デビットカードを家計簿代わりに使う家計管理方法

家計管理方法の一つとして「家計簿代わりにデビットカードを使う」という方法があります。今回は、デビットカードに支払いを集約することで、家計簿をがわりに利用する方法をご紹介します。

この記事の著者

ファイナンシャルプランナー

MONEQまねく

ファイナンシャルプランナー 兼 投資家 兼 IT企業の経営者です。事業経営歴が10年以上、投資総額は10億円以上、ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、M&A、不動産投資、株式投資など幅広い投資を行っています。これらの経験から、お金を増やす方法、お金を増やせるサービスを、実体験をもとに評価し、紹介しています。

家計管理方法「家計簿代わりにデビットカードを使う」とは?

支払いをデビットカードに集約することで、利用明細を家計簿代わりに利用して、簡単に家計管理をする方法

のことを言います。

「デビットカードって、何で家計簿代わりになるの?」

デビットカードは、クレジットカードとは違う特徴があります。

  • 銀行が発行している
  • 銀行口座からリアルタイムで引き落とされる
  • 利用明細は、リアルタイムで記録される
  • Visaブランドであれば、ほとんど使えないお店はない

つまり、

日常の支払いをデビットカードに集約してしまえば、労せずに毎月の支出を把握できる家計簿代わりに利用できる

のです。

「でも、家計簿アプリじゃダメなの?」

ダメではありません。

家計簿アプリの場合は、銀行口座、クレジットカード、デビットカード、証券口座など複数の連携が可能で、デビットカード単一で管理するよりも、有効な方法の一つでもあります。

でも、家計簿アプリも、万能ではなく、デメリットも、少なくありません。

  • 自動連係が必要になるため、セキュリティの問題が出てくる
  • 結局、分類まではできないので、登録作業が発生する
  • 楽をする分、見なくなる
  • レシート読み取りや連携数の制限解除が有料

と、結局、インストールはしたけど、使わなかった方も少なくないのではないでしょうか?

デビットカードを家計簿代わりに利用する場合に、重要なポイントは

  • デビットカードで支払いを集約する
  • デビットカード以外の支払い(レシートや他のクレジットカードなど)は、自分で目盛る
  • 手動で家計簿ノートもつける

ですから、「完全自動ではない」ことが意外に重要なことなのです。

毎月、1回、デビットカードの履歴を見ながら、実際の家計簿をつけることになります。

「自分で書く」という動作が重要であって

  • 自分で書くから、内容が頭に入ってくる
  • 自分で書くから、書いている間に改善点や反省が起こる

のです。

ただ、すべてのレシートをアナログで記録するのは大変なので、支払の大部分をデビットカードに集約してしまえば、デビットカードのアプリの画面を見て、書き込むだけなので、手間が軽減されるということなのです。

「なるほどね。完全自動化する家計簿アプリでは、頭に残らないのはわかるわ。楽にしながらも、自分で書いた方が実際に家計の状況を把握しやすいということね。」

そうです。デビットカードに支払いを集約すると、その「家計簿を自分で書く」という負担がかなり軽減されるので、コストもかからずに「家計簿を続けやすい」のです。

家計管理方法「家計簿代わりにデビットカードを使う」のメリットデメリット

メリット

  • 家計簿を続けやすくなる
  • 家計簿をつけるのが簡単になる
  • 銀行口座残高とリアルタイムに連動するため、使い過ぎの危機意識が醸成されやすい
  • 自動の家計簿アプリよりも、正確に分類できる
  • デビットカードのキャッシュバックのメリットも享受できる
  • デビットカードは、口座残高が不足していたら決済できないため、使い過ぎない
  • デビットカードは、1日の上限、1カ月の上限、1回の上限など細かく上限設定が可能

デメリット

  • 完全に自動ではない
  • 支払いの大部分をデビットカードに集約する必要がある
  • デビットカードで支払いができないもの、店舗がある

家計管理方法「家計簿代わりにデビットカードを使う」の手順

デビットカードを選ぶ

デビットカードは、どの店でも使えるVisaブランド、Mastercardブランドがおすすめです。

支払をできるだけ、デビットカードに集約する

毎月、1回デビットカードの利用明細を見ながら、家計簿をつける

毎月、1回デビットカードの利用明細を見ながら、家計簿をつける

毎月、月初に前月の利用明細を見ながら、デビットカード以外の支払いと合わせて家計簿をつけます。

家計管理方法「家計簿代わりにデビットカードを使う」の注意点

デビットカードでは支払えないケースがある

デビットカードは、銀行口座と連動しているため、非常に使いやすく、使い過ぎ防止にメリットがある決済カードです。

デビットカードの場合は、口座残高がなければそれ以上の買い物はできませんが、クレジットカードの場合は、銀行口座残高がなくても、使えるメリットがあります。

しかし、反面、デビットカードは使えない店舗もあるので注意が必要です。

デビットカードで支払いできないお店

  • 月額料金の支払い
  • 高速道路料金
  • 飛行機の機内販売サービス
  • ガソリンスタンド
  • インターネットサービスプロバイダーなど
  • オンラインカジノなど、一部カジノでのお支払い
  • 資金移動(送金)が可能なアカウントへのチャージ取引 など

「即時決済がオンラインでできないもの」は、デビットカードは使えず、クレジットカードのみというケースがあります。

この場合は、いたしかたないため、クレジットカードで支払いなどをして、月末自分で家計簿に記録することで対応します。

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