借金が200万円あって、月々返済額をしっかり払っているのに全然借金が減らない。そんな方は、金利を気にして月々の支払いをしているのでしょうか。実は、借金の返済が上手くいっていない人は自分がどれだけの金利を支払っているのか把握せず生活していることが多いのです。そこで、この記事では200万円の借金にかかる金利の他、返済が上手くいかない原因と、その解決方法、そして完済した後の過ごし方についてご紹介します。
借金はすぐに返して、返済の恐怖のない生活をすぐにでも取り戻しましょう!
貯蓄より借金返済が優先!
貯蓄を早くしたいなら、借金を早く返済する必要があります。借金がいつまでもあっては、お金を貯めることは容易ではありません。その理由を以下でお伝えします。
どうして借金を早く返す必要があるのか?
どうして借金を早く返す必要があるのでしょうか。実は、それは金利にあります。今、200万円を借金している人の多くは、自分がどのくらいの金利を支払っているかを知りません。きっと、自分の借金にかかっている金利を見ると、すぐに「早く返さなくては!」と思う人が多いでしょう。
借金200万円にかかる金利は驚愕の数字!
借金200万円にかかる金利を知っていますか?
キャッシングの金利の上限は利息制限法で決められており、元本が100万円以上の場合は年15%までとなっております。ちなみに、金利は以下計算表で算出できます。
債務残高×金利(%)÷365日×30日=1ヶ月の利息額(円)
よって、現在200万円の債務ざんだかのある人の利息額は、
200万円×15%÷365日×30日≒24,658円
となります。1ヶ月で約25,000円もの利息を支払っていることになります。こちらは利息だけの計算です。
もしも200万円の元本を4年で完済するとしたら、
24,658円×12ヶ月×4年=1,183,584円
4年間で約120万円利息を支払うことになります。しかも、これは再度借り入れしない時の金額ですので、再度借り入れをしてしまった場合はさらに利息金額が増えていってしまいます。
よって、借金はすぐに返した方が、多く金利を支払うことなく済むのでお得ということになります。
借金を早く返したくても、焦りは禁物!
借金を早く返した方が良いのなら、今から1円でも多く返していきたいと強く思うのは当然です。しかし、焦って返済をしてしまうと、ミスを犯してしまうことがあるので要注意です。
まれに、借金返済を優先しすぎてしまい、カツカツの節約をして身も心もボロボロになってしまう人がいます。借金を返す時は、無理なく返済することが必要です。
なので、まずは借金を返したくてもうまく返せない人の特徴を知って、自分が該当していないかチェックしてみましょう。そして、どうやったら自分が借金を早く返していけるのかを一緒に考えていきましょう。
どうして借金が返せないのか!?
借金を返したいのに、どうしてか再度お金を借りてしまうという人も少なくありません。ここでは、借金を返せない人の特徴を5つご紹介しますので、自分が該当していないか確認してみてください。
支出が多い
まず、借金が返せない人は、支出額がとても多い傾向にあります。収入=支出であれば、まだ良いのですが、借金を返せない人は「支出>収入」となっている人が少なくありません。
お金の使い道は、人それぞれですが、主に外食費、服飾費、嗜好品費、ギャンブル代等が多いとされています。
また、支出が多い人の特徴として我慢ができないことが挙げられます。ギャンブルや嗜好品は特に依存性も高いため、頭で悪いとわかっていながらお金を出してしまう人もいるのです。
借金を早く返したいと思っているのであれば、まずは支出を見直して、正しいお金の使い方を学んでいかなければなりません。
給料が少ない
借金を早く返せない人の多くは、給料が少ないといえます。借金を200万円かかえているのに、月の給料が手取り10万円等では、早く返済したくても返済できないのが現状です。
よって、給料が少ない人はお金を増やすことを考えてみるようにしましょう。一番良いのは、転職先を探すことです。
今の就職先では借金返済ができないと思うのであれば、一番最初に転職を考えましょう。ただし、今の職場がとても好きな場合は無理をして転職する必要はありません。今の仕事場に不満があり、もっと収入アップを図りたいと思うのであれば、転職することを考えましょう。
最低限の金額しか返済していない
借金を早く返済したいのであれば、借金を多く返済する必要があります。しかし、返済をしている人の多くは、最低限のお金しか返していないのです。
大抵の貸金業者は、ゆっくりと返済することを望みます。どうしてかというと、その方が多く金利をとれるからです。お金をたくさん貸してもものの数ヶ月で返されてしまっては、ほぼ儲けは出ません。よって、貸金業者は最低限の返済額しか提示してきません。
しかし、借金は繰り上げで返済していっても良いものなのです。少しでもお金が余った時は、借金返済に回すことにしましょう。そうすることで、少しずつですが確実に早く借金を返済することができるようになります。
期限を決めずに返済している
今借金をしている人は、いつまでに返すと決めて返済を行っているのでしょうか。貸金業者に言われた金額を納めていれば、いつか完済できると思っているのであれば、意識を改めましょう。
借金の返済は長引けば長引くほど、金利を支払うことになると先述しましたので、早めに返済するのに越したことはありません。早く借金を返せば返すほど、自分で使えるお金も増えますので、期限を決めて返済を行いましょう。
自分のお金の流れを把握していない
借金を早く返済できない人は、自分が何にいくらお金を使っているのか把握していない人が多いです。また、月にどの程度の支払いをしているのかも把握している人も少ないのです。
月にいくらの生活費があれば良いのかを今からでもいいので把握するようにしましょう。
お金の流れを把握するための方法としては、家計簿をつけることが一番です。家計簿はノートを1冊準備すればOKです。ノートにその日買った物のレシートを張ったり、支払った金額を記入するだけで良いのです。
そして、1週間に1回、自分が何にどの程度お金を使ったのかまとめてみましょう。それを4週続けたらすぐに1ヶ月の支出の流れを知ることができます。
自分のお金の流れを把握していないと、これくらいお金を使っても大丈夫だろうという自分への甘さが少なくなります。自分への甘さが少なくなるということは、お金に対して少しだけシビアになれるということなので、借金返済も少しずつ加速していけるようになるということです。
200万円の借金を返すコツ7選
ここでは、200万円の借金を返済していくコツをご紹介します。自分に合った方法で、計画的に返済を行っていきましょう。
1.無駄な支出を削減しよう
まずは無駄な支出を削減していきましょう。支出は大まかにわけて、家賃、通信費(スマホやインターネット代)、食費、日用品費、娯楽費、服飾費、交通費等に分けられます。
一番即効性があるのは、家賃や通信費の見直しです。家賃は基本的に給料の3割程度を目安にしておきましょう。3割以上を超えていた場合は、負担になっている可能性が高いため引っ越しを考えてみましょう。通信費は、今使っているプランを見直すか、格安スマホへ移行するかを検討しましょう。スマホは、プランを見直しするだけでもお得になる可能性があります。また、大手キャリアにこだわっていないのであれば、格安スマホに換えることでぐっと通信費を下げられる可能性があります。
また、一番簡単に節約を始められるのは、食費です。外食が多い人は、ぜひ自炊を心がけましょう。外食は少なくとも1食1000円程度はかかってしまいます。しかし、自炊だと同じ1000円でたくさん材料を買うことができます。そして、自炊を行うことで添加物の入っていない健康的な食生活を送ることができます。
無駄な支出を見直すということは、自分の生活を正すことにもなりますので、ぜひ積極的に支出の見直しを行っていきましょう。
2.月々の返済計画を立てよう!
支出の見直しが大体終わったら、返済計画を立ててみましょう。無駄な支出を減らした分、返済に回すことができないのかを検討してみることが必要です。
今の自分の収入から、無理なく返済を行うにはどのくらいの返済額が妥当なのか、じっくりと考えてみましょう。ここで注意して欲しいのは、早く返済をしようと焦り、無理な返済計画を立ててしまうことです。早く返済をしたいがために、高額な返済額を目標としてしまうと、挫折してしまいます。挫折すると大きなストレスとなり、返済意欲がなくなってしまう可能性があるので、できるだけ今の自分で無理なく返済できる金額を設定しましょう。
そして、徐々に返済金額を増やして、完済するようにしましょう。
3.節約生活を楽しもう!
借金返済をストレスなく過ごすためにも、節約生活を楽しめる余裕が必要です。無理な節約をしてしまうと、とても大きなストレスを抱え込むことになってしまいます。なので、自分が楽しめる節約生活を送れるようにしましょう。
例えば、お酒が好きな人が、お酒代は高いからと全くお酒を飲まないでいることはとてもストレスフルな状態になってしまいます。しかし、格安で美味しいお酒を見つけて、格安で作れるおつまみレシピを考えようと思うと、とてもワクワクした気持ちで節約生活を送ることができるのではないでしょうか。
4.借金返済した後の将来を考えてみよう!
借金返済した後の将来を考えると、返済のモチベーションがアップします。よって、借金を完済した後の自分はどのようになっていたいか紙に書き出してみましょう。
借金完済後の自分の生活は楽になっているのか、好きなことができているのか、貯金を始められているのか等、具体的なことを書いていければますますモチベーションがアップします。
借金返済の気持ちが中だるみしてきたときに、とてもおすすめの方法ですのでぜひやってみてください。
5.返済中にお金が足りなくなっても借りない意思を持とう!
借金返済中、お金が足りなくなってしまうことがあるかもしれません。そんな時、お金をまた借りたくなるかもしれませんが、まずは借りないで済む方法を考えましょう。
自分の身の回りにあるものを売ってお金を作り出せないか、支払いを待ってもらえないのか、給料の前借ができないか考えてみましょう。
借金返済中はたとえ親や友人にお金が借りられる状況であっても借りないようにしなくては、借金癖は治りません。心を鬼にして、返済を遂行する気持ちが大切です。
6.お楽しみ貯金を少額でも良いからしておこう!
借金を返済しているだけでは、面白みがありません。よって、少額でもいいのでお楽しみ貯金をするようにしましょう。金額は100円でも500円でもいいです。ご褒美のスイーツやおつまみ、映画を見る等、息抜きをする時にお楽しみ貯金を使いましょう。
早く返済することは大切ですが、今の生活を充実させることも大切です。よって、お楽しみ貯金で毎日の充実度を高めるようにしましょう。
充実度が上がり、さらにリフレッシュもできるため、とてもおすすめです。
7.副業して返済金額をアップさせよう!
時間に余裕のある方は、副業をして返済額をアップさせられないか検討しましょう。副業にはいろいろ種類があります。一番簡単なのは、アルバイトをすることです。コンビニ等で定期的なアルバイトをしても良いですし、日雇いバイトをするのも良いでしょう。
また、在宅で副業をしたい場合は、クラウドソーシングで仕事を受注するのも良い方法です。Webサイトを作ったり、Web記事を作成したりする仕事がありますので、空いた時間で作成することができます。
ただし、注意して欲しいのは、本業をおろそかにしないことです。本業に影響出るほど副業にのめり込んでしまうと本末転倒です。ほどほどに副業を行い、返済金を増やしていければOKです。
借金を繰り返さないための習慣作り3つ!
最後に、借金を完済した後に、再び借金を繰り返さない習慣作りについてお伝えします。絶対に借金の世界に帰ってこないようにしましょう。
収入内で生活しよう
借金をしないためには、自分の収入内で生活することが必須です。支出の見直しができたのであれば、どうやったら収入内に留めることができるのか考えましょう。
借金がなくなった分、生活費に余裕が出ますので、基本的に家計に苦しむことはないはずです。しかし、油断してお金遣いが荒くなる可能性もあります。よって、借金完済後もしっかりと家計簿をつけ、収入内で支出が留められるように努力することが必要です。
少額でも良いから貯金をしておこう!
借金を完済したら、必ず貯金をしておくようにしましょう。一番良いのは、返済額をそのまま貯金額にトレードしてしまうことです。すると、お金が貯まるスピードがとても速くなります。貯金をしておくことで、急にお金が必要になった時でも、借金をせずに済みます。
また、自分の将来のためにお金を貯めておくことも大切です。結婚や、出産、老後等にもお金は必要です。いざという時に、お金があるのとないのとでは、心の余裕が違ってきます。よって、少額からでも良いのでお金を貯めておくようにしましょう。
借金はもうしないと心に誓おう!
今まで借金をしてきて、どんなに苦しい思いをしてきたのかは、自分自身が一番よくわかっていると思います。返済で悩んだ日や、お金がなくてしんどかった日、節約に励んだ日等、たくさん我慢をしてきたはずです。そんな生活を繰り返したくないと思うのであれば、自分自身ともう借金は絶対しないと約束しましょう。
そして、今後どうやったら借金をせずに暮らしていけるかを考えていくようにしましょう。
まとめ
200万円の借金をした時の金利の額と、その返済方法までご紹介しましたが、いかがでしょうか。200万円借金をすると約25,000円/月金利を払うことになることが判明し、驚かれた人もいたのではないでしょうか。金利を意識するだけで、早く借金を返そうという気になると思います。
実は、金利の額を知らないでいると、早く借金を返そうともあまり思えないのです。なんとなき返してしまっている人も少なくありません。
よって、ここで金利額を知れたことはとても重要なことであり、さらに早く返そうと思えたことはとても大きな一歩となるでしょう。
早く借金を返すためにも、焦らずに返済計画を立て、自分の支出額を割り出し、節制するようにしましょう。そうすることで、早く借金を返すだけでなく、自分の生活を正すことができたり、自分のお金の流れを知ることができたりします。
お金を返すことはとても大変ですので、無理なく、でも早く返していけるようにしましょう。