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キャッシュレス決済が推進されている現在の状況では、モバイル決済アプリ、ポイントサービス、イベント・キャンペーン等の情報をいかに多く仕入れられるかが、お得になれるかどうかのカギです。
そしてコンビニやドラッグストア等の存在も非常に重要です。そこではモバイル決済アプリやポイントを介した様々なお得なキャンペーンが実施されています。
現在各社コンビニエンスストアで、メジャーな大手ポイントサービスやモバイル決済アプリ等が、コンビニの種類によらずほぼ全てのところでようやく使えるようになったのが特徴的です。
そこで今回は、モバイル決済アプリやポイントサービス等の最新状況、またキャンペーン等の最新実施状況について解説していきます。
ファミリーマート マルチポイント化
出典:(株)ファミリーマート
R・dポイントを貯めるチャンスが増える
これまで楽天ポイントを貯めたい場合は個別の楽天ポイント加盟店でサービス等を利用するか、ネットの楽天市場等を利用しなければなりませんでした。
またdポイントの場合は、ローソンを中心としたdポイント加盟店及び「dマーケット」を始めとする限られたオンラインストアが対象でした。
Tポイントはやや劣勢状態
ところでファミマにはスマホ決済アプリ「ファミペイ」や「ファミマ Tカード(クレジットカード)」があります。
既に楽天ポイントやdポイントを貯めている方でしたら、これらを改めて利用せず、ポイント分散の防止や数多くのイベントに期待できる理由から楽天ポイント・dポイントを引き続き貯めることをおすすめします。
また以下の過去記事にもあるように、現在Tポイントは加盟店側からも難色を示されている状況となっていますので、やはりR・dポイントの方を推薦します。
セブン-イレブンでモバイル決済アプリの取扱いが拡大
出典:(株)セブン・イレブン・ジャパン
従来からあったモバイル決済アプリとしてはPayPay、LINE Pay、メルペイなどですが、今回の件によってほぼ全てのメジャーなアプリがセブン-イレブンで使えるようになります。
セブン-イレブンはどちらかといえばモバイル決済アプリや他社ポイントの導入に消極的でありましたが、ついに重い腰を上げたかという感じで、様々なサービスに対しオープンな姿勢を示すようになりました。
セブン-イレブンにはnanacoという従来からのポイントサービスがありますが、こちらは既にポイント還元率を100円1ポイントから200円1ポイントへダウンさせています。
ドコモのd払いの新サービス
出典:(株)NTT docomo
d払いの全額補償制度がスタート
出典:(株)NTT docomo
こういった全額補償はこれまでは「dカード」などクレジットカードに適用されるのが一般的でしたが、モバイル決済アプリであるd払いもその対象となることはかなり画期的です。
しかも驚くべきことに、全額補償制度開始前の8/27以前の被害分も取り扱うと発表されています!物凄い大盤振る舞いですね。まあ被害が無い方がいいわけなのですが。
d払いはセブン-イレブンでも使えるようになりましたので、そういった利用範囲の拡大はリスクの増加にも繋がることとなります。
従って今回の全額補償制度は、今後もd払いを安心して多方面で使うことができる大変ありがたいものであるのです。
「d払いについて」
d払いでチャージや送金等が可能に
d払いはこれまでクレジットカードか、ドコモユーザーであれば電話料金合算払いを利用した後払い決済機能がメインのスマホアプリでした。
2019/9/26からは上記に加え、事前に登録した銀行口座から「ウォレット」(ドコモ口座)へお金をチャージし即払いができるようになったり、dアカウントを持つ他の利用者に「お金やdポイントの送金」ができるようになりました。
「ドコモ口座」
国内主要コンビニエンスストアでd払いが完全対応
2019/10/1よりセブン-イレブンでd払いの取扱いが開始された事で、以下のように大手コンビニ全てでd払いが使えるようになりました。
- セブン-イレブン・・・2019/10/1から
- ファミマ・・・2018/12/4から
- ミニストップ・・・2019/2/28から
- ローソン・・・2018/9/11から(全店対応日)
auユーザー以外でもau Payやau WALLET ポイント等の利用が可能に
出典:KDDI(株)
この他「au WALLET プリペイドカード」も同じ取扱いとなります。
今回の件により、たとえばauユーザー以外の方でもauのオンライン通販サイトである「Wowma!」や各種コンビニ等でWALLET ポイントを上手にお得に貯めることができるようになります。
ただポイント還元等のキャンペーンについては、PayPayやd払いほど期待できるようなものはあまり多く行われておりません。
「過去のポイントキャンペーン:セブン-イレブンでスマホ決済「au PAY」利用で最大20%還元キャンペーン開催」
出典:KDDI(株)
PayPay(グレードダウン情報)
出典:PayPay(株)
電子マネー還元率ダウンもイベントに期待
PayPayは電子マネーであるので、キャンペーン等で還元されるものはポイントではなく「マネー」や「ボーナス」になります。
かつては10~20%の還元イベントを連発していただけに今回の還元率低下は非常に残念です。
PayPayボーナスライトの付与日が遅れる
PayPay電子マネーはスマホ決済アプリのPayPayだけでなくYahoo!ショッピングでも貯めることができます。
このYahoo!ショッピングにおいてですが、各種キャンペーンで発生したPayPayボーナスライトについて、11/1よりその付与が次のとおり遅くなるようになります。
「イベント等で貯まるPayPayボーナスライトの付与日」
- 変更前・・・注文日の翌週木曜
- 変更後・・・注文日翌週から3週間後の木曜
「キャンペーン情報」
楽天市場(グレードダウン情報)
出典:楽天(株)
アプリ利用でのポイント還元率ダウン
これまで「楽天市場アプリ」を使って行った買い物は+1%のポイント還元となりましたが、2019/7/1より+0.5%の還元へダウンすることとなりました。
それほど楽天に積極的ではないユーザーであってもアプリを利用するだけで手軽に1%の追加還元が得られていましたので、大きな影響はないかもしれませんが残念です。
SPU(スーパーポイントアップ)プログラムでの変更
SPUの概要
SPUとは、楽天グループで運営されている指定のサービスを利用することで、楽天市場でのポイント還元率がどんどんアップしていくものです 。
「SPU対象サービス」(一部)
- 楽天カードを使った買い物・・・+2%
- 楽天でんきの利用・・・0.5%
- 楽天モバイルの対象サービスを月額利用・・・+2%
- 楽天ブックスで1,000円以上/月の買い物・・・+0.5%
- 楽天証券で500円以上/月のポイント投資・・・+1% など
変更内容
このSPUについて、次の通り一部のSPU対象サービスのポイント還元率等が10/1より変更されます。
「楽天トラベル」
- 変更前・・・対象サービスを予約及び対象期間中の利用で+1%
- 変更後・・・5千円以上の対象サービス(バス予約対象外)を予約及び対象期間中の利用で+1%
- 主な変更内容・・・SPU適用条件の難化
「Rakuten Fashion(旧楽天ブランドアベニュー)」
- 変更前・・・Rakuten Fashionでの買い物で+1%
- 変更後・・・同条件で+0.5%
- 主な変更内容・・・ポイント還元率の低下
「楽天ビューティ」
- 変更前・・・1,500円(税込)以上の対象サービスをご予約及び対象期間中の利用で+1%
- 変更後・・・3,000円(税込)以上の対象サービスをご予約及び対象期間中の利用で+1%
- 主な変更内容・・・SPU適用条件の難化
条件悪化も使い方次第
全てのパターンにおいて、ポイント獲得条件等が悪くなってしまったことになります。
ただ、Rakuten Fashionと楽天ビューティについてはその性質から、その時々の流行りとか、自分の趣味にも利用が影響されるものですので、人によっては必ずしも残念な情報とはならないかもしれません。
SPU対象の新サービス
楽天Pasha
SPU関係の情報(アプリ利用もSPU対象)で望ましくない変更ばかりお届けしましたが、実はSPUの対象サービスに新しいラインナップ「楽天Pasha」が加わりました。
楽天Pashaは、買物などで入手したレシートの画像を楽天に送ることで楽天ポイントが貯まるサービスです。こういった既存サービスをすでに利用し知っている方もいると思われます。
「楽天Pasha」
楽天Pashaを使った感想
記事執筆時点では、ポイント対象となる商品(レシート送信対象となるもの)が少ない印象ですが、頑張れば100ポイントを獲得してSPUで+0.5%還元が得られますので、2重においしいサービスと言えます。
また楽天Pashaは、レシート送信後にちょっとしたアンケートが時々行われ、1ポイント程度ですが楽天ポイントをおまけ的に追加獲得もできるのです。
出典:楽天
(レシート送信後の画面)
アンケートはYes/No形式の1問のみ(2019年10月時点)で、しかも速攻で回答できポイント反映もあっという間でした!
その他
LINE ポイント 一部ポイントの交換サービス終了
2019/12/27 15:00よりLINE ポイントから次のポイント等への交換が終了することとなります。
「終了するポイント交換先」
- dポイント
- nanacoポイント
- メトロポイント
- ベルメゾン・ポイント
- JALマイレージバンク
- Amazonギフト券(*)
- Pontaポイント(*)
- 選べるe-GIFT(*)
*は在庫が無くなり次第終了
dショッピングデーの開催日が少なくなる
ドコモのオンラインショッピングサイト「dマーケット」及び「dショッピングサンプル百貨店」で毎月実施されている「dショッピングデー」ですが、これまで10・20・30日となっていた開催日が10月より20日のみとなります。
これからは20日のみのイベント参加に照準を当てる計画的な支出がものをいうことになってきます。
dカードの年会費が無料
2019年10月よりドコモのクレジットカード「dカード」の年会費が無料となります。
それまでは年1回以上の利用で翌年の年会費(1,375円)が無料になるという条件でしたが、これからはそういった条件なくずっと無料となります。
出典:NTT docomoまとめ
ポイントサービスやポイント高還元が期待できるキャンペーン、またコンビニのサービス内容など、現在目まぐるしくその状況を一変させています 。
決済アプリはd 払いやPayPayは通常時のポイント還元率こそ低いのですが、両者ともキャンペーンによるポイント還元が非常に大きいものであり、今後もこういった傾向に期待していきたいものです。
またポイント還元率やサービス内容の低下といったことも見逃すことのできないものであり、お得になることにおいて攻め・守り両方の観点から今後も多くの情報をキャッチしていくことがとても大切です。
*参考記事: