
こんな気持ちを持っていませんか?
FXでは取引時間が決まっているだけでなく、時間帯によって通貨ごとの価格の動きなども異なる傾向があります。これらを知っておくことで、さらに効率的な取引ができるのは間違いないでしょう。
そこで今回の記事では、FXの取引時間の仕組みや、主要な取引時間帯についてわかりやすく解説していきます。ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
FXの取引時間の仕組み
FXをしようと思ったけど、取引できなかった経験があるかもしれませんね。実はFXの取引時間には制限があり、その背景にはしっかりとした理由があります。
まずは、こうしたFXの取引時間の仕組みについて確認しておきましょう。
FXの取引時間は平日24時間
FXは平日であれば24時間の取引が可能です。FXの市場は、世界のどこかで常にオープンしています。たとえば、日本の市場が閉まったら欧州の市場へ移動し、欧州の市場が閉まったらアメリカの市場といった感じで移動します。
このように、FXでは世界の市場をぐるぐる回りながら取引ができるため、24時間の取引ができるのです。投資の中でも代表的な株は、平日の午前と午後の限られた時間しか取引できないため、FXの取引時間は非常に融通が効いていると言えます。
世界的な商習慣で土日は休み
いっぽう、FXでは土日は休みとなっています。これは、銀行や証券取引所など、FX取引に関連する企業や組織が土日に休みを取っていることが原因です。
つまり、土日は取引自体行われておらず、価格も動いていません。もちろん、日本においてもどの取引業者を使っても取引することはできないので、注意点として覚えておきましょう。
土日を使ったトレード手法「窓トレード」
土日の休みを活用した、窓トレードという取引手法もあります。窓トレードは、金曜日の終値と月曜日の始値に差が出た時に、その差が埋まるという傾向を利用したトレード手法です。
このように、価格差が埋まっていく様子が窓が閉まることに似ていることから、窓トレードという名前がつけられています。もしあなたが取引をしていて、価格差が出現したら、窓トレードを思い出してトレードに役立ててみてくださいね。
土日でも動いている市場はある
実はFXの市場では、土日にも動いている市場があります。これは、バーレーンなどの中東地域の市場です。中東の地域では、欧州やアジアのように土日が休みではなく、金曜日が休みというところがあります。そのため、金曜日に市場を閉じて、土日にふたたびオープンして取引を行っているというものですね。
こうした中東の市場のレートのことを、週明けのレートを予想していることから「未来レート」と呼んだりもします。ただし、中東の市場は小さいため、世界の他の市場へはほとんど影響を与えません。また、個人のレベルでは中東の取引レートを知ることはできないので、土日にも市場が動いている程度で頭に止めておきましょう。
代表的な4つの取引時間
ここまでで、FXの取引時間に関することは大方わかりましたね。全体的な仕組みを理解することは、取引を効率的に行うことにもつながるので、このタイミングでしっかりと覚えておきましょう。
いっぽう、FXには取引時間の中でも主要な時間帯が4つ存在します。ここからは、それらFXの代表的な4つの時間帯について確認していきましょう。
FX4つの取引時間帯
①オセアニア時間 6:00〜9:00
②東京時間 9:00〜15:00
③欧州時間 15:00〜21:00
④ニューヨーク時間 21:00〜6:00
①オセアニア時間
まず1つ目の主要な取引時間は、オセアニア時間です。オセアニア時間は、FXの主要な4つの時間帯の中でも、もっとも早いタイミングで訪れる時間帯です。
値動きがそれほど大きくはなく、オセアニア系の通貨を中心に取引が行われます。初心者の方でも、そこまで大きなリスクはなく取引をすることが可能です。
②東京時間
続いて、2つ目の主要な取引時間は、東京時間です。東京時間は、FXの主要な4つの時間帯の中でも、徐々に市場が動き出すタイミングの1つです。
また、5と3のつく日は「ゴトー日」と呼ばれており、企業の決算日が重なることがあります。それに関連して、ドルに関連した取引ペアには大きな値動きが見られることもあるので、取引のうえで積極的に活用してみましょう。
③欧州時間
3つ目の主要な取引時間は、欧州時間です。欧州時間はこれまでの時間帯よりも、さらに本格的に市場が動き出します。欧州の証券取引所や株式市場もオープンすることがその理由です。
また、ポンドの取引をするのであれば、原油の取引価格には注目しておくと良いでしょう。原油とポンドには相関性があると言われており、それらを活用することで、この時間帯はさらに効率的な取引を行うことができます。
④ニューヨーク時間
ニューヨーク時間は、4つの時間帯の中でもっとも活発に値動きが起こる時間帯です。欧州とアメリカの市場がオープンになるため、最高潮の値動きが起こります。
初心者の方であれば、まずは上述したオセアニア時間や東京時間でまずは取引を行いましょう。そして、慣れてきたら欧州時間で取引を行ってみて、しっかりと利益を出せるようになってからニューヨーク時間で取引を行ってみましょう。
初心者でも使いやすいFX業者TOP3
ここまでで、取引時間に関することは大方理解できたかと思います。
ここからは、初心者でも使いやすすいおすすめのFX業者TOP3を紹介していきたいと思います。今回紹介するのは、小額FXができたり練習環境が整っている業者です。登録がまだ済んでいない人は、ぜひこの機会に登録してみてくださいね。
第1位 SBI FXトレード
SBI FXトレードは、大手企業であるSBIホールディングスが運営するFXサービスです。国内でも長年に渡って金融関係の事業を行ってきただけあり、その信頼性は非常に高くなっています。初心者の方でも、安心して自分の資産を任せることができるでしょう。
4円からFXができる!最小取引単位が小さい
SBI FXトレードでは非常に小さい小額からの取引を行うことができます。具体的には、1通貨単位からの取引が可能となっているので、ドル円であれば1ドルから売買することが可能です。1ドルを取引する場合には、レバレッジ25倍を使うと約4円から取引をすることができます。
スプレッドも狭く取引コストを抑えられる
また、SBI FXトレードはスプレッドも狭くなっています。スプレッドとは、通貨の買いと売りの差額のことであり、実質的に取引手数料のことを指しています。
スプレッドが狭ければ、取引にかかるコストを抑えることができるため、お得に取引することが可能です。小額からFXを始めてみたい方、信頼性の高い業者を低コストで利用したい方などは、ぜひSBI FXトレードを利用してみましょう。
第2位 DMM FX
DMM FXは国内の大手企業であるDMM.comが運営するFXサービスです。動画コンテンツの配信事業などで特に有名ですが、実はスポーツチームの運営など、多角的に事業を手がけている企業でもあります。経営基盤が安定しているので、資金力も豊富で倒産の心配もありません。
本番前にしっかり練習!デモトレードを提供している
デモトレードを提供している点も、DMM FXの魅力の1つでしょう。DMM FXのデモトレードを利用することで、最長で3ヶ月間無料でFXの練習をすることができます。
加えて、提供されている取引レートや取引ツールも、本番とまったく同じものが利用することができます。超実戦的な環境が整えられているので、それを活用してしっかりと準備をしてから、本番の取引に移行することができるのです。
国内口座開設数No.1の使いやすさ
DMM FXは、国内の口座開設数第1位という確かな実績を持っています。それだけ多くの人が支持する、使いやすさがあるということです。
また、サポート面も充実しており、トラブルがあった際にも問い合わせをすることですぐに解決することが可能です。操作面で不安がある人にも非常におすすめなのが、DMM FXです。
第3位 ヒロセ通商
ヒロセ通商は、99.9%という驚異的な約定率を誇るFX業者です。約定率が高ければ、大事な買い時や売り時を決して逃しません。これによって、スキャルピングなど超短期のトレードでは特に重宝します。
土日にできるデモトレードも魅力
ヒロセ通商では、土日にデモトレードを行うことができます。先ほども確認しましたが、FXの市場は土日は閉じています。そのため、価格も動いておらず、本来であれば取引をすること自体ができません。しかし、ヒロセ通商であれば、こうしたタイミングでも仮想の取引レートを独自に準備してユーザーに提供することで、デモトレードを行うことができます。
土日といえば、多くの人が休みのタイミングでしょう。特に、FXは副業で取り組んでいる人がほとんどのため、土日に積極的に練習をしたい方も多いはずです。他のトレーダーと差をつけるためにも、ヒロセ通商のデモトレードをぜひ活用してみてくださいね。
取引時間で注意しておきたいこと
ここまで、取引時間に関連してさまざまな事柄を確認してきました。取引時間にも多くのポイントがあることがわかりましたね。
取引時間においては、注意しておきたいこともいくつか存在します。ここからは、そうした注意点を細かいところまで解説していきたいと思います。
①資金管理は徹底的に行おう!
まず、もっとも大事なポイントとして、資金管理はとにかく徹底的に行いましょう。資金管理とは、1度の取引でどれくらいの資金まで運用するかをしっかりと定めることです。たとえば、1度の取引で10万円まで使うと決めたら、その金額以上は決して取引で使いません。
これは、プロのトレーダーや大口投資家にあたるヘッジファンドも実践していることです。具体的に目安をいうのであれば、証拠金に対して10%を目安にトレードを行いましょう。万が一、これを超えてトレードを行う場合は、自分のトレードに確実な自信が持てる時だけにしておきましょう。
②土日へのポジション持ち越しは避けよう!
土日へのポジションの持ち越しは、絶対に避けておきたいポイントの1つです。土日にポジションを持ち越してしまうと、週明けの月曜日に大きく価格が変動した場合に、大きな損失を受ける可能性があります。
こうしたリスクを避けるためにも、土日のポジション持ち越しは原則として控えましょう。もしどうしても持ち越したい場合には、ポジションの資金量を減らすなどして、リスクを抑えた状態で持ち越すことを心がけていきましょう。
③ポジションを持ち越すなら土日のニュースは逐一確認しよう!
上記に関連してですが、ポジションを持ち越すのであれば土日のニュースは必ず確認しましょう。もし土日に、価格の大きな影響を与える政策発表などがあると、月曜日の価格に大きく影響が出てしまいます。
基本的にはポジション持ち越し自体おすすめしませんが、どうしても持ち越す場合にはニュースの確認は常に行い、週明けにすぐに取引できる状態にしておくようにしましょう。
③金曜日の値動きには注意しよう!
金曜日の値動きも注意しておきたいポイントの1つです。土日にはポジションを持ち越さない方が良いと先ほど解説したように、他の投資家も同じように考えています。そのため、金曜日はポジションをクローズする動きが多くなり、価格も大きく変動する可能性があるのです。
こうした価格変動に巻き込まれてしまうと、思わぬところで大きな損失を出してしまう可能性があります。そのような事態を防ぐためにも、金曜日の取引終了時刻が近づいたら十分に注意をして、しっかりとポジションを決済するようにしましょう。
まとめ
以上、FXの取引時間について解説してきました。今回紹介したように、FXでは取引時間に制限があり、平日は24時間取引できますが、土日は取引できません。こうした取引時間の仕組みを理解することや、主要な時間帯を意識してトレードをすることで、効率的に利益を狙っていくことができます。取引をするのであれば、こうした点は必ず抑えておきましょう。
いっぽうで、FXの取引時間は絶対的なものではありません。土日に重要な政策などが発表されれば、オセアニア時間でも大きく相場が変動することもあります。そのため、資金管理を徹底することや、土日にポジションを持ち越さないことも意識しておきたいところです。リスク管理をすることで、大きな損失を受けないよう心がけていきましょう。
この記事を参考に、ぜひみなさんも今後のトレードで取引時間を活用してみてくださいね。