手取り収入の3割を貯金目標に設定して資産を増やす方法

資産を増やす方法の一つとして「手取り収入の3割を貯金目標に設定する」という方法があります。今回は、貯金の目標額を手取り収入の3割に設定して貯金をする方法をご紹介します。

この記事の著者

ファイナンシャルプランナー

MONEQまねく

ファイナンシャルプランナー 兼 投資家 兼 IT企業の経営者です。事業経営歴が10年以上、投資総額は10億円以上、ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、M&A、不動産投資、株式投資など幅広い投資を行っています。これらの経験から、お金を増やす方法、お金を増やせるサービスを、実体験をもとに評価し、紹介しています。

資産を増やす方法「手取り収入の3割を貯金目標に設定する」とは?

手取り収入の3割を目標額として貯金をすること

を言います。

「でも、なんで3割を目標額にするの?」

「これは、全国平均の貯金率が31.7%ですので『まずは平均を目指しましょう。』ということです。」

世帯主の収入別の貯金率の平均

世帯主の月収世帯の手取り月収(可処分所得)預貯金純増割合
平均494,668円157,052円31.7%
0円~99,999円116,933円-75,704円-64.7%
100,000円~149,999円286,861円70,067円24.4%
150,000円~199,999円336,817円69,864円20.7%
200,000円~249,999円374,418円103,123円27.5%
250,000円~299,999円425,723円135,856円31.9%
300,000円~349,999円480,392円166,477円34.7%
350,000円~399,999円513,498円161,128円31.4%
400,000円~449,999円573,334円196,019円34.2%
450,000円~499,999円617,432円227,201円36.8%
500,000円~549,999円666,456円252,503円37.9%
550,000円~599,999円690,305円257,208円37.3%
600,000円~649,999円738,992円259,241円35.1%
650,000円~699,999円749,870円265,138円35.4%
700,000円~799,999円827,228円366,253円44.3%
800,000円~899,999円928,982円319,736円34.4%
900,000円~999,999円866,176円380,498円43.9%
1,000,000円~1,099,999円1,020,959円454,823円44.5%
1,100,000円~1,264,952円424,451円33.6%

出典:家計調査2023年

計算の根拠としては

貯金率 = 預貯金純増額 / 可処分所得(手取り収入)

で算出しています。

「結構、高い割合で、貯金している方が多いのね。」

「そうですね、ただし、世帯主の収入が低ければ、貯金に回す割合も低くなっているため、あくまでも、目標を3割と設定することが重要です。」

「手取り収入の3割を貯金目標に設定すること」が重要である理由は

  • 目標設定がシンプルだと継続しやすく、できているかどうか?もわかりやすい
  • 全国平均の割合なので、無理がなく、実践できると考えられる

点にあります。

「でも、どうやって、3割を貯金すればいいの?簡単じゃなさそうなんだけど・・・。」

方法は、いろいろありますが

  • 先取りで給与振込口座から、自動的に預貯金用口座に振り分けて、残りの7割で家計をやりくりする

という方法がおすすめです。

まず3割分を先に引いてしまえば「7割を使ってどう1カ月乗り切るか?」を考えればいいだけですので、非常にシンプルで、継続しやすい方法と言えます。

資産を増やす方法「手取り収入の3割を貯金目標に設定する」のメリットデメリット

メリット

  • シンプルで貯金の目標管理がしやすい

デメリット

  • 収入が少ないと3割の目標達成が難しいケースもある

資産を増やす方法「手取り収入の3割を貯金目標に設定する」の手順

手取り収入を確認する

世帯主だけの収入源であれば、その手取り収入を採用し、共働きや夫婦以外の収入があれば足して、世帯全体の手取り収入を計算します。

手取り収入の3割を貯金目標として設定する

手取り収入に3割をかけたものを貯金の目標額に設定します。

貯金をする

毎月、目標額を達成するために貯金をしていきます。達成・未達成も含めて、簡単にチェックして、常に達成できるような貯金方法を探求しましょう。

資産を増やす方法「手取り収入の3割を貯金目標に設定する」の注意点

急な出費で貯金目標の達成が無理な月は無理をしない

急な出費が発生したり、入金や入学、出産、ライフイベントなど、どうしても、貯金が難しい月は出てきます。

「手取り収入の3割」というのは、あくまでも、何もない時の毎月の貯金目標と考えて、大きな出費が発生するときは、無理に次の月で取り戻そうとする必要はありません。

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