資産を複利運用で増やす方法

資産を増やす方法の一つとして「資産を複利運用で増やす」という方法があります。今回は、資産を複利運用で増やす方法をご紹介します。

この記事の著者

ファイナンシャルプランナー

MONEQまねく

ファイナンシャルプランナー 兼 投資家 兼 IT企業の経営者です。事業経営歴が10年以上、投資総額は10億円以上、ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、M&A、不動産投資、株式投資など幅広い投資を行っています。これらの経験から、お金を増やす方法、お金を増やせるサービスを、実体験をもとに評価し、紹介しています。

資産を増やす方法「資産を複利運用で増やす」とは?

複利効果を使った資産運用をして、資産を増やす方法のこと

を言います。

「複利効果って何ですか?」

試算運用での利息の付き方には「単利」と「複利」があります。

「単利」とは

預け入れ期間中の投資元本に対してのみ利息が付くこと

100万円を利息5.0%で運用した場合

  1. 1年目:1,050,000円
  2. 2年目:1,100,000円
  3. 3年目:1,150,000円
  4. 4年目:1,200,000円
  5. 5年目:1,250,000円

「複利」とは

預け入れ期間の途中で、それまでについた利息を元本に組み入れて、元本を増やし、利息が付くこと

  1. 1年目:1,050,000円 5%
  2. 2年目:1,102,500円 10.25%
  3. 3年目:1,157,625円 15.7625%
  4. 4年目:1,215,506円 21.5506%
  5. 5年目:1,276,282円 27.6282%

を意味します。

見てわかる通りで「複利運用」の場合は、利息にも利息が付くため、雪だるま式にどんどん利息が増えていくのが特徴です。

「単利」と「複利」効果比較

100万円を利息5.0%で30年間運用した場合

10年後

  • 単利:1,500,000円
  • 複利:1,628,895円

20年後

  • 単利:2,000,000円
  • 複利:2,653,298円

30年後

  • 単利:2,500,000円
  • 複利:4,321,942円

「単利運用」か?「複利運用」か?の違いだけで、これだけの差が出てくるのです。

複利運用では

長期間運用すればするほど、単利運用との差が出てくる

という点が特徴です。

雪だるま式に利息が積みあがるのが「複利運用」ですので、長期の運用をすればするほど、資産が増える計算になります。

「でも、どうやって複利運用をすればいいの?」

  • 定期預金などであれば「複利運用(利息を受け取らず、元本に組み入れる)」を選択が可能です。
  • 投資信託等であっても「複利運用(利息を受け取らず、元本に組み入れる:分配金なし)」を選択が可能です。
  • 株式投資などは、配当をさらに株の購入に自分で回すことで、複利運用になります。

つまり、

得た利息を手元に残すのではなく、新しい投資に回せば、どんな運用商品であっても「複利運用」にできる

のです。

資産を増やす方法「資産を複利運用で増やす」のメリットデメリット

メリット

  • 長期間の運用で資産が増えやすい

デメリット

  • 短期間の運用では複利効果が出にくい
  • 運用中の利息は、投資以外の目的には使えない

資産を増やす方法「資産を複利運用で増やす」の手順

投資や資産運用しているものが複利運用になっているか?確認する

まずはすでに運用中の投資が複利運用になっているか?チェックしましょう。

単利運用になっていたら、複利運用に切り替える

複利運用になっていればそのまま継続して、単利運用になっていたら複利運用に切り替えましょう。金融商品自体に複利運用の仕組みがなかったら、自分で利益を再投資することで複利運用を実現します。

新しい投資をはじめるときも、複利運用ではじめる

新しい投資を始めるときも、複利運用を選択します。金融商品自体に複利運用の仕組みがなかったら、自分で利益を再投資することで複利運用を実現します。

資産を増やす方法「資産を複利運用で増やす」の注意点

複利運用がない投資もある

株式投資など、「複利運用する(利息(配当)を再投資する)」機能がないケースがあります。

複利運用がない運用商品の場合は、自分で複利運用をする必要があります。

やり方は

得た利息を手元に残すのではなく、新しい投資に回す

だけです。

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