SEO/解説

SEOのやり方|キーワード選定から公開・改善までの手順を解説

SEOの進め方を、準備・調査・制作・公開・改善の5工程で解説します。工程ごとの作業内容、判断の基準、つまずきやすい箇所、続けるための体制までを実務目線で整理します。

SEOは、個別のテクニックを覚えるより、工程の順番を守るほうが結果につながります。この記事では、準備から改善までを5つの工程に分け、それぞれで何をするか、何を基準に判断するかを解説します。

全体の流れ

SEOの作業は、次の5工程に分かれます。

準備:現状を把握できる状態をつくる。 調査:何に答えるかを決める。 制作:ページを作る。 公開:検索エンジンに見つけてもらう。 改善:結果を見て直す。

多くの現場では、調査と制作だけが行われ、準備と改善が抜けています。準備がないと判断の材料がなく、改善がないと積み上がりません。

手順図。準備・調査・制作・公開・改善の5工程
準備と改善が抜けている現場が多く見られます。当社が用いている工程の分け方です。 出典:Google 検索セントラル「Google 公式 SEO スターター ガイド」(確認日 2026-08-20)

工程1:準備

最初にやるのは、現状を見られる状態をつくることです。

Google Search Console の公式ヘルプでは、サイトの検索結果での掲載状況を管理・監視できるツールであることが説明されています。表示回数、クリック数、掲載順位、インデックスの状況を確認できます。

準備で行うのは次の3つです。検索の管理ツールを設定する計測ツールを設定する成果を定義する

成果の定義とは、何をもって「うまくいった」とするかを決めることです。問い合わせ、資料請求、購入など、事業にとっての成果を決めます。順位そのものを目標にしないことが重要です。順位が上がっても成果が増えなければ、事業は変わりません。

工程2:調査

何に答えるページを作るかを決める工程です。

材料は3つあります。 顧客から実際に受けている質問、検索されている語、既存ページで表示はされているが順位が低い語です。3つ目は管理ツールで確認できます。

検索する人の状況を分けます。 同じテーマでも、まだ知らない段階、比較している段階、決めかけている段階では、必要な情報が違います。どの段階に向けたページかを決めてから書きます。

実際の検索結果を見ます。 狙う語で検索し、上位のページが何に答えているかを確認します。ここを飛ばすと、読み手が求めていない内容を書くことになります。

優先順位を付けます。 検索回数の多さより、成果につながるかを基準にします。検索回数が少なくても、具体的な悩みを表す語のほうが問い合わせにつながることがあります。

工程3:制作

ページを作る工程です。Googleは公式のスターターガイドで、ユーザーが探している内容にページが答えているかが重要である旨を説明しています。

構成を先に決めます。 読み手の疑問を並べ、答える順に整理します。結論を先に置く構成が読まれやすくなります。

判断材料を入れます。 料金の目安、対応範囲、手順、事例。検討している人が必要とする情報です。

独自の情報を入れます。 自社の実績、実際に受けた質問、現場で得た知見。他所の要約では差が付きません。

タイトルと見出しを内容と一致させます。 開く前に何が書かれているか分かる状態にします。

内部リンクを張ります。 関連する記事へつなぎ、次に読むページを示します。

工程4:公開

作ったページを検索エンジンに見つけてもらう工程です。

サイト内からリンクを張ります。 どこからもリンクされていないページは、発見されにくくなります。

サイトマップに含まれているかを確認します。

インデックスされたかを確認します。 管理ツールで、登録されているかを見ます。数日待っても登録されない場合、技術的な問題か、内容が薄いと判断されている可能性があります。

公開日を記録します。 後から効果を測るときの基準になります。

工程5:改善

公開して終わりにしない工程です。ここが最も差が出ます。

確認する順番があります。 表示されているか → クリックされているか → 成果につながっているか。

表示されていないなら、インデックスの状況か、狙う語との一致を見直します。

表示はあるがクリックされないなら、タイトルと説明文を見直します。検索結果に出ている文言が、探している内容と合っているかを確認します。

クリックはあるが成果がないなら、内容と次の行動への導線を見直します。読み手の疑問に答えているか、答えた後に何をすればよいかが示されているかを確認します。

改善は1箇所ずつ行い、変更を記録します。 同時に複数を変えると、どれが効いたか分かりません。

比較表。表示・クリック・成果のどこで止まっているかと、見直す箇所
どこで止まっているかによって、打つ手が変わります。当社が支援の現場で用いている整理です。 出典:Google Search Console ヘルプ「Search Console の概要」(確認日 2026-08-20)

つまずきやすい箇所

準備を飛ばす:現状の数字がないまま始めると、効果を判断できません。

検索結果を見ずに書く:読み手が求めている内容とずれます。

公開して放置する:SEOは公開後の改善で差が付きます。

順位だけを見る:成果につながらない語で上位を取っても、事業は変わりません。

短期間で判断する:ページが評価されるまでには時間がかかります。判断の時期を先に決めておきます。

確認リスト。準備を飛ばす・検索結果を見ない・公開後の放置・順位だけを見る・短期で判断する
作業そのものより、順番と続け方でつまずく例が多く見られます。 出典:Google 検索セントラル「Google 公式 SEO スターター ガイド」(確認日 2026-08-20)

続けるための体制

SEOは一度で終わりません。続けるために次を決めます。

担当と時間:週に何時間を充てるか。決めないと他の業務に押し出されます。

見る指標:表示回数、クリック数、成果件数。毎月同じ形式で並べます。

見直しの周期:月次で数字を確認し、四半期で方針を見直します。

記録の残し方:いつ何を変えたかを残すと、数字の動きと突き合わせられます。

外注する範囲:制作を外に出す場合も、何を作るかの企画と結果の解釈は社内に残します。

小規模なサイトでの進め方

人手が限られる場合、範囲を絞ります。

月に1本でも続ける:数より継続が効きます。

実際に受けている質問から書く:調査の手間が小さく、確実に需要があります。

既存ページの改善を優先する:すでに表示されているページを直すほうが、新規作成より早く結果が出ます。

技術面は最低限に留める:インデックスされていれば、細かい改善より内容に時間を使います。

判断が分かれる場面

進めていくと、判断に迷う場面が出てきます。当社が支援の現場でよく相談を受けるものを挙げます。

既存記事を直すか、新しく書くか:狙う語で検索し、上位のページが同じ顔ぶれなら、同じ検索意図です。この場合は既存記事を強化します。顔ぶれが違えば、別の記事にします。

古い記事をどうするか:情報が古いだけなら更新します。需要そのものがなくなった記事は、統合するか、残したまま更新しない判断もあります。削除の前に、流入と成果があるかを確認します。

外注するか、社内で書くか:判断材料と自社の実績が必要な記事は、社内の情報がないと書けません。一般的な解説は外注しやすい領域です。企画と最終確認は社内に残します。

広告と併用するか:SEOは結果が出るまで時間がかかります。急ぐ場合は広告で先に検証し、成果が出た語をSEOでも狙う進め方があります。

この記事のまとめ

SEOは、準備・調査・制作・公開・改善の5工程で進めます。準備で現状を見られる状態をつくり、調査で答えるべき疑問を決め、制作で判断材料と独自情報を入れ、公開でインデックスを確認し、改善で結果を見て直します。

確認の順番は、表示されているか、クリックされているか、成果につながっているかです。どこで止まっているかによって、打つべき手が変わります。

出典と注記

Search Console の役割は Google Search Console ヘルプ、ページ制作の考え方は Google 検索セントラルの公式ガイドに基づきます(いずれも確認日 2026年8月20日時点)。検索の仕様とガイドラインは更新されるため、実務では最新の記載を確認してください。 工程の分け方と判断の基準は、当社が支援の現場で用いている整理です。順位や成果を保証するものではありません。

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