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LP制作費用の考え方|依頼する範囲と見積もりの読み方

ランディングページの制作費が何で決まるのかを、内訳と依頼範囲から整理します。相場を金額で示さない理由、部分的に依頼する方法、運用にかかる費用、契約前の確認点までを実務目線で解説します。

この記事では、LP制作費の相場を金額で示しません。 条件によって内容がまったく異なり、確認できる一次情報のない数値を相場として載せると、判断を誤らせるためです。代わりに、何で金額が決まるのかと、どこまで依頼すべきかを整理します。

金額を決める条件

同じ「LP1本」でも、次の条件で内容が大きく変わります。

原稿を誰が書くか:構成と文章を依頼するか、自社で用意するか。ここが最も大きく影響します。

取材があるか:顧客や現場への取材を含むか。

写真と図版:撮影、イラスト、図解を作るか。既存素材を使うか。

デザインの作り込み:既製の型を使うか、独自に設計するか。

ページの長さ:ブロック数と情報量。

動きや機能:入力フォーム、計算ツール、動画、アニメーション。

計測の設定:申し込みの計測、広告との連携。

公開後の改善:作って納品までか、数値を見て直すところまでか。

これらが示されていない金額は、比較にも判断にも使えません。

階層図。原稿・取材・素材・デザイン・長さ・機能・計測・改善
条件が示されていない金額は比較に使えません。この記事は相場を数字で示していません。 出典:Google 検索セントラル「SEO 業者の利用を検討する」(確認日 2026-08-20)

費用の内訳

企画・設計:目的の整理、対象の設定、構成の設計。ここを省くと、作り直しになります。

原稿:文章の作成。取材を含む場合は別途。

デザイン:画面の設計。

実装:動く形にする作業。フォーム、表示の調整。

素材:撮影、イラスト、図版。

計測の設定:申し込みが記録される状態にする作業。

確認・修正:表示の確認と修正対応。

部分的に依頼する

全部を依頼するか、全部を自社でやるかの二択ではありません。

企画だけ依頼する:目的の整理と構成の設計を外部と決め、原稿とデザインは自社で行う形です。

原稿だけ依頼する:デザインの型は既存のものを使い、文章だけ専門に任せます。

デザインだけ依頼する:構成と原稿を自社で用意し、見た目の設計を依頼します。

計測の設定だけ依頼する:技術的な作業のみ切り出します。

改善だけ依頼する:すでにあるLPの数値を見て、直す部分を相談します。

どこが自社で難しいかを見極めてから相談します。 全部を任せると、費用も上がり、社内に知見も残りません。

比較表。依頼する範囲と、自社に残る作業
全部を任せると費用も上がり、社内に知見も残りません。当社の整理です。 出典:Google 検索セントラル「SEO 業者の利用を検討する」(確認日 2026-08-20)

自社で用意すると費用が下がるもの

実績と事例の情報:自社にしかない材料です。外部には書けません。

料金と条件:正確に整理して渡します。

よくある質問:問い合わせで繰り返し受けている内容。

写真:現場、商品、担当者。既製の画像より、実際の写真のほうが信頼されます。

過去の反応:どんな説明で納得されたか。商談の記録が材料になります。

これらが揃っていないと、制作が止まります。 原稿待ちで期間が延びるのは、最も多い遅延の原因です。

運用にかかる費用

LPは公開して終わりではありません。

サーバー・ドメイン:既存サイトの中に置く場合は、追加費用がかからないこともあります。

広告費:LPは流入とセットです。受け皿だけ作っても人は来ません。 制作費と広告費を合わせて予算を組みます。

改善の費用:数値を見て直す作業。ここに予算を残しておかないと、作りっぱなしになります。

内容の更新:料金、条件、期間。変更があったら反映します。

見積もりの読み方

条件が書かれているか:原稿の担当、取材の有無、ブロック数、修正回数。

含まれない作業が明記されているか:撮影、計測設定、公開後の改善。「別途」の項目を確認します。

計測の設定が含まれるか含まれていないと、成果を測れないまま運用することになります。

修正の範囲:何回まで、どこまでの修正が含まれるか。

納品されるもの:データ、ソースコード、素材の利用範囲。

改善の扱い:数値を見て直す作業が含まれるか、別契約か。

OKとNGの比較。条件と計測が明記されているのがOK、保証がNG
成果を保証する説明には根拠がありません。公式にも保証できないと明記されています。 出典:Google 検索セントラル「SEO 業者の利用を検討する」(確認日 2026-08-20)

保証をうたう提案への注意

Google 検索セントラルの「SEO 業者の利用を検討する」には、Googleで一番上に掲載されることは誰にも保証できないこと、掲載順位を保証すると主張する業者、Googleとの「特別な関係」を強調する業者、Googleへの「優先登録」を宣伝している業者には注意が必要であることが明記されています。

同じドキュメントには、隠し立てする会社や、行動の目的を明確に説明しない会社には用心すること不明な点があれば説明を要求することも示されています。

「必ず成果が出る」「コンバージョン率を保証する」といった説明も、同じ性質のものです。 成果は、商材、価格、競合、流入の質など、制作会社が制御できない要因に左右されます。

費用対効果の考え方

制作費だけで判断しないようにします。

目標の件数から逆算する:何件の申し込みで、制作費を回収できるか。

流入の費用も含める:広告を出すなら、その費用も合わせて計算します。

期間を決める:どのくらいの期間で判断するか。短期で結論を出すと、改善の余地を残したまま止めることになります。

改善の余地を見込む:Google 広告のヘルプでは、品質スコアの各要素のステータスを参考に、改善が必要な部分を見つけるよう案内されています。公開直後の数値が最終的な結果ではありません。

依頼先の種類による違い

同じ「LP制作」でも、依頼先によって得意な範囲が違います。

制作会社:デザインと実装が中心。原稿や戦略まで含むかは会社によります。

広告代理店:広告とセットで請けることが多く、流入と受け皿を一体で設計できます。広告費とは別に制作費がかかるかを確認します。

個人・フリーランス:範囲を絞って依頼しやすく、費用も抑えやすい形です。対応できる範囲と、継続してもらえるかを確認します。

制作サービス:型が用意されており、短期間で用意できます。自由度は下がります。

社内:知見が残ります。時間の確保が課題になります。

どれが良いかではなく、自社に足りない部分を補える先を選びます。

費用を抑えるときの判断

削ってよいもの:装飾、独自のイラスト、複雑な動き。成果への影響が小さい領域です。

削らないほうがよいもの:企画と構成、計測の設定、公開前の確認。ここを削ると、成果が出ているかも分からなくなります。

後から足せるもの:追加のブロック、事例、よくある質問。公開してから、必要が分かったものを足す進め方もあります。

契約前に決めること

制作の範囲だけでなく、公開後の扱いも決めます。

掲載データの所有:原稿、写真、デザインのデータを自社が使えるか。別の会社に引き継ぐときに必要になります。

公開場所:既存サイトの中に置くか、別のドメインにするか。別ドメインにすると、既存サイトの評価とは切り離されます。

更新の方法:料金や条件が変わったとき、自社で直せるか。都度依頼が必要な場合、その費用。

計測アカウントの権限:自社が管理者として持ちます。

終了時の扱い:期間限定のLPをどうするか。放置すると、終了した内容が公開され続けます。

改善の契約:数値を見て直す作業を、誰がどの範囲で行うか。

この記事のまとめ

LPの制作費は、原稿を誰が書くか、取材の有無、素材、デザインの作り込み、長さ、機能、計測の設定、改善の範囲で決まります。条件が示されていない金額は比較に使えません。

全部を依頼する必要はありません。企画だけ、原稿だけ、デザインだけ、計測だけ、改善だけ、という切り出し方があります。実績・料金・よくある質問・写真は自社で用意すると費用が下がります。

見積もりでは、条件、含まれない作業、計測設定の有無、修正の範囲、納品物を確認します。成果を保証する説明には根拠がありません。

出典と注記

業者の選定、順位や成果の保証に関する注意は Google 検索セントラル「SEO 業者の利用を検討する」に基づきます。改善の観点は Google 広告 ヘルプ「品質スコアを使って広告のパフォーマンスを高める 5 つの方法」に基づきます(いずれも確認日 2026年8月20日時点)。この記事はLP制作費の相場を金額で示していません。 費用は条件によって大きく変わり、確認できる一次情報のない数値を相場として掲載しない方針のためです。内訳の整理と依頼範囲の考え方は当社が支援の現場で用いているものです。

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