になっています。投資信託の積立ても100円から可能で、積立ての間隔も毎月、毎週、毎日から選べます。
FP 松田聡子
手数料が安く、運営ノウハウも蓄積されていて安心して取引できる
まず、手数料が安いことが挙げられます。一日定額プランを選択すれば、50万円までの現物取引なら0円なのです。50万円超については、ホームページをご参照ください。
この証券会社で取り扱っているのは、国内株の他は、投資信託とXのみです。外国株と債券は扱っておりません。しかし、株式投資を行う場合、何より手数料の安さが優先されます。
また、ネット取引を早い時期に開始している証券会社であり、運営のノウハウも蓄積されていて安心して取引できる会社だと思われます。
以上の点から、3位に推しました。
FP 小松康之
おすすめしているプロ
評価コメント
「5位」におすすめする理由
特殊な注文方法にも対応していることや、米・中の株式にも対応していて幅広く利用者のニーズに対応できる
マネックス証券は他社と比較して取引手数料が高いため、5位としました。
米国株、中国株の取り扱いが豊富で、問合せ窓口のサポートが充実しているため初心者でも安心して投資ができると一般の評価も高い証券会社です。また、完全抽選のIPO(新規公開株)が特徴で、IPOを重視する方にとっては選択肢の一つと言えます。
口座開設すると利用できるマネックス証券のオリジナルレポート「マネークリップ」は多彩な情報を提供しています。また、口座開設するだけで、取引に利用できる各種ツールも多く、ほとんどが無料で使用できます。
米株の取引は円建てに対応していないため、一旦ドルに交換する必要があります。米株の取引のためにはドルに交換する時間を考慮し、事前にドルを準備しておく必要があります。円建ての取引にも対応できるよう改善が望まれます。
手数料の高さを除けば、特殊な注文方法にも対応していることや、米・中の株式にも対応していて幅広く利用者のニーズに対応できる証券会社の一つです。
FP 植田周司
「3位」におすすめする理由
「銘柄スカウター」というツールが無料で使え、銘柄の必要な基本情報を全て確認できる
マネックス証券の強みは、何といっても投資分析ツールです。「銘柄スカウター」というツールが無料で使え、銘柄の必要な基本情報を全て確認することができます。過去10年分の業績、PERやPBRなどの投資指標推移といった豊富な情報量に加え、グラフ化機能が充実しているため視認性にとても優れています。
株式現物取引の手数料は現時点ではSBI証券や楽天証券に比べてやや高めですが、「銘柄スカウター」は多少高い手数料を払ってでも使いたいツールといえます。
FP 岩上敏秀
「3位」におすすめする理由
米国、中国株の取り扱い銘柄数がとても多く、当日中の信用取引手数料が無料の「ワンデイ信用」など信用取引に独特の優遇制度がある
SBI証券以外では、マネックス証券も個別株30年の長期チャートを見ることができる数少ない会社です。
基本的には手数料がやや高いと思いますが、米国、中国株の取り扱い銘柄数がとても多く、また対象の米国ETF買付手数料がキャッシュバックされる「USAプログラム」が米国ETFを買いたい方にはおすすめです。また一般信用取引での、当日中の信用取引手数料が無料の「ワンデイ信用」など信用取引に独特の優遇制度があり、うまく使えばよい制度です。
FP 黒佐英世
「3位」におすすめする理由
米国株式の取り扱いの多く、売買手数料も業界最安レベルで全方位で小口投資家を支援するサービスが充実した証券会社
マネックス証券は主幹事になることは少ないですが、IPOの取り扱い件数のは全証券会社のなかでもトップクラスです。
最大の特徴はIPOの配分が100%抽選だということです。そのため、当選確率が主幹事証券を上回ることがあり、少額資金の投資家でも当選期待が高い証券会社です。
IPO以外でもさまざまな強みがあります。まずは、米国株式の取り扱いの多さです。銘柄が多いだけでなく、売買手数料も業界最安レベルです。次に、単元未満株のサービス、「ワン株」というのがあります。こちらの手数料も同種のサービスにおいて業界最安です。そして、投資信託において100円からの積立ができます。投資信託の積立てでは毎月ではなく毎日積立てというユニークなサービスがあります。
全方位で小口投資家を支援するサービスが充実した証券会社です。
FP 松田聡子
日本株のサービスや情報が充実、アメリカ株にも強み
投資戦略レポートが骨太で読みごたえがあります。また、単元未満株としてワン株もあり、日本株のサービス・情報は充実しています。
また、アメリカ株にも強い証券会社で、アメリカ株やアメリカのETFの手数料が比較的安いです。J.P.Morgan(J.P.モルガン)作成の個別銘柄アナリストレポートも閲覧できるため、海外株式もやってみたいという人に向いています。
そのほか、マネックス証券の取引ツールやアプリは、高機能でオリジナルなものになっているので、試してみてもよいでしょう。銘柄スカウターといったスクリーニングに強い機能が無料で使用できます。
FP 八木陽子
取り扱い商品が多く、情報サービスについても様々なツールを提供している
この証券会社は、他に比べると手数料が高いです。都度プランであっても、一日定額プランであっても、他社に比べると高いです。
しかし、それを補っているのが、取扱商品の多さです。確かに手数料が安いのが一番だと書いてきましたが、それでも取扱商品は多い方が選択肢が増えるというものです。この会社の場合、取扱商品の幅が広いのが魅力だと言えます。
さらに、情報発信という点でも、この会社は様々なメディアを通じて発信を積極的に行っていますし、情報サービスについても、様々なツールを提供しています。
ですので、手数料の高さは残念ですが、投資の幅を広げるのにはいい会社だと思います。
以上の点から、5位に推しました。
FP 小松康之
おすすめしているプロ
評価コメント
「4位」におすすめする理由
カブステーションという分析ツールは使いやすく、株式の銘柄検索に役立つ
auカブコム証券を4位としました。auカブコム証券は国内株式の取り扱いも多く2,133銘柄あります。カブステーションという分析ツールは使いやすく、株式の銘柄検索に役立ちます。その情報はWordに変換できたいへん便利です。
また、小額での株式投資を始められる方にはおすすめの“プチ株+プレミアム積立”は、人気の銘柄を1株ずつ積み立てできる株式投資で、500円から開始できるようです。セミナーにも力をいれているようで、auカブコム証券口座を開設していれば、たくさんの投資セミナーを無料で受講できます。投資スキルアップにはセミナー受講は必須です。
FP 内宮慶之
「3位」におすすめする理由
情報量が比較的豊富で興味のある情報を感覚的に見ることができる
KDDIが筆頭株主になったことで、今後、スマホサイトでの取引が急速に向上する思われ、検討の機会が高まると考えます。元はMUFGグループだったこともあり、情報量が比較的豊富で興味のある情報を感覚的に見ることができます。一方でPCサイトトップ画面が煩雑で見にくいと感じる人も多いと思います。
個人的な経験ですが、電話対応は他の証券会社より丁寧で親身だった記憶があります(数か月後、同社から「その後いかがですか?」と連絡がありました)。プチ株が1株から購入できるので、まだ投資が怖いと思う人も手軽にできる点は魅力に感じるかも知れません。
三菱UFJ銀行だけでなく、auじぶん銀行やau WALLETとの連動で入出金が改善されることも期待でき、使い勝手が大きく進化する可能性もあります。
FP 山口雅史
「5位」におすすめする理由
三菱UFJモルガンスタンレー証券からのIPOも取り扱いができ、取り扱い数が多く、スマホでの操作もしやすい
信用取引の手数料が無料というところはよいのですが、別途、買方金利や貸株料といった費用が他よりやや高めですので注意です。現物株の取引きでは、少額から手数料がかかってしまいます。カブステーションという投資ツールも、一定の条件をクリアしなければ月900円の手数料がかかってしまいます。
IPOについては、三菱UFJモルガンスタンレー証券からのIPOも取り扱いができ、取り扱い数は多い方です。
KDDIグループですのでPC版のトレードツール「カブステーション」と連携利用ができるアプリ「カブステーションfor Android」でスマホでの操作もよくできていると思います。
FP 黒佐英世
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「4位」におすすめする理由
dポイントと連携し、今話題のポイ活で100円(100ポイント)から株式購入が可能、株式投資初心者の方におすすめ
老舗証券会社ですが、新しい試み「日興フロッギー」はなかなかおもしろいです。dポイントと連携し、今話題のポイ活で100円(100ポイント)から株式購入(キンカブといって通常の売買単位での取引ではなく「金額」「株数」指定取引)ができます。株式投資が初めての方は気軽にスタートできそうです。
また、初心者向けのコンテンツが充実しており、記事を読むとポイントがもらえるという特典もあります。少額というより自分の財布を傷めず、試しにやってみるのに良いでしょう。
FP 髙木典子
「1位」におすすめする理由
「FLOGGY(フロッギー)」というお金の情報メディアを運営していて、記事に登場する銘柄をその場で注文できるという驚きのサービスを展開
こと株式投資に関してはネット証券も太刀打ちできない必殺のサービスを持つ必須の証券会社です。
まず、IPOに関しては業界トップレベルの強さを誇り、SBMC日興証券を抜きにしてIPOに参加すると当選のチャンスを大きく減らすことになるといえます。IPOの取扱件数が多いことに加え、主幹事の件数も多いです。また、三井住友銀行の系列であることから、主幹事で有力な企業を誘致できるという強みがあるようです。抽選配分の枠は10%ですが、それでも多くの当選が出ているようです。
IPO以外でも「FLOGGY(フロッギー)」というお金の情報メディアを運営していて、記事に登場する銘柄をその場で注文できるという、驚きのサービスがあります。しかも「FROGGY(フロッギー)」から購入した場合は、100万円までなら買い手数料無料です。
さらに、ある銘柄を500円分という金額指定方式で取引ができます。最低取引金額が100円なので、誰でも株式投資を始めることができます。他にも大手証券会社でありながら、ベンチャー企業のような大胆なサービスが満載の、今、大注目の証券会社です。
FP 松田聡子
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「5位」におすすめする理由
手数料額は比較的安く、チャートツールは使いやすく、特に玄人からの支持が高い
1923年創業、岡三グループのネット証券会社です。手数料額は比較的安く、チャートツールは使いやすく、特に玄人からの支持が高いようです(初心者でも使いやすいとの声も多く聞かれます)。昨年のオリコン顧客満足度ランキングネット証券3部門で1位を獲得しているのも納得できます。
手数料は2つの体系が用意されており、投資スタイルに合わせて選択できます。定額プランなら50万円まで無料となっています。IPOは事前入金なしで申し込みが可能、100%完全平等抽選となっています。開設口座数がまだ少ないため当選しやすい点は現状ではメリットと考えられます。
入出金については松井証券同様、現状では系列を持つネット証券に席を譲ることになっています。
FP 山口雅史
「5位」におすすめする理由
20万円までの株式売買手数料は無料で、初心者にも使いやすいと評判の株式のトレードツールも強み
岡三オンライン証券は2017年からIPOの取り扱いが一気に増えた注目の証券会社です。しかも、配分は100%抽選なので、当選する可能性が高いのも魅力です。さらに、松井証券と同じくIPOの申し込みにあたり、事前入金が不要なのも資金の少ない小口投資家にはうれしいポイントです。IPOの当選確率を上げるために、ぜひ口座開設しておきたい証券会社の1つです。
IPO以外にも株式投資にはとても強い証券会社です。20万円までの株式売買手数料は無料です。また、初心者にも使いやすいと評判の株式のトレードツールも強みです。さらに、「情報の岡三」との異名を持つ岡三証券の「岡三グローバルウィークリー」が利用できるのも一般のネット証券にはないアドバンテージです。
FP 松田聡子
おすすめしているプロ
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「5位」におすすめする理由
老舗大手証券会社で安心が欲しい方向けの証券会社
こちらも老舗大手証券会社なので安心が欲しいかた向けです。
テレビなどにもよく出演される著名アナリストの情報提供などがあります。面白い試みとしては、Amazonアレクサと連携、「話題の銘柄は?」とか「アナリストが判断を変えた銘柄ない?」などのギモンに答えてくれます。スマホアプリは、ログインの時の指紋認証機能がついています。
「コンサルティングコース」と「ダイレクトコース」では手数料体系がかなり違います。途中から変更することも可能ですので、慣れない間は「コンサルティングコース」、自分でできるようになったらダイレクトコースへ変更というのもありかもしれません。
FP 髙木典子
大手の安心感と店舗利用、そして、ネットの手軽さの両方を味わいたい人におすすめ
大手の安心感と店舗利用、そして、ネットの手軽さの両方を味わいたい人におすすめということで、4位に選びました。
担当者がつくコンサルティングコースと、ネット取引のダイレクトコースがあります。対面で投資をイチから教えてもらいたい(最終的には自己責任ですが)という人はコンサルティングコースを選ぶとよいですし、店舗で説明を受けつつ手数料をおさえたい人はダイレクトコースがおすすめ。途中で変更することもできます。
ネット証券と比べると手数料は高めですが、大手総合証券会社の中では健闘していると思います。1日の約定合計金額300万円までは、手数料3,000円で取引し放題という「ハッスルレート」という特徴あるサービスもあります。
FP 八木陽子
おすすめしているプロ
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「5位」におすすめする理由
ネット証券でも常に上位を争う手数料の安さが魅力で、“貸株”で自分が保有している株式をGMOクリック証券に貸し出し金利がもらえるサービスも展開。
GMOクリック証券を5位としました。国内株式の取り扱い銘柄は多くありせんが、GMOクリック証券の特徴は何といってもネット証券でも常に上位を争う手数料の安さです。特徴的なのは、“貸株”というサービスがあり、自分が保有している株式をGMOクリック証券に貸し出すことで、株式のレンタル料として金利がもらえるサービスがあります。
また。GMOクリック証券の証券口座とGMOあおぞらネット銀行の口座開設をすると、「証券コネクト口座」の利用が可能となります。通常の預金金利は年0.001%ですが、証券コネクト口座を利用すると年0.1%となり、110倍もの預金金利がもらえます。
FP 内宮慶之
おすすめしているプロ
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「5位」におすすめする理由
「STREAM」というスマホ専用の株式取引アプリを運営しており、株式の現物取引手数料は全て無料な点がメリット
スマートプラスという会社を初めて聞く方も多いと思います。「STREAM」というスマホ専用の株式取引アプリを運営している会社です。
STREAMは株式取引に特化し、投資信託などの商品は取り扱っていません。取引もスマホ経由のみです。STRWAMのメリットは、株式の現物取引手数料は全て無料という点です。約定代金にかかわらず、売り買いどちらでも全て無料です。株式投資をする人にとって、これは大きなメリットです。
ある程度まとまった株数の取引する場合、STRWAMを使えば、手数料を気にする必要がないので100株ずつ分散して発注することもできます。時間を分散して発注できることはリスク回避につながります。
一方、STREAMでは、他の証券会社と違って投資情報の提供は殆どありません。その意味で、STREAMだけを利用するというよりは、他の証券会社と併用することをお勧めします。
FP 岩上敏秀
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「4位」におすすめする理由
とにかく約定毎の手数料が安く、毎日多くの取引を頻繁に繰り返す方にとっては魅力的
DMM.com証券の一番のポイントはとにかく約定毎の手数料が安いことです。毎日多くの取引を頻繁に繰り返す方にとっては魅力的と思います。ただし、一日定額の設定がないため、一日に50万円以上の取引が無い方にとっては、楽天証券やSBI証券に比較して逆に割高となるので注意が必要です。
米国株式の取引手数料が0円となっていますので、米国株の売買を考えている方には勧めです。しかし円建てのみの取引ですのでドル円の交換手数料には注意してください。現在DMM.comではドル円の交換手数料は1ドルあたり25銭となっています。(2020年4月8日現在)
仮に100ドルの米株を100株購入した場合、1万ドル×0.25円で2,500円の為替手数料が発生します。楽天証券やSBI証券はドル建てで売買した場合、為替手数料は発生しません。米株の取引金額が大きいとDMM.com証券はドル円の交換手数料の上限設定が無いので、割高になる可能性がありますので注意が必要です。
また、配当金受取の為替スプレッド(手数料)が-1円となっています。つまりドル円の為替レートが110円の場合、受け取る配当金は109円で計算した円での受け取りとなります。できれば、米株の売買と配当金の受け取りをドル建てでもできるよう改善が望まれます。
円建てでの米株投資を行う方には手数料も安くお勧めの証券会社です。
FP 植田周司
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「3位」におすすめする理由
なんといっても老舗、業界最大手、口座数ナンバーワン
なんといっても老舗、業界最大手、口座数ナンバーワン。営業力が強く、他の証券会社は野村證券の動きを見て追随するとも言われています。店舗も多いので、営業マンと仲良くなって色々なアドバイスが欲しい方は良いでしょう。
もちろんその分手数料は高いです。手数料が気になる方は、ネット取引専用口座であればだいぶ安くなります。現在、店舗の統廃合を行っているため、取引店がなくなる可能性もありますので注意が必要です。
投資情報や銘柄分析などの情報も充実しているので、HPをチェックしてみるのも良いでしょう。
FP 髙木典子
おすすめしているプロ
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LINEを使用している層には始めやすい証券会社で投資が初めての方にもおすすめ
アプリをダウンロードする感覚で、証券口座が開設できます。さらに、LINEポイントを投資にまわしたり、LINEpayの残高からチャージできるなど、普段、LINEを使用している層には始めやすい証券会社です。
また、株式売買コストも業界一水準が低く、1株単位、数百円からの投資が可能です。また、投資信託の場合は最低100円から1円単位での投資が可能です。投資がはじめてということでチャレンジするには敷居が低い証券会社ということで5位に選びました。
FP 八木陽子
おすすめしているプロ
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都度取引の際の手数料が最も安く、取扱商品も豊富で投資の幅を広げやすい
この証券会社は、都度取引の際の手数料が最も安いことが挙げられます。一日定額プランは3位までの会社のように「50万円まで手数料0円」ではないですが、その都度取引をするのでしたら、ネット証券会社の中でも最安値の手数料になっております。ですから、時々取引をする人でしたら、手数料は低く抑えられると言えると思います。
また、取扱商品ですが、外国株の取り扱いこそありませんが、投資信託、債券、FXは扱っております。ですので、投資の幅を広げやすいと言えると思います。
以上の点から、4位に推しました。
FP 小松康之