せどり用商品が売れないときに見直すべき6つのポイントと効率の良い在庫処分の方法まとめ

あなたのせどりは順調ですか?

 

せどりの経験がある方であれば一度は、仕入れた商品が売れないという状況を経験されたことがあるはずです。今まさに、商品が売れずに苦しんでいる方もおられるかもしれませんね。

 

私はせどり初心者の事、商品が思うように売れてくれずに貯蓄が底をついたことがあります。私は慎重な性格だったこともあり多少の貯金をしてからせどりを始めたのですが、せどりにおいて重要なポイントを押さえていなかったこともありせっかく貯めた資金をすべて溶かす結果となってしまいました。

 

もしあなたがせどりにおいて重要なポイントを押さえていないのであれば、私と同じように貯蓄がゼロになるだけでなく、最悪の場合は借金を負ってしまうかもしれません…。特に、今現在商品が売れない状況に陥っているのであればなおさら、早急な対処が必要となります。

そこで今回は、せどり用に仕入れた商品が売れないときに見直すべきポイントと、効率の良い在庫処分の方法についてまとめてみました。

 

初心者が陥りがちな間違い

あなたは、次のような仕入れを行っていませんか?

 

  •  高く売れる商品を仕入れている
  •  ブランドで商品を見て仕入れをする

 

せどりにおいて重要なのは販売ではなく「仕入れ」です。仕入れが間違っていればその時点でせどりで成功できる確率は一気に下がってしまいます。上記2つの仕入れ方は初心者に多い仕入れ方です。間違ってはいないのですが、これだけを基準に仕入れていればいつか失敗してしまうのです。

それではこの2つの仕入れ方のどこに問題があるのか、確認していきましょう。

 

高く売れる商品を仕入れている

初心者が仕入れがちなのが高く売れる商品を仕入れているという点です。せどりは商品を安く仕入れて高く売ることで利益を出す方法なので、この考え方は間違ってはいません。

 

しかし、「高く売れる商品=正しい商品を仕入れることができている」とは限らないのです。

 

せどりを行う上で一番重要なのは商品が売れてくれることにあります。多くのせどり初心者の方は、高く売れる商品を仕入れることができた時点で満足する傾向にありますが、難しいのは販売することにあります。

 

もし値段が高い商品で一発売れれば大きな利益が出せる商品であっても、世間的に需要が無い商品で一か月以内に売れない商品であれば意味がありません。コンスタントに売れてくれない商品は売り上げが安定しないという面であまりよくありません。また、不良在庫を抱えるリスクもありますし、何より売れない期間に値崩れしてしまう可能性もあるからです。

 

本当に仕入れるべき商品は高値で売れる商品ではなく、そこそこの価格である程度コンスタントに販売できて、粗利が確保できる商品なのです。

 

ブランドで商品を見て仕入れをする

初心者によくありがちな仕入れ方法として、ブランドだけを確認して商品を仕入れることです。型番などで売れ行きがきっちりと確認できる家電などは例外ですが、アパレル商品などを仕入れる際には注意しなければならないポイントです。

 

有名ブランドの商品であったとしても人気なのはある一定の商品のみで、それ以外の商品はまるっきり売れないというケースが良くあります。

 

スニーカーで有名なコンバースなどが良い例で、スニーカー類は安定して売れてくれるのですが、コンバースのTシャツなどは安価で出品していてもほとんど売れない傾向にあります。

 

また、鞄などでいえばマンハッタンポーテージのメッセンジャーバッグの黒色は人気で、中古でも4000~5000円で売却されていますが、形が少し異なるものや色違いのネイビーや、模様が入っている商品にはほとんど価値が無く、900~1500円程度で売却されています。

 

人気ブランドの商品だから売れるだろうと仮定して商品を仕入れると、商品が売れない状況に陥ってしまい、不良在庫を抱えてしまうこととなります。

 

せどりがうまくいっていない状況とは

ところで、せどりがうまくいっていない状況というのはどのような状況でしょうか。もしあなたがこのような状況に陥っている場合は今から改善しなければ来月からの売り上げが安定しなくなる可能性があります。

せどりがうまくいっていない状況というのは大きく次の3つに分類することができます。

 

  •  商品が売れ残っている
  •  値下げをしなければ売れない
  •  商品の回転率が悪い

一つずつ確認していきましょう。

 

商品が売れ残っている

まず一つ目は商品が売れ残っている状況です。いわゆる不良在庫を多く抱えているケースです。商品が売れ残っているケースとして考えられるのは

 

  • そもそも仕入れる商品を間違えている
  • 販売時期を間違えている
  • 販売価格を間違えている

 

などがあげられます。

 

仕入れる商品を間違えているというのは、そもそも需要が無い商品を仕入れている状況です。アパレル用品などであれば人気のないブランドや、ノーブランドを仕入れている際によく発生する状況になります。

 

次に、販売時期を間違えているというケースもあります。時期によってその商品が良く売れてくれるシーズンと、そうでないシーズンというものが存在します。これは過去の相場だけでなく、販売個数などを月ごとに出さなければ気づかないことが多いです。

 

アパレル用品であれば夏物は6~9月、冬物は10~2月ぐらいまでしか売れないという感じです。一眼レフなどであれば運動会シーズンや夏休みが良く売れてくれますし、それ以外ではそれほど多くは売れません。ネクタイやスーツ類は入社が多い3,4月によく売れる傾向にあります。

 

これらを理解しないまま仕入れを行うと不良在庫を抱えることとなります。

 

最後の価格設定については、リサーチ不足が原因です。リサーチできていないことが原因でその周りよりも高い値段で販売している場合は当然ですが売れないケースがほとんどです。

 

値下げをしなければ売れない

次に、値下げをしなければ売れないケースです。せどりに限らず商売は仕入れ値を下げるのと販売価格を上げるのとでは販売価格を上げたほうが全体的な利益が向上することがわかっています。逆に言えば販売価格を下げるほどせどりはうまくいかなくなるということです。

 

値下げをしなければ売れないケースとしては、

  • 価格設定を間違えている
  • 写真写りが悪い
  • 説明文が不十分
  • そもそも需要が無い

などなど、多くの原因が考えられます。

 

多少の値下げを行うことで回転率を上げるのはそれほど問題はないのですが、売れなさすぎて投げ売りのような状態になっているのであれば仕入れから販売にかけて様々なポイントから見直す必要があると言えるでしょう。

 

商品の回転率が悪い

ある程度商品が売れているけど、回転率が悪いというケースも、せどりにおいてあまりよくないケースであると言えます。具体的に商品の回転が悪いというのは、1商品の販売に1か月以上かかることを指します。

 

商品の回転率が悪い商品を仕入れてしまうと売り上げが安定しない他、在庫を抱えているうちに値崩れしてしまうケースに直面することがあります。そのため、現在このような商品を仕入れている方はいますく改善する必要があると言えるでしょう。

 

また、回転率の高い商品を販売すれば、仕入れた商品をすぐにお金に戻すことができます。結果的に一つ当たりの利益が薄いケースであっても、結果的には回転率の低い商品と比べて大きな利益を手元に残すことができます。

 

ちなみに私がせどりを始めたばかりのころは一眼レフのせどりから始めたのですが、型落ちの相場よりもかなり安い一眼レフを仕入れたものの、回転率が悪すぎて売り切ることができませんでした。当時の相場に比べかなり安い値段で仕入れたものの、在庫となっている間に値崩れしてしまったため痛い目を見てしまいました。

 

せどりで売れないときの改善ポイント

 

せどりでうまくいかないなと感じた場合はすぐに改善する必要があります。せどりではそれなりに大きな売り上げが上がるので、何となく大丈夫そうな気がするものの、実際には赤字が出ているケースも多いです。

ちょっとしたポイントを意識するだけでも利益率が異なりますので、あなたも確認するようにしてみると良いでしょう。私が考えるせどりで売れないときの改善ポイントは次の6点になります。

 

  • 回転率の高い商品を仕入れる
  • 相場よりも若干安い値段で販売する
  • 仕入れたらすぐに売却するように心がける
  • 写真写りを良くする
  • ブランドの売れ筋商品を理解する
  • 値崩れする前に処分する

一つずつ確認していきましょう。

 

回転率の高い商品を仕入れる

まず一つ目は回転率の高い商品を仕入れるということです。せどりでは1か月以上販売できない商品は回転率の低い商品ですので、最低でも1か月以内に販売できる商品、できれば2週間以内に売却できる商品を仕入れる必要があります。

 

回転率の高い商品を仕入れる理由としては

  • 回転率が遅い商品よりも結果的に粗利が大きくなる
  • 資金繰り的な理由から
  • 値崩れを防ぐため

などがあげられます。

 

まず粗利が大きくなるということについてですが、1か月に1回売れて3000円の利益が出る商品よりも、1か月に2回売れて1つにつき2000円の利益が出る商品のほうが結果的な粗利が大きくなります。

 

さらに言えば1回あたりにかけられる仕入れの資金も大きくなるので、結果的に短期間で売れれば売れるほど粗利が少なくとも合計で得られる利益が大きくなります。

 

次に資金繰りの観点についてですが、基本的にせどりを行う人の多くがクレジットカードを利用して仕入れを行うことが多いです。そのため、1か月以内に借りた金額を返さなければなりません。そのため、1か月以内にある程度の商品が販売できなければ返済が滞ってしまいます。

 

最後は値崩れを防ぐためです。在庫を長期間抱えてしまうと、その商品の人気がなくなったり新しいモデルが発売されることで商品の価値が下がってしまいます。そのためにも短期で販売できる商品のほうがこのようなリスクを回避するうえで良いでしょう。

 

回転率の良い商品が見分けられない場合は、Amazonの販売履歴を確認できるモノレートや、ヤフオク、メルカリの販売履歴を確認できるオークファンなどを利用するのも一つの手です。

 

相場よりも若干安い値段で販売する

仕入れる商品が間違えていないにもかかわらず思うように売れてくれない理由としては、相場よりも高い値段で販売しているケースがほとんど。売れる商品を取り扱っていたとしても競合が自分より安い値段で販売しているのであればそちらが良く売れるのは当然ですよね。

 

そのため、商品を販売する際にはすべての強豪よりも安く販売する必要はありませんが、相場よりも若干お買い得な価格設定をすることで回転率を上げることができます。

 

仕入れたらすぐに売却するように心がける

初心者にありがちなのが、仕入れから販売までの期間が若干開いてしまうということです。出品作業はやはり手間ですし時間がかかるので、出品を先延ばしにしがちです。私自身忙しいときは出品作業を後回しにしがちです。

 

しかし、できる限り早く販売するためにも仕入れたらすぐに販売できるように工夫したほうが良いでしょう。特に季節ものなどは時期が少しずれるだけで販売できないことも多いです。

 

せどりは競合も多いのでこれらに負けないようにするためにもできる限りすぐに売却するようにしましょう。ある程度規模が大きくなり余裕があればAmazonFBAなどの出品、発送代行サービスを利用したり、誰かにお願いするようにするようにすることもできます。

 

写真写りを良くする

メルカリやヤフオクなどで出品するとなると大切になるのが写真写りです。同じ商品であっても、写真写りの良いほうが多少値段が高くともよく売れる傾向にあります。

 

仕入れる商品が間違えていないのに商品が売れない場合は写真写りが悪いケースがほとんど。白い背景に変えて商品がわかりやすくなるように撮影したり、写真加工アプリなどを上手に利用することで手間はかかりますが他の商品と比べて見栄えの良い商品に変えることができます。

 

ブランドの売れ筋商品を理解する

ブランドの売れ筋商品を理解することも大切です。有名なブランドであってもよく売れる商品とそうでない商品が存在します。例えば同じルイヴィトンでも、キーケースよりも財布のほうが回転率も値段も高くなります。

当然仕入れ値も高くなりますが、そちらのほうが流通量も多いケースが多いので、よく探せば仕入れにぴったりな商品が見つかるケースがほとんどです。また、同じ商品でもデザインによって販売価格は大きく異なります。

 

そのブランド商品の売れ筋は何か?を常に考えて相場をチェックすることで、今までよりもより大きな利益を生み出すことができるようになります。

 

値崩れする前に処分する

万が一仕入れる商品を間違えて購入してしまった場合は、できる限り早く商品を処分してしまうことが大切です。多少赤字が出たとしても売り切ってしまうようにしましょう。

 

初心者にありがちなミスは、最低でも原価分は回収しようとして売れない商品を持ち続けてしまうことです。しかし売れない商品はいつまでたっても売れないものですし、在庫となっている期間が長いほど値崩れしてさらに売却できない…と言った負のスパイラルに陥ってしまいます。

 

せどりでは一つの商品で赤字が出たとしても、他の商品で黒字化してトータルで黒字になれば問題ありません。そのため、できる限り早く処分して、次の商品を仕入れることに集中しましょう。

 

効率の良い在庫処分の方法まとめ

万が一売れない商品を仕入れてしまった場合にはその商品を早く処分する必要があります。そこでここでは、私が行っている効率の良い在庫処分の方法について解説します。

在庫処分の方法は大きく次の3つに分類されます。

  •  ヤフオクを活用する
  •  買取サービスを利用する
  •  リユースショップにもっていく

上から順番に高い価格で売却できる方法となりますので、上から順番に試してみると良いでしょう。それでは一つずつ解説していきます。

 

ヤフオクを活用する

まず一つ目はヤフオクを活用することです。私は売れなかった商品はヤフオクで1円から出品するようにしています。1円出品でもある程度価値のあるものであればそれなりの価格になります。

 

ヤフオクの良いところは基本的に送料が購入者負担であることです。在庫処分にあたり送料を購入者に負担してもらえると送料分のコストを負担しなくてよくなるので送料が出品者負担が基本であるメルカリなどと比べて効率よく売却することができます。

 

ただし、ヤフオクではアパレル用品などメルカリではあまり高値で販売できない商品も存在するのでそのあたりを確認して出品すると良いでしょう。

 

買取サービスを利用する

WEBなどで申し込んで発送すれば買い取ってくれる「買い取りサービス」が存在します。買い取ってもらいたい商品を箱に詰めて送るだけで査定&買い取りを行ってくれるので時間も手間もかからず非常に便利です。リユースショップに比べて高い値段で買い取ってくれるケースが多いので私もよく利用しています。

 

ヤフオクなどで売却できなさそうな商品はこのようなサービスを利用して一度見積もりを出してもらうと良いでしょう。

 

リユースショップにもっていく

最後はリユースショップに持っていくことです。アパレルなどであればセカンドストリートなどにもっていけば買い取り査定をしてくれます。一部店舗では自宅まで買い取ってほしい商品を受け取ってくれるサービスなどもあるので、WEBで確認すると良いでしょう。

 

売れない商品であってもなんでも買い取ってくれるので、せどりで売れなかった商品を処分するのにはぴったりです。ノーブランドでも買い取ってもらえるのは非常にありがたいですよね。ただし、買取額は一般的な販売額の10分の1~半額ぐらいなので、本当に売れない商品の処分として利用したほうが賢明です。

 

私が良く在庫処分に利用するセカンドストリートでは、買取強化の時期があり、その際には買取額が20%アップするのでその期間に持ち込むようにしています。時期はエリアごとに異なるので、電話などで確認するようにしましょう。

 

まとめ

今回はせどりで売れないときに見直すべきポイントと、効率のよい在庫処分の方法について紹介しましたがいかがだったでしょうか。

 

せどりで売れないという状況に直面すると赤字を出したくないと思って高値で販売し続けて泥沼にはまるケースがほとんどです。もし直面してしまったら売れない商品はあきらめて次の商品を仕入れるようにしたほうが賢明です。

 

もしあなたがそのような状況に直面しているのであれば今回紹介したポイントを踏まえて改善し、安定して利益を出せるように頑張ってくださいね。

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