付帯保険を重視したい方ならゴールドカードがおすすめ!保険の種類・補償内容なども解説

「充実した保険付帯のあるクレジットカードが欲しい」と思っている方におすすめなのが、ゴールドランクのカードを選ぶことです。

ゴールドランクのカードは、一般ランクのカードよりも保険内容がグレードアップすることから、さまざまなリスクやトラブルに備えることができます。

そこで今回は、ゴールドカードに付帯する保険について詳しく解説していきましょう。

・ゴールドカードに付帯する保険の概要
・ゴールドカードに付帯する保険の補償内容
・付帯保険でゴールドカードを比較する際のチェックポイント
・付帯保険の充実度が高いクレジットカード

上記について詳しくまとめているので、記事を最後までチェックすることで自身に最適な保険付帯のあるゴールドカードを見つけやすくなるはずです。

ぜひ、読んだうえで、今後のクレジットカード選びの参考にしてみてください。

ゴールドカードは付帯保険の充実度も高くなる

まず、クレジットカードにはランクがあり、その中でもゴールドカードは一般カードの次のランクに位置します。

ワンランク上のカードとなるため、年会費は一般カードよりも多少高額になりますが、その分だけ付帯サービスの内容や質がアップ。また、付帯保険もクレジットカードのサービスの一つになるので、一般カードと比較すると保険内容の充実度も高くなります。

クレジットカードにさまざまな保険付帯があると役に立つ機会が増えるでしょう。たとえば、「旅行中にケガや病気で通院をした」「荷物を紛失したり盗難にあったりした」などの思いがけないトラブルが起きても損害補償の対象です。

特に海外で病院の診察を受けた場合、治療費や入院費が日本とは比較にならないほどの高額になることがあります。

旅行好きな方や出張で海外に行く機会が多い方でしたら、海外旅行傷害保険の補償内容が手厚いカードを選んでおくのが安心です。

保険を重視したい方は一般カードの内容では物足りない

一般ランクのクレジットカードにも最低限の保険付帯はあります。しかし、充実度の高い補償内容と言い切れるものではなく、ゴールドと比べると手厚さがありません。

「クレジットカードで決済さえできれば問題ない」と考える方もいることでしょう。ただし、クレジットカードで購入した商品が壊れたり盗難に遭ったりした場合、ショッピング保険の付帯がなければ全額自己負担となって、お金が戻ってくるなどのことがありません。

特に、持っているクレジットカードが一般カードのみという場合、いざというときに頼りにならないデメリットがあります。

クレジットカードで保険を重視したいと考える方であれば、さらにワンランク上のゴールドカードを検討した方が安心できるはずです。

海外旅行傷害保険が付帯しないカードが多い

一般カードの中には、海外旅行傷害保険の付帯がまったくないものがあります。旅行中は病気にケガ、荷物の紛失などといったさまざまなリスクが考えられるでしょう。そのため、旅行に行く機会が多い方ですと、一般カードでは安心できないと感じるかもしれません。

海外旅行傷害保険が付帯しないことで、現地でトラブルに遭ったときの補償がなくなります。たとえば、現地で病気やケガをして病院に行けば、高額な費用がかかることも想定されるでしょう。

さらに慣れない土地でのトラブルは精神的な負担も増えるだけなので、お金の面は保険でしっかりと備えておくのがおすすめです。

補償金額が低い

一般カードの中には、旅行傷害保険やショッピング保険が付帯するものも一定数あります。しかし、ゴールドカードと比べると補償される金額は低いです。

たとえば、三井住友カードの傷害治療費の限度額を比較してみましょう。

・一般カード:100万円
・ゴールドカード:300万円

上記のように、3倍もの差があるのです。

発生する損害額に対して補償される金額が低ければ、上回る部分は自己負担になるため、補償が大きい方が安心できます。

ゴールドカードは保険以外のサービス・特典が充実

一般カードのワンランク上のゴールドカードであれば、保険以外のサービスや特典のレベルが上がります。

一般カードは年会費が無料だったり格安価格だったりするので、付帯サービスには限界があります。それに対し、ゴールドカードでは国内外の空港ラウンジを無料利用できるサービス、飲食店やレジャー施設の優待サービス、そのほかにも特典が豊富にそろっています。

さらに、ゴールドカードには、ポイントアップの優遇が受けられるカードも多いので、上手に活用すれば支払う年会費以上の価値が得られるはずです。

次に、付帯保険でゴールドカードを選ぶときに比較したいポイントについて解説します。

付帯保険でゴールドカードを比較する5つのポイント

ゴールドカードは多くのカード会社から発行されています。そのため、ゴールドカードとはいっても、付帯保険の内容は発行するカードによって大きく異なるでしょう。

こちらでは、付帯保険でゴールドカードを比較するにあらかじめおさえておきたいポイントを解説します。

1.自動付帯なのか利用付帯なのか?
2.旅行傷害保険の補償内容
3.家族特約の有無
4.ショッピング保険の補償内容
5.保険が適用される期間

それぞれについて、詳しくまとめてみました。

自動付帯と利用付帯について

最初に確認しておきたいのが、旅行損害保険が自動付帯なのか利用付帯なのかという点です。

保険が自動付帯となっていれば、クレジットカードをただ持っているだけで保険適用されますから、何かをすることなくそのまま補償対象となります。

その 一方で利用付帯は、旅行代金をクレジットカードで支払った場合にのみ、保険適用となります。そのため、どんなに保険内容が充実したゴールドカードを持っていたとしても、代金をクレジットカード決済していなければ補償対象にならないのです。

旅行代金は「別のクレジットカードで支払う」「現金で支払う」という方は、自動付帯のクレジットカードを選ぶようにしてください。

旅行傷害保険の補償範囲と補償される金額

旅行傷害保険の補償範囲に補償金額も比較する際の基本となるチェックポイントでしょう。

まず、旅行傷害保険にはさまざまな補償項目があり、どの範囲まで補償されるのかはカードによって異なります。ただ、旅行傷害保険の有無だけでクレジットカードを選んでしまうと後悔することがあるかもしれません。

次で、旅行傷害保険の主な項目をご紹介するので、チェックしておいてください。

傷害死亡・後遺障害

旅行中に思いがけなく発生した事故でケガがして死亡した、あるいは身体機能に重大な障害が残ったなどの場合に保険金を受け取れます。

一般カードの場合、傷害死亡・後遺障害の最高補償は2,000万円程度のことが多いです。しかし、ゴールドカードであれば最高1億円のものがあるなど、万が一のことが起きてもしっかりと備えられます。

また、重篤の状態に陥っても、金銭面で手厚い補償が受けられれば配偶者や子にあかかる負担も減らせるでしょう。

ただし、カード会員自身の故意によって生じた傷害、そのほかにも自殺などの場合は保険対象になりません。

傷害・疾病治療費

傷害・疾病治療費とは、旅行中のケガや病気による治療費、入院費の支払いをしてもらえる保険項目になります。

海外は食習慣、気候、風土などが日本と異なりますし、時差がある地域に行くことも珍しくありません。そのため、体調を崩したり思わぬ病気になったりするリスクも当然ながら出てきます。

それらの場合は現地の病院の診察を受けることになりますが、海外は健康保険の適用がないので高額の治療費の支払いが必要です。

ゴールドカードの傷害・疾病治療費で補償されるのは、一般的に200〜300万円前後です。しかし、海外で治療したり入院したりとなると、数十万〜百万円以上かかるケースもあります。

そこで、300万円程度の補償があれば安心です。

賠償責任

旅行中に誤って他人にケガをさせてしまった、他人の所有物を壊してしまったなどの場合、請求された費用を補償してもらえる保険が賠償責任です。また、宿泊先の備品やレンタカーを破損させと場合にも適用対象になります。

ゴールドカードの場合、一般的な賠償責任の補償額は最大2,000〜4,000万円になるでしょう。

携行品損害

旅行に持参したカメラや衣類、そのほかにも身のまわりの物(携行品)が破損したり紛失したりした場合の補償が携行品損害です。そのほかに、火災などの事故が理由の損害も対象になります。

ゴールドカードの携行品損害の一般的な補償額が、最大10〜50万円程度です。しかし、破損のリスクが大きいスポーツ、アウトドア関連の用品は補償対象とならないので注意してください。

救護者費用

旅行中にカード会員が事故などによって遭難、行方不明になった場合の捜索救援費用、家族が現地まで赴く渡航費・宿泊費の補償してもらえるのが「救援車費用」です。

また、病気やケガを理由に現地で長期入院をしなくてはならなかった場合も、救護者費用があれば家族も日本から駆け付けやすくなるので心強いでしょう。

ゴールドカードに付帯する救護者費用で補償されるのは、100〜300万円程度なことが一般的です。

飛行機の遅延・欠航による損害

旅行や出張に出かける機会が多い方は、飛行機の遅延や欠航の補償がされる保険があれば安心でしょう。

この保険が付帯することで、出航遅延・欠航・搭乗不能などの理由で発生した宿泊代や食事代、生活用品代などが支払われます。ゴールドカードで補償されるのは2〜3万円程度なことが多いです。

カードによっては、さらに補償内容が充実していて、預けたスーツケースなどを紛失した場合の「受託荷物遅延・紛失費用」、飛行機の遅延が原因で乗継便に乗り遅れた場合に補償される「乗継遅延費用」があります。

家族特約の有無

家族特約の有無についてもチェックしておきたいポイントの一つです。

クレジットカードに付帯する保険は、カードの本会員のみが補償対象となるのが基本ですが、家族特約があることで適用条件を満たす家族が補償対象となります。

家族特約の適用条件は保有するカードによって異なります。一般的に「生計を共にしている配偶者や18歳未満の子供と親」などの条件が多いですが、中には配偶者や親は対象とならない場合もあります。

ただし、補償が付帯していても、補償額そのものは本会員よりも設定が低いと思っていてください。

ショッピング保険の補償限度額と対象品目

ショッピング保険が付帯していれば、クレジットカードで購入した商品の破損、盗難の被害にあっても購入金額が補償されます。なお、ゴールドカードで補償される金額は最大200〜500万円となっていて、選ぶカードによって違いがあるでしょう。

そのほかに、ショッピング保険の対象品目もカードによって違ってきます。一例ですが、スマホが補償対象外となっているケースがありますから、何が対象品目になっているのかはあらかじめチェックしておいてください。

ショッピング保険はカード会社によって、「動産総合保険」「ショッピング・プロテクション」などと呼ばれる場合があります。

保険が適用される期間

保険の内容や補償額も重要ですが、保険適用される期間も必ずチェックしておいてください。どんなに保険内容が充実していても、保険期間が過ぎれば補償されることがないからです。

たとえば海外旅行傷害保険の場合、自宅を出発し、出国から帰宅するまでの最長補償期間が設定されています。海外に行くのが短期であれば、その設定でほぼ問題ないかもしれませんが、これが3ヶ月を超える海外旅行や留学の際は注意しないとなりません。

こちらでは、付帯保険でゴールドカードを比較する際におさえておきたいポイントを解説しました。次では、内容が充実した保険付帯のあるゴールドカードをご紹介しましょう。

付帯保険の内容が充実したおすすめゴールドカード3選

保険内容の充実度が高くて、さまざまなリスクに備えることができるゴールドカードを3種類ご紹介します。

・アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
・セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード
・三井住友VISAゴールドカード

詳しい内容についてチェックしておけば、カード選びも楽になるはずです。

アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード

「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」は、ステータスの高いアメックスが発行するのに相応しい保険内容がそろっています。

まず、海外旅行傷害保険の最高補償額(傷害死亡・後遺障害)は利用付帯で1億円の補償です。また、旅行代金をカードで支払わなくても(利用付帯)最高5,000万円までの補償がされます。

・賠償責任保険金:最高4,000万円
・傷害・疾病治療費用:最高300万円

上記のような手厚い補償もあるので、旅行中に思いがけないトラブルに見舞われても安心ですし、航空機遅延費用の補償付帯もあります。

「ショッピング・プロテクション」が最高500万円の補償となり、カード決済した商品の払い戻しをアメックスが引き受ける「リターン・プロテクション」、旅行やコンサートに急遽行けなくなった場合に補償される「キャンセル・プロテクション」などもあります。

これらのプロテクションはアメックス独自の付帯となり、カード年会費は31,900円(税込)です。

セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード

アメックスの提携カードとなる「セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード」も保険内容の充実度が高いです。傷害死亡・後遺障害時に最高5,000万円が補償され、これらは自動付帯のためカードを持っていれば補償されます。

傷害・疾病治療は最高300万円、損害賠償は最高3,000万円の補償。さらに携行品損害は最高10万円、ショッピング保険は最高200万円となっていて、航空機遅延・乗継遅延費用が最高3万円までとなります。

そのほかにも航空機寄託手荷物遅延費用も最高10万円まで補償となるので、飛行機に乗る機会が多い方は安心でしょう。

年会費は11,000円(税込)で、家族特約の付帯もあります。

三井住友VISAゴールドカード

「三井住友VISAゴールドカード」は、バランス良く保険付帯がされていて、家族特約の利用も可能です。

傷害死亡・後遺障害時に補償されるのは利用付帯で最高4,000万円、自動付帯で最高1,000万円です。また、賠償責任は最高5,000万円、救護者費用は最高500万円まで補償。ほかのゴールドカードと比べてもレベルの高い補償と言えるでしょう。

さらに、お買い物安心保険(ショッピング保険)では、海外・国内を問わず年間最高300万円までの補償対象です。

年会費は11,000円(税込)となっています。

保険以外の要素でおすすめゴールドカードはこちら

まとめ

付帯保険を重視する方におすすめしたいのがゴールドカードですが、最後に記事の要点を振り返ってみましょう。

・クレジットカードの付帯保険は一般カードよりもゴールドカードの方が充実している
・旅行傷害保険には自動付帯と利用付帯があり、補償が異なる
・傷害・疾病治療費や賠償責任、携行品損害など個別の保険項目や内容もチェック
・家族特約が付いていることで、配偶者や子供の病気やケガも補償対象
・ショッピング保険は対象品目に注意

すでに解説していますが、ワンランク上のゴールドカードでは、旅行やショッピングのリスクに備えられる保険が充実しているので安心です。しかし、同じゴールドカードでも選ぶカードによっては保険内容や補償額の充実度が低いものは存在します

保険の充実度が高いゴールドカードが欲しいという方は、こちらでご紹介したポイントなどを参考にしたうえで、安心できる1枚を選んでください。

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