知らなきゃ損!クレジットカードのリボ払いをできるだけお得に活用する方法

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クレジットカードでショッピングをしていると支払い方法がいくつかありますよね。
主な支払い方法は、一括払い・分割払い・ボーナス払い・リボ払いの4つです。ショッピングで使うのは一括払いで、他は使わないという方も多いのでは無いでしょうか?

中には「リボ払いは利用すると危険な購入方法だから使わない!」と考えている方もおおいでしょう。確かにクレジットカード会社がリボ払いを勧めた効果もあり、リボ払いはメジャーな購入方法の一つになりました。

その一方で、ネット上には支払いに追われる体験を投稿されている方もいます。そのためかリボ払いは危険というイメージが先行しています。しかし、上手に活用すればリボ払いはお得に活用することもできるです。

そのためには、リボ払いの仕組みを正しく理解し使い方を決めることが必要です。リボ払いの使い方を身につければ、高額な商品も買わずに後悔することもありません。

この記事では

  • リボ払いの概要
  • リボ払いの特徴に注意点
  • リボ払いをお得に使いこなすには?
  • リボ払いでもしも使いすぎてしまった場合の対処法

以上の内容を解説していきます。リボ払いはなんとなく怖いと感じている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

そもそもリボ払いとは

まずはリボ払いについて解説していきます。そもそもリボ払いとはどのような支払い方なのでしょうか?なんとなく聞いたことはあるけれどもよくわからないという方が多いのでは無いでしょうか?

リボ払いはリボルビング払いの略で、回転するという意味合いを持っています。つまりは、お金を少額ずつ回転させるイメージです。

具体的に言うと毎月の支払額を固定して買い物の代金を支払うことをリボルビング払いと言います。一括払いは買い物を一回の支払いで完結させますが、リボ払いは毎月決めた額が買い物の代金から引かれ数ヶ月かけて代金が精算されます。

だからこそリボ払いは、毎月のクレジットカードの支払い金額は少なくなります。大きな額を少額に分割して数ヶ月かけて支払いをしていくため、毎月の負担金額は相対的に減っていくのです。

分割払いとの違い

もしかすると「リボ払いは分割払いと違うのか?」と考えた方もいるかも知れませんね。よく勘違いされる方もいますが、分割とリボ払いは異なる支払い方です。仕組みが違うので全くの別物です。

分割払いは、買い物ごとの分割回数を決めて支払いをする方法です。例えば、5万円の時計を購入したとして5回分割払いにした場合は、毎月1万円が5ヶ月続きます。しかし、次に3万円の服を購入する場合に5回分割にしないことも可能です。2回の分割払いに変更することもできます。

つまり、分割払いの強みは買い物ごとに支払い回数を調整できることでしょう。

一方でリボ払いは、5万円の時計を買う場合はまず毎月の支払額を決めます。毎月1万円を支払う設定を予めしておきます。すると支払う金額が毎月1万円に固定されるのです。その後3万円の服を購入したとしても支払額は1万円のみで、残りは繰り越されます。

つまり毎月の支払額の軽減が容易なのがリボ払いで、商品ごとに支払回数を調整できるのが分割払いです。この2つの支払いには金利手数料がかかるため、この点も念頭にいれておきましょう。

リボ払いの特徴

リボ払いの特徴は主に3つあります。まずは、なんと言っても毎月の支払額を一定に抑えることができることです。リボ払いは利用残高に関係なく毎月定めた金額を一定期間支払います。

これにより、仮に手元の現金が10万円しか預金口座になかったとしても20万、30万の買い物をすることが可能になります。これは1回の金額が大きくなりやすい分割払いや1っ活払にはないリボ払いのメリットです。

リボ払いは金利がかかるため、一括で購入するよりも支払い金額は高くなります。また、10万円なばまだ大丈夫ですが、複数に借りる場合や使いすぎてしまうと支払いが溜まっていくので注意が必要です。

お金が手元にあまりない時にとっさに必要になった場合には、リボ払いは非常に有効と言えるでしょう。

次の特徴は上限を超えると翌月に繰り越せることです。前述の通りリボ払いは、毎月の支払い上限額を先に決定します。1万円、3万円など5千円単位で決定することが出来て、これは変更も可能になります。

仮に20万円の支払いが発生して口座に現金がない場合は、分割や一括の場合だと支払いが滞ります。しかし、リボ払いに設定している場合は問題ありません。多少支払い完了までに時間はかかりますが支払うことができます。

それは、20万円を数ヶ月、数年かけて毎月1万円で支払うことを購入段階で決定しているため問題にならないのです。徐々に支払うことにより、支払いが滞りクレヒスにキズが付くこともありません。

分割払いと違い月額で支払額を決めて超えた分は繰越のため、例えばさらに追加で5万円の出費をした場合はその買い物の代金は繰り越されて数ヶ月先に支払うことになります。これで、急な出費にも対応可能です。

3つ目は、返済の目処が立てやすいことです。リボ払いは毎月の支払額は固定されます。つまり、どれだけ買い物をしてもしなくても月に支払う額は同じなのです。そのため、残りの元本に利息をあわせて計算すれば、何ヶ月で返済が可能か判断できます。

返済計画が立てやすいので、支払日に余裕のある月には元本を減らすため多めに返済をすることが出来ます。反対に今月は厳しいと感じたならば、支払い額を減らすなどの調整も自由に変更が可能。

なので、家計の計算はかなり楽になると言えるでしょう。毎月支払額一定ということは、元本が増えれば支払い完了の日は先延ばしになることを覚えておきましょう。

リボ払いの特徴は毎月の支払額を固定できるため、口座に現金がなくても急な支払いに対応できることです。支払額が固定できるため返済の計画も立てやすく、翌月に繰越ができるため、支払い完了までには時間はかかるものの一括での返済が難しい場合には重宝します。

リボ払いの注意点

ここまでリボ払いの特徴とその概要について解説をしてきました。「ネットには怖い体験談もあったけど意外と大したことない」と思った方もいるかも知れませんね。確かに数万円程度の買い物1回だとリボ払いは対したことありません。

毎月の金額を抑えられる分便利です。では、なぜ多くの人は怖いと思うのでしょうか?それは、リボ払いはメリットもありますがデメリットも大きいからです。急場しのぎとして活躍するリボ払いですが、普段使うにはデメリットが重たすぎるのです。

この点がリボ払いを使いこなすのが難しいと言われる理由です。ここでは、リボ払いの注意点について解説をしていきます。毎月の支払いを抑えられるからとリボ払いを使う前にかならず確認しておきましょう。

金利手数料が高い

リボ払いの最大の弱点とも言えるのが金利手数料です。先程からリボ払いには、金利手数料というものが発生すると書きました。では、そもそもなぜ金利手数料は発生するのでしょうか?

リボ払いのメリットは毎月の支払額を低く抑えて高額な買い物ができるところです。つまり、支払いを繰り越して先延ばしにすることで、一括で支払いをしなくても商品やサービスを手に入れることができます。

この時の商品の代金はクレジットカード会社が立て替えて支払ってくれています。つまり、クレジットカード会社から見るとリボ払いで支払が満額払われるのは、数カ月先になるためこれでは困るわけです。

そのため、支払額を先延ばしにすることを条件に金利手数料を払ってくださいね。というのが、リボ払いに金利手数料が発生する仕組みです。これは分割払いも同じ理由で金利手数料が発生します。

そして分割払いとリボ払いの大きな違いは、金利手数料にもあります。リボ払いの場合は金利が固定になり、分割払いは幅をもたせていることが多い傾向があります。リボ払いの金利は15%~18%が相場で、分割払いは回数によりますが10回以下なら分割払いの方が安く済むのです。

そのため、数回払いで支払いが終わる場合には分割払いの方が良いでしょう。例えば10万円ぐらいの買い物ならばリボ払いよりも分割払いのほうが、口座の現金に余裕がある場合にはお得です。

どの程度違うかと言えば10万円の買い物をリボ払いで毎月の支払い額1万円設定で支払った場合は、総支払回数は11回、利息は7,392円になります。分割の場合は、2回までなら金利手数料は無料。10回にしたとしても利息は5,820円です。

10万円の場合ならばリボ払いもそこまで問題でもないでしょう。支払いが厳しいときにはありがたい制度も言えるかもしれません。しかし、クレジットカードを使用する時は1回とは限らないのです。

金銭感覚が鈍くなりやすい

クレジットカードはもともと便利な上にリボ払いで買い物をすると何倍もの買い物をしているにもかかわらず、支払いは毎月1万円に収まっているという不思議な感覚になります。始めのうちは金利手数料も少ないので余計にそう感じるでしょう。

そのため、リボ払いでつい買い物を余分にしてしまうということがあるのです。その結果金銭感覚が鈍くなり、使いすぎに気が付かず気づいたときには利息を毎月支払っていて元本が減っていないという状況になるのです。

支払金額が少ないから金利が高く設定されているだけに油断するとすぐに利息の支払いで、金策に走らなくてはいけないという自体にもなりかねません。そのため、なんでも使うということはおすすめ出来ないのです。
金利が増えることの弊害があり、それは支払い金額の総額を把握できなくなることがあります。通常の場合は考えられないかもしれませんが、つい買い物をしすぎてしまい毎月の支払いに追われている場合はなりがちなのです。

金利だけで支払いが厳しい状態になってしまうと元本が減らないので、翌月もその翌月も金利の額は変わることはありません。そうなると金利を毎月支払うということになり、元本が減らないため総額がわからなくなるのです。

またクレジットカードの種類によっては、支払いがリボ払いに固定されているリボ払い専用カードも存在します。これは、支払いが自動的にリボ払いになるため、注意が必要です。事前に確認しましょう。

リボ払いはその特性のため、沢山使いがちですがそうすると金利手数料の支払いが後から苦しくなります。通常よりも金利は高く設定されているので、使いすぎて総額がわからなくなる前に支払額を見直すといいでしょう。

リボ払いは使いこなせばお得です

 

リボ払いを上手に活用するには、リボ払いで支払う金額がポイントです。リボ払いで全ての買い物をした場合は、利息が膨らみ金利だけを支払い続けるということにもなりかねません。

それらを回避するためにも利用シーンを限定するとリボ払いを上手に活用することができます。大型家電などは分割払いで購入したほうが手数料的にもお得になります。また、急な出費にはキャッシングやカードローンなどを利用するといいでしょう。

リボ払いを使う場面は、お金に余裕がないときの日常的な買い物などがいいでしょう。当面の支払額が確定するため返済計画も立てやすくなります。また、金額が少額なため手数料の支払いで元本が減らないということもありません。

もしも、繰り上げ返済が可能な場合は金利軽減のために繰り上げ返済を行いましょう。通常通りの支払いよりも負担が軽減されます。

その他の場合は事前にクレジットカードをリボ払い登録しておき、毎月支払える限度額に設定しておくと支払い額をオーバーした際には、翌月に繰り越すことができるため支払額を均一にすることも出来ます。

このように使い方を工夫することで、リボ払いもお得に使いこなすことも出来ます。しかし使いこなすには利用する場面をある程度管理する必要があるため、このことは念頭に入れておきましょう。

リボ払いを上手に活用するには、全ての場面で利用するのではなく使う場面を管理する必要があります。ベストな場面は、お金が場合の日常的な買い物が最適でしょう。また、事前リボ払い設定で毎月支払える額に設定して支払額を均一にするのも有効です。肝心なことは便利だからといって使いすぎないことで繰り上げ返済も活用し、早めに完済しましょう。

もしも使いすぎてしまったら?

リボ払いをもしも使いすぎてしまったと感じた場合には、どのような対処が良いのでしょうか?まずは前提としてクレジットカードの支払いは絶対に滞納してはいけません。一回の滞納で今後のローンや借り入れなどの難易度が跳ね上がります。

それでも返済が難しい場合は、まずは繰り上げ返済をしてみましょう。ある程度の現金がないと繰り上げ返済は難しいですが、もしも余力があるなら自分の現金で、難しい場合には親戚などを頼り元本を減らしましょう。

元本が減れば金利手数料も減少します。それにより支払いも多少は楽になるでしょう。これも難しい場合には、カードローンやキャッシングを使用しましょう。

あまりおすすめは出来ませんが、元本を一気に減らすことで多少は安めの金利であるカードローンに乗り換え得るという選択もあります。しかし、これはその場しのぎであるためおすすめはできません。

最終手段としては、弁護士や日本クレジットカウンセリング協会などの専門機関に相談に行きましょう。場合によっては金額の減額も認められる場合があります。しかし、減額に期待するよりも返済計画の見直しなどの相談に利用するといいでしょう。

基本的に使いすぎて支払いが延滞するようなことはあってはなりません。それでも延滞しそうになったらお金を借りて返済するか弁護士などの専門機関への相談しましょうリボ払いを利用するときには計画的に利用しましょう。

まとめ

ここまでリボ払いの概要から上手に活用するための方法やもしも使いすぎた場合にはどうすれば良いのかも解説してきました。

リボ払いは毎月利用額を抑えることが出来ます。20万円の買い物もその月の支払いは5,000円だけということも可能なのです。これは、お金が無くて困っているときには非常に有効に活用できるでしょう。

だからこそ、計画的に利用しなくてはなりません。クレジットカード会社はリボ払いの金利は高く設定しています。使いすぎた場合には金利だけを支払っていることになり、一向に元本は減らずにお金に苦労します。

そうならないためにもまずは、リボ払いは本当に必要なのかを確認しましょう。分割で済ませられないのか?使いすぎてはいないか?金利は大丈夫か?など、少し慎重になりすぎる程度に使う時は、場面と金額を確認して最終手段としてたら得ておくのがいいでしょう。

どうしても利用しないといけないときは、リボ払いは非常に便利な支払い方法です。積極的に活用はおすすめしませんが、使い方次第でお得にもすることができるのです。

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