ゆうちょ銀行・郵便局からお金を借りる方法。メリットデメリット・注意点・手順を徹底解説

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「ゆうちょ銀行・郵便局からお金を借りる方法には何がありますか?」
「ゆうちょ銀行・郵便局からお金を借りるメリットデメリットは何ですか?」
「ゆうちょ銀行・郵便局からお金を借りるときの注意点を教えてください。」

お金を借りる方法の一番手に挙がってくるのは「ゆうちょ銀行・郵便局」です。では、ゆうちょ銀行・郵便局からお金を借りるときには何に気を付ければ良いのでしょうか?今回は、ゆうちょ銀行・郵便局からお金を借りる方法。メリットデメリット・注意点・手順を丁寧に解説します。

目次

ゆうちょ銀行・郵便局からお金を借りる方法

ゆうちょ銀行とは

2005年の郵政民営化に伴い、日本郵政公社から郵便貯金事業などを引き継いだ銀行のこと。日本郵政グループの銀行です。

株主は、日本郵政株式会社が約90%株式を保有しています。

ゆうちょ銀行とは

全国約2万4,000カ所の郵便局内に窓口を持ち、銀行サービスを展開しています。(※郵便局内での窓口業務は日本郵便に委託する形を取っており、ゆうちょ銀行の代理店(銀行代理業務・金融商品仲介業務)として、郵便局が対応している形です。)

ゆうちょ銀行からお金を借りる方法とは

ゆうちょ銀行は、いまだに政府が多くの下部を保有する政府系金融機関ですが、建前上は民営化された銀行ですので、銀行のサービスの一環として、お金を貸すサービスを展開しています。

ゆうちょ銀行でお金を貸すサービス

  • 貯金担保自動貸付け
  • JP BANK カードキャッシング
  • 住宅ローン
  • 財産形成貯金担保貸付け(新規受付終了)
  • 国債等担保自動貸付け(新規受付終了)
  • カードローンしたく(サービス提供終了)

貯金担保自動貸付け

貯金担保自動貸付けとは、総合口座で管理する、自動貸付けが可能な定額貯金「担保定額貯金」「担保定期貯金」に預金している方が、その預金の範囲内(90%以内)まで、残高を超える払戻しの請求があったときに、その不足分が自動的に貸し付けられるサービスのこと

を言います。

総合口座とは
通常貯金、定額貯金、定期貯金などを総合的に管理する口座のこと

を言います。

簡単に言えば

総合口座で

  • 通常貯金:10万円の預金
  • 担保定額貯金:100万円の預金

という状態のときに、

  • 通常貯金口座を引き落とし口座にしているクレジットカードで15万円の請求が来た場合
  • 通常貯金:-5万円の残高不足
  • 担保定額貯金:100万円の預金

となってしまうため、本来は、クレジットカードの引き落としができず、クレジットカード会社からブラック扱いになってしまうのですが「貯金担保自動貸付け」を利用しておくと

  • 通常貯金:-5万円の残高不足 ← 不足分の5万円を自動的に貸付(最大90万円:担保定額貯金の90%)
  • 担保定額貯金:100万円の預金

無事、クレジットカードからの引き落としができるというサービスです。

貯金担保自動貸付けのサービス概要
項目内容
貸付の担保「担保定額貯金」または「担保定期貯金」
貸付金額の上限預入金額の90%以内(総合口座一つに対して、最大300万円まで)
貸付期間貸付けの日から2年(※満期まで)
貸付の方法・回数不足分の自動貸付、回数制限なし
返済の方法・回数貸付金額と貸付利子の相当額を、通常貯金に預入することで自動的に返済。返済回数、1回の返済金額に決まりはない
貸付金利担保定額貯金を担保とする場合 返済時の約定金利(%)+0.25%
担保定期貯金を担保とする場合 預入時の約定金利(%)+0.5%

JP BANK カードキャッシング

JP BANK カードは

ゆうちょ銀行が発行しているクレジットカードのこと

を言います。

JP BANK カードキャッシング
  • 一般カード
  • ゴールドカード
  • U29 若者向けカード(ALente(アレンテ))

があります。

JP BANK カードには

  • ショッピング機能:クレジット払いで料金を支払う機能
  • キャッシング機能:コンビニATM、銀行CDでお金を借りる機能

があり、JP BANK カードのキャッシング機能を利用することで、お金を借りることができるのです。

JP BANK カードのキャッシングには

  • キャッシングリボ(リボルビング払い):毎月一定の返済額を返済する方式
  • キャッシング一括(一括払い):一括で返済する方式

があります。

JP BANK カードのキャッシングリボのサービス概要
項目内容
利用枠一般カード、ALente(アレンテ):10万円~30万円
ゴールドカード:10万円~50万円
金利年率:15.0%
毎月の返済額5,000円~55,000円
返済方法毎月元利定額返済
返済期間
返済回数
JP BANK カードのキャッシング一括のサービス概要
項目内容
利用枠ゆうちょ銀行が指定
金利年率:15.0%
毎月の返済額5,000円~55,000円
返済方法元利一括返済
返済期間26日~56日
返済回数1回

住宅ローン

ゆうちょ銀行は、自社独自の住宅ローンサービスを事業展開しようとしているのですが、民業圧迫との批判の声も根強く、とくに地方に強いゆうちょ銀行に対して、地銀が強固な反対姿勢をしめしている現状があります。

現時点では、ゆうちょ銀行の住宅ローンは、他の銀行の住宅ローンの取次(代理販売)に留まっています。

ゆうちょ銀行が代理販売している住宅ローンは

  • ソニー銀行
    • 住宅ローン
    • 変動セレクト住宅ローン
    • 固定セレクト住宅ローン
  • 新生銀行
    • パワースマート住宅ローン<プラス>

になります。

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取次ですので、直接ソニー銀行や新生銀行から申し込んでも、ゆうちょ銀行からソニー銀行や新生銀行の住宅ローンを申し込んでも、違いはありません。

財産形成貯金担保貸付け(新規受付終了)

財形定額貯金、財形年金定額貯金又は財形住宅定額貯金を担保とし、所定の金額まで最長2年の貸し付けを受けられるサービスのこと

を言います。

新規受付は、2019年3月29日時点で終了しています。

国債等担保自動貸付け(新規受付終了)

総合口座で管理するゆうちょ銀行及び郵便局の貯金窓口で購入した国債を担保とし、額面金額の一定割合に相当する額を借りられるサービスのこと

を言います。

新規受付は、2019年3月29日時点で終了しています。

カードローンしたく(サービス提供終了)

カードローンしたくは、スルガ銀行のカードローンサービスであり、ゆうちょ銀行がスルガ銀行のカードローンを取次(代理販売)していたものになります。

新規受付は、2018年10月31日時点で終了しています。

つまり、ゆうちょ銀行独自のサービスとして使えるのは

  • 貯金担保自動貸付け
  • JP BANK カードキャッシング

の2つだけなのです。

ゆうちょ銀行・郵便局からお金を借りる方法の特徴・メリット

1.(貯金担保自動貸付け)万が一の支払い漏れを回避できる

貯金担保自動貸付けの場合は、お金を借りるサービスではありますが、どちらかというと「口座残高不足を回避するためのサービス」という位置づけになります。

口座残高が請求額に満たずに決済できないと

  • 光熱費の引き落としができない → 電気・水道・ガスが止まる可能性がある
  • クレジットカードの引き落としができない → 無断の返済遅延で個人信用情報に載る(今後のクレジットカードやローン審査にマイナスの影響)
  • 口座振替の引き落としができない → 無断の返済遅延で個人信用情報に載る(今後のクレジットカードやローン審査にマイナスの影響)

などの不具合が出てきてしまいます。

たまたま、ジムの10,000円の口座振替に500円足らなかっただけで、口座振替できなかったとしても、それが理由で、住宅ローン審査に落ちてしまうことも、往々にしてあるのです。

これを回避するのが「貯金担保自動貸付け」であり、請求額に対して、通常貯金の残高が不足していた場合、自動的に貸付をしてくれるので、「決済ができない」という事態を回避できるのです。

2.(貯金担保自動貸付け)お金を借りる形で使うこともできる

貯金担保自動貸付けも、使い方によっては「お金を借りる」形で利用できます。

  • クレジットカードのショッピング → 残高以上の請求額の買い物をしても、不足分が貸付けされる
  • クレジットカードのキャッシング → 残高以上の借り入れをしても、不足分が貸付けされる
クレジットカードを利用することで、残高以上の利用をしても、その不足分お金を借りることができるため、意図的に限度額の範囲内までお金を借りることができます。

3.(貯金担保自動貸付け)返済できなくなることがない

貯金担保自動貸付けの場合、借りられる額は、あくまでも定期貯金の90%までです。返済できなかった場合は、ゆうちょ銀行は、定期貯金から、回収することになります。

カードローンように、限度額いっぱいまで借りたとしても、返済できないということはないのです。

4.他人に利用バレても、「借入」とばれない

アコム、アイフル、レイクALSA、プロミスなど、大手消費者金融の場合は「利用する=お金を借りている」ことを意味するため、スマホの画面を見られたり、郵便物を見られたりすることで、家族や友人、知り合い、同僚、上司などからのイメージが悪化してしまうリスクがあります。

ゆうちょ銀行のお金を借りるサービスの場合、他人にスマホの画面を見られたり、郵便物を見られたとしても、ゆうちょ銀行を使うこと自体は一般的なことですので、お金を借りているとバレる可能性がほとんどありません。

これも大きなメリットと言えます。

ゆうちょ銀行・郵便局からお金を借りる方法のデメリット・注意点

1.(貯金担保自動貸付け)お金を引き出すのと変わらない

貯金担保自動貸付けの場合は「定額貯金」「定期貯金」を担保にして、貯金額の90%までを借りるサービスなのですが、本当にお金が必要な場合は、そんなことをせずに「定額貯金」「定期貯金」を解約してしまえば済むのです。

「定額貯金」「定期貯金」の解約の方が

  • 100%全額を使える
  • 利息が付かない
  • 返済も不要

と、メリットが大きいのです。

わざわざ、「定額貯金」「定期貯金」を担保にして

  • 貯金額の90%までという限度額で
  • 利息を支払って

お金を借りる意味は、ほとんどないのです。

「何のためにお金を借りるのか?」がわからなくなってしまいます。あくまでも、「貯金担保自動貸付け」は、うっかりしたミスで残高以上に請求が来た場合に「支払いができない」という状態を回避するためのものであり、まとまったお金を借りるサービスとしては、ほとんど機能しないのです。
「定額貯金」「定期貯金」って、途中解約できるの?

途中解約できます。

満期になる途中で解約した場合は、満期を前提として適用される利息が減ってしまうデメリットがありますが、元本は保証され、いつでも引き出すことができます。

2.(JP BANK カードキャッシング)クレジットカードのサービスは良くない

JP BANK カードは

  • 年会費有料
  • 特筆するサービスがない
  • キャッシングの利息も、利息制限法の上限15.0%

ですから、

クレジットカードとしての機能面では、おすすめできるものではないという点です。

ゆうちょ銀行・郵便局の貯金担保自動貸付けでお金を借りる手順

手順その1.総合口座を開設し、通常貯金、担保定額貯金・担保定期貯金口座を開設する

ゆうちょ銀行の窓口に行って、総合口座と通常貯金と担保定額貯金、もしくは担保定期貯金の口座を開設します。

手順その2.担保定額貯金、担保定期貯金に貯金する

担保定額貯金、担保定期貯金に一定額の貯金がないと、貯金担保自動貸付けは利用できないので、貯金をします。

手順その3.通常貯金を引き落とし、振替口座として利用する

通常貯金をクレジットカードや光熱費、サービスなどの引き落とし口座、振替口座として設定します。

手順その4.通常貯金以上に利用した場合に貸付が自動的に実行される

通常貯金の口座残高以上に、請求額があった場合に、不足分が自動的に貸付られます。

手順その5.返済

貸付期間内に通常貯金の口座に入金することで、自動的に返済されます。

ゆうちょ銀行・郵便局のJP BANK カードキャッシングでお金を借りる手順

手順その1.JP BANK カードを申し込む

ゆうちょ銀行のウェブサイトから、キャッシング利用が可能なJP BANK カードを申込みます。すでにJP BANK カードを持っていて、枠に余裕がある場合は不要です。

JP BANK カードの申込画面で「キャッシング希望額」の入力を忘れないようにしましょう。

手順その2.審査結果を持つ

ゆうちょ銀行はJP BANK カードの発行審査を行います。

  • 申込情報
  • 個人信用情報の照会
  • 在籍確認(勤務先へ匿名での連絡)

などを行います。

手順その3.JP BANK カードの到着

審査に通ると、JP BANK カードが送られてきます・

手順その4.お金を借りる

キャッシングの枠に余裕があるJP BANK カードをコンビニATMや銀行CDに差し込むと、キャッシングができる画面になります。

借りたいお金の金額を入力して、必要な金額を引き出します。

手順その5.返済

JP BANK カード発行時に振替依頼書で登録した銀行口座から、自動的に毎月返済されます。

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