高金利の普通預金に乗り換えて、利息を増やし資産を増やす方法

資産を増やす方法の一つとして「高金利の普通預金に乗り換え」という資産を増やす方法をご紹介します。

この記事の著者

ファイナンシャルプランナー

MONEQまねく

ファイナンシャルプランナー 兼 投資家 兼 IT企業の経営者です。事業経営歴が10年以上、投資総額は10億円以上、ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、M&A、不動産投資、株式投資など幅広い投資を行っています。これらの経験から、お金を増やす方法、お金を増やせるサービスを、実体験をもとに評価し、紹介しています。

資産を増やす方法「高金利の普通預金に乗り換え」とは?

ご利用している銀行の普通預金よりも、高金利の銀行の普通預金に乗り換える

「あなたがメインで利用している銀行の普通預金は、普通預金の中で一番高い金利でしょうか?」

と聞いたときに、多くの方が

  • 「わからない。」
  • 「昔使っていたときの銀行のまま。」
  • 「銀行を変えるのが手間でそのままにしている。」
  • 「他の銀行の普通預金金利がわからない。」
  • 「勤務先に言われたままの銀行を使っている。」

と回答するのではないでしょうか?

たしかに普通預金の金利は、非常に低金利で「あってもなくても同じ」と考えている方も少なくありません。しかし、実際にそうなのでしょうか?試算してみます。

普通預金金利と利息シミュレーション

A銀行

  • 預金額:1,000万円
  • 預金金利:0.02%
  • 1年利息:2,000円
  • 5年利息:10,004円
  • 10年利息:20,019円

B銀行

  • 預金額:1,000万円
  • 預金金利:0.1%
  • 1年利息:10,002円
  • 5年利息:50,112円
  • 10年利息:100,476円

C銀行

  • 預金額:1,000万円
  • 預金金利:0.3%
  • 1年利息:30,022円
  • 5年利息:151,016円
  • 10年利息:304,313円

利用した計算ツール「普通預金金利計算シミュレーション

A銀行とC銀行では

10年預金したときの利息の差は、なんと「284,294円」もの差が出てきてしまうのです。

A銀行を利用していた方が、C銀行に預金を入れ替えるだけで、10年で「284,294円」もお得になる可能背があるのです。

「でも、そんなに普通預金金利の金利差ってあるの?」

あります。

実際に執筆時点(2024年5月2日時点)での普通預金金利では

  • 三菱UFJ銀行の普通預金金利:0.020%
  • UI銀行の普通預金金利:0.1%
  • GMOあおぞらネット銀行ハビト支店:0.3%

という違いがあります。

上記のシミュレーション通りの金利差があるのです。

しかも、今後、日銀の金利が上がっていけば、高金利の銀行と低金利の銀行の金利差はより開いていくことが予想されます。

今のうちに、普通預金金利が高金利の銀行に乗り換えていた方がお得なのです。

「でも、高金利で規模の小さい銀行にするのって、リスクはないの?」

1,000万円までの預金であれば、ノーリスクです。

1,000万円までの預金であれば、ペイオフ(預金保護制度)で、銀行が倒産しても、預金は保護されて、預金者に返金されます。

ペイオフ(預金保護制度)

ペイオフ(預金保護制度)とは、金融機関が預金等の払戻しができなくなった場合などに、預金者を保護し、また資金決済の確保を図ることによって、信用秩序の維持に資することを目的とする制度です。預金保険制度に加入している金融機関が破綻した場合、1預金者あたり元本1,000万円までとその利息が保護されます。

ペイオフの対象となる銀行であれば、どんなに規模が小さくても、どんなに赤字であっても、金利が高ければ、リスクはないのです。

また、ペイオフ(預金保護制度)は、1人あたりの預金1,000万円ではなく、1口座あたりの預金1,000万円ですので、1,000万円を超える預金がある場合は、1,000万円ずつに複数の銀行に分けて預金すれば良いのです。

ノーリスクなのですから、高金利の銀行の普通預金に乗り換えることが、リスクのない資産を増やす方法として、おすすめなのです。

資産を増やす方法「高金利の普通預金に乗り換え」のメリットデメリット

メリット

  • 受け取れる利息が増える
  • 普通預金の乗り換えは、すぐにできる(定期預金などと違い、自由に引き出せるのでいつでも乗り換え可能)
  • ペイオフがあるので、1銀行あたり1,000万円までであれば、銀行の倒産リスクなどを考慮する必要がない

デメリット

  • 使い慣れた銀行から新しい銀行に乗り換えることの手間と慣れるまでの使いにくさがある

資産を増やす方法「高金利の普通預金に乗り換え」の手順

自分が利用している銀行の金利を調べる

自分の銀行の金利を知らないと、何もはじまりません。まずは、自分の利用している銀行の普通預金口座の金利を調べましょう。

高金利の普通預金を提供している銀行を調べる
自分が利用している銀行よりも高金利の銀行があれば、その銀行口座を開設する

自分が利用している銀行の普通預金金利と、高金利の銀行の普通預金金利を比較して、高金利の銀行の普通預金の方が金利が高ければ。その銀行の銀行口座を開設します。

自分が利用している銀行の資金を高金利の銀行に送金する

高金利の銀行の普通預金口座が開設出来たら、自分が利用している銀行口座から、資金を送金(振込)で移動します。

資産を増やす方法「高金利の普通預金に乗り換え」の注意点

銀行の金利は、常に変動する

銀行の金利は、常に変動するものです。そのため、その時点で、一番、普通預金が高金利の銀行口座を開設したと思っていても、いつの間にか、一番高金利でなくなっている可能性があります。

そのため、半年、1年という定期的に「自分が利用している銀行が本当に一番高金利なのか?」「もっと金利の高い普通預金がある銀行はないのか?」をチェックすることをおすすめします。

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