農協(JAバンク)からお金を借りる方法。メリットデメリット・注意点・手順を徹底解説

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「農協(JAバンク)からお金を借りる方法には何がありますか?」
「農協(JAバンク)からお金を借りるメリットデメリットは何ですか?」
「農協(JAバンク)からお金を借りるときの注意点を教えてください。」

お金を借りる方法の一つに「農協(JAバンク)」からお金を借りる方法があります。では、農協(JAバンク)からお金を借りるときには何に気を付ければ良いのでしょうか?今回は、農協(JAバンク)からお金を借りる方法。メリットデメリット・注意点・手順を丁寧に解説します。

農協(JAバンク)からお金を借りる方法

農協(JA)とは

農業者(農民又は農業を営む法人)によって組織された協同組合のこと。正式名称は「農業協同組合」です。

農協の中でも、全国農業協同組合中央会が組織する農協グループ(総合農協)のことを総称して「JA(Japan Agricultural Cooperatives)」と呼びます。

農協(JAバンク)からお金を借りる方法とは

農協(JA)が運営している金融機関に「JAバンク」という機関があります。

JAバンクとは

農協(JA)が運営している金融機関で、個人向けに「資産運用」「ローンサービス」を提供し、農業者向けに融資や人材支援などを展開しています。

農協(JAバンク)は個人向けにローンサービスを提供しているため、お金を借りることができます。

農協(JAバンク)が提供するローンサービス
  • 住宅ローン
  • 教育ローン
  • マイカーローン
  • リフォームローン
  • カードローン
  • 多目的ローン
  • フリーローン

です。

また、農業を営む方については

  • JAの農業融資

というサービスもあります。農業の事業資金の融資サービスとなります。

認定農業者、認定新就農者、それ以外で一定の条件を満たす方が利用できます。

  • 農業近代化資金
  • 農業経営改善促進資金(スーパーS資金)
  • アグリマイティー資金
  • JA農機ハウスローン
  • 営農ローン
  • 農業経営基盤強化資金(スーパーL資金)
  • JA新規就農応援資金
  • 経営体育成強化資金
  • 青年等就農資金

などの資金の借り入れが可能です。

個人向けのローンサービスとしては

住宅ローン

資金使途が

  • 新築マイホームの購入
  • 中古住宅の購入
  • リフォーム・増改築
  • 住宅ローンの借り換え

に利用できる有担保ローンです。

住宅ローンの概要

資金使途住宅の新築・購入、宅地の購入、住宅の増改築、他金融機関からのお借換え
利用条件借入時年齢:20歳以上66歳未満
最終償還時年齢:80歳未満
前年度税込年収:200万円以上
勤続年数:3年以上
借入額(融資金額)10万円以上 5,000万円以内
融資期間3年以上 35年以内
返済方法元利均等返済または元金均等返済(どちらもボーナス併用返済可)
担保融資対象物件に対して、原則として第1順位の抵当権を設定登記
保証各JA所定の保証機関の保証
マイカーローン

資金使途が

  • 新車の購入
  • 中古車
  • 修理
  • 車検費用の支払い
  • バイクの購入

に利用できる有担保ローンです。

マイカーローンの概要

資金使途自動車・バイク購入(中古車両含む)費用およびその付帯費用、修理、車検費用、カー用品費用、運転免許取得費用、車庫建設費用(100万円以内)
利用条件借入時年齢:18歳以上
最終償還時年齢:80歳未満
前年度税込年収:200万円以上
勤続年数:1年以上
借入額(融資金額)1,000万円以内
融資期間6カ月以上10年以内
返済方法元利均等返済(ボーナス併用返済可)
担保不要
保証各JA所定の保証機関の保証
教育ローン

資金使途が

  • 受験費用
  • 入学金
  • 授業料
  • アパート家賃
  • 海外への留学費用

に利用できる無担保ローンです。

教育ローンの概要

資金使途就学子弟の入学金、授業料、学費およびアパート家賃等教育に関するすべてとし(借入申込日から2か月前に支払い済みとなった資金を含む)、資金使途の確認できるもの
利用条件借入時年齢:20歳以上
最終償還時年齢:71歳未満
前年税込年収:200万円以上
教育施設(「国の教育ローン」の対象校に準ずる。外国の教育施設の場合は、JAから振込可能な場合に限定した取扱い)に就学予定または就学中の子弟を有する方
勤続年数:1年以上
借入額(融資金額)10万円以上1,000万円以内
融資期間据置期間を含め最長15年(在学期間+9年)以内
返済方法元利均等返済(ボーナス併用返済可)
担保不要
保証各JA所定の保証機関の保証
カードローン
  • 資金使途自由

で利用できる無担保ローンです。

カードローンの概要

※JAバンク東京 JA東京中央
※2020年12月時点

資金使途自由
利用条件地区内に在住または在勤の方。
ご契約時の年齢が満20歳以上70歳未満の方。
継続して安定した収入のある方。
JA(他JAを含む。)との間でカードローン取引を行っていない方。
当JAが指定する保証機関の保証が受けられる方。
その他当JAが定める条件を満たしている方。
借入額(融資金額)10万円以上500万円以内
借入金利年 4.500%~年 12.000%
金利タイプ変動金利
諸費用(事務取扱手数料、印紙税等)5,600円
融資期間契約日から1年の自動延長
返済方法残高スライドリボルビング払い
担保不要
保証各JA所定の保証機関の保証
リフォームローン
  • 住宅の増改築
  • 改装
  • 補修
  • システムキッチン
  • 造園
  • 物置

などのリフォーム費用の借り入れが可能です。

多目的ローン
  • 結婚
  • 旅行
  • レジャー

などの多目的に利用できるローンです。

フリーローン
  • 資金使途自由

で利用できるローンです。

農協(JAバンク)からお金を借りる方法の特徴・メリット

1.誰でも申込は可能

JAバンクは、農業者(農民又は農業を営む法人)によって組織された協同組合ですので

  • 農業者
  • 組合員

をメインにサービス提供をしていました。

しかし、最近では、農業者以外の方、組合員以外の方へもサービス提供を行っています。

JAバンクのウェブサイトにも下記のように記載されています。

農家でなくても利用できますか?

JAバンクは、農家以外の方でもご利用いただけます(法令等により一定の制限があります)。なお、所定の出資金を払い込んで准組合員になっていただくことも可能です。詳しくはお近くのJAまでお問い合わせください。

カードローン商品概要

ご利用いただける方

  • 地区内に在住または在勤の方。
  • ご契約時の年齢が満20歳以上70歳未満の方。
  • 継続して安定した収入のある方。
  • JA(他JAを含む。)との間でカードローン取引を行っていない方。
  • 当JAが指定する保証機関の保証が受けられる方。
  • その他当JAが定める条件を満たしている方。
農業者でなくても、JAバンクのローンは利用できるのです。

2.低金利

JAバンクのローン金利は、支店によって時期によって変動しますが、概ね低金利に設定されています。

例 JAバンク東京 JA東京中央

※2020年12月時点

JAネットローン カードローン 年4.500%~年12.000%

です。

  • 消費者金融カードローンの上限金利:18.0%前後
  • 銀行カードローンの上限金利:15.0%前後
  • クレジットカード会社のカードローンの上限金利:15.0%前後

であり

  • 上限金利に近い金利が手清州あれること

を考えれば

JAバンクのローン金利は、低金利で借りられる可能性があるローンと言えます。

3.無担保、保証人なしで利用可能

JAバンクのローンには

  • カードローン
  • フリーローン
  • 多目的ローン

がありますが、これらのローンであれば

  • 無担保
  • 保証人なし

で利用可能です。

担保がない方、保証人が付けられない方でも、お金を借りられるメリットがあります。

4.借入額が高めの設定

農協(JAバンク)のローンの融資金額は

  • 住宅ローン:10万円以上 5,000万円以内
  • カードローン:10万円以上500万円以内
  • マイカーローン:1,000万円以内
  • 教育ローン:10万円以上1,000万円以内

です。

住宅ローン、カードローンは、一般的な借入可能額ですが、マイカーローン、教育ローンは比較的高額な借入が可能になっています。

農協(JAバンク)からお金を借りる方法のデメリット・注意点

1.JAの地域の店舗に申し込む形

農協(JAバンク)は、地域ごとに店舗があるため、店舗での申込みになります。

店舗によって

  • 取り扱いしているローンサービスが異なる
  • 来店不要な店舗と来店が必要な店舗がある
  • 手数料の設定が異なる

違いがあります。

店舗によって、ローン商品(手数料、金利)や申込方法にも違いがあるデメリットがあります。

2.融資までの時間がかかる

消費者金融のカードローンやキャッシングの場合、最短30分審査、最短即日融資が可能になっていますが、農協(JAバンク)のローンの場合、融資までの時間がかかるデメリットがあります。

申込の手順としては

  • インターネットで仮審査申込(申込者)
  • 受付確認メールの返信(JA)
  • 仮審査(JA)
  • 仮審査完了メールの送信(JA)
  • 本審査申込手続きの連絡、書類の郵送(JA)
  • 本審査申込、書類の返送(申込者)
  • 本審査(JAおよび保証会社)
  • 本審査完了メールの送信(当JA)
  • ご契約内容の確認(申込者)
  • ご契約内容の最終確認(申込者)
  • 契約内容登録完了メールの送信(JA)
  • 契約締結(申込者)

という手順があり、

仮審査まではそれほど時間はかかりませんが、本審査までに書類の郵送、書類の返送があり、ここで数日の時間がかかってしまうのです。

当然、即日融資はできず、お金借りるまでに時間がかかってしまうデメリットがあります。

3.審査が厳しい

農協(JAバンク)は、あくまでも「農業者(農民又は農業を営む法人)によって組織された協同組合」ですから、農業者以外の方に審査の緩い、審査の甘い融資をするわけにはいかないのです。

例えば、カードローンでも、上限金利が12.0%と低金利で提供されているため、金利が低い分、より審査は厳しくなってしまいます。

住宅ローンの場合は「利用条件」に

  • 借入時年齢:20歳以上66歳未満
  • 最終償還時年齢:80歳未満
  • 前年度税込年収:200万円以上
  • 勤続年数:3年以上

マイカーローンの場合は「利用条件」に

  • 借入時年齢:18歳以上
  • 最終償還時年齢:80歳未満
  • 前年度税込年収:200万円以上
  • 勤続年数:1年以上

教育ローンの場合は「利用条件」に

  • 借入時年齢:20歳以上
  • 最終償還時年齢:71歳未満
  • 前年税込年収:200万円以上
  • 教育施設(「国の教育ローン」の対象校に準じます。ただし、外国の教育施設の場合は、JAから振込可能な場合に限定した取扱いとする)に就学予定または就学中の子弟を有する方
  • 勤続年数:1年以上

と、一般的な銀行の住宅ローン、マイカーローン、教育ローンにはない「前年度税込年収」「勤続年数」の条件があります。

このことからも、審査が厳しい傾向があることがわかります。

審査が厳しいデメリットがあるお金を借りる方法と言えます。

4.毎月の最低返済額が大きい

農協(JAバンク)のカードローンの場合は

前月約定返済日現在のお借入残高約定返済金額
1万円未満前月約定返済日現在のお借入残高
1万円以上50万円以下1万円
50万円超100万円以下2万円
100万円超150万円以下3万円
150万円超200万円以下4万円
200万円超250万円以下5万円
250万円超300万円以下6万円
300万円超350万円以下7万円
350万円超400万円以下8万円
400万円超450万円以下9万円
450万円超500万円以下10万円

という設定になっています。

つまり、少なくとも、1万円以上の借り入れがある場合は、毎月1万円の返済が必要になります。

消費者金融のカードローンの場合は、毎月1,000円、2,000円の返済で済むのですが、最低返済額が1万円と返済負担が大きいデメリットがあります。

5.手数料が発生する

一般的なカードローンの場合は、手数料無料で利用が可能です。

農協(JAバンク)のカードローンの場合は

  • 事務取扱手数料

が発生します。

また、繰上げ返済時にも

  • 全額繰上返済
  • 一部繰上返済

で、繰り上げ返済手数料が発生します。

例 JAバンク東京 JA東京中央

※2020年12月時点

事務取扱手数料:5,400円
印紙税:200円

  • 全額繰上返済の繰り上げ返済手数料:最大44,000円(JA毎に異なる)
  • 一部繰上返済の繰り上げ返済手数料:最大33,000円(JA毎に異なる)
一般的カードローンは、事務取扱手数料、印紙税、繰り上げ返済手数料とも無料ですので、諸費用分費用負担が発生します。

農協(JAバンク)からお金を借りる手順

手順その1.農協(JAバンク)店舗を選ぶ

お住まいの住所もしくは勤務地の住所から、取扱い可能な農協(JAバンク)店舗を選択します。

お住まいの住所、勤務地の住所の取り扱い店舗以外では、農協(JAバンク)のローンサービスを利用できないので注意が必要です。

また、店舗によって、金利や諸費用などが異なる点にも注意が必要です。

手順その2.仮審査申込

農協(JAバンク)店舗のウェブサイトから、インターネットで仮審査申込が可能です。

仮審査申込完了後、入力されたメールアドレスへ「申込受付メール」が送信されます。

手順その3.仮審査

農協(JAバンク)及び保証会社が仮審査を行います。

手順その4.仮審査の結果連絡

仮審査の結果連絡が電話でお知らせされます。

また、同時に自宅宛てに審査資料(本審査申込資料)が送られてきます。

手順その5.本審査申込資料の返送

本審査申込書類の返送をもって、本審査申込となります。

手順その6.本審査

農協(JAバンク)及び保証会社が本審査を行います。

手順その7.本審査の結果連絡

本審査結果は、メールで連絡されます。

手順その8.契約手続き

メールでの契約内容の通知、電話での契約内容の最終確認の上、インターネットから同意し、契約手続きの完了となります。

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