目次
公共料金を支払う方法を決めるときに、できるだけお得な方法を選びたいと思うのではないでしょうか。
そこで、おすすめなのがクレジットカードの支払いに設定することです。そうすることで、支払いを一本化できるうえにポイントが付与されるなどお得になります。
公共料金を支払うための方法を決めなければならない方、クレジットカードをどのように使えばいいのかわからない方であれば、公共料金の支払いにクレジットカードを使うのがお得かどうか知っておくと便利です。
当記事では、公共料金をクレジットカードで支払うことのメリットにデメリット、そのほかに注意点なども解説します。
記事を最後までチェックすることで、公共料金をクレジットカードで支払うことのメリットにデメリット、注意点についての理解が深まり、自身にとって最適な1枚で引き落としができるようになるでしょう。
クレジットカードで支払いができる公共料金
公共料金をクレジットカードで払いたい場合、各公共サービス提供団体にて手続きが可能です。また、実際に毎月の支払いに利用する人も多いです。
こちらでは、最初にクレジットカード払いができる公共料金について解説します。
・上下水道料金
・ガス料金
・NHK受信料
・通信料金
それでは、早速見ていきましょう。
電気代金
電力会社のほとんどで、電気料金の支払いにクレジットカード払いができるでしょう。その中で、大手電力会社なら大抵のクレジットカードは支払い設定ができますが、新しい電力会社ですと少し事情が変わってくるので注意してください。
たとえば、三井住友カードが発行するクレジットカードの場合、東京電力・関西電力・中部電力などの国内大手電力会社の電気料金の支払いができます。
自身の保有するクレジットカードが支払い設定できるかどうかは電力会社によって異なってきますから、対象の電力会社の公式ホームページなどからチェックするのがおすすめです。
上下水道代金
クレジットカードで上下水道料金を支払えるかどうかは、自治体によって異なります。さらに水道局は区市町村ごとに運営する場合が多いので、電気料金と比べると規模が小さいこともあり、対応しない自治体も多いかもしれません。
たとえば、首都圏でも神奈川県横浜市の水道料金はクレジットカード払いに対応しています。しかし、千葉県千葉市では対応していないのです。
どこの自治体でも上下水道料金をクレジットカード払いできるわけではないので、手続きをおこなう前に必ず各自治体に確認するようにしましょう。
ガス代金
ガス料金は、規模が大きめの都市ガスなどは、クレジットカード払いに対応することが多いでしょう。しかし、LPガスや地方の小規模なガス会社などの場合、クレジットカード払いに対応していなかったり、設定できるクレジットカードの種類が限定されていたりします。
たとえば沖縄ガスでは、クレジットカード払いには対応しています。しかし、設定できるのがVISAまたはMastercardの国際ブランドのみです。
ガス料金がクレジットカード払いに対応するかどうかはガス会社によって異なるため、まずは契約するガス会社に問い合わせてから手続きをおこなうようにしてください。
NHK受信料
NHKの受信料も、クレジットカード払いができます。日本中で利用可能なサービスですから規模も大きく、支払いに設定できる種類も多いです。
VISA、Mastercard、JCB、アメリカン・エキスプレス、ダイナースの5大国際ブランドのクレジットカードをはじめ、ニコスやジャックスなどといった国内発行ブランドのクレジットカードでも支払えます。
全国展開するNHKでは、さまざまな方が利用しやすいように、多くの種類のクレジットカードで受信料を支払えます。
通信料金
通信料金は生活に欠かすことができない公共料金と言えるでしょう。
複数のサービスを利用する家庭も多く、固定電話料金や携帯電話料金、そのほかにもプロバイダー料金などの通信料金などは、ほとんどのクレジットカードに対応しています。
たとえばNTT西日本の電話料金は、先ほど紹介した5大国際ブランドのクレジットカードに加え、NTTグループ発行のクレジットカードなら支払いに利用できます。
ただし、クレジットカード払いできるかどうか、利用できるカードの種類は利用する通信サービスによって異なりますので、それぞれのサービス提供会社に確認するようにしてください。
こちらの項目では、クレジットカード払いが可能な公共料金を取り上げてご紹介しました。次の項目では、公共料金をクレジットカード払いにすることで得られるメリットについてまとめていきます。
公共料金をクレジットカードで支払う4つのメリット
毎月の公共料金をクレジットカードで支払うことにはいくつかのメリットがあり、それらを上手に活用するのが便利です。
こちらでは、公共料金をクレジットカード払いにすることのメリットについてまとめています。
・支払い日
・支払い口座
・支払い金額の把握
チェックして、メリットに関する理解を深めましょう。
支払い金額に応じたポイントをもらえる
公共料金をクレジットカードで支払うことで、毎月の利用合計金額に応じたポイントが貯まります。そして、貯まったポイントは支払いに充当したり、他社ポイント・商品交換などに利用できたりするので、間接的な値引きにつながると考えられるでしょう。
ただし、クレジットカードによって一部ポイント加算対象外になるサービス、ポイント付与率が上下することがあるので注意してください。
まずは、自分が利用する公共料金の支払いでお得に使えるクレジットカードなのかをチェックしてみましょう。それから、支払いに使うクレジットカードにするかどうかを決めても良いかもしれません。
支払い日を一本化できる
公共料金の支払日は事業者ごとに設定される傾向にあります。そして、電気・水道・ガスなどの複数の公共料金の支払いがあれば支払日がバラバラで混同することがあるかもしれません。また、そのたびに支払い手続きを窓口でおこなう必要があるなど面倒です。
そこで、公共料金をクレジットカード払いにしておけば、支払日は毎月1回のみになります。毎月の支払い手続きが一本化されて、指定した銀行口座から引き落とされますから、生活の中の手間も少なく済んで快適になるでしょう。
支払い口座をまとめられる
公共料金を窓口で支払わずに済むように口座振替にしたけれど、支払い口座がバラバラになってしまえば、毎月の入金手続きが面倒になるでしょう。
公共料金をクレジットカード払いにしておけば、必然的に支払い口座は一つにまとまります。支払い口座が複数に分散することもないので、支払いに十分な金額が残高にあるかどうかのチェックも一度おこなえば大丈夫です。
公共料金をクレジットカード払いにすることは、何かと面倒になりがちな毎月の残高確認の回数を減らすこともできるのです。
毎月どれだけ支払ったのかを把握できる
公共料金の支払いにクレジットカード以外の支払い方法を選んだ場合、請求が分かれることになります。それぞれの請求金額は把握できるものの、いざ毎月の合計がどのくらいなのかを確認するのは難しいかもしれません。
クレジットカードで支払うことで、公共料金の合計金額を把握できるようになりますし、月あたりの比較もわかりやすくなります。そして、請求書払いよりも管理の手間がかかりませんから、節約にもつながりやすいでしょう。
こちらの項目では、公共料金をクレジットカード払いにするメリットについてまとめてみました。次にデメリットをまとめているので、メリットと同様におさえておいてください。
公共料金をクレジットカードで支払う4つのデメリット
公共料金をクレジットカードで支払うことによって、管理がしやすくなるなどのメリットがあることがわかりました。しかし、メリットだけでなくデメリットがあることも知っておきましょう。
こちらでは、公共料金をクレジットカードで支払うデメリットをまとめています。
・クレジットカード払いに対応していない場合がある
・カードを変更すればそのぶんだけ手続きが必要
・引越しの際に解約を忘れると料金請求がある
デメリットを知っておけば、回避策なども取り入れられるようになるはずです。
入金を忘れるとすべての公共料金に延滞金が加算
クレジットカードで公共料金を支払うことは、すべての支払いが一度にできる便利さがあります。しかし、その反面で支払日にまとめて請求金額を入金しなくてはなりません。
入金を忘れてしまうことで、引き落としができなくなります。そして、すぐに入金ができないとクレジットカードの利用料金が遅延扱いになってしまい、クレジットカードの支払いやそれぞれの公共料金に遅延手数料が加算される場合もあるでしょう。
入金忘れをしたときの損害が単独の支払い忘れをしたとき以上に大きくなるので、利用時は注意する必要があります。
クレジットカード払いができない公共料金もある
公共料金はすべてがクレジットカード払いに対応しているわけではありません。実際にクレジットカード払いができない料金も多く存在するのです。
水道料金にLPガス料金をはじめ、小規模事業者が運営するサービスですと、クレジットカード払いに対応しないことが多いでしょう。
首都圏での話ですが、千葉県の水道局はクレジットカード払いに対応していません。支払うには、口座振替か払込用紙のどちらかになります。
自身の契約する自治体では、クレジットカード払いに対応するかどうかは必ず確認して、手続きをおこなうようにしてください。
メインで使うクレジットカードを変える場合はその都度変更手続き発生
クレジットカードの利用機会が多い方ほど、クレジットカードが自分にとってどのくらいのメリットがあるのかを見直すことでしょう。
メインとして使うクレジットカードを変更する場合、公共料金の支払いに使うクレジットカードの変更も考えるところでしょう。
そこで、支払いに使うカードを変更したい場合、各事業者の支払いに使うクレジットカードの変更手続きをその都度おこなう必要となります。
メインで使うクレジットカードを頻繁に変更する方もいますが、クレジットカードの変更をおこなうたびに都度変更手続きが発生するのは面倒です。
引越し時に公共料金の解約を忘れれば請求がくる
離れたエリアに引越しをする場合、携帯電話以外の公共料金は解約、新たな居住地にて再度契約するのが一般的です。
しかし、旧住所での解約を忘れてしまうとそのまま毎月の料金が発生。支払い続けることになってしまうので、必ず解約をする必要があります。
特に転勤などで引越しの機会が多い方は、その都度手続きをすることを覚えておいてください。そして、本来、支払わなくても良いお金を支払うなんてことにならないように、引越しをする際は公共料金の解約を必ずおこないましょう。
こちらでは、公共料金をクレジットカードで支払うことのデメリットをまとめてみました。次では、公共料金をクレジットカードで支払う際の注意点をチェックしていきましょう。
公共料金をクレジットカードで支払う際の2つの注意点
毎月の公共料金をクレジットカード払いにすることは便利な点もありますが、気をつけておきたいポイントもあるので注意してください。
こちらは、公共料金をクレジットカードで支払う際の注意点をまとめています。
・有効期限
早速、見ていきましょう。
利用限度額を超えていないか注意
クレジットカードには利用限度額があります。そして、設定された金額の範囲内で支払いに利用することができます。利用限度額はクレジットカードの種類、申し込み者の信用などを参考にして審査をおこなうので個人ごとに異なるのが一般的でしょう。
しかし、支払いの際に利用金額が限度額を超えてしまうとクレジットカードの利用は停止となり、公共料金の支払いができない状態になります。
利用限度額は高めに設定されていることが多いため、あまり心配する必要はないかもしれませんが、限度額が低く設定された方に高額な支払いをおこなった月は限度額を超えていないかどうかを注意しないとなりません。
有効期限がきたら変更手続きをおこなう
公共料金をクレジットカードで支払えるように手続きすると、毎月の利用料金はクレジットカードで自動的に支払いされます。
しかし、クレジットカードには有効期限があり、有効期限の少し前に新しいカードが届きます。そして、支払いの際に登録が必要な有効期限やセキュリティコードも変更になっています。
基本的に有効期限は自動更新されませんから、公共料金ごとに変更手続きをおこなう必要です。
事業者やクレジットカードの種類によっては新しいカード情報へ自動更新される場合もありますが、自分で変更手続きをおこなうのが基本なので忘れないようにしてください。
こちらでは、公共料金をクレジットカードで支払う際の注意点をまとめてみました。次は、公共料金の支払いにおすすめしたいクレジットカードをご紹介します。
公共料金の支払いにおすすめのクレジットカード3選
公共料金を支払うのに、クレジットカード払いにすると便利なうえにお得です。
こちらでは、公共料金の支払いにおすすめしたいクレジットカードをご紹介します。
・JCB CARD W
・楽天カード
・dカード
それぞれの特徴を見ていきましょう。
JCB CARD W
JCBの発行するポイントがお得に獲得できるクレジットカードがJCB CARD Wです。39歳以下と申し込み対象が限定されていますが、一度発行すれば40歳以上になっても継続保有できます。
JCB CARD Wの主な特徴は以下のとおりです。
・年会費無料
・家族カード年会費無料
■付帯サービス
・ポイント常に2倍以上
・海外旅行傷害保険最高2,000万円補償(利用付帯)
・ショッピングガード保険年間最高100万円補償
・おサイフケータイ対応
審査にも比較的通過しやすい1枚で、学生や専業主婦の方も申し込みできます。公共料金の支払いだけでなく、ポイントを重視してクレジットカードを持ちたい方におすすめです。
楽天カード
楽天カードは楽天市場系列のクレジットカードで、詳しい特徴は以下のようになります。
・本会員:年会費永年無料
・家族カード会員:年会費永年無料
■付帯サービス
・楽天市場の利用でポイント3倍、楽天トラベルの利用でポイント2倍
・海外旅行傷害保険の付帯(利用付帯)
・ネット不正あんしん制度
・商品未着あんしん制度
・カード盗難保険の付帯
ほとんどの公共料金を支払う際にポイントがつきます。そのほかにも、普段の生活に欠かせないインターネットショッピングに便利な補償が充実しています。
dカード
dカードは、ドコモの発行するクレジットカードです。
ドコモのサービスや特約店を利用する際にポイント加算や割引があり、お得に利用することができます。
dカードの特徴は以下のようになります。
本会員:年会費永年無料
家族会員:年会費永年無料
■付帯サービス
・ショッピングのポイント100円利用ごとに1ポイント付与
・携帯電話の紛失・盗難・修理不能(水濡れ・全損)を補償
・お買物あんしん保険の付帯
・不正使用損害補償
・海外旅行先の日本語サポートの利用
毎日の生活に欠かせない携帯電話の補償がついているので持っていれば安心でしょう。また、ポイントがお得につくドコモユーザーなら、ぜひ持っていたいカードです。
おすすめクレジットカードランキングはこちら
まとめ
当記事では、公共料金をクレジットカードで支払うメリット・デメリット・注意点をまとめて解説しました。公共料金をクレジットカード払いにすれば、ポイントが付与されたり支払いをまとめられたりなど、メリットは大きいです。
しかし、入金忘れクレジットカード払いのできない公共料金もあるといった注意点も覚えておきましょう。
公共料金をクレジットカードで支払えるように設定して、毎日の生活の手間を少しでも減らして快適になるような工夫をしましょう。