結婚式にクレジットカードを活用したい!メリット・デメリットとおすすめカード3選も紹介

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毎日の生活の中で、利用機会も多いクレジットカードです。そこで、「結婚式の支払いにもクレジットカードが使えればいいのに」と思っている方もいるのではないでしょうか。

結婚式にかかる費用は、挙式料をはじめ料理に飲み物、そのほかにも新郎新婦の衣装や前撮り撮影の費用など、平均して300万円以上かかるとされています。大きなお金が必要な結婚式ですが、支払いの際にクレジットカードを上手に活用することで、費用を簡単に節約することができます。

そこで当記事では、結婚式でクレジットカードを活用することにどんなメリットがあるのか、支払いにおすすめのクレジットカードなどについて、詳しく解説します。クレジットカードを使うことで金銭的な負担を少しでも減らして、幸せな結婚生活のスタートにつなげていきましょう。

結婚式にかかる主な費用と一般的な支払いのタイミングをチェック

最初に、結婚式にかかる主な費用に一般的な支払いのタイミングはどうなっているのでしょうか?

まず、料理や衣裳など、どの程度こだわりを持つのかによって値段は大きく変わります。結婚式の印象を左右するアイテムなので金額差はさまざまなところですが、こちらでは代表的な出費項目の平均的な料金についてまとめていきます。

結婚式に関する費用の全体像をつかんでみてください。

結婚式にかかる費用

2018年の全国平均データによると、挙式・披露宴の費用は平均約357.5万円 となっています。

また、内訳の一例となるのが以下のとおりです。

●挙式
平均33.4万円
挙式スタイルや生演奏など演出内容に何を取り入れるのか次第で価格が変動
●料理・飲物
平均122.2万円
1人あたりの平均:1.9万円、定番の料理はフルコースのフレンチ
●スナップ写真
平均22.4万円
カット数は300~400枚くらいが平均。デジタル撮影でアルバム製本、CDをもらうケースが一般的
●ビデオ・DVD
平均19.7万円
撮影の範囲や編集内容によって料金が異なる。挙式中はプロ以外の撮影がNGの会場もあるので確認が必要
●引出物・引菓子
引出物:平均5,400円(1人あたり)
引菓子:平均1,300円(1人あたり)

招待者の年齢に性別、予想できるご祝儀の金額によって選ぶ品物の内容や金額を分けるのが一般的

結婚式料金の支払いのタイミングはいつ?

結婚式の料金の支払いタイミングですが、の前日に支払う場合、結婚式の直後、結婚式後1週間以内などというように、統一されているわけではありません。

その中でも一番多いケースは「結婚式前日までに振り込み、もしくは支払い」です。また、結婚式予約時に申込金として10万~20万円の支払いが必要な会場もあります。

結婚式の費用の支払い期日を確認せず、ご祝儀をもらってから支払いを行う予定ではると計画が狂ってしまうこともあるでしょう。その結果、一時的にローンを利用したり、親族に借りたりする事態になることもあるかもしれないので、事前にしっかりと確認する必要があります。

結婚式の費用の支払いの方法は?

結婚式の費用の支払い方法はいくつかありますが、以下の3つから選べることがほとんどだと思ってください。こちらも会場によって異なる部分なので、よく確認をしておきましょう。

・現金
・クレジットカード
・振込

しかし、振り込みの場合は、1日の振り込み上限が決まっていたり、振込手数料が結構な金額になったりするので基本的におすすめはできません。会場まで足を運ばなくても良いことを考えれば手数料分くらいの楽はできますが、それ以上におすすめなのが実は「クレジットカード」なのです。

クレジットカードで支払いをおこなえば1回の支払いで多くのポイントがたまります。とてもお得ですから、クレジットカードの上限に余裕がある方はぜひカード払いを選んでみると良いでしょう。

そのほかにも資金に余裕のないカップル向けにウエディングローンもありますが、ポイントなどのお得になるメリットはありません。

次で、結婚式の費用をクレジットカードで払うメリットとデメリットについて詳しく解説するので、支払い方法について考えている方、これから考えようとている方はぜひ参考にしてください。

結婚式の費用をクレジットカードで支払うメリット

結婚式の費用をクレジットカードで支払うことに、以下のようなメリットがあります。

・ポイントやマイルが多くたまる
・実質的な支払いタイミングは翌月以降

上記の2つのメリットについて、詳しく解説していきましょう。

ポイントやマイルが多くたまる

すでに解説したように、結婚式でかかる費用は一般的に300万円以上、内容次第ではそれ以上になることがあります。そこで、これらの費用をクレジットカード払いにすればポイントやマイルが多く貯まり、旅行にいけるほどになります。

どのくらいのポイントが貯まるかは利用するクレジットカードによって異なります。

一例ですが、決済金額に対して1%のポイントがたまる場合、100円の利用につき1円がポイントとして付与。リゾートウェディングをして300万円を支払ったとすれば、3万円分のポイントが獲得できる計算です。

そのほかにもお得な使い方として、楽天カードで300万円分の決済をした場合、楽天ポイントを30,000ポイント獲得できます。

楽天ポイントは楽天トラベルで1ポイント=1円として使えますから、3万円分の楽天ポイントがあれば、時期にもよりますが人気の温泉地やテーマパークなどへ2人で旅行に行くこともできるのです。

また、JALカードにANAアメリカン・エキスプレス・カード、ソラチカカードなどといったマイル系クレジットカードでは、決済した金額に応じたマイルが貯まります。貯まったマイルは、特典航空券へ無料交換が可能です。

還元率1%のANAカードで支払いをおこなった場合、300万円の決済金額に対して30,000マイルが還元。30,000マイルは時期によるものの、東京~大阪、東京~沖縄などのペア航空券と交換可能なマイル数です。

実質的な支払いタイミングは翌月以降

結婚式の費用をクレジットカードで支払うことで、実質的な支払いタイミングを翌月以降にすることができます。

結婚式の費用は、事前に支払いをおこなうケースがほとんどで、そのほかにも結婚するにあたり、式場に支払う費用以外に新居への引越し費用、家具・家電の購入代金などの多くのお金がかかります。そのため、式場の費用を事前に支払うのは、負担が大きいと考えるカップルも多いかと思います。

カップルの中には、「結婚式の費用を当日招待した方からいただくご祝儀を頼りにしている」という場合もあるかもしれません。しかし、ご祝儀は当日いただくものですから、式場への支払いは一旦自分たちのお金から何とかする必要があります。

そんなときに役に立つのがクレジットカードで、結婚式の費用をカード払いにすれば、実際の引き落とし(支払い)を翌月以降にすることが可能です。結婚式当日にいただくご祝儀を支払いにまわせるので、新郎新婦の負担を減らすことが叶います。

また、結婚式の費用だけでなく、引っ越し代や家具・家電の購入費用などもクレジットカードで支払えば同様にポイントを効率的にためることができます。

次に、結婚式の費用をカード払いにするデメリットについても解説しましょう。

結婚式の費用をクレジットカードで支払うデメリット

結婚式の費用をクレジットカードで支払うことに、メリットだけでなく以下のようなデメリットもあります。

・利用限度額を上げる場合は手続きが必要となる

上記について詳しく解説するのでチェックしておきましょう。

利用限度額を上げる場合は手続きが必要となる

クレジットカードには契約者それぞれに利用限度額があります。そのため、利用限度額を超えてしまえばクレジットカードを使うことはできません。

使用不可能の状態を回避するには利用限度額を引き上げるようになりますが、手続きが必要となります。そして、利用限度額の引き上げの申請をカード会社におこなうと、改めて審査をおこなうことになるのです。

審査をおこなうにあたり、追加書類の提出なども必要な場合があります。また、審査は時間がかかることも予想されるので、結婚式を挙げることが決まったら早めにカード会社へ相談もしくは申請をおこなっておくことが大切でしょう。

結婚式の準備は何かとあわただしくなるものです。利用限度額の引き上げを予定しているのであれば、余裕をもった準備が必要です。

次に、結婚式の費用をクレジットカードで支払う前に、どんなことを確認しておけば良いのかについてチェックしておきましょう。

結婚式の費用をクレジットカードで払うために確認したいこと

結婚式の費用をクレジットカードで支払うことになったら、以下のポイントについて確認しておくとスムーズです。

・クレジットカードの支払いができる式場かどうか
・カード会社と支払える金額もチェックしておく

これらについて、詳しく見てみましょう。

クレジットカードの支払いができる式場かどうか

式場によって、クレジットカード払いができない場合もあるので、クレジットカードが使えるかどうかは前もって式場に確認してください。

まだ結婚式場をどこにするか決まっていないという場合は、クレジットカード払いに対応しているかどうかをポイントにして探すのがおすすめです。

カード会社と支払える金額もチェックしておく

結婚式の費用の支払いにクレジットカードの利用を考えている方は、式場で利用できるカード会社と、どれくらいの金額をクレジットカードで支払えるのかどうかもしっかりチェックしておいてください。

クレジットカードには、VISAやJCB、MasterCardなどの国際ブランドがあります。式場によって「VISAとJCBのみ利用可能」などというように、あらかじめ使えるカード会社が限定されていることもあるかもしれません。

さらに支払いの面でも「結婚式の費用の一部のみカード利用可能」というように、制限があることもあります。クレジットカード決済のできる金額も式場によって異なる部分なので、こちらも確認しておきましょう。

また、これらの確認を済ませて使用可能なことがわかったとします。しかし、「持っているクレジットカードで決済はできるけれど、利用限度額を超えてしまうので支払いができない」となる場合はどうすれば良いのでしょうか。

次に、利用限度額を超えてしまったときの対処方法を解説していきます。

クレジットカードの利用限度額を超える場合の対処方法

クレジットカードの利用限度額を超えてしまい、結婚式の費用を支払えないときは、以下のような対処方法があります。

・複数枚のクレジットカードで支払う
・利用限度額を一時的に引き上げてもらう
・クレジットカードで利用限度額まで支払い、残りは現金払い

これらの方法について見ておきましょう。

複数枚のクレジットカードで支払う

結婚式の費用が300円万円の支払いで利用限度額が足りない場合、利用限度額が150
万円のカードを2枚使う、もしくは100万円のカードを3枚使うなどすれば全額カード払いができます。

ただし、式場によっては複数枚のクレジットカードで支払いができない場合もありますから、前もって確認しておいてください。

利用限度額を一時的に引き上げてもらう

カード会社に「結婚式の費用を支払うから利用限度額を引き上げてほしい」と相談すれば、一時的に利用限度額を引き上げてもらえることがあります。

ただし、一時的な引き上げであっても、利用限度額の引き上げには審査があるので、時間に余裕をもって対応するようにしてください。

クレジットカードで利用限度額まで支払い、残りは現金払い

複数枚のクレジットカードが使えず、利用限度額も引き上げられない場合もあるかもしれません。その場合、現金とカード払いを併用して支払う方法もあります。

クレジットカードを利用して獲得できるポイントは少なくなりますが、現金で全額を支払うよりもお得ですから、式場担当者にカード払いと現金払いの併用ができるのかを確認してみましょう。

利用限度額を超えてクレジットカードが使えない場合でも、複数枚のカードを使ったり限度額を引き上げてもらったりすれば、クレジットカードで問題なく支払いができます。

それでは、実際にクレジットカード払いのできる結婚式場はどんなところがあるのでしょうか。次に、クレジットカード払いができる人気の結婚式場をチェックしましょう。

クレジットカード払いができる人気の結婚式場3選

クレジットカード払いのできる結婚式場ならば、ポイントをためたり支払いを先延ばしにしたりなど、金銭的な負担を減らすことができるでしょう。

こちらでは、クレジットカードが使える人気の結婚式場を紹介します。

ホテル椿山荘東京

ホテル椿山荘東京は60年以上の歴史があり、クラシカルなチャペルに庭園の緑を感じられるチャペルなどから希望の会場が選べます。また、披露宴会場はワンフロアの貸切りが可能で、そのほかにもオープンキッチンが付いた会場では、シェフが料理を仕上げる姿を招待者の方に見てもらうことが可能です。

プランも多数用意があり、少人数での結婚式のプランもあります

品川プリンスホテル

品川駅から徒歩2分、東海道新幹線や羽田空港などからもアクセスしやすい立地にある品川プリンスホテルは、遠方から訪れる方も安心して招待できるでしょう。

屋外の独立型チャペルに水族館でおこなうウェディングなどといったプランの中から希望を選べます。披露宴会場はクラシックやエレガントなどの5つのスタイルの中から選択可能。また、新郎新婦は結婚式当日はホテルに無料宿泊ができるので、二次会をおこなった後もゆったりとくつろげます。

ウェスティンホテル東京

恵比寿ガーデンプレイス内に位置する、ラグジュアリーホテルのウェスティンホテル東京では、ルネサンス様式の教会で挙式をおこなえます。

また、ウェスティンホテルならではのサービスとして人気が高いのがホースパレードで、
華やかな馬車を利用してロイヤルウエディングのようなパレードもできます。

そのほかに料理も評価が高く、季節に合わせた食材を五感で楽しむことが可能です。

最後に、結婚式の費用の支払いにおすすめのクレジットカードを紹介します。クレジットカード払いのできる式場はたくさんああるので、ぜひチェックしてください。

結婚式の費用の支払いにおすすめのクレジットカード3選

結婚式の費用の支払いにおすすめのクレジットカード3選をご紹介します。

アメリカン・エキスプレス・カード

アメリカン・エキスプレス・カードでは、ためたポイントをマイル以外のさまざまな商品と交換できます。また、ためたポイントはクレジットカードの支払い代金に充てることも可能です。

また、アメリカン・エキスプレス・カードには「事前承認制(デポジット)」と呼ばれるシステムがあります。事前にお金を指定口座に振り込むことで、その分のクレジットカード払いができます。

たとえば結婚式の費用が500万円かかる場合、手元に現金があれば全額クレジットカード払いができるようになるので、ポイントを無駄なく還元してもらえます。

アメックスには一般ランクのグリーン、その次のランクにゴールドカードがありますが、いずれもデポジットの利用可能です。

Amazon Mastercard クラシック

Amazon Mastercard クラシックでは、100円利用するごとにAmazonポイント1ポイントがたまります。ポイントはAmazonで1ポイント=1円で使えるので、Amazonユーザーであれば必携の1枚でしょう。

また、Amazonでの買い物であればポイント還元率が最大2%になるため、結婚式の関連グッズをAmazonで購入すれば便利です。

楽天カード

楽天を普段から多く利用する方におすすめのカードが楽天カードです。

ポイント還元率は1%となり、さらに年会費は永年無料ですから気軽に保有することができるでしょう。さらにSPUと呼ばれるスーパーポイントアッププログラムを利用すれば、最大16%がポイントバック。より効率的にポイントをためることが叶います。

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まとめ

たくさんのお金のかかる結婚式の費用をクレジットカードで支払えば、ポイントやマイルが旅行にいけるほどにたまります。

また、クレジットカード払いを選べば、実質的な支払いを翌月以降にできますから、結婚式
当日にもらうご祝儀を支払いに充てることができるでしょう。ただし、結婚式の費用の支払いに備えて利用限度額を引き上げたい場合、手続きに時間がかかることがあります。

「結婚式をする予定があるけれど、費用はできるだけおさえたい」という方は、クレジットカードを支払いに活用してみてはいかがでしょうか。

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