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支出を減らす方法の一つとして「ネット銀行をメインバンクにする」という方法があります。今回は、ネット銀行を利用して、支出を減らす方法をご紹介します。
ファイナンシャルプランナー
MONEQまねく
ファイナンシャルプランナー 兼 投資家 兼 IT企業の経営者です。事業経営歴が10年以上、投資総額は10億円以上、ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、M&A、不動産投資、株式投資など幅広い投資を行っています。これらの経験から、お金を増やす方法、お金を増やせるサービスを、実体験をもとに評価し、紹介しています。
目次
支出を減らす方法「ネット銀行をメインバンクにする」とは?
ネット銀行を給与振り込み先にして、生活費などを利用するメインバンクとすることで、ATM手数料・振込手数料を無料にして支出を減らす
そもそも、ネット銀行とは?
ネット銀行とは
対面型の店舗を持たず、本社機能だけで、インターネットを介した取引で銀行取引ができる銀行のこと
を言います。
ネット銀行の大きな特徴は
- 都市銀行(メガバンク)、地方銀行、信託銀行とは違い、店舗がないため、人件費、店舗の家賃、光熱費、紙媒体などのコストが必要ないので、その分、顧客に還元できること
です。
ネット銀行は、店舗を持たないで済むため、コストを削減できる分、都市銀行(メガバンク)、地方銀行、信託銀行よりも、金利を高く設定したり、手数料(ATM手数料・振込手数料・為替手数料など)を安く設定したりしてくれるメリットがあるのです。
多くのネット銀行が
- ATM手数料:無料
- 振込手数料:無料
- 為替手数料:割引
というサービスを提供しています。
負担が大きいATM手数料・振込手数料
実は、このATM手数料と振込手数料ですが、蓄積されていくと意外と大きな負担額になっているのです。
- 月2回、コンビニATMでお金を引き出す
- 月1回、振り込みでほかの銀行口座に振り込む
という方の場合
例:三菱UFJ銀行の手数料
ATM手数料
- コンビニATM:平日8:45~18:00 → 220円
振込手数料
- 他行あて・3万円以上 → 220円
1年間のコスト合計 = (ATM手数料 220円 × 月2回 + 振込手数料:220円 × 月1回) × 12カ月 = 7,920円
年間7,920円もの手数料が発生してしまうのです。
利息が0.001%の普通預金で、年間7,920円もの手数料が発生してしまったら、ほとんど赤字ということになります。
つまり、
メインバンクを、都市銀行、地方銀行、信託銀行から、ネット銀行に乗り換えれば、ATM手数料・振込手数料のコストが無料になる分、支出を抑えることができる
のです。
「でも、本当にネット銀行は、ATM手数料・振込手数料が無料になるの?」
多くのネット銀行が、ATM手数料・振込手数料が無料になるサービスを提供しています。ただし、そのサービスの内容がネット銀行によって異なります。
ネット銀行の手数料無料サービス
ソニー銀行
- 会員プログラム:優遇プログラム Club S
- ATM手数料無料回数:月4回~無制限
- 振込手数料無料回数:月1回~月11回(デビットカードあり:月2回~月11回)
住信SBIネット銀行
- 会員プログラム:スマプロランク
- ATM手数料無料回数:月2回~月20回
- 振込手数料無料回数:月1回~月20回
GMOあおぞらネット銀行
- 会員プログラム:カスタマーステージ
- ATM手数料無料回数:月2回~月20回
- 振込手数料無料回数:月1回~月20回
ネット銀行では、会員プログラムのランクによって、ATM手数料や振込手数料の無料回数が決定する形になっています。会員プログラムのランクは、預金額や預金口座の種類、その他の銀行サービスや、グループ企業サービスの利用状況によって決まってきます。
「でも、そんなに預金残高とかないんだけど、ATM手数料や振込手数料の無料サービスが使えないのでは?」
大丈夫です。
基本的に会員ランクが一番下のランクでも、最低限の無料回数は用意されているからです。
- ATM手数料無料回数:月2回
- 振込手数料無料回数:月1回
は、どんな方でも利用できるのです。
コンビニATMを利用する回数は、月2回あれば十分です。他行あての振込も、よほど何かに振り込む方でなければ、月1回あれば十分なのです。
つまり、
ネット銀行であれば、口座さえ持っておけば、十分に、ATM手数料や振込手数料の無料サービスを活用できる
のです。
メインバンクをネット銀行にするだけで、年間7,200円分が節約できると考えれば、十分に検討する余地があるのではないでしょうか?
支出を減らす方法「ネット銀行をメインバンクにする」のメリットデメリット
メリット
- ATM手数料を節約できる
- 振込手数料を節約できる
- 金利も、ネット銀行の方が高金利
- スマホやインターネットで取引が可能
デメリット
- 紙の通帳がない
- 店舗で相談ができない
- ID・パスワードの漏洩、フィッシング詐欺などのリスクがある
- インターネット接続がない環境では利用できない
支出を減らす方法「ネット銀行をメインバンクにする」の手順
まずは、自分どのくらいコンビニATMや振込をして、手数料を使っているのか?調べましょう。一切、使っていないのであれば、ネット銀行に切り替える必要がありません。
ATM手数料・振込手数料の無料回数が多い、最低ランクでも使える無料回数が多いネット銀行を調べましょう。
ATM手数料・振込手数料を無料回数が多い銀行を決めたら、その銀行の口座を開設します。
ネット銀行をメインバンクに切り替える必要があります。メインバンクとは、日常的に利用する銀行ということです。
支出を減らす方法「ネット銀行をメインバンクにする」の注意点
会社に給与振り込み口座の銀行が指定されていてネット銀行にできない
ネット銀行にメインバンクを切り替えたくても、勤務先の会社に給与振り込み用の口座がある銀行を指定されているケースは少なくありません。
この場合は
給与振り込み口座から、自動振替で新しく作ったネット銀行の口座に自動的に一定額を送金する設定
にしておけば良いのです。
都市銀行(メガバンク)、地方銀行、信託銀行でも、自動振替の手数料は無料のところが多いので、給与振り込みがあったら、生活に使う分だけでも、ネット銀行の口座に移しておけば、あとは、ネット銀行の口座をメインに利用すれば良いのです。