2年縛りにはうんざり?安心して安く使える通信回線をご紹介します!

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2年縛りや、わけの分からない料金プランの仕組みにうんざりしてしまっている人も多いかと思われる今日。確かに2年縛りで契約するメリットもあるのかも知れないが、何となく腑に落ちない気持ちでいる人もいることでしょう。

更新月が近いのであれば、スマホやインターネットの切り替え先を検討するチャンスです。結局切り替えたとしても、また2年縛りが適用されるのは避けたい方に是非おすすめなのが、2年縛りのない通信サービスです。

2年縛りが当たり前になる以前は、ほとんどの通信サービスは最低利用期間が生じるのが普通でした。現在でも、この最低利用期間のみで通信サービスの契約が可能なところはあります。

今回は、2年縛りに拘束されることなく安心して使える通信サービスをご紹介しましょう!

2年縛りのメリット

最近ではスマホやインターネットを契約する際に、更新月にのみ解約金が発生しないという2年縛りが適用されるのは当たり前になってきています。以前はなかった2年縛りですが、2年縛りのメリットとは、何なのでしょうか。

初期費用が無料になる

スマホ、インターネットだけに限らず、何かを契約する際にはたいてい初期費用というものがかかります。2年縛り大きなメリットとしてはこれらの初期費用が無料になる点にあるでしょう。

特にインターネットの場合は回線工事というものが必要不可欠となり、この工事費を無料にしたいために2年契約で納得してしまう人も多いようです。

※しかし、2年縛り以前は初期費用は最低契約期間を設けることによって無料になっていたのです。2年縛りと工事費などの初期費用の関係を詳しく知りたい方は・・・

こちらのサイトをご覧ください。

月額料金が安くなる

月額料金が割引になる点も、2年縛りのメリットの1つでしょう。2年間の自動更新で契約すれば、毎月の支払い額が安くなるということで、だったら・・・と2年縛りで契約することに同意してしまいがちです。

料金プランにもよりますが、300円くらいの割引から1,000円以上安くなるプランなどもあり、割引の金額に合わせて契約期間も異なります。

機種購入代金が割引、分割になる

新機種を購入する場合は、一括で購入するとすれば3万、4万くらいのものから10万以上する高価な機種もあります。これらの機種を2年縛りの契約によって割引して購入することができます。

さらには、月々の支払い額もかなり安くなることから、2年縛りでも仕方ないと思ってしまうものです。

各種オプションが割引き、または無料になる

その他のオプション、映像サービスや光電話、セキュリティソフトやWiーFiルーターなどが無料や割引になるサービスも2年縛りにおけるメリットとなっています。

また、スマホをインターネットサービスのセット、電力やガスとのセット割引なども2年縛りの特典となっている場合もあります。

無料、割引の適用が2年縛りの大きなメリット

以上のようなメリットはさらに、3年縛り、4年縛りへと発展することで、もっと安く、もっとお得になっていく仕組みとなっています。

無料になる、割引になる、お得になる、が2年縛りで契約を不満に思いつつも、承諾してしまう理由になっていると言えるでしょう。

2年縛りのデメリット

確かに初期費用がかからなかったり、月額料金が安くなるのは魅力的です。今回、契約プランの見直しを考えていくために、2年縛りのメリットとデメリットをしっかりと把握しおくことが大切です。

では、次に2年縛りのデメリットを考えていきましょう。

2年間の自動更新が延々と続く

ひとたび2年縛りで契約してしまった場合には、2年契約の自動更新が半永久的に継続されてしまうことです。確かに、2年縛りによって受ける恩恵があるのはわかりますが、半永久的に2年契約が続行されることに対して抵抗を感じてしまう人も多いようです。

なぜなら、2年間の自動更新が繰り返される理由が明確にできない場合もあるからです。例えば機種購入の際に3万円の割引があったとしても数年たつことで、それは相殺されるべきではないかと思う人もいるでしょう。

また、機種分割払いなどにしても、今の時代、クレジットカードの分割で何かを購入することは、たいして珍しいことではありません。

更新月以外の解約は違約金がかかる

そして、おそらく多くの人達にとって疑問になっているのは、更新月以外の解約にかかる違約金です。工事費が無料になった場合や、機種代金が割引になった分など、利用年数やその利用状況によっては違約金が発生したとしても納得がいく場合もあります。

しかし、すべての人にとって必ずしもその違約金が妥当であるかと考えれば、そうとは言えないのが現状ではないでしょうか。

特に新しい機種を購入したわけではない、特に大幅に割引されているわけではない、初回契約をしてから5,6年以上はサービスを利用している場合などに、2年縛りでずっと拘束されてしまうのは何か理不尽な思いを持ってしまいます。

料金プランが複雑になってしまう

その他のオプションが無料で使えたり、割引になったりするのは大きなメリットでもありますが、それらは月額利用慮金とセットとなって換算されていくため、料金プランが複雑になります。

結局のところ何にいくら払っているのかが判然としなくなり、またさらに厄介なのが、それぞれのオプションによっては最低利用期間も発生し、更新月には一体どうなるのかがわかりづらいことです。

その上、機種購入をした際にはその機種代金はどうなるのかがわからない人もいます。様々な料金プランが絡みあってしまい、わけがわからないまま年数が経ってしまい、切り替えを検討したくともどのように進めていけばいいのか不安になります。

2年縛りにうんざりする理由

実は、このような2年縛りに対する不満や苦情は早くから国政も関与するほどの問題となっています。最初に問題提起され、各大手通信が料金や契約等を改善していくと報道されたのは2015年のことでした。

大手3社、NTTドコモ、au、ソフトバンクはプランの見直しを図り、機種の実質ゼロ円など誤解を招くようなキャンペーンを廃止していきますが、2年縛りに関してはそのまま3年が経過してしまいます。

それから3年たった今、中古や格安の携帯・スマホの販売を始める業者が増えるとともに、ようやく2019年7月からSIMロック解除の義務付けが実施されることが決定しました。

2018年に入ってから、2年縛りに関するトラブルや、不透明な料金プランに対する消費者の苦情等により、総務省が通信会社に行政指導として注意喚起を促し続けます。

そして、ドコモ、auが2018年度内には更新月を延長することや、2年縛りを見直していくことを発表しています。続いてソフトバンクも今後の料金プラン等を見直していく意向を表明しています。

実際には大手3社とも、2年縛りではない料金プランもあるもある旨を主張していますが、一体何人の人がそれを知っているというのでしょうか。今や必要不可欠となった通信サービスの2年縛りをやむを得なく使っている人が多数いるのが現状です。

そんな中、なぜ2年縛りにうんざりしてしまうのか、その理由を検証してみましょう。

他にはない契約条件だから

普段の生活で必要不可欠なサービスには、光熱費などもありますが、仮にいかに割引が適用されたとしても、2年ごとの自動更新で半永久的に拘束するような契約は他にはないのです。

2年縛りは、そもそも通信会社同士の激しい争奪戦から顧客を奪われまいと考案された契約となり、スマホ・インターネットに限って見られる独特の契約スタイルだからです。

利用状況が変わることもある

誰でも、その時々で通信サービスの利用状況が変わることだってあります。

使うつもりだったが使わなくなったり、違うサービスを提供する通信会社に変更したかったり、実家に戻る、誰かと一緒に暮らすことになるなど、状況が変わることに柔軟に対応できないという不満が出てしまいます。

仮に、使わなくなった場合には、使わない通信サービスに月額料金を払い続ける、または違約金を払う意外に方法がないというのはどうなのでしょうか。

拘束されている気持ちになる

消費者にとって、そのサービスを自分の意志で選び、自分の意志で利用継続を決めていくことは、人としての根本的な欲求であり権利でもあります。

もちろん、承諾した上で2年縛りに契約するのですが、それが2年おきに繰り返されることによって、拘束されているから使っているという印象に変わってしまう人も多くなります。極端な言い方をすれば契約に縛られて使わされているようなイメージすら持ってしまいます。

そこで、消費者としては仮にその通信サービスに不満がなかったとしても、拘束されていること自体を不快だと感じてしまう人も多いのではないでしょうか。

消費者はサービスを提供する者に問いかけます。

やめさせない為のサービスなのか。

使い続けたいサービスを提供すべきではないのか。と・・・・

2年縛りがない通信回線は

いつの時代も、人々の需要に応じて、それを供給する企業やビジネスが出現し始めます。

大手通信会社への不満や疑問が大きくなるにつれ、まさに頭角を現し始めたのがMVNOです。MVNOとはリーズナブルでシンプルな料金プランを提供し、基本的に縛りのない契約スタイルをメインにする通信会社で、格安スマホや格安SIMとも呼ばれているサービスを提供する会社です。

消費者が何を必要としているのか、それを先駆けて敏感にキャッチしていくことは、ビジネスで成功するためには欠かせない要素となります。

需要に応じた供給があるからこそ、サービスを提供する企業と消費者が信頼関係で結ばれるわけです。

MVNOはまさに、この信頼関係を消費者と結び始めており、今大手通信を不安な状態に陥れている存在であります。なぜなら多くのMVNOが消費者の求めているものを提供しているからです。

MVNOの中にも大手通信のように2年縛りを基盤としているところもありますが、最低契約期間のみで契約できるところはたくさんあります。

それでは、2年縛りがないMVNO、時代を先駆けていくであろう新しい通信サービスをいくつかご紹介致します。安心して、2年縛りにとらわれることなく、納得して満足して使っていける通信サービスです。

BBエキサイト

BBエキサイトは以前から格安のプロバイダーとして密かに人気を保ってきた企業の1つです。プロバイダー料金はたったの500円。

その代わり、工事費・初期費用その他メールなどのサービスや、カスタマーサービスへの電話がすべて有料となります。

通信各社が争奪戦で奮闘する中でも、マイペースで低価格、縛りのない契約を提供し続けてきたBBエキサイトは、MVNOとしてスマホのサービスも行い、最近では新しい通信回線「エキサイトMEC光」の提供を始めました。

ただし、インターネットの工事費はかかります。

【インターネット】
最低利用期間:なし
契約期間:なし
解約金:なし

初期費用:3,000円
工事費:
一戸建て18,000円  集合住宅15,000円
※工事費・初期費用は建物の環境やお住まいの状況により変わります。
月額料金:
一戸建て4,500円  集合住宅3,500円

スマホ料金は、使った分だけを支払うタイプと定額料金タイプの2種類の料金プランがあります。

【スマホ(格安SIM)】
最低利用期間:1年間のみ
※12カ月目以降はいつでも無料で解約できます。
初期費用:3,000円
低速通信:500円から
通話:基本料金700円
通話料:20円/30秒から~
※利用状況に合ったシンプルな料金プランを選ぶことができます。

DMM

DMMはスマホもインターネットも初期費用・工事費等の無料キャンペーンを定期的に行っているので費用負担をかけずに切り替えができるMVNOの1つです。

スマホとインターネットをセットにすると月額料金が500円割引になるのも嬉しい特典です。

スマホはオンラインのチャットで問い合わせが可能、インターネットはフリーダイヤルにて問い合わせることができます。

【インターネット】
初期費用、工事費は基本的に無料です。
時期により詳細が異なる可能性もあり、事前に確認して下さい。
最低利用期間:2年間
解約金:9,500円

※2年間過ぎたらいつでも無料で解約できます。
月額料金:
一戸建て4,820円
集合住宅3,780円

スマホの料金プランもとてもシンプルです。

【スマホ(格安SIM)】
最低利用期間:1年間
※12カ月目以降はいつでも無料で解約できます。
初期費用:3,000円
定期的に初期費用無料キャンペーンを行っていますので、確認してみて下さい。
ライト通信プラン:440円~
通話&データ:1,140円~
その他10分話放題などの通話オプションが選べます。

DTI

DTIもインターネット、スマホと2年縛りなしの通信サービスを提供しています。DTIがプロバイダーとなる光コラボ、または格安SIMの利用を選ぶことができます。

ただ、インターネットの工事費は基本無料となりますが、現在利用中の回線によっては工事費の負担が発生します。

インターネットはフリーダイヤルにて、スマホはチャットやフリーダイヤルにてお問合せが可能です。

【インターネット】
最低利用期間:なし
解約金:なし

※いつでも無料で解約できます。
工事費:
一戸建て18,000円 集合住宅15,000円
初期費用:800円
新規申し込みの場合は、工事費はキャッシュバックにより実質無料となります。フレッツ光からの転用であれば工事費はかかりません。他社からの切り替えであれば、キャッシュバックによって相殺可能となります。
月額料金:
一戸建て4,800円 集合住宅3,600円

DTIのスマホ料金の詳細は以下のようになります。

【スマホ(格安SIM)】
最低利用期間:1年間
解約金:9,800円
※12カ月以降はいつでも無料で解約できます。
初期費用:3,000円
データプラン:600円~
通話&データ:1,200円~
10分以内かけ放題プランなどを追加することができます。10分かけ放題で7GBのプランだと3,980円になります。

以上ご紹介した通信サービスはインターネットとスマホと両方が2年縛りなしで契約できるタイプのものです。インターネットのみ、スマホのみであれば2年縛りなしの契約はまだまだあります。

簡単にご紹介しおきたいと思います。

インターネット2年縛りなし

その他、地域の電力会社、ケーブルTV会社が提供している光回線にも2年縛りなしで使えるインターネットがあります。ご地域で使えるインターネットの詳細を調べてみましょう。

※インターネットにオプションや割引プランなどを適用することで、上記の回線でも2年縛りが適用となる場合があります。契約前に、料金プランや契約期間、違約金についてしっかりと確認しておいて下さい。

スマホ2年縛りなし

大手以外のスマホ料金には2年縛りなしのものが数多くあります。こちらも料金プランによって、最低利用期間なし、最低利用期間1年~2年と異なりますので、注意して下さい。(最低利用期間過ぎれば無料で解約できます。)

同時に格安スマホを購入する場合や、その他のサービスでセットで利用する場合には、2年縛りが発生してしまう可能性もあるので注意して下さい。

最低利用期間→その時期が過ぎればいつでも無料で解約できる
契約期間→2年、3年の契約期間が自動更新となる

2年縛りなしのメリットとデメリット

2年縛りなしのメリットは、

必要な分、使った分を支払った上で、納得がいく契約形態を維持していけることです。料金が安くなる、工事費や初期費用が無料になることは、通信会社を決める上でもちろん大切な条件となりますが、それにも増して、お互いにフェアな関係で契約が結べるという事も快適にサービスを利用していく上では大切な条件であると言えるでしょう。

最低期間なしに、あるいは最低利用期間を経て、いつでも辞めれる状態にいながら、あえてその通信サービスを選んで使っているのだという満足感を得ることができます。

また、大手通信の場合、これだけ通信技術が進展し、あらゆる手続きがオンラインや電話1本でできるにもかかわらず、わざわざショップに行かなければできない手続きがある事に疑問を持つ人も多いと思います。

2年縛りなしのMVNOのほとんどがオンラインまたは電話にてすべての手続きが可能です。

2年縛りなしのデメリット

工事費、初期費用がかかる場合が多くなることです。さらに月額料金、機種代等の割引率が2年縛りに比べると低くなる傾向にあります。さらに通話サービスに関しては、完全に話放題・使い放題で利用できるサービスがないと言う事です。

そして、通信基地や自社回線を保有していないMVNOには、通信速度や提供できるサービスに限界がある事もデメリットとなりますが、よほど秒単位での高速通信や、膨大な量のデータ通信が必要でない限り、MVNOでも十分満足できるサービスを探すことができます。

まとめ

私達消費者は、無料、割引、お得、安い、という言葉には弱いものです。毎月必ずかかってしまう通信費をできるだけ節約していきたいと思う気持ちが、「2年縛り」をここまで普及させる結果となってしまいました。

その代償として、私達はこれまでに完全に自由だと信じてきた、物事を選ぶ権利を半ば放棄せざる得ない状況を築いてしまったのです。確かに、工事費や初期費用、端末代金などの負担がなければ、とても助かります。でも、もしかしたら消費者としての自由な立場を守っていくことも、お金には代えられない大切なことなのかもしれません。

アメリカでもかつて長期契約や縛りによって顧客を拘束する通信会社が主流だった頃がありました。2015年にT‐モバイル1社のみが契約期間なしのサービスを提供し始め、消費者が一気に集まり人気のブランドになりました。

その後アメリカでは長期契約や2年縛りでサービスを提供する通信会社はなくなりました。

私達消費者が何を大切にするのか、ここで改めて「2年縛り」の意義を深く問い直してみることで、今後の通信サービスの在り方を変えることも可能なのかもしれないのです。

 

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