お金を借りる7つの方法を徹底比較。一番早く借りられるのはやっぱりアレだった

世の中に、お金を借りる方法はたくさんあります。その中には、国・地方公共団体などが行う極めて公共性の高いものから、親・家族・友人・知人から借りるという極めてプライベートなものもあるのが現実です。そして、どの方法にもそれぞれメリットとデメリットがあります。そこで今回は、比較的一般的な「お金を借りる方法」として

  1. 親、家族、友人、知人から借りる
  2. 質屋で借りる
  3. 消費者金融のカードローンで借りる
  4. 銀行のカードローンで借りる
  5. クレジットカードのキャッシングで借りる
  6. 学生ローンで借りる
  7. 生命保険の契約者貸付制度を使う

の7つについて、解説しましょう。

なお、それぞれの方法について、比較表を掲載しますが、その中の「難易度」はあくまで、筆者の主観に基づくものであり、実際の難易度を正確に反映したものではありません。

方法1.親、家族、友人、知人から借りる

借りられるまでの期間ケースバイケース
難易度(☆5つがもっとも難しい)☆~☆☆☆☆☆
注意点それなりに経済力のある相手に頼むのが基本
相手を選んで交渉しないとトラブルのもとになる
口約束で済まさず、借用書を書くのが基本
あらぬ噂を流される原因にもなる

最初に紹介するのは、親、家族、友人、知人から借りる方法です。

teacher
まあ、古典的といえば古典的ですよね。

メリット

最初に、この方法を使うメリットとして

  1. (法律上は)個人信用情報に異動情報が登録されていたとしても、利用できる
  2. 相手の経済力次第では、かなり高額な金額を借りられる

ことが挙げられます。

1.(法律上は)個人信用情報に異動情報が登録されていたとしても、利用できる

クレジットカードでのショッピング払いやキャッシング、消費者金融のカードローンなど「お金の貸し借りを伴う取引」に関する利用履歴は、個人信用情報として記録されます。実際は、個人信用情報機関と呼ばれる企業や組織がデータベースとして取りまとめ、クレジットカードやローンの新規申し込みがあった場合は、審査担当者がデータベースにアクセスし、閲覧する仕組みです。

そして、個人信用情報には、異動情報が登録されることがあります。これは簡単にいうと「支払能力に重大な疑念を及ぼす事象」のことです。たとえば

  • 長期間(目安は61日以上)にわたる延滞・滞納
  • 利用規約違反などを理由とするクレジットカード・ローンの強制解約
  • 任意整理、個人再生、自己破産などの債務整理

があった場合は、個人信用情報に異動情報として登録されます。

teacher
俗にいう、ブラックリストに載るとは、個人信用情報に異動情報が登録されている状態のことを言うんですよ。

個人信用情報に異動情報が登録されている間は、クレジットカードやローンは使えません。しかし、親、家族、友人、知人から借りる場合、個人信用情報に何が登録されているのかを気にする必要はないので、すでに個人信用情報に異動情報が登録されていたり、審査落ちが続くようだったりしても(法律上は)問題なく利用できます。

2.相手の経済力次第では、かなり高額な金額を借りられる

親、家族、友人、知人からお金を借りる場合、重要な要素になるのが、相手の経済力です。もっと簡単に言うと「相手がお金を持っているのか」ということです。実際に借りられるかどうかは

  • お金を借りる理由
  • お金を借りるまでの経緯
  • お金を借りる交渉をする際の本人の態度

による部分も大きいです。しかし、それと同じくらい決め手になるのは、相手の経済力でしょう。相手に相応の経済力がある=それなりにお金を持っているなら、想定していたより多額のお金を借りられるかもしれません。

デメリット

一方、デメリットとして考えられるのは

  1. 相手に経済力がなければ無理な手段である
  2. 相手との関係性が壊れるリスクが大きい
  3. あらぬ噂を立てられて窮地に追い込まれることもある

の3点でしょう。

1.相手に経済力がなければ無理な手段である

「無い袖は振れぬ」ということわざがあります。「お金がないのはどうしようもない」という意味ですが、親、家族、友人、知人にお金を持っている人がいなければ、借りることもできません。自身の周囲を見回して、経済力がありそうな人がいなければ、ひとまずこの方法でお金を借りるのは諦めたほうがよさそうです。

2.相手との関係性が壊れるリスクが大きい

特に、友人、知人など「血のつながりが全くない人」に対してお金を借りる交渉をする場合に気を付けるべきこととして「交渉の仕方や相手の考え方次第では、相手との関係が終わるおそれがある」ことが挙げられます。

人によっては「友人や知人には絶対にお金を貸したくはないし、そんな話が持ち上がってきた時点で、付き合いを止める」というポリシーを持っている人もいます。このようなポリシーを持つにいたる背景はさまざまですが、考えられるのは

  • 友情や縁をお金に換えているようで気分がよくない
  • 友人や知人とは対等な付き合いをしたいが、お金を貸したらそれが壊れる
  • 自分が金づるにされているようで不快感しか覚えない
  • 一度貸したら2度、3度とずるずる交渉されてしまいそうで嫌だ
  • お金を借りないと生活が成り立たないだらしない人とは付き合いたくない

などのネガティブな気持ちでしょう。もちろん

  • お金を借りる理由
  • お金を借りるまでの経緯
  • お金を借りる交渉をする際の本人の態度

によっては、ネガティブな気持ちをもっていたとしても、交渉次第でうまくいくこともあります。

しかし、かなりの嫌悪感を抱いている人も事実なので、よく相手を見極めたうえで、交渉をしたほうがいいでしょう。

3.あらぬ噂を立てられて窮地に追い込まれることもある

「友人や知人には絶対にお金を貸したくはないし、そんな話が持ち上がってきた時点で、付き合いを止める」というポリシーを持つこと自体は、本人の事由です。しかし、より問題になりやすいのは、お金を借りたい、という交渉があったことが、自分の知らないところで知れ渡ってしまうケースでしょう。お金を借りる交渉をした相手が、自分の知らないところで「〇〇さんにお金を貸してほしい、と言われた」と吹聴してしまうおそれもあります。

また、さらに注意すべきなのは、相手がFacebookやTwitter、InstagramなどのSNSに投稿することです。本来、お金を借りる交渉は、極めてプライベートな事柄であり、SNSに投稿するにはふさわしくない話題でしょう。しかし「同級生にお金を貸してほしいといわれた」など、本人にとってはちょっとした愚痴のつもりで投稿する人もいます。

万が一、お金を借りようとしていることが発覚してほしくない相手にそのことが知れ渡ってしまうリスクもゼロにはできません。さらに、噂に尾ひれがついて、学校や職場などの人間関係にひびが入るおそれもあるのです。

方法2.質屋で借りる

借りられるまでの期間即日
難易度(☆5つがもっとも難しい)☆(あまり難しくない)
注意点ブランド品、ガジェットなど「金目のもの」がないと難しい
年利にするとかなり高い
お気に入りのものを質入れするときは質流れしないよう注意

次に、質屋でお金を借りる方法について解説しましょう。こちらも、かなり古典的な方法ですが、どんな方法なのかを正確に理解している人はなかなか少ないかもしれません。

メリット

質屋で借りる方法のメリットとして

  1. システムが簡単で分かりやすい
  2. 基本的に誰でも利用できる
  3. 利息を支払っている限りは返済期日をいつまでも延長できる

の3点が挙げられます。

1.システムが簡単で分かりやすい

質屋でお金を借りるシステムは、きわめて簡単です。

  1. 質屋に身分証明書と品物を持っていく
  2. 品物を担保にお金を借りる
  3. 期限通りに借りたお金と利息を返済し、担保として預けた品物を返却してもらう

というのが、一連の流れになっています。消費者金融・銀行のカードローンやクレジットカードのキャッシング、学生ローンや保険の契約者貸付などのように、面倒臭いやり取りや審査はいりません。

2.基本的に誰でも利用できる

また、質屋を利用するに当たって、制限はほとんどありません。必要な身分証明書と預けられる品物さえあれば、基本的に誰でも利用できます。

teacher
例えば、身分証明書はこういうものが使えます。
  • 運転免許証
  • 健康保険証
  • パスポート
  • 住民基本台帳カード
  • 外国人登録証明書
  • 学生証

なお、質屋を利用するにあたっては、個人信用情報に異動情報が登録されていたとしても、関係ありません。貸金業法とは全く別の法律(質屋営業法)で運営されているため、規制も全く異なるのです。そのため、いわゆる「ブラックリストに載っている」状態であっても、特に問題なく利用できます。

3.利息を支払っている限りは返済期日をいつまでも延長できる

質屋でお金を借りる際に支払う利息のことを「質利息(質料)」と言います。品物を預けて3カ月後に、元本と一緒に払うのが一般的な流れです。しかし、この際に元本が用意できなかった場合は、改めて質利息を支払えば、さらに返済期日を延長することが可能です。

man
じゃ、質利息を払えなかった場合はどうなるんですか?

期限通りに元本や利息を払えなかった場合は、質流れとなり、預けた品物の所有権が質屋側にわたってしまいます。

teacher
時々、デパートとかで「質流れセール」みたいなのやってますよね。

近年は、質屋側も顧客に配慮し、質流れになりそうな場合に事前連絡したり、1週間程度であれば質利息の支払いを待ったりなどの対応をしています。もし、困ったことがあれば、まずは質屋に連絡し、対応を仰いだほうがいいでしょう。

デメリット

一方、質屋でお金を借りる方法のデメリットとして

  1. 消費者金融のカードローンなどに比べると金利が非常に高い
  2. 質入れできる品物は限られている

の2点が挙げられます。それぞれについて詳しく解説しましょう。

1.消費者金融のカードローンなどに比べると金利が非常に高い

質屋の利息は、月利=1ヶ月ごとの利息として決められている場合がほとんどです。例えば、都内の大手チェーン店の質屋の利息についてみてみましょう。

貸付金額月利
総額1000万円以上0.95%
総額100万円以上1.25%
10万円以上1.50%
1万円以上6.00%
1万円未満8.00%

出典:質利息案内|大黒屋 質新宿東口店

一方、消費者金融大手・アイフルのカードローンの金利は、利用限度額により異なりますが、年利にして3.0%~18.0%の間で推移します。

man
なんで質屋の利息って、こんなに高いんですか?月利8.0%って、1万円を1年借りたら19,600円払わないといけないってことですよね?

質屋の利息がこんなに高いのは、質屋は短期間で返済することを予定してお金を借りる場所であるため、高い利息を設定することが法律(質屋営業法)で許されているからです。

質屋営業法 第三十六条

質屋に対する出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律(昭和二十九年法律第百九十五号)第五条第二項の規定の適用については、同項中「二十パーセント」とあるのは、「百九・五パーセント(二月二十九日を含む一年については年百九・八パーセントとし、一日当たりについては〇・三パーセントとする。)」と、同法第五条の四第一項中「貸付け又は保証の期間が十五日未満であるときは、これを十五日として利息又は保証料の計算をするものとする。」とあるのは、「月の初日から末日までの期間(当該期間の日数は、その月の暦日の数にかかわらず、三十日とする。)を一期として利息を計算するものとする。この場合において、貸付けの期間が一期に満たないときは一期とし、二以上の月にわたるときは、そのわたる月の数を期の数とする。」とする。

利息制限法が適用されるか判断が分かれる
man
それにしても高いですよね。他の法律との関係でもめたりしないんですか?
teacher
実はもうもめていますよ。

お金を借りる際の利息に関する法律の1つに、利息制限法があります。利息制限法の第一条の規定を紹介しましょう。

利息制限法 第一条

金銭を目的とする消費貸借における利息の契約は、その利息が次の各号に掲げる場合に応じ当該各号に定める利率により計算した金額を超えるときは、その超過部分について、無効とする。

一  元本の額が十万円未満の場合 年二割
二  元本の額が十万円以上百万円未満の場合 年一割八分
三  元本の額が百万円以上の場合 年一割五分

先ほどの例でいえば、1万円を1年間借りた場合、利息の上限は2,000円までということになります。質屋でお金を借りた場合、その利息の上限は利息制限法にのっとって決まるのかを争点にし、すでに裁判が起こされてきました。しかし、裁判官によっても見解が分かれるのが現状です。

広島地方裁判所では平成23年2月に質屋営業法を優先する判決が出た一方、同年8月には名古屋地方裁判所半田支部で質屋にも利息制限法が適用されると判断されています。

2.質入れできる品物は限られている

質屋によっても多少の差はありますが、質入れできるのは「換金価値があると認められるもの」だけです。例えば、大黒屋 質新宿東口店の場合は

  • 腕時計
  • 指輪・ネックレス
  • ダイヤモンド・宝石類
  • ジュエリー(ノンブランド可)
  • 金・プラチナ
  • 記念金貨・外国金貨
  • バッグ
  • ブランド小物(財布・キーケースなど)
  • 万年筆・ボールペン
  • カメラ・レンズ(一眼レフ・デジカメなど)
  • ノートPC・タブレット

などが質入れできる品物として挙げられています。

出典:質入れ対象商品|大黒屋 質新宿東口店

また、質入れできる品物であったとしても

  • そのブランドのステータス
  • その品物の人気度
  • その品物の状態

などによって、査定額は異なります。必ずしも満足がいく金額での借り入れができるとは限らない点に注意が必要です。

teacher
質入れでお金を借りる場合、質屋さんに持っていくと「その品物でいくらお金が借りられるか」を査定してくれます。納得がいかない場合は、借りないで他のお店に持っていくこともできるので、比較検討してみるといいですよ。

方法3.消費者金融のカードローンで借りる

借りられるまでの期間即日
難易度(☆5つがもっとも難しい)☆☆(難しくない)
注意点学生、無職など「継続安定した収入がない」人は使えない
利息が高いので注意
いわゆる「ブラックリストに載っている」人は使えない

お金を借りる方法として、比較的メジャーなのが「消費者金融のカードローンで借りる」ことです。この方法のメリット・デメリットについて考えてみましょう。

メリット

メリットとしては

  1. 手続きが比較的簡単
  2. 申込から融資実行までのスピードが速い
  3. 日本全国で利用できる手段である

の3点が挙げられます。それぞれについて解説しましょう。

1.手続きが比較的簡単

消費者金融のカードローンの特徴として、利用を開始するまでの申込と、審査に通過した後、実際に融資を受けるまでの方法が簡単なことが挙げられます。きわめて単純に流れを整理すると

どの消費者金融のカードローンを申し込むか比較検討する

Web、アプリ、電話、店頭などで必要事項の入力と書類の提出をし、審査を受ける

審査に通過したら、ローンカードが発行される(もしくはアプリで利用するための情報が交付される)

ローンカードもしくはアプリを利用して、提携金融機関やコンビニなどに設置されているATMで買い入れを行う

あらかじめ決められた条件に従って返済していく

ということです。

  • 利用しようとする消費者金融での利用限度額が50万円を超える
  • 今、利用している消費者金融のカードローンやキャッシングなど、貸金業者からの借り入れを合計した場合、利用限度額が100万円を超える

など、一定の理由に当てはまる場合、源泉徴収票など収入を証明する書類の提出が必要になりますが、これだって、今はアプリやWebページからのアップロードにも対応しているため、そう面倒なものでもありません。

2.申込から融資実行までのスピードが速い

消費者金融の特徴の1つとして、新規申込をしてから審査を通過し、融資が実行される(ローンカードが交付されて、実際に借り入れができるようになる)までのスピードが速いことが挙げられます。なぜ、そのようなことが可能なのか考えてみましょう。

消費者金融のカードローンは「無担保・無保証」であることがほとんどです。つまり、担保を用意する必要もなければ、保証人も要りません。結果として、比較的利用限度額が低い融資を前提として扱うことになります。このため、担保や保証人を用意して臨むのが前提となる高額の融資を扱う場合に比べると、消費者金融側が負う経営上のリスクを低いため、審査にも時間がかかりません。

また、カードローンなどの利用に際して行う審査では、「スコアリング」と呼ばれる手法が主流になっています。簡単に言うと「利用希望者から提出された情報を属性に応じて点数化し、一定の点数を上回っていれば合格とする」やり方と考えましょう。今はコンピューター上で動くプログラムによりスコアリングが行われるため、必要なデータを入れると、一瞬でスコアをはじき出してくれます。審査担当者がチェックを行い、問題がないようであれば審査通過の可否が決定すると考えましょう。

まとめると

  • カードローン自体が無担保・無保証が前提となる比較的(消費者金融側にとっては)リスクを抑えながら提供できる商品である
  • 審査自体がスコアリングの導入により機械化・自動化されているため、利用希望者から情報の提出を受けてから短時間で終了する

ため、早ければ新規利用の申し込みをしたその日のうちに審査が終了し、実際に融資までこぎつけるのです。

3.日本全国で利用できる手段である

一口に消費者金融といっても、規模はさまざまですが、大手銀行の傘下企業であるなど、比較的大規模な会社も珍しくありません。そして、そのような会社であれば、自社のATMはもちろん、全国の銀行、コンビニのATMと提携しているため、いつでもどこでもローンカードを利用してお金が引き出せてしまいます。また、近年はアプリ上で申込、審査を行い、審査通過後は、ローンカードの代わりにアプリを使うだけで借り入れができるサービスを開始した消費者金融まで出てきました。

つまり、いつでもどこでも、日本全国であれば利用できる手段といっても過言ではありません。

デメリット

一方、デメリットとしては

  1. 継続安定した収入がなければ借りられない
  2. いわゆる「ブラックリスト」の人は借りられない
  3. よくないイメージを持つ人がいるため、誹謗中傷の対象にされる

の3点が挙げられます。

1.継続安定した収入がなければ借りられない

消費者金融のカードローンは、貸金業法という法律の規制を受ける商品です。貸金業法には「年収の1/3以上の貸付はしてはいけない」という決まり(総量規制)があります。そのため、学生など、継続安定した収入がない人の場合、消費者金融のカードローンを利用することは難しいです。

専業主婦の場合は事情が少し異なる

専業主婦の場合であれば、消費者金融によっては配偶者貸付を前提にした専業主婦向けのカードローンを用意していることもあるので、それを利用するのも選択肢の1つに含まれるでしょう。配偶者貸付とは、総量規制の例外の1つです。簡単にいうと、専業主婦が借り入れを行う際は、本人の収入と配偶者の収入を合算し、借入金額が決定します。

例)専業主婦本人の年収が0円、配偶者の年収が660万円とすると、配偶者貸付を前提にした場合は、660万円 × 1/3 = 220万円まで借り入れが可能。
専業主婦でもお借入れ可能!レディースローンのベルーナノーティスは女性オペレーターがご相談を承ります。パート、アルバイト、主婦の方でもご融資可能。ベルーナノーティスローンは東証一部上場通信販売ベルーナグループのキャッシングサービスです。

2.いわゆる「ブラックリスト」の人は借りられない

クレジットカードやローンを利用すると、その利用履歴は個人信用情報として登録されます。実際は、個人信用情報機関と呼ばれる企業・団体がデータベースとして取りまとめています。クレジットカードやローンを新規で申し込んだ場合、申込先の審査担当者がデータベースにアクセスして内容を確認する流れです。

個人信用情報はいわば「その人がどのようにクレジットカードやローンを使ってきたか」が丸わかりになるため、その人の支払能力を診断する上でも非常に重要な情報です。そのため、個人信用情報に支払能力に重要な疑義を及ぼす事項が起きた場合、異動情報(金融事故)として登録されます。具体的には

  • クレジットカードやローンを強制解約された
  • 長期間の延滞・滞納があった
  • 任意整理、個人再生、自己破産などの債務整理をした

などが、異動情報の例として当てはまると考えましょう。厄介なのは、登録されている間は、クレジットカードや消費者金融のカードローンを利用することができなくなるということです。

俗に「ブラックリストに載っている人は消費者金融のカードローンも使えない」と言われますが、ここでいう「ブラックリスト」とは、厳密には「個人信用情報に異動情報が登録されている状態」を指すと考えましょう。

3.よくないイメージを持つ人がいるため、誹謗中傷の対象にされる

消費者金融独自の事情に起因するデメリットとして、よくないイメージを持つ人がいることが挙げられます。イメージを持つだけならまだしも、誹謗中傷をしてくる人が残念ながらいる、という事実にも目を向けておきましょう。

そもそも、消費者金融の始まりは、1960年代の高度成長期時代に会社員=サラリーマンを対象に開始された個人向けの融資です。この個人向けの融資のことを「サラリーマン金融=サラ金」というようになりました。

しかし、当時は法律が整備されていない面もあったため、高い金利で借り入れたことが原因で返済できなくなり、自己破産をしたり、生活苦で自殺してしまったりと、トラブルが相次いだのです。また、担当者による不適切な取り立ても深刻な社会問題になりました。
teacher
こういうことがあったから「サラ金=関わったら終わり」というイメージがついてしまったんだと思います。

しかし、今では

  • 貸金業法など、関連法規の整備を行う
  • 大手銀行の傘下企業になる

など、消費者金融を取り巻く環境は激変しています。当然、コンプライアンス(法令遵守)にも最大限の注意を払って運営されているため「利用したら人生終わり」ということは、まずあり得ません。

しかし「サラ金」にあまりにネガティブなイメージが付いてしまったためか「消費者金融のカードローンを使ってお金を借りている」というと

staff
そんなことしなきゃいけないなんてダメだな。お金の管理大丈夫なの?

など、見当違いの誹謗中傷をしてくる人もいるでしょう。

teacher
法に触れることをしているわけではないので、そんなことを言われる筋合いは本来ありません。そこで働いている人にも失礼です。しかし、人の言うことを正面から受け止めてしまいがちな人だと、非常にストレスが溜まってしまうかもしれませんね。

方法4.銀行のカードローンで借りる

借りられるまでの期間数日~2週間
難易度(☆5つがもっとも難しい)☆☆☆(決して簡単ではない)
注意点金利は消費者金融に比べると低いが審査が厳しい
「反社チェック」に時間がかかる

銀行も消費者金融同様、カードローンを商品の一部として扱っています。「専用のローンカードを発行し、自行のATMもしくは提携ATMから借り入れを行い、あらかじめ定めた返済スケジュールに従い、返済する」という基本的な流れは全く変わりません。そこで、ここでは「銀行のカードローンならではのメリット・デメリット」に照準を当てて解説しましょう。

メリット

銀行のカードローンのメリットとして

  1. 消費者金融のカードローンより金利が低い
  2. イメージがいい

の2つが挙げられます。それぞれについて、詳しく解説しましょう。

1.消費者金融のカードローンより金利が低い

銀行のカードローンの特徴として、消費者金融のカードローンと比べると、金利が低いことが挙げられます。例えば、三菱UFJ銀行のカードローン「バンクイック」と同行の傘下企業である消費者金融・アコムのカードローンの金利(2020年10月現在)を見比べてみましょう。

三菱UFJ銀行「バンクイック」年1.8%~14.6%
アコム年3.0%~18.0%

かなり差があるのがわかるはずです。

man
どうしてこんなに違うんですか?

1つの要因として考えられるのは、銀行のカードローンの場合、外部の保証会社による保証が受けられることが利用する上での条件になっていることが考えられます。つまり、仮に銀行カードローンを利用した人の返済が滞った場合、一度保証会社が銀行に立て替えて支払いをします(代位弁済)。その後、保証会社は返済を滞らせている人に対し「代わりに返済しておいたので、その分をこっちに返して欲しい」と求める権利(代位弁済の求償権)を行使するという流れです。

このやり方だと、銀行自体がカードローンで貸し付けた額を回収できないリスクを低く抑えられるため、消費者金融のカードローンに比べると、金利を低く抑えられると考えましょう。

2.イメージがいい

あくまで消費者金融と比べた場合の話ですが、銀行にいいイメージを抱く人は多いでしょう。銀行員という職業自体が、本来は高いコンプライアンス意識と物事を総合的に見て冷静に判断する能力が求められるものであるため、比較的高学歴な人が入社し、出世していくという傾向があったことも、そのイメージに一役買っているかもしれません。

また、何もお金を借りるときでなくても銀行は使うものであるため、銀行の支店やATMコーナーに足を踏み入れたところで、怪しまれることはまずないはずです。自分から言い出さない限りは、誰も「銀行カードローンでお金を借りようとしている」のかはわかりません。

このような背景があるため、銀行カードローンのほうが消費者金融のカードローンよりも、利用することに抵抗を感じにくいかもしれません。

デメリット

一方で、銀行カードローンのデメリットとして

  1. 審査が厳しい上に、時間がかかる

ことが挙げられます。銀行カードローンを申し込んだ場合、申し込んだ人が反社会勢力に該当しないか、警視庁のデータベースと照らし合わせてチェックする流れになっています。この手続きに時間がかかるため、最も早くても翌日、遅いと2週間近くかかることもあるのです。

man
なんでこんなにややこしいことになっているんですか?
teacher
詳しくお話ししましょうか。

みずほ銀行の不正融資問題

銀行カードローンの審査が厳しく、時間がかかるものになった背景の1つに、金融犯罪や反社会勢力への関与に対する厳しい取り締まりが挙げられます。それを理解する上で重要な事件として「みずほ銀行の不正融資問題」について解説しましょう。

銀行をはじめとする金融機関は、かねてから反社会勢力の排除には力を入れてきました。まず、平成15年=2003年より「金融機関等による顧客等の本人確認等に関する法律(=本人確認法)」を施行し、暴力団などの反社会勢力関係者による口座の開設・利用を厳しく規制しました。

その後、本人確認法は、より幅広い金融犯罪に対応した「犯罪による収益の移転防止に関する法律(犯罪収益移転防止法)」が平成20年=2008年に全面施行されたことにより廃止になりました。しかし、反社会勢力者の排除が目的の1つとして含まれていることには変わりありません。

それにも関わらず、大手都市銀行のみずほ銀行は、平成25年=2013年に反社会勢力との取引が多数存在していたことを理由に、行政処分を受けています。

厳密には提携先であるオリエントコーポレーション(オリコ)の販売提携ローン(キャプティプローン)を通じた融資を反社会勢力に対して行っていました。簡単にいうと、オリコが審査を行った上でみずほ銀行に取り次ぎ、融資を実行するという流れです。オリコが審査を行う段階では、相手が反社会勢力の関係者にあたるかどうかはチェックされなかったため、結果として反社会勢力への融資が行われてしまいました。

しかし、さらに問題視されたのは

  • オリコから取り次がれたローンを通じて、反社会勢力との取引が多数行われているという事実を知りながらも、2年以上も提携の解消など抜本的な対応を行わずにいた
  • 反社会勢力との取引が多数行われているという事実を知っていたのはみずほ銀行の一部の役員までだった

ということです。この事態を重く見た金融庁は、刑事事件として立件しなかったものの、行政処分を行っています。

参照:株式会社みずほ銀行に対する行政処分について:金融庁

銀行による反社チェックの強化

みずほ銀行での事件を受けて、全国の銀行を取りまとめる組織である一般社団法人全国銀行協会は、平成25年11月に「反社会的勢力との関係遮断に向けた対応について」を発表しました。

参照:反社会的勢力との関係遮断に向けた対応について | 平成25年 | 一般社団法人 全国銀行協会

この中で、反社会勢力の水際排除に向けた取り組みとして

  1. 反社データベースの充実・強化
  2. 提携先の管理態勢の検証・対応
  3. 銀行による反社チェック態勢の整備

の3つが掲げられたのです。その後、平成30年=2018年には、預金保険機構を通じた警察庁データベースへの接続が開始されました。

参照:反社会的勢力との関係遮断に向けた対応について | 平成30年 | 一般社団法人 全国銀行協会

これらの取り組みにより、個人向けの融資申込者に対しては、反社会勢力との関与がないかどうかを綿密にチェックされることになったため、銀行カードローンの審査には時間がかかるようになったのです。

teacher
反社会勢力との取引や金融犯罪の抑止のためには必要なことですが「できれば今日中に借りられるようにしておきたい」という要望には応えられない、ということですよね。

方法5.クレジットカードのキャッシングで借りる

借りられるまでの期間即日~数日程度
難易度(☆5つがもっとも難しい)☆☆(難しくない)
注意点学生、無職など「継続安定した収入がない」人は使えない
利息が高いので注意
リボ払いをすると返済が長期化する恐れがある

クレジットカードの利用限度額は、ショッピング枠とキャッシング枠に分けて設定されています。簡単に言うと

  • ショッピング枠:加盟店(=クレジットカードが使えるお店、サービス)での商品、サービスの購入に使う
  • キャッシング枠:ATMの操作など、所定の方法で金銭の借り入れを行う

ということです。つまり、理論上はクレジットカードがあればお金も借りられるのですが、この方法のメリット・デメリットについて考えてみましょう。

メリット

まず、クレジットカードのキャッシングでお金を借りるメリットとして

  1. 気軽に始められる
  2. 国内ならどこでも利用できる
  3. 海外でも利用できる

ことが挙げられます。それぞれについて詳しく解説しましょう。

1.気軽に始められる

クレジットカードのキャッシングでお金を借りる基本的な流れは以下の通りです。

  1. クレジットカードのキャッシング枠を確認する
  2. キャッシング枠の範囲内で、ATMの操作により借り入れを行う
  3. あらかじめ定められたスケジュールに従い順次返済を行っていく
普段、クレジットカードを使っていて、銀行や郵便局、コンビニに設置されているATMを操作したことがあれば、ほとんどの人が問題なくできるでしょう。

仮に、クレジットカードにキャッシング枠がついていかなったとしても、クレジットカード会社に電話し、審査を受ければ(これまでの利用状況に問題がなければ)すぐに利用できるようになります。

印鑑や銀行通帳を用意するなどの面倒な手続きもいりません。

2.国内ならどこでも利用できる

クレジットカードのキャッシングでお金を借りる場合、クレジットカード会社が設置するATMや提携ATMを利用し、お金を引き出すのが一般的です。

そして、この提携ATMですが

  • 都市銀行
  • 地方銀行
  • ゆうちょ銀行
  • コンビニのATM(セブン銀行、ローソン銀行、イーネット)

など、種類が多岐にわたります。

つまり、どんなに地方に行ったとしても、クレジットカードでのキャッシングができるATMが1台もないということは、非常に考えにくいです。
  • なんらかのアクシデントで急に現金が必要になった
  • しかし、自分が使っている銀行のキャッシュカードが利用できるATMが見つからない

という場合は、一時しのぎとして手持ちのクレジットカードでキャッシングをするというのも1つの選択肢です。

3.海外でも利用できる

クレジットカードでのキャッシングならではのメリットとして「海外でも利用できる」ことが挙げられます。自分が持っているクレジットカードの国際ブランド(決済システムのこと)に対応しているATMであれば、画面の指示に従い操作するだけで、現地通貨での借り入れができてしまいます。

日本に戻ってきてからすぐに返済すれば、金利手数料もかなり低く抑えられるので、非常に便利です。

近年では、多くの国でクレジットカードが使えるようになっているので、あえて日本で現金を両替していかず、現地についてから最低限の金額をキャッシングで借り入れてもいいでしょう。

なお、国際ブランドはVisaかMastercardを選ぶのをおすすめします。この2つは世界でも取引額ベースでのシェアが大きいブランドであるためです。

もちろん、JCBやAmerican Expressでも構わないのですが、渡航先の国・地域によっては、対応しているATMを見つけるだけで一苦労する可能性もあります。

現金は盗難されたり、紛失したりしてしまったら終わりですが、クレジットカードの場合は「自分が使ったのではない」ことが証明できれば、不正利用された金額については返還が受けられます。

日本は世界でも類を見ないほど治安がいいので実感しにくいかもしれませんが、海外では地域によっては非常に治安が悪いところがあるのも事実です。そのため、多額の現金を持っていることが万が一知られてしまったら

  • スリ、暴行の標的にされる
  • 性犯罪に巻き込まれる
  • 最悪のケースでは誘拐されたうえに、殺害される

など、取返しのつかない事態に巻き込まれる恐れもあります。

海外旅行、出張に行く際は「クレジットカードをメインにし、どうしても現金が必要な場合にだけキャッシングをする」のも、現地での支払い方法の1つとして考えましょう。

デメリット

一方、デメリットとしては

  1. 金利がかなり高い
  2. 浪費につながるおそれがある

の2つが挙げられます。それぞれについて解説しましょう。

1.金利がかなり高い

具体的な金利はクレジットカードの種類や借入額、その他の条件によって異なりますが、クレジットカードでキャッシングする場合、総じて金利は高いです。さらに、リボ払いを選んでしまった場合、元本の返済に時間がかかってしまうため、返済が長期にわたる恐れがあります。

どうしてもキャッシングを使わないといけない事情がある場合は「本当に必要な金額のみを借り、なるべく一括で返済する」ことを心がける必要があります。より分かりやすくするために、具体的な例を用いてみましょう。

大手クレジットカード会社・JCBの場合、キャッシングの利率は

  • キャッシングリボ払い:年15.0%~18.0%
  • キャッシング一括払い:年15.0%~18.0%

となっています。仮に、以下の条件で借りた場合、返済スケジュールおよび各回の返済額はどのようになるのか見てみましょう。

  • 借入予定日:2020年10月22日
  • 借入額:10万円
  • 適用される年利:18.0%
  • キャッシングリボ払いの場合の毎月の返済額:1万円(毎月元金定額払い)
キャッシングリボ払いの場合

返済スケジュールおよび各回の返済額は以下のようになります。

支払い日支払い元金(円)<1>利息(円)<2>支払い合計<1>+<2>支払い後残高(円)
2020年12月10日10,0002,41612,41690,000
2021年1月10日10,0001,37511,37580,000
2021年2月10日10,0001,22311,22370,000
2021年3月10日10,00096610,96660,000
2021年4月10日10,00091710,91750,000
2021年5月10日10,00073910,73940,000
2021年6月10日10,00061110,61130,000
2021年7月10日10,00044310,44320,000
2021年8月10日10,00030510,30510,000
2021年9月10日10,00015210,1520
支払い元金(合計)100,000円
支払い利息(合計)9,147円
支払い合計金額109,147円(内手数料 9,147円)
キャッシング一括払いの場合

一方、キャッシング一括払いの場合、返済スケジュールおよび各回の返済額は以下のようになります。

支払い元金(合計)100,000円
支払い利息(合計)2,416円
支払い合計金額102,416円
支払い予定日2020年12月10日
支払い利息がキャッシングリボ払いの場合と比べて、7,000円近く違うのがわかるでしょう。

2.浪費につながるおそれがある

クレジットカードによるキャッシングのメリットは「難しい手続きを必要とせず、すぐに使い始められること」です。しかし、時にはそれが大きなデメリットにもなりえます。

手軽に借りられる方法であるからこそ「お金を借りる」ことへの心理的なハードルが下がってしまい、結果としてどんどん借入額が膨らんでしまったというのは、決して珍しいことではありません。

とくに、リボ払いでの返済を選択した場合、元本に対してかなり多い利息を支払わなくてはいけません。そのため、借り入れた金額によっては、いつまでたっても返済が終わらないことが考えられます。

リボ払いを返済するために他のクレジットカードでキャッシングをするなど、本末転倒なことも起きてしまうのです。最初はほんの軽い気持ちで借りたのかもしれませんが、こうなってしまうとどうしようもありません。弁護士や司法書士など、債務整理に強い専門家を交えて、現実的な解決策を話し合う必要があるでしょう。

いずれにしても、使い方次第ではその後の人生に大きな影響を及ぼすのが、クレジットカードのキャッシングのデメリットです。もし「自分は浪費家だ」という自覚があるなら、安易にクレジットカードでのキャッシングに手を出すのは、控えておいた方が賢明でしょう。

方法6.学生ローンで借りる

借りられるまでの期間即日~数日程度
難易度(☆5つがもっとも難しい)☆☆(難しくない)
注意点学生でもアルバイトをしていないと使えない
未成年はNGの場合が多い

大学生、短大生、専門学校生であれば、学生ローンを使ってお金を借りるのも1つの手段です。この方法のメリット、デメリットについて解説しましょう。

メリット

メリットとして

  1. 学生の対応に慣れている
  2. 社会人になってからでも利用できる
  3. 店舗に行かずに借り入れができる業者もある

の3つが挙げられます。

1.学生の対応に慣れている

学生ローンとは、大学生、短大生、専門学校生などの学生を主な顧客層とした、比較的定額の貸し付けを行う貸金業者のことです。東京・高田馬場(早稲田大学などが近隣にある)に本部兼店舗を構えていることが多く、古株の業者であれば1970年代から営業を行ってきました。

当然、近隣にある大学、短大、専門学校の学生や事務局からクレームが入ったり、トラブルを起こしたりするようでは営業を続けることはできません。そのため

  • 最低利息額のみを毎月支払い、元金は余裕があるときに支払えばいい契約にしている
  • 返済期限の相談に応じる
  • 無理な取り立てはしない

など、通常の消費者金融とはかなり異なる部分があるのが特徴です。言い換えれば「学生を相手にする」のが前提でビジネスを営んでいるため、対応もお手のものです。

今、大学、短期大学、専門学校などに通っている人で

student
どうしても〇万円だけ足りないから借りられないかな?

という悩みを抱えているのであれば、あえて学生ローンを使うのも1つの手段でしょう。

2.社会人になってからでも利用できる

学生ローンと銘打っている以上、基本的には学生向けに貸付を行っていますが、実際は「初回利用時に学生であった場合は、社会人になってからでも利用できる」という扱いにしている学生ローン業者もたくさんあります。

特に、新社会人になってからしばらくは

  • 一人暮らしをするための部屋を契約したり、家電や家具を購入する
  • スーツやオフィスカジュアル用の洋服をそろえる
  • 歓迎会や研修に出向く
  • 勉強のために本を購入する

など、何かと物入りなはずです。

自分の収入でまかなうのが基本ですが、お金を調達する手段の1つとしては利用できるでしょう。

3.店舗に行かずに借り入れができる業者もある

既に触れた通り、学生ローンの発祥は1970年代の東京・高田馬場です。このあたりは、早稲田大学や富士短期大学(現・東京富士大学)など、大学、専門学校が非常に多かったため、学生が利用できる商品として学生ローンの事業を立ち上げる業者が多く現れました。

当然、当時は通信技術も発達していないため、借入を行うには「実際に店舗に出向き、必要書類を提出する→審査の結果、問題がなければその場で現金で融資額を渡す」という流れだったはずです。

しかし、今では通信技術やATMのネットワークも発達しているため

  • Webや電話で申込を受け付ける
  • 融資が可能と判断されれば、指定された銀行口座に融資額を振り込む

という対応をしてくれる学生ローン業者もたくさん出てきています。つまり、東京近郊に住んでいなくても、学生ローンを利用できるチャンスは十分にあるということです。

student
学生でも利用できるならありがたいけど、さすがに高田馬場には行けないなー。

という人でも、遠方からの申込に対応してくれる業者を選べば、問題なく学生ローンが使えます。

デメリット

一方、デメリットとして考えられるのは

  1. 大手の会社ではないので不安を感じるかもしれない
  2. 高額の借入はできない
  3. 学生であってもアルバイトをしていないなら使えない

の3つです。

1.大手の会社ではないので不安を感じるかもしれない

学生ローンのほとんどは、いわゆる中小企業です。大手の消費者金融のように、都市銀行の傘下に入っていたり、株式を上場していたりするわけではないので、正直なところ

student
なんか、聞いたこともないような会社がやっているんだけど、使って大丈夫なのかな?

と思うかもしれません。しかし、ちゃんと確認すればそれほど不安でもないのも事実です。

都道府県知事の登録と日本貸金業協会への加盟状況を確認しよう

貸金業者に関しては、たとえ中小企業であったとしても

  1. 都道府県知事もしくは内閣総理大臣への登録を済ませている
  2. 日本貸金業協会への加盟を済ませている

の2つの条件を満たしていれば、それほど心配することはありません。確認する方法としては、学生ローン事業を営む会社のホームページを見てみましょう。必ず掲載されているはずです。

出典:学生ローンのイー・キャンパス|スピード審査・低金利で即日融資

student
「(7)」みたく、数字がついているのはどうしてですか?
teacher
()内の数字は、登録された回数を表しています。貸金業の登録は3年ごとに更新されるので、更新されるたびに数字が大きくなるんです。つまり、この数字が大きいほど、長く営業している業者という意味になるんですよ。

これらの数字が正式な登録手続きを済ませているかどうかも確認しましょう。金融庁の登録貸金業者情報検索入力ページから検索できます。

teacher
試しに、イー・キャンパスの情報で検索してみました。ちゃんとデータベースに登録されているようなので、安心していいですよ。

逆に、ホームページで公開されている都道府県知事・内閣総理大臣への登録番号や日本貸金業協会の会員番号が偽物であるケースも考えられます。上記のデータベースに登録がなかった場合は、何らかの手違いか、それとも本当に登録がない状態で営業している違法な業者(いわゆる「ヤミ金融」)なのかは、自分だけでは正確に判別できません。

関わらないのが一番なので、絶対に使わないようにしましょう。

2.高額の借入はできない

学生ローンはあくまで、学生を対象とし、不足する部分のみの貸し付けを行うことを予定しているサービスです。そのため、高額の借り入れは基本的にできません。具体的な条件は、借りる人の状況や学生ローン業者の規約にもよるので一概には言えませんが、大まかな傾向としては「年収の1/3かつ50万円以内」という条件が設けられています。

そもそも、学生のうちにあまりに多額の借入をするのが好ましいとは言えないので、この条件が設けられていること自体には、何ら問題はありません。しかし、社会人になってからまとまった出費が必要になった場合は、50万円を超える借入ができないことがデメリットになる可能性も出てきます。

teacher
あくまで「学生のうちに使うものだから、高額は借りられるものでもない」と割り切ったほうがいいかもしれませんね。

3.学生であってもアルバイトをしていないなら使えない

学生ローンと銘打っている以上、基本的には学生が借りやすいように商品も設計されています。しかし、学生であっても、アルバイトをしていない人は借りることはできません。貸金業法には総量規制と言って「年収の1/3を超える貸付はしてはいけない」という決まりがあります。アルバイトをしていない=継続安定した収入がゼロ円である人に貸してしまうと、この規定に触れてしまう恐れがあるためです。

20歳未満お断りのケースも

また、学生ローンは貸金業法の規制を受ける金銭消費貸借契約です。つまり、学生ローンでお金を借りるということは、法律上の契約を結ぶことであるため、未成年者の場合は法定代理人の同意がないと基本的にはできません。

民法 第五条 未成年者が法律行為をするには、その法定代理人の同意を得なければならない。ただし、単に権利を得、又は義務を免れる法律行為については、この限りでない。

学生ローンの多くも、この法律の規定を踏まえてか

  • 利用できるのは20歳以上
  • 20歳未満でも利用できるが、法定代理人の同意が必須

という規定を設けています。

なお、民法が改正されたことで、2022年4月から、成年年齢を現行の20歳から18歳に引き下げることになりました。引き下げが行われたあとの学生ローンの利用可能年齢に関する扱いがどうなるのかは、注意深く動向を見守っていく必要がありそうです。

方法7.生命保険の契約者貸付制度を使う

借りられるまでの期間数日~1、2週間程度
難易度(☆5つがもっとも難しい)☆☆(難しくない)
注意点解約返戻金のある保険への加入が必須
利息はかかる

もし、あなたが積立型の生命保険や医療保険を契約しているなら、契約者貸付制度を利用できるかもしれません。

契約者貸付制度とは、加入している保険の解約返戻金を担保とし、一定の範囲内で保険会社からお金を借りられる制度のことを言います。

この制度について、メリットとデメリットを考えてみましょう。

メリット

メリットとして考えられるのは

  1. 解約返戻金を受け取れる保険を契約してさえいれば、誰でも使える
  2. 保険を解約する必要がない
  3. 自分の都合に合わせて返済スケジュールを組める

の3点です。

1.解約返戻金を受け取れる保険を契約してさえいれば、誰でも使える

契約者貸付制度は、解約返戻金を担保にして保険会社からお金を借りる制度であるため、そのような保険を契約してさえいれば、基本的に誰でも使えます。クレジットカードでのキャッシングや、各種カードローンのように、個人信用情報に異動情報が登録されていたり、他の借り入れも合計すると年収の1/3を超えていたりといった理由で、貸付を断られることはまずありません。

また、家族や友人に借金を申し込むときのように、伝え方次第では相手との関係に深刻なトラブルを巻き起こすという心配もする必要がありません。これまでに紹介してきた方法の中では、比較的お金を借りることへのハードルが低い方法といえるでしょう。

なお、契約者貸し付けを利用する際の一般的な流れは、以下の通りです。

  1. 契約者貸付に使いたい保険の保険証券を用意する(複数用いることも可能)
  2. 生命保険会社に連絡し、契約者貸付を利用したい旨を伝える
  3. 手続の必要書類を受け取る
  4. 必要書類に記入し、返送する
  5. 保険会社の側で書類を確認し、入金される

保険会社によっては、インターネットや電話、ATMを利用して手続きをできるケースもあります。その時の状況に応じて、最も使いやすい方法を選ぶといいでしょう。

2.保険を解約する必要がない

契約者貸付を利用したとしても、保険による保障は受けられるし、保険自体を解約する必要はありません。ただし、保険金が支払われるときに、借りている金額と利息が差し引かれる点には注意しましょう。

「まとまったお金が必要になるから、保険の解約を検討する」ということは、往々にしてあり得ますが、解約してしまうと、その時点で保障は受けられなくなります。「これまで保険会社に請求したことがないからいいや」と思って解約したら、その翌日に万が一のことが起こってしまうのは、決してありえない話ではありません。

保険を解約せずに、一時的にまとまった金額を確保したいなら、契約者貸付も含めて検討してみましょう。

.3.自分の都合に合わせて返済スケジュールを組める

クレジットカードでのキャッシングや、各種カードローンの場合、借り入れを行う際に返済スケジュールを決め、それに従って返済を行っていくことになります。当然、1日であっても延滞・滞納をすれば延滞金が発生するし、長期間の延滞・滞納をしてしまうと、個人信用情報に異動情報として登録されてしまうのです。このため

  • クレジットカード、ローンが強制解約される
  • クレジットカード、ローンの未返済残高(残債)を一括返済しなくてはいけない
  • 他に新規でクレジットカードやローンを使おうとしても、しばらくの間は使えない

というように、生活のあらゆる面において支障が生じます。

しかし、契約者貸付であれば、解約返戻金のうち一定割合の範囲内で使っている限りは、いつ返済しても構いません。もちろん、返済方法も

  • 全額を一括返済する
  • 分割払いする
  • まとまったお金がある時に増額して払い、あとは分割払いをする

など、自分の都合に合わせて選べます。

ただし、保険会社によって「最低〇円以上」「〇円単位」など、ある程度の決まりを設けているケースもあるので、利用する際は確認しましょう。

デメリット

一方、デメリットとしては

  1. 掛け捨て型の保険しか契約していなければ使えない
  2. 保険会社によっては、融資が実行されるまで時間がかかる
  3. 借りている期間が長ければ長いほど利息がかかる
  4. 返済しないでいると、保険が失効してしまう

の4点です。

1.掛け捨て型の保険しか契約していなければ使えない

契約者貸付はあくまで、解約返戻金を担保にして、保険会社からお金を借りることです。そのため、前提として「解約返戻金が支払われる保険=積立型の保険に加入していること」が必要になります。

一口に保険といっても

  • 積立型:死亡、疾病による入院など、保険事故があった場合に保険金・給付金が支払われるのみならず、保険金の請求を一定期間行わなかった場合のお祝い金や解約返戻金が設定されているもの
  • 掛け捨て型:死亡、疾病による入院など、保険事故があった場合に保険金・給付金が支払われるのみのもの

の2種類に分かれます。そして、掛け捨て型の場合、解約返戻金は支払われないため、契約者貸付制度も利用することができないのです。

woman
そうは言っても、自分の保険で契約者貸付が利用できるのかは、いまいちわからないんだけど?

という場合は、保険証書を手元に置いた上で、保険会社に連絡しましょう。

保険会社の担当者が、契約者貸付を利用できる商品かどうかを調べてくれるはずです。

2.保険会社によっては、融資が実行されるまで時間がかかる

保険会社によっても扱いに多少の差はありますが、契約者貸付を利用したい場合、書類による手続きを必須とすることはまだまだ多いです。つまり、

  • 必要な書類が郵送されてくる
  • その書類に必要事項を書いて返送する

というプロセスが必要になるため、どんなに早くても4~5日はかかってしまうでしょう。

もちろん、Webや電話経由での申込ができる保険会社もありますが、それでも、社内での確認が必須になるため「その日のうちに」というのにはなかなかならないはずです。

「その日のうちに借りたい」という場合には、あまり向いている手段ではないことが挙げられます。

3.借りている期間が長ければ長いほど利息がかかる

契約者貸付は、カードローンやクレジットカードでのキャッシングと違い、厳密な返済期日がありません。しかし、借りている期間が長ければ長いほど、利息はかかります。例えば、国内大手生命保険会社の第一生命の場合、契約者貸付に関する利率は、保険の加入時期により以下のように定められています。

  • 1994年4月1日以前:年5.75%
  • 1994年4月2日以後1996年4月1日以前:年4.75%
  • 1996年4月2日以後1999年4月1日以前:年3.75%
  • 1999年4月1日以後:年3.00%

出典:「当社所定の利率」とはどのくらいなのでしょうか? | よくあるご質問|第一生命保険株式会社

クレジットカードでのキャッシングやカードローンと比べると、格段に金利は低いですが、それでも金利がゼロ円になるわけではありません。借りている期間が長くなればなるほど、利息は膨らむことに注意が必要です。

また、契約者貸付を利用している期間中に、保険金・給付金を請求した場合、契約者貸付として借りている元本および利息が保険金・給付金から差し引かれます。金額にもよりますが、必要な時に十分な資金を確保できないリスクもあるので、注意が必要です。

4.返済しないでいると、保険が失効してしまう

貸付額と利息を合わせた返済額が解約返戻金の額を上回ってしまった場合、保険会社から返済に関する連絡が来ます。

期限までに一定の金額を返済できなかった場合、保険の契約は失効となり、保険が利用できなくなってしまう点に注意が必要です。

なお、保険が失効してしまった場合でも

  • 失効してから一定期間内(3年が相場)である
  • 未払分の保険料を支払っている
  • 健康状態の再告知に応じる

ことで、契約を復活させ、また、保険による保障をうけることができるようになります。ただし

  • 未払分の保険料を一定期間内に支払えそうにない
  • 健康状態が思わしくない

などの理由で、復活ができないこともあるので気を付けましょう。

結局一番早く借りられるのは消費者金融のカードローンだった

ここまでの話をまとめると「一番早くお金を借りられる方法」は、消費者金融のカードローンであるといえるでしょう。

消費者金融のカードローンが最速である理由

消費者金融のカードローンが最速である理由として

  1. オンラインで申込、審査、融資の実行が受けられる
  2. 日本全国、ATMさえあれば借り入れができる

の2点が挙げられます。

つまり「お金が足りそうにないので借りたい」と思ったら、すぐに行動を起こせるということです。

消費者金融のカードローンでその日のうちにお金を借りる際の注意点

しかし、いくら「思い立ったらその日のうちに借りられる」とはいっても、注意が必要なのはいうまでもありません。注意点をまとめましょう。

1.他にも借入がある場合は使えないケースもある

消費者金融のカードローンは、貸金業法により規制を受ける商品です。貸金業法には、債務者=借りる人を保護するための規定として、総量規制が存在します。

簡単に言うと「カードローンやキャッシングなど“お金の貸し借りをする商品”のうち、一定の条件を満たすものについては、年収の1/3を超える範囲での借り入れは受けられない」ということです。

より話をわかりやすくするために、具体的な例を用いて解説しましょう。例えば、年収420万円の人であれば、カードローンやキャッシングを利用できる総額は140万円(=420万円×1/3)ということになります。

これまでにカードローンやキャッシングを利用したことがないなら、あまり気にする必要はありませんが、他にも借入をしているなら、思ったように利用できない可能性があることに注意が必要です。

2.その日のうちに借入ができないケースもある

消費者金融のカードローンは「最短30分で審査完了」などのように、審査のスピーディーさを売り文句にしていることがあります。現在は、スコアリングといって、利用希望者から提出された情報を一定の法則によって点数化し、一定の点数を満たしていれば融資可能と判断する手法が一般的であるためです。

しかし、審査のスピード化が進んだからといって、全員がスムーズに審査が進むとは限らないのも現実です。

  • 書類に不備がある
  • 矛盾する記述がある
  • その他、確認すべき事項がある

などの理由で、スコアリングを用いたとしても時間がかかってしまうことは十分に考えられます。実際にどうなるかはその時の状況にもよりますが、その日のうちにローンカードの発行にまでこぎつけないことは十分に考えられるのです。

これを防ぐためには

  • 書類の不備に気を付ける
  • 電話がかかってきたらすぐに出られるようにしておく(出られなければ折り返す)
  • できるだけその日の午前中に手続きを済ます

などの配慮が必要になります。

3.安易な借り入れは厳禁

消費者金融のカードローンの特徴の1つに、簡単な手続きで借りられることが挙げられます。

これは「お金が必要な時にいつでも使える」という意味でメリットではありますが、一方で「安易な借り入れにつながってしまう」というリスクにも結びつくのです。

消費者金融のカードローン自体は、何ら違法性のある商品ではありません。また、消費者金融自体も、今は大手銀行の傘下に入るなどして、貸金業法などの関連法規を遵守した運営に努めています。それでも、カードローン自体によくないイメージを抱く人がいるのは「安易な借り入れをし、結果として身を持ち崩す人」がやはりいるからでしょう。

消費者金融のカードローンに限らず、お金を借りる前には、自分の努力でどうにかして調達できないか模索するのが基本です。

お金が必要だからって、何も考えず借りていたのでは、生活のあらゆるところに影響が及ぶはずだし、身近な人からの信用も無くしてしまうことは、常に頭の片隅において行動しましょう。