給料からの天引き貯金で資産を増やす方法

資産を増やす方法の一つとして「給料からの天引き貯金で資産を増やす」という方法があります。今回は、給料からの天引きで強制的に貯金することで、資産を増やす方法をご紹介します。

この記事の著者

ファイナンシャルプランナー

MONEQまねく

ファイナンシャルプランナー 兼 投資家 兼 IT企業の経営者です。事業経営歴が10年以上、投資総額は10億円以上、ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、M&A、不動産投資、株式投資など幅広い投資を行っています。これらの経験から、お金を増やす方法、お金を増やせるサービスを、実体験をもとに評価し、紹介しています。

資産を増やす方法「強制的に先取り貯金をする」とは?

給料からの天引きで強制的に貯金することで、資産を増やす方法

を言います。

自分で給料の振込口座から、貯蓄用口座に送金して貯金することもできますが、これには「強制力」がありません。「強制力」が弱いと、意志に負けてしまい貯金できないという方には、給料からの天引きを会社にしてもらう方法をおすすめします。

「たしかに、意志が弱いと給料振込口座からの送金をやめてしまって、使ってしまうかも・・・。でも、会社に貯金を手伝ってもらう方法なんてあるの?」

あります。

  • 財形貯蓄制度
  • 確定拠出型年金(iDeCo)
  • 従業員持株会

です・

財形貯蓄制度とは

給与や賞与からの天引で自動的に積立てることができる貯蓄のこと

を言います。

  • 一般財形:使途自由
  • 住宅財形:住宅の取得・増改築など
  • 年金財形:老後資金

など、目的に合わせて精度が用意されていて、給料から天引きして貯蓄ができます。

注意点は「勤め先で財形貯蓄制度が導入されていること」が必要という点です。

確定拠出型年金(iDeCo)

国民年金や厚生年金などの公的年金に上乗せされる、老後資金づくりを目的とする年金制度の一つ

です。

加入者が掛金を出して、自ら金融商品を選んで運用を行い、積み立てた資産は60歳以降に一括または分割で受け取ります。確定拠出型年金(iDeCo)は、給与天引きにより掛金を納付することが認められています。

注意点は「勤め先で確定拠出型年金(iDeCo)が導入されていること、また給料からの天引きに対応してくれること」が必要という点です。

従業員持株会

従業員の自社株式取得にあたり会社が拠出金の給与控除、奨励金の支給などの種々の便宜を与えることにより、従業員の自社株取得を容易にし、財産形成を助成する制度のこと

を言います。持株会では給与や賞与から定額ずつ天引きされ、そのつど自社株を購入していきます。

注意点は「勤め先で従業員持株会の制度が導入されていること」「株式投資なので損失がでる可能性もあること」という点です。

どの方法でも構いませんが、会社に協力してもらうことで(会社の精度を利用することで)、給料から天引きされて、自動的に貯金ができる仕組みです。

資産を増やす方法「給料からの天引き貯金で資産を増やす」のメリットデメリット

メリット

  • 給料からの天引きなので、強制力が高い貯金方法

デメリット

  • 勤務先が導入していないと使えない
  • 投資先の選択肢は多くない
  • 利用に制限があるものがある

資産を増やす方法「給料からの天引き貯金で資産を増やす」の手順

勤務先で給料からの天引きで使える貯蓄制度の有無を確認する

勤務先で利用できる給料からの天引きで貯蓄できる制度があるかないか?確認しましょう。

給料からの天引きでの貯蓄額を決める

給料からの天引きでどのくらい貯金できるのか?シミュレーションをして、給料からの天引きでの貯蓄額を決めます。

天引き後の給料で生活費を賄う

十分な貯蓄を天引きでできていることを前提として、天引き後の給料で生活費を賄えるように生活します。

資産を増やす方法「給料からの天引き貯金で資産を増やす」の注意点

天引きだけで、貯蓄が十分でないこともある

給料天引きで貯蓄できれば、天引き後の資金で生活すれば、自動的に貯金ができる計算になります。

しかしながら、

  • 制限があって、想定額の天引きができなかった
  • 持ち株会での貯蓄だけなので、株価が下がれば損失が出る
  • 投資したい投資先が選べない

と、臨んだ金額の望んだ方法での資産運用ができない可能性があります。

この場合は、天引きは一部にとどめて、自分で貯蓄・投資を行うことが重要になります。

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