家財保険とは
最初に、家財保険について基本的なことを解説しましょう。
家財保険の基礎
家財保険とは、建物内にある家財に火災・水漏れなどの理由によって損害が発生した時に、補償が受けられる保険のことです。
自己所有の住宅=持ち家の建物や、その中にある家財に火災・水漏れなどの理由によって損害が生じた場合に補償が受けられる保険が、火災保険です。家財保険も、基本的な機能は同じですが、賃貸住宅に住んでいる人を対象とするという点で、大きく違っています。
家財保険の必要性
家賃の高さ、部屋の広さを問わず、一戸建てやマンション、アパートなど住宅の賃貸契約を結ぶ場合、家財保険への加入を条件とすることがほとんどです。これには、賃貸物件特有の事情として、原状回復義務が存在することが理由として挙げられます。
簡単に言うと、その賃貸物件を退去する=引っ越すときに、通常の使用による経年劣化を超える範囲の部屋のダメージは、修理してから出ていかなくてはいけないということです。
より正確な定義が、国土交通省のガイドラインにおいて定められています。
賃借人の居住、使用により発生した建物価値の減少のうち、賃借人の故意・過失、善管注意義務違反、その他通常の使用を超えるような使用による損耗・毀損を復旧すること
出典:住宅:「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」について – 国土交通省
いずれにしても、生活していれば壁紙がちょっとはがれてしまったり、柱にぶつかって傷をつけてしまったりなどのマイナートラブルは当然起こりえます。それらすべてについて弁償しなければいけないわけではありません。
しかし
- 冬に、部屋の外と中の温度差が原因で結露ができ、部屋にカビができてしまった
- 子どもが壁紙に落書きし、落ちなくなってしまった
など、明らかに住んでいる人の不注意で生じたダメージについては、善管注意義務に違反して損害を発生させたことになるので、修理を行わなくてはいけません。また、タバコの火の不始末や暖房器具のスイッチの切り忘れ等で火災を起こしてしまった場合も、故意や過失で部屋に損害を与えたことになるので、やはり修理や弁償をしなくてはいけないのです。
家財保険の補償内容
家財保険の補償内容は、大きく分けて次の4つです。
家財保険金 | 火災、水漏れなどが理由で家財に損害が生じた場合、保険金が給付される。 |
---|---|
費用保険金 | 火災、水漏れ、盗難などの事故が起こり、近隣への謝罪や避難、鍵の修理などの事後対応を行う必要が生じた場合、保険金が給付される。 |
家主への賠償責任 | 火災、爆発等の事故によって賃貸物件に損害を与え、その住宅の貸主(家主)に対して法律上の賠償責任を負った場合、保険金が給付される。 |
他人への賠償責任 | 日本国内の日常生活において、他人にケガをさせたり、他人のものを壊したりして法律上の賠償責任を負った場合に保険金が給付される。 |
家財の保険金額の決め方
家財保険は、まず保険の対象となる家財の評価額を算定し、そこから保険料を算定背売る仕組みになっています。各保険会社は、独自に家財評価表を作成しているので、目安にするといいでしょう。
世帯主の年齢/家族構成 | 2名 (大人のみ) |
3名 (大人2名、子ども1名) |
4名 (大人2名、子ども2名) |
5名 (大人2名、子ども3名) |
独身世帯 |
---|---|---|---|---|---|
25歳前後 | 490万円 | 580万円 | 670万円 | 760万円 | 300万円 |
30歳前後 | 700万円 | 790万円 | 880万円 | 970万円 | |
35歳前後 | 920万円 | 1,000万円 | 1,090万円 | 1,180万円 | |
40歳前後 | 1,130万円 | 1,220万円 | 1,310万円 | 1,390万円 | |
45歳前後 | 1,340万円 | 1,430万円 | 1,520万円 | 1,610万円 | |
50歳前後 | 1,550万円 | 1,640万円 | 1,730万円 | 1,820万円 |
出典:家財新価一覧 | 家財の補償 | 個人用火災総合保険『THE すまいの保険』 | 【公式】損保ジャパン
また、以下2つの条件に当てはまる家財を家財保険の対象に含めたい場合は、契約時に明記すしないと、補償は受けられないので気を付けてください。
- 1個または1組の価額が30万円を超える貴金属、宝石、書画、骨とう、彫刻物、その他の美術品など
- 本などの原稿、設計書、図案、証書、帳簿、その他これらに類するもの
家財保険を選ぶポイント
次に、より具体的な話として、家財保険を選ぶポイントとして
- 新価で契約する
- 補償範囲を適切に把握する
- 個人賠償責任特約はつけるのがベター
- 複数の保険会社から見積もりを取る
の4つを主介しましょう。
ポイントその1.新価で契約する
家財保険を契約する際は、家財の評価額に基づいて、保険料が決定されます。その際、評価額の算定の基礎が新価になっていることを確認しましょう。
- 新価 :新品を買い直すための価額(再取得価額や再調達価額ともいう)
- 時価 :時価 = 新価 - 時間経過による消耗分
仮に、評価額の算定の基礎を時価にしてしまうと、万が一、火事などのトラブル(保険事故)が起こった場合、時価に基づいて算定された保険金までしか給付されないことになります。つまり、新品を買い直すことができなくなる恐れが高いです。
ポイントその2.補償範囲を適切に把握する
家財保険は、火災保険と同様「火災などの理由で家財に損失が生じた場合に備える保険」です。しかし、何をどこまで補償してくれるのかは、個々の保険会社によって扱いに差があるので、確認しましょう。
大分類 | 小分類 | 具体例、説明 | |
---|---|---|---|
損害保険金 | 火災 | 火事で家財が焼けてしまった。 | |
落雷 | 雷が落ちて家電製品が壊れた。 | ||
破裂・爆発 | ガス漏れによる爆発で、家財が壊れた。 | ||
水災 | 洪水で床上浸水が起こり、家財が使えなくなった | ||
建物外部からの物体の落下・飛来・衝突など | 車が自宅に突っ込んできて、家財が壊れてしまった。 | ||
漏水などによる水濡れ | 給排水管から水漏れしていて、家財が水浸しになった。 | ||
盗難による盗取・損傷・汚損 | 空き巣が入り、パソコンやテレビが盗まれた。 | ||
不測かつ突発的な事故(破損・汚損など) | 部屋の模様替えをしていたら、家具を倒して壊した。 | ||
費用保険金等 | 借家金賠償責任補償 | 部屋の壁紙をカビさせ、大家さんに弁償しなくてはいけなくなった。 | |
地震⽕災費用保険金 | 地震などによる火災があり、一定額以上の損害を負った。 | ||
臨時費用保険金 | 事故が起こった場合の対応を行うため、損害保険金に上乗せされる。 |
地震による損害は、地震保険でしか補償されない
なお、家財保険も火災保険と同様、地震による損害は、単独では補償されません。地震保険を付帯していた場合のみ補償されます。
ポイントその3.個人賠償責任特約はつけるのがベター
家財保険には、必要に応じて様々な特約をつけることができます。その中で、多くの保険会社が家財保険につけられる特約の1つとして設けているのが、個人賠償責任特約です。
個人賠償責任特約とは、次のいずれかに該当する偶然の事故が原因で、契約者自身および家族(配偶者、子ども、同居の親族など)が法律上の賠償責任を負った場合に、保険金が給付される特約のことです。
- 日常生活に起因する偶然な事故により、他人にケガを負わせたり、他人の財物を壊したりした
- 被保険者が住んでいる住宅または保険証券記載の建物の所有、使用または管理に起因する偶然な事故により、他人にケガを負わせたり、他人の財物を壊したりした
- 熱中症で立ち眩みを起こし、コンビニの自動ドアのガラスを割った
- 買い物中に商品を手に取ってみたら落としてしまった
- 子ども同士が遊んでいて、相手のメガネを壊した
- 自転車に乗っていたら衝突事故を起こし、相手が大ケガをした
特に、最後の「自転車に乗っていたら衝突事故を起こし、相手が大ケガをした」など、対人事故が原因で損害賠償責任が生じた場合、賠償額が数千万円になるのも珍しくありません。個人では到底払いきれない金額になるので、個人賠償責任特約を利用し、滞りなく支払えるようにしておくといいでしょう。
ポイントその4.複数の保険会社から見積もりを取る
家財保険は決して安い買い物ではありません。そのため「保険料に見合った補償が受けられるかどうか」を慎重に見極める必要があります。家財保険に加入する場合は、複数の保険会社から見積もりを取り、比較検討しましょう。なお、不動産会社によっては、特定の保険会社の家財保険に加入するよう求められるケースもあります。その場合「自分でも比較検討中である」旨を伝えてみましょう。
保険料を節約したいなら少額短期保険も視野に
また、一人暮らしの学生でアパートに住んでいるなどの理由で、家財保険の保険料をなるべく安くしたい場合は、少額短期保険も視野に入れましょう。
一定の事業規模の範囲内において、保険金額が少額、保険期間1年(第二分野については2年)以内の保険で保障性商品の引受のみを行う会社のことを少額短期保険業といいます。少額短期保険業に分類される会社が販売しているのが少額短期保険(ミニ保険)です。一般的な保険会社(保険業)に比べると
- 取り扱える商品が限られている
- 保険期間も短く、保険金の上限も高くない代わりに、保険料が安い
という特徴があります。
現役FPがおすすめする家財保険ランキング
ここから先は、現役FPである筆者がおすすめする家財保険ランキングを見ていきましょう。
1位.お部屋を借りるときの保険/日新火災
家財保険 お部屋を借りるときの保険 公式ホームページ | 賃貸住宅入居者向けの保険 | 日新火災海上保険株式会社
基本補償 | 火災 落雷 破裂・爆発 風災・雹(ひょう)災・雪災 物体の落下・飛来・衝突等 水濡れ 盗難、デモに伴う破壊行為など 通貨・預貯金証書の盗難 借家人賠償責任 個人賠償責任 |
---|---|
その他の補償、サービスなど | 被害事故法律相談費用等 |
お部屋を借りるときの保険をおすすめする理由
お部屋を借りるときの保険は、日新火災の家財保険です。なお、日新火災は東京海上ホールディングス傘下の保険会社であるため、ネームバリューという点においても、申し分ないでしょう。この商品をおすすめする理由として
- 通貨・預貯金証書の盗難にも対応してくれる
- 被害事故法律相談費用等の補償がある
の2つを挙げます。まず「通貨・預貯金証書の盗難にも対応してくれる」についてですが、通貨(=現金)は20万円限度、預貯金証書は200万円または家財保険金額のいずれか低い額を限度として、盗難された場合に保険金が給付されます。
また「被害事故法律相談費用等の補償がある」についてですが、自分が被害者になって、加害者に弁償を求めても無視された場合など、一定の条件に当てはまる場合は、弁護士に相談する際にかかった費用についても補償してもらえます。
一方、デメリットとしては
ことでしょう。公式ホームページでもこのような記載があります。
お部屋を借りるときの保険では、地震による損害は補償の対象となりません。地震による損害の補償をご希望のお客さまには弊社の「住宅安心保険」(詳細はこちら)をおすすめします。
出典:補償・サービスについて | よくある質問 | お部屋を借りるときの保険
- 海の近くの物件を借りている
- ハザードマップで地震が起こる可能性が高い地域に住んでいる
など、地震保険の加入の必要性がある人は、この商品は選ばないほうがいいかもしれません。
2位.イオンの家財保険/イオン少額短期保険
基本補償 | 火災 破裂 爆発 落雷 風災・雪災 建物の外部からの物体の落下・飛来・衝突・倒壊 水濡れ 暴力・破壊行為 盗難、持ち出し家財、 水害 臨時費用 残存物片づけ費用 失火見舞費用 修理費用 借家人賠償責任 個人賠償責任 |
---|---|
その他の補償、サービスなど | トラブルサポートサービス |
イオンの家財保険をおすすめする理由
イオンの家財保険は、イオン少額短期保険が販売する家財保険です。
イオンの家財保険をおすすめする理由として
- 保険契約期間が1年である
- 家の外に持ち出した家財についても補償が受けられる
- トラブルサポートサービスが利用できる
ことが挙げられます。まず「保険契約期間が1年である」についてですが、多くの家財保険の保険期間は、賃貸物件の契約期間として一般的な2年間に合わせています。しかし、この方法だと「1年間だけ単身赴任をする」など、2年間より短い期間で賃貸住宅に住む場合、途中解約をせざるを得ないのです。その点、この商品は、保険契約期間が1年であるため、途中解約の手間が省けます。
次に「家の外に持ち出した家財についても補償が受けられる」についてですが、「カフェでパソコンが盗まれた」など、家の外に家財を持ち出した際に、火災、盗難、水濡れなどに遭遇した場合でも、補償が受けられます。
また「トラブルサポートサービスが利用できる」についてですが、鍵のトラブルや水回りのトラブルで、30分程度で対応が終わるものであれば、材料費のみで修理してもらうことが可能です。
一方、デメリットがあるとすれば
であることでしょう。この商品には、次の4つのパッケージが用意されています。
出典:支払限度一覧|商品のご案内(家財保険)|イオン少額短期保険
家財損害保険金の支払限度額に応じてプランを選ぶだけなので、簡単ではあるものの、その家の状況に応じた細かいカスタマイズはしにくいのが難点です。保険料を節約したい、と思っている人には、ここがネックになるでしょう。
3位.ミニケア賃貸保険/チューリッヒ少額短期保険
家財保険の【ミニケア賃貸保険】 | チューリッヒ少額短期保険
基本補償 | 火災 落雷 爆発・破裂 風災・雹災・雪災 住宅外部からの物体の落下・飛来・衝突など 自室や上階からの水漏れで家財が損害を受けたとき 盗難 騒じょう、労働争議に伴う暴力・破壊行為 生活再建費用 修理費用 損害防止費用 残存物片づけ費用 |
---|---|
その他の補償、サービスなど | 被害事故法律相談費用 |
ミニケア賃貸保険をおすすめする理由
ミニケア賃貸保険は、チューリッヒ少額短期保険の家財保険です。チューリッヒ少額短期保険は、名前の通り自動車保険などでもおなじみの保険会社・チューリッヒ保険の関連会社です。この商品をお勧めする理由として
- 100万円単位で保険金額が決められる
- オンラインですべて手続きを完結させられる
が挙げられます。100万円単位で保険金額を決められることで、物をあまり持たない人は少な目に、2人暮らしなどそれなりに物がある人は多めに見積もることで、自分たちのライフスタイルに合った保険を、保険料の節約も意識しつつ用意できるのが魅力でしょう。また、親会社であるチューリッヒ保険自体が古くから電話、インターネットでの保険に注力してきたこともあって、この商品もオンラインで申込を済ませられます。
一方、デメリットがあるとしたら
ことです。人の物を壊してしまった場合(対物)であれば、この金額でも賄える場合が大半ですが、人にケガをさせたり、万が一のことになったりしまったときは、到底この金額では賄いきれません。
- クレジットカードのトッピング保険として個人賠償責任保険を契約する
- 保険会社が販売する個人賠償責任保険に加入する
などして、限度額を上乗せしておいたほうが安心です。
4位.新すまいRoom保険A/ジャパン少額短期保険株式会社
【新すまいRoom保険A】賃貸物件の入居者様向け家財・賠償保険|ジャパン少額短期保険株式会社
基本補償 | 火災 落雷 破裂又は爆発 給排水設備に生じた事故または他人の戸室で生じた事故による水漏れ 風災・ひょう災・雪災 建物外部からの物体の飛来・落下・衝突・倒壊 騒じょう及び類似の集団行為または労働争議 家財の盗難、通貨の盗難、預貯金証書の盗難 いたずら 水害 借家人賠償責任 個人賠償責任 |
---|---|
その他の補償、サービスなど | 修理費用保険金 洗面台交換 便器交換 ガラス交換 浴槽交換 水道管等の修理 地震に伴う火災による一定以上の損害 損害防止費用 |
新すまいRoom保険A をおすすめする理由
新すまいRoom保険のジャパン少額短期保険株式会社の家財保険です。ジャパン少額短期保険会社の親会社であるジャパンベストレスキューシステムは、ホームレスキューサービス「生活救急車」を運営する東証一部上場企業なので、かゆいところに手が届く保険としても評判を集めています。この商品をおすすめする理由として
- ルームシェア、カップルの同棲の場合でも同居人全員が補償を受けられる
- 事故後、部屋での生活が困難になった場合のホテル代の補償も受けられる
- 風災・ひょう災・雪災については補償限度額を設けていない
の3つが挙げられます。まず「ルームシェア、カップルの同棲の場合でも同居人全員が補償を受けられる」についてですが、家財保険により補償を受けられる人の条件として「同居している家族(法律上の血族・姻族)」を設けている保険会社は多いです。
また「事故後、部屋での生活が困難になった場合のホテル代の補償も受けられる」についてですが、火事などの理由で部屋が使えなくなった場合、別の部屋が見つかるまでは、ホテルに寝泊まりする必要も出てくるでしょう。その場合のホテル代も、補償が受けられるので、寝る場所を確保しながら手続きが進められるはずです。さらに、風災・ひょう災・雪災については補償限度額を設けていないので、雪が多い地域に住んでいるなど、これらの災害により被害を受けるリスクを高い人なら、かなり役に立つでしょう。
一方、やはり地震保険が付帯できないことがネックになる人は多いのが、この商品の難点です。
5位.THE 家財の保険/損保ジャパン
賃貸住宅入居者専用火災保険『THE 家財の保険』 | 【公式】損保ジャパン
基本補償 | 火災 落雷 破裂・爆発 風災、雹災(ひょうさい)、雪災 水災 建物外部からの物体の落下・飛来・衝突など 漏水などによる水濡れ 盗難による盗取・損傷・汚損 不測かつ突発的な事故(破損・汚損など) 借家金賠償責任補償 地震火災費用保険金 臨時費用保険金 残存物取片づけ費用保険金 損害防止費用 地震保険(希望があれば外すことが可能) |
---|---|
その他の補償、サービスなど | 地震危険等上乗せ特約 地震火災特約(地震火災30プラン・地震火災50プラン) 携⾏品損害特約(自己負担額1万円) 事故再発防⽌等費⽤特約 類焼損害特約 修理費⽤補償(⾃⼰負担額3,000円) |
THE 家財の保険をおすすめする理由
THE 家財の保険は損保ジャパンの家財保険です。この商品をおすすめする理由としては
- 地震保険が基本契約に組み込まれている
- トラブル後の対策を講じる際に事故再発防⽌等費⽤特約を使える
の2つが挙げられます。まず、この保険は地震保険が基本契約に組み込まれているのが大きな特徴です。そのため、海沿いや地震が発生する可能性が高い都道府県の賃貸住宅に住んでいる場合でも、この保険なら対応可能です。また、事故再発防⽌等費⽤特約を利用すれば、火災や盗難などのトラブルが起こったあと、対策を講じる際の費用も賄うことができます。
事故 | 費用名 |
---|---|
火災、落雷、破裂・爆発の事故 | [1]IHクッキングヒーターまたは火災防止機能付ガスコンロの設置費用 [2]ガス台自動消火器の設置費用 [3]据付型手動消火器の設置費用 [4]家庭用スプリンクラーの設置費用 [5]ガス漏れ検知器の設置費用 [6]漏電遮断器の設置費用 [7]避雷器の購入費用 |
盗難の事故 | [1]ホームセキュリティサービスの実施費用 [2]防犯カギ、 防犯ガラス・フィルムの設置費用 [3]防犯フェンス、防犯シャッターの設置費用 [4]盗難防止コンサルティングサービスの利用費用 [5]防犯カメラ・センサー装置の設置費用または防犯用砂利等の購入費用 |
火災、落雷、破裂・爆発の事故または盗難の事故 | [1]防犯・防火金庫の設置費用 [2]災害常備品の購入費用 [3]植栽の設置費用 [4]防犯・防火ガラスの設置費用 [5]見廻りサービスの利用費用 |
出典:補償内容 | 賃貸住宅入居者専用火災保険『THE 家財の保険』 | 【公式】損保ジャパン
一方、デメリットがあるとすれば
ということでしょう。日本でも最大手クラスの保険会社であるため、組織の大きさを活かしたサービス、商品の開発ができる一方、経費はやはりかさみます。そのため、これまで紹介してきた家財保険に比べると、保険料は割高です。