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Bufferの料金はチャネル単位|公式の段階単価と無料の上限

海外製SNS管理ツールBufferの料金を公式ページとヘルプセンターの記載だけで整理します。1チャネルの数え方、11本目から下がる段階単価、無料プランの「生涯8チャネル」という上限、日本から契約する前に確認できない項目まで。

Bufferの料金はチャネル単位|公式の段階単価と無料の上限 - 株式会社セイビー

海外製のSNS管理ツールを比べていると、料金表の単位が国内のツールと違うことに気づきます。Bufferの場合、金額を決めるのはユーザー数でも管理するブランド数でもなく、つないだSNSアカウントの本数です。公式サイトはこれを「チャネル」と呼び、本数が増えるほど1チャネルあたりの単価が下がる段階制をとっています。

この記事は、Bufferの公式料金ページとヘルプセンターに書かれていることだけを使って、4つの点を整理します。何を1チャネルと数えるのか。単価はどこで下がるのか。無料プランはどこまで使えて、どこで終わるのか。そして、日本から契約する前に、公式ページの記載だけでは決められない項目は何か。

金額は公式の表記どおり米ドルで書き、日本円へは換算していません。為替で変わるためです。料金ページのよくある質問には「価格の最終更新は2025年11月」と書かれています。確認日は2026年9月5日です。

料金は「チャネル単位」で決まる

公式のよくある質問は、チャネルを「Bufferにつなぐソーシャルアカウント1つ」と定義しています。例として挙がっているのは、Instagramのプロフィール、Facebookページ、LinkedInページ、TikTokアカウントです。1つのアカウントが1チャネルで、請求はその本数に対して発生します。

この数え方は、料金ページの説明で輪郭がはっきりします。ページには、ブランド単位でもクライアント単位でもなくチャネル単位で支払う仕組みであること、そのため30アカウントのポートフォリオは、それが1ブランドのものでも15ブランドに分かれていても同じ金額になることが書かれています。

同じ本数なら同じ金額、という設計は、立場によって有利にも不利にも働きます。複数のクライアントを預かる代理店から見ると、担当する会社が何社に増えても、つないだアカウントの合計が変わらなければ請求額は動きません。ブランドやワークスペースの数で課金するツールから乗り換える場合、見積もりの前提そのものを置き換える必要があります。

反対に、1つのブランドで発信面を広げていく使い方では、金額はまっすぐ積み上がります。Instagram、X、Facebookページ、LinkedInページ、TikTokと5つの面を運用していれば、担当者が1人であっても5チャネルです。「うちはアカウントが1つだから安いはず」という感覚は、Bufferの数え方には当てはまりません。

見積もりを作るときは、社内で「運用しているSNS」を数えるのではなく、Bufferにつなぐアカウントを1つずつ数えてください。同じInstagramでも、ブランド別に3つのプロフィールを持っていれば3チャネルとして数えられます。

1ブランドで5つのSNSを運用する場合と、5社のクライアントを1アカウントずつ運用する場合を並べ、どちらも5チャネルとして同じ金額になることを示した関係図
チャネルの数え方を2つの体制で並べたものです。課金の単位はつないだアカウントの本数で、ブランドの数でもクライアントの数でも変わりません。 出典:Buffer「Pricing」(確認日 2026-09-05)

単価は段階制で、11本目から下がる

有料プランは Essentials と Team の2つで、どちらも1チャネルあたりの単価が段階的に下がります。ヘルプセンターに載っている月払いの単価は次のとおりです。

つないでいるチャネル Essentials Team
1〜10本目 1本あたり月6ドル 1本あたり月12ドル
11〜25本目 1本あたり月4ドル 1本あたり月4ドル
26〜50本目 1本あたり月3ドル 1本あたり月3ドル
51本目以降 1本あたり月1ドル 1本あたり月2ドル

出典:Buffer ヘルプセンター「Buffer pricing and features」(確認日 2026-09-05)

料金ページのよくある質問は、この仕組みを「1〜10本目は標準の単価で、10本目を超えたぶんは1本あたりが安くなる。チャネルを増やせば合計額は上がるが、1チャネルあたりの平均単価は下がる」と説明しています。段ごとに単価が切り替わる形なので、25本つないだからといって全部が4ドルになるわけではありません。最初の10本は6ドルのままで、11本目からの分だけが4ドルで計算されます。

表を横に見ると、もう1つ気づく点があります。11本目以降は Essentials と Team の単価が同じです。両プランの金額差が出るのは、10本目までの6ドルと12ドル、そして51本目以降の1ドルと2ドルだけです。つまりTeamの割高さは最初の10チャネルに集中していて、多くのチャネルを扱うほど、支払総額に占めるプラン差の比率は小さくなります。

Bufferの1チャネルあたり月額を段階別に比べた棒グラフ。Essentialsは6ドル・4ドル・3ドル・1ドル、Teamは12ドル・4ドル・3ドル・2ドルと下がっていく
段階ごとの1チャネル単価です。11〜25本目と26〜50本目は両プランとも同じ単価で、差が出るのは10本目までと51本目以降だけです。 出典:Buffer ヘルプセンター「Buffer pricing and features」(確認日 2026-09-05)

支払いは月払いと年払いから選べます。ヘルプセンターは、年払いの金額を各段階の月額の10か月ぶんとしています。1〜10本目でいえば、Essentials が1チャネルあたり年60ドル、Team が年120ドルです。プランの表示は「2か月ぶんお得」、よくある質問は「およそ20%の割引」と、同じ内容を2通りの言い方で説明しています。請求の頻度は途中でも切り替えられ、差額は日割りで調整されると書かれています。

料金ページを開いたときの表示にも、ひとつ注意があります。既定では年払いの金額が出ます。Essentials は1チャネルあたり月5ドル、Team は月10ドルと表示され、それぞれ年60ドル・年120ドルの内訳です。月払いに切り替えると、上の表のとおり6ドルと12ドルになります。ページの数字を持ち帰るときは、どちらの支払い方の金額かを一緒に控えておいてください。

Buffer公式料金ページのファーストビュー。Free・Essentials・Teamの3プランと、1チャネルあたりの金額が並んでいる
引用キャプチャBuffer公式料金ページのファーストビュー。プランが Free・Essentials・Team の3つで、金額が1チャネルあたりで示されることを確認できます。当サイトが以前に取得した画像を再掲しています。 出典:Buffer「Pricing」(取得日 2026-08-22/表示のファーストビュー)

無料プランの境目は「同時に3つ」ではなく「生涯8つ」

無料プランの説明でよく紹介されるのは「3チャネルまで」という数字ですが、ヘルプセンターにはもう1つ上限が書かれています。無料プランでは同時に3チャネルまで接続でき、さらに生涯で8つのユニークな接続という上限がある、という記載です。

続けて、無料プランでこれまでに接続したチャネルはすべて数え、あとで切断しても合計は8を超えられない、とも書かれています。ここが見落としやすい点です。試しにつないで外す操作を繰り返すと、同時接続の数は3のままでも、生涯の枠は静かに減っていきます。無料で評価するつもりなら、つなぐ順番を決めてから始めたほうが安全です

プランごとの範囲を並べると次のようになります。

項目 Free Essentials Team
同時に接続できるチャネル 3チャネル 段階制の単価で追加 段階制の単価で追加
生涯の接続数 8チャネル 上限の記載なし 上限の記載なし
予約投稿 1チャネルにつき10件 無制限 無制限
アイデアの保存 100件 無制限 無制限
ユーザー 1人 1人 人数の制限なし
投稿の承認フロー なし なし あり
分析の履歴 30日 期間の指定を広げられる 期間の指定を広げられる

出典:Buffer 公式サイト「Pricing」、Buffer ヘルプセンター「Buffer pricing and features」(確認日 2026-09-05)

分析については、ヘルプセンターが有料プランの機能として「先月」やカスタム期間といった期間指定、指標の組み合わせの保存、ブランドを入れた書き出しを挙げています。無料プランの側は履歴が30日と書かれているため、前年同月と比べるような使い方は有料プランの範囲になります。

もう1つ、料金ページのよくある質問に「無料の3チャネルは有料プランへ上げても無料のまま使えるか」という問いがあり、答えは「いいえ」です。有料へ切り替えると、無料のときにつないでいた分も含めて、つないでいる全チャネルが課金の対象になります。無料の3チャネルを土台にして、その上に有料分を足していく形にはなりません。

プランの分かれ目は、人数と承認フロー

Essentials と Team の違いは単価だけではありません。ヘルプセンターの機能表では、Essentials のユーザーが1人であるのに対し、Team は人数の制限がなく、投稿の承認(Approvals)は Team だけの機能として挙がっています。Team は「コンテンツ制作、承認、コミュニティ対応を共同で行うチーム向け」と説明されています。

そのため選び方は、機能の一覧を上から比べるよりも、体制から絞ったほうが早く決まります。1人で運用していて、下書きを誰かに確認してもらう工程が無いなら Essentials の範囲です。複数人でログインする、あるいは投稿前に承認を挟む運用なら、チャネル数にかかわらず Team が最小の選択肢になります。これは当サイトの評価ではなく、公式ページに書かれた提供範囲をそのまま条件にしたものです。

無料プランの3つの上限に収まるかを確かめ、超える場合は有料へ進み、複数人利用と承認フローの有無でTeamとEssentialsに分かれる判断フロー図
公式に書かれている上限と機能の範囲だけで作った判断の順序です。金額は月払いで1〜10本目の単価にあたります。 出典:Buffer「Pricing」Buffer ヘルプセンター(確認日 2026-09-05)

有料プランには14日間の無料トライアルがあり、期間中は有料プランの機能を試せると書かれています。支払い情報を入れないまま終わると無料プランへ切り替わり、予約済みの投稿は、つないだチャネルがロックされていなければトライアル終了後も公開される、と説明されています。評価の期間を14日で区切って、その中で必要なチャネルをつなぎ切る計画にしておくと、無料プランの生涯8チャネルを消費せずに済みます。

つなげるチャネルと、つなげないもの

対応しているチャネルは、ヘルプセンターの一覧に載っています。Facebookページ、Instagramのビジネス・クリエイター・個人アカウント、X、LinkedInのページとプロフィール、TikTok、Pinterestのビジネスアカウント、Googleビジネスプロフィール、Mastodon、YouTube Shorts、Threads、Bluesky、そしてBuffer自身のStart Pageです。

反対に、APIの制約でつなげないものも明記されています。Facebookの個人プロフィールと、LinkedInのグループです。分析についても、FacebookのストーリーとInstagramのリールはAPIの制約で取得できないと書かれています。一部のチャネルは新しいプランでのみ接続できる、という但し書きもあります。

料金を計算する前に確かめておきたいのは、自社が運用している面がこの一覧に入っているかです。日本で使われている面がすべて対応しているとは限りません。一覧は更新されるため、契約前に公式のヘルプで直接確認してください。ここで対象外の面があれば、その面は別のツールか手作業のまま残ることになり、Bufferだけで運用を完結させるという前提が崩れます。

日本から契約する前に、公式ページだけでは決まらないこと

ここまでは公式ページに書かれていることでした。日本の会社が契約する前には、書かれていない側も見ておく必要があります。

まず通貨です。単価は米ドル建てで、月6ドルという金額が変わらなくても、円での負担は為替で動きます。年払いを選ぶと、その年ぶんの負担を先に確定させることになります。

支払い方法は、よくある質問に列挙があります。Visa、Mastercard、American Express、JCB、Discover、Diners Club のカードが使えること、PayPal・小切手・銀行振込は扱えないことが書かれています。JCBが挙がっているのは、国内発行のカードを使う場合に確認しておきたい点です。銀行振込に対応していないため、カード決済ができない購買ルールの組織では、この時点で候補から外れます。

税の扱いも、そのまま日本へ持ち込めません。よくある質問にあるのは、英国のB2C顧客に対して現地の標準税率の付加価値税を適用するという説明と、B2Bの顧客は番号の登録によってリバースチャージの扱いにできるという説明です。日本の消費税をどう扱うかは、参照したページに記載がありません。適格請求書の要否を含めて、経理の担当部門に確認する項目になります。

公表されている料金表を自社の条件に当てはめて読み直す作業は、海外のサービスを使うときに繰り返し出てきます。当サイトでは、月間ページビューで段が決まるPlausible Analyticsの料金と自前運用の条件でも同じ読み方をしました。国内のものを含めた運用ツールの比較はSNS運用ツールの比較、Xの予約投稿だけで足りるかを先に確かめたい場合はXの予約投稿を参照してください。海外のマーケティングの動きは海外マーケティングにまとめています。

この記事で確認できなかったこと

正確を期すために、公式ページで確認できなかった項目を残します。

日本語のインターフェースとサポートの有無は、参照した3ページに記載がありません。日本の消費税の扱い、請求書の様式、返金の条件についても同様です。有料プランで同時に接続できるチャネル数の上限も確認していません。段階の表は51本目以降まで書かれていますが、上限そのものの記載は見当たりませんでした。

そして、この記事は使い勝手を評価したものではありません。当サイトは有料プランを契約して検証していないため、操作感、予約投稿の安定性、サポートの応答については書いていません。書いたのは、公式ページに載っている料金の仕組みと上限だけです。他のSNS管理ツールとの比較も、それぞれの公表値を同じ基準で並べられる状態になってから改めて扱います。

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