MEOは Map Engine Optimization の略とされ、地図サービスでの表示を改善する取り組みを指す言葉として使われています。ただし、この言葉はGoogleが定義した用語ではありません。 公式に案内されているのは、ビジネス プロフィールの運用です。
MEOとローカルSEOの違い
実務としては、ほぼ同じことを指しています。
MEOは地図での表示に焦点を当てた呼び方、ローカルSEOは地域に関わる検索全体を指す呼び方として使われますが、取り組む内容は重なります。どちらもビジネス プロフィールの整備が中心になります。
Google ビジネス プロフィール ヘルプでは、ローカル検索結果は主に関連性、距離、知名度に基づいて表示されると説明されています。地図でも検索でも、この考え方は共通です。
呼び方の違いに時間を使う必要はありません。 公式ヘルプに書かれている項目を満たすことが実質的な内容です。
まず満たすべき条件
公式のガイドラインには、顧客が訪れることのできる実在の店舗や拠点、または顧客のいる場所に出向くことができるビジネスの場合に、Googleでビジネス プロフィールを作成できると記載されています。
そして、プロフィールが停止されないようにするための条件として、禁止コンテンツを使用しないこと、業務内容を正確に反映すること、ポリシーを遵守することが挙げられています。
実態のない拠点での登録は、条件を満たしません。
公式が挙げているベストプラクティス
同じガイドラインでは、管理する際のベストプラクティスとして次が挙げられています。
実際のビジネスで一貫して使用し、認知されているブランド名を使用する(看板やビジネスレターなどで使用している名称)。
店舗住所やサービス提供地域を詳細かつ正確に記載する。
中核事業に当てはまるカテゴリを、できるだけ少なく選択する。
ビジネス プロフィールはビジネスにつき1つのみ作成する。 1つのビジネスに対して複数のプロフィールを作成すると、Google マップとGoogle 検索でビジネス情報が表示される際に問題が発生することがあると説明されています。
3つ目と4つ目は、誤解されやすい項目です。 カテゴリを多く登録したほうが有利、拠点ごとに複数のプロフィールを作ったほうが露出が増える、という説明を受けることがありますが、公式の記載とは異なります。
ビジネス名に入れてはいけないもの
ガイドラインには、ビジネス名に不要な情報を含めることはできず、含めるとビジネス プロフィールが停止される場合があると明記されています。
名前に追加できない情報として、次が挙げられています。
マーケティングのタグライン(宣伝文句)。
店舗コード。
商標または登録商標のマーク。
すべて大文字の単語(ただし、正式名称として大文字表記のものは除きます)。
営業時間の情報。
電話番号またはウェブサイトのURL。
特殊文字、または社名と直接関係のない法的用語(LLC、LTD、INC など)。ガイドラインには、これらを含めるには、その要素がビジネス名の一部として確実に使用されていることを証明できるもの(看板、名刺、請求書など)を提出する必要があると記載されています。
サービスまたは商品の情報。
所在地情報の表示。
出店先情報。
「店名+地域名+サービス名」のような登録は、この記載に反します。 地域や業種は、住所やカテゴリなど別のセクションに入れるよう案内されています。
ビジネスの説明欄の書き方
ガイドラインでは、説明欄に提供しているサービスや商品に加え、ビジネスの使命や沿革などの有用な情報を入力するよう案内されています。率直かつ公正に伝え、ユーザーがビジネスについて知るうえで役立つ内容を掲載することとされています。
含めてはいけない内容として、次が挙げられています。
質が低い、関連性がない、または閲覧の妨げとなるコンテンツ(誤字や奇抜な文字を含むもの、意味不明なものが例として挙げられています)。
特別キャンペーン、特別料金、特典などを過度に強調するコンテンツ。
リンクを含むコンテンツ。どのような種類であってもリンクは使用できないと明記されています。
個人情報の扱い
ガイドラインには、個人の財務情報、政府発行の身分証明書、氏名に関連付けられた連絡先情報、機密記録、個人情報が含まれる画像などを含むコンテンツ、またはそうしたコンテンツを要求することは許可されないと記載されています。
一方で、自社のビジネス プロフィールに自社の連絡先情報(ソーシャル メディアのハンドルネーム、メールアドレス、電話番号)を投稿すること、あるいはクチコミや質問などに応じてそうした情報を投稿することは可能とされています。ただし、個人情報または機密情報を要求することは禁止と明記されています。
クチコミへの返信で、相手の連絡先や個人情報を求めないようにします。
表示を改善するためにやること
「ローカル検索結果のランキングを改善するヒント」で挙げられている項目です。
オーナー確認を行う:ビジネスの代表者であることを証明でき、検索結果に表示される可能性が高くなると説明されています。
情報を最新かつ充実した状態に保つ:内容が充実していて正確なほど、表示される可能性が高くなるとされています。住所、営業時間(特別営業時間を含む)、ビジネスの種類、駐車場やWi-Fiの利用可否などの詳細情報が挙げられています。
クチコミに返信する:好意的なクチコミや有用な返信は、注目度を高めるのに役立つと説明されています。
写真や動画を追加する:商品やサービスの紹介、ビジネスのストーリーを伝えることができるとされています。
業者に依頼するときの確認点
MEO対策を提案してくる事業者は多く、内容の確認が必要です。
順位を保証していないか:公式ヘルプには、Googleではランキングを上げるためのリクエストや金銭の受け取りには一切応じていないこと、検索アルゴリズムの詳細は機密情報となっていることが明記されています。保証をうたう説明は、この記載と矛盾します。
ビジネス名に語を足す提案をしていないか:停止される場合があると明記されています。
複数のプロフィール作成を提案していないか:ビジネスにつき1つと案内されています。
クチコミを集める方法:金銭と引き換えの投稿など、規定に反する方法を含んでいないか。
アカウントの権限:オーナー権限を業者に渡すと、契約終了時に取り戻せなくなることがあります。オーナーは自社が持ち、業者には管理者権限を付与する運用が安全です。
この記事のまとめ
MEOはGoogleが定義した用語ではなく、実務としてはローカルSEOと重なります。中心にあるのはビジネス プロフィールの運用です。
公式のガイドラインでは、認知されているブランド名を使うこと、住所とサービス提供地域を正確に記載すること、カテゴリはできるだけ少なく選ぶこと、プロフィールはビジネスにつき1つとすることが挙げられています。ビジネス名に宣伝文句、地域名、サービス名、電話番号などを入れることは認められておらず、停止される場合があると明記されています。
説明欄にはリンクを含められず、キャンペーンや特別料金の過度な強調も認められていません。Googleはランキングを上げるリクエストや金銭の受け取りに応じないと明記しています。
出典と注記
登録の条件、ベストプラクティス、ビジネス名と説明欄の規定、個人情報の扱いは Google ビジネス プロフィール ヘルプ「Google に掲載するビジネス情報のガイドライン」に基づきます。ランキングの要素と改善の項目、順位に関する注記は同「Google のローカル検索結果のランキングを改善するヒント」に基づきます(いずれも確認日 2026年8月20日時点)。ガイドラインは更新されるため、実務では最新の記載を確認してください。 業者に依頼するときの確認点は当社が支援の現場で用いている整理です。順位や集客の成果を保証するものではありません。
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