Alipay決済は日本円で入金される?Alipay導入のよくある疑問にお答えします!

店舗でいざ中国のスマホ決済Alipayを導入しようと思った時に、まだよくわからないことも多くなかなか実行に移せない、という経営者の方も多いでしょう。

日本ではキャッシュレス決済の馴染みが浅いため、スマホ操作に慣れた若い年代のユーザーでもスマホ決済を利用するには戸惑ってしまいます。質問をするにしても、何が疑問になっているのかいまいち明確にできない場合もあります。

今回は、店舗でのAlipayの導入にあたって、ありがちな疑問にお答えしていきます。こちらの記事を読むことで、判然としなかった不安や疑問がきっと解決できると思います。ぜひ、導入前の参考にして下さい。

Alipay決済は中国語?

出典:Alipay.com

Alipayはすでに皆さまもご存じのように中国のスマホ決済です。国内でも大手による導入が相次いでおり、中小・個人の店舗での導入も増えてきています。

日本でも簡単に主要な海外のスマホ決済が導入できることは、たいへん便利なことです。

しかし、ここで最初に疑問となるのが日本語でAlipay決済が使えるかどうか、ということではないでしょうか。

基本的に中国語での表記となる

日本語が選択できる画面もありますが、アリペイ決済の画面は基本的に中国語の表記となります。

ですから、使いこなしていくためには最低限いくつかの中国語を覚える必要があるのです。ここで思わず怯んでしまう経営者の方もいるかもしれません。

日本人なら漢字だから覚えやすい

確かに、最初は操作に戸惑う可能性があることは否定できません。それでも幸運なことに日本人は漢字が理解できます。しかもAlipayで決済する際には同じ画面を繰り返して使います。

ですから、一度覚えてしまえばそんなに難しいことではありません。

本格的にインバウンド対策を実行していくうえでも、簡単な中国語がわかれば将来的にきっと役に立ちます。

英語が選択できる

もし、英語の方がわかりやすいと思われる方は英語を選択してAlipay決済を使うことも可能です。すべての言語が英語で表記されるわけではありませんが、多少はわかりやすくなるでしょう。

※言語に対する不安は、申し込む代理店によってはしっかりしたサポートがありますので安心です。操作方法などをサポートしてくれる業者を選ぶようにしましょう。

Alipay決済は日本円で入金される?

Alipayは中国のスマホ決済で、ユーザーはそれぞれ中国の銀行口座やクレジットカードに紐づけてアプリから支払いをします。

つまり、中国人観光客はAlipayを使うことによって、わざわざ中国の通貨である中国人民元を日本円に両替する必要がないのです。

では日本で決済した金額は日本円で入金されるのでしょうか。

日本円で後日入金される

日本円で入金されるかどうかに関しては、こちらは全くご心配いりません。

Alipayにて決済した時点で、自動的にその時の為替レートによって人民元から日本円へと換金される仕組みになっています。

後日、規定の期日にAlipayで会計したすべての金額は、それぞれ指定した銀行口座に日本円で振り込まれます。

言葉がわからなくともOK

ここで、会計の時に中国語で説明する必要があるかどうかが気になりますよね。

Alipay決済が便利なのは、中国観光客だけではありません。店舗側でも、全く言葉が通じない時でもAlipayアプリで自動的に日本円で会計してくれますから、説明に手間取ったりトラブルになったりする心配がありません。

言葉が通じなくても会計ができることが、支払い者側・店舗側と双方にとって安心感につながっているのです。

両替やお釣りの手間が省ける

中国人観光客にとっては、慣れない土地で銀行を探して両替するのは容易なことではありません。両替していた金額が足りずに、お店の利用をあきらめることもあり得ます。

そんな時、Alipayアプリが利用できれば手持ちの現金がなくても、簡単に支払うことができます。さらには、予定以上の金額を使ってしまう場合もあるので販促にもつながるのです。

また、店舗はお釣りを渡す必要がありませんので、会計時の手間が大幅に削減できます。

いつ入金される?

会計した金額がいつ入金されるのかは、利用する代理店や業者、契約内容によって異なります。

一般的には締め日が定めてあり、締め日に会計した金額のすべてが計上されます。もちろん、Alipay決済で決済した履歴は店舗用のアカウントにて随時確認して頂けます。

締め日に計上された金額が、入金日に銀行口座に振り込まれる仕組みになっています。

2週間に1回ペースで入金されるケースが多いようです。
契約前に必ず確認しておきましょう

Alipayの加盟店契約をする際には、

  • 締め日
  • 入金日
  • 入金サイクル

以上の3点を必ず確認するようにして下さい。

Alipay決済の手数料はかかる?

では次に、ありがちな疑問としてAlipay決済を利用した場合の決済手数料や、導入の費用について解説していきましょう。

手数料

Alipay決済を利用する場合は、基本的に決済ごとに決済手数料がかかります。決済手数料は、契約する代理店や契約内容によって多少の差があります。

概ねのところ決済金額の3.5%前後の手数料がかかる場合が多くなります。

手数料がかかるのであれば・・・

やっぱり決済手数料がかかるのか・・・と導入を見送りたい気持ちになる経営者は多いと思います。

確かに、手数料がかかるのであればそれだけ売り上げ金額は少なくなってしまいます。しかし、中国スマホ決済の存在は店舗にとって非常に大きな戦力となることは明らかです。

Alipay決済によるお店のメリット

改めて、Alipay決済によるお店のメリットを確認しておきましょう。

  • 12憶人に及ぶAlipayユーザーの集客に使える
  • 言葉がわからなくても簡単に決済ができる
  • 会員用サイトにてお店の宣伝ができる
  • スマホ決済にて予定外の消費を促すことができる

などが大まかなメリットだといえます。とくに、Alipayの加盟店になってAlipayの検索サイトにてお店の宣伝ができることは最大のメリットになります。

Alipay決済によって得られる集客力・販促力を思えば、決済手数料がかかったとして得られるものの方が大きいといえるでしょう。

初期費用・導入費用

初期費用や導入費用がかかるかどうかは、申し込む代理店・業者、そして契約内容によって異なります。最近では無料で導入できる代理店も増えてきているようですが、事前に確認することが大切です。

器機や設備は必要なのか

基本的にAlipayはQRコードを使ったスマホ決済になりますから、スマホやタブレットなどのモバイル端末さえあれば特別に器機や設備を用意する必要はありません。

極端な話でお客さんがスマホさえ持っていれば店舗はQRコードをステッカーなどで提示するだけで決済が完了します。

以下のような方法で店内にQRコードを提示することができます。

※カードやステッカーで提示

※レジ周りの机に貼る

※ミニスタンドで提示

※スマホの画面で提示

それぞれの店舗のスタイルに合わせて、使いやすい方法でQRコードを提示することができます。

モバイル端末は必要

Alipayで決済をする時に、店舗は必ずしもモバイル端末を用意する必要はないのですが、Alipay決済の加盟店登録、アカウントの管理、決済情報の管理などにモバイル端末が必要となります。

従って、初期費用がかからない場合でも端末の購入に費用がかかってしまう場合があります。

月額使用料や会員費など

Alipay決済を店舗で利用していくにあたって、月額使用料や会員費などの費用はかかるのでしょうか。

原則としてAlipay加盟店になったからといって、使用料や会員費などの費用がかかることはありませんが、これも申し込む代理店や業者、利用するサービスの内容によって異なります。

例えば、その他の決済サービスとセットで申し込む場合や、翻訳・通訳サービスやPOSレジ、その他ソフトウェアなどその他のサービスも利用する場合など、月額使用料がかかる場合もあります。

※以下のアリペイ代理店では、初期費用や月額使用料など一切かけずに導入して頂けます。アリペイの広告機能の支援サポートも無料で行っていますので、ぜひ問い合わせてみて下さい。

レシートの発行はできる?

通常、店舗では会計する度にレシートを発行するお店がほとんどです。

もし、アリペイ決済で会計した場合にレシートの発行はできるのでしょうか。

アリペイ決済はモバイル端末を使用するため、レシートを発行したい場合にはプリンターを接続する方法があります。

プリンターを接続する

店内のモバイル端末とプリンターをWi-Fi接続することで、アリペイ決済システムからプリンターを発行することが可能になります。

利用している端末に応じて、Wi-Fi接続で利用できるプリンターが購入できます。

レシートの需要は非常に低い

スマホ決済の利点は、決済履歴が支払い者も店舗もデータに残しておける点にありますのでレシートの需要は非常に低いのが現状でしょう。

どこのお店でいくら支払ったのかを、いつでも調べることが可能です。ですから、実際にはスマホ決済を利用する人でレシートを希望する人は稀だといえます。

スマホ決済のデーターでは詳細がわからない

ただ、Alipayも含めてスマホ決済の履歴データからは、支払い金額がわかっても、どんな商品を購入したのか詳細を調べることができません。

詳細を記録したい店舗は、スマホ決済と同時にレジで記録を残しておく、ノートに売れた商品の詳細を記載しておくなどの工夫が必要です。

POSレジですべて統一できる場合もある

QRコードに対応したPOSレジや、会計ソフトウェアを使うことで、すべてのデータやレシート機能を統一して管理できる場合もあります。POSレジや会計ソフトを取り扱う業者に相談してみましょう。

領収証は手書きで渡せる

では、Alipay決済で領収証の発行を求められたらどうすればいいのでしょうか。

もし、プリンターに領収証の機能があればプリンターから発行できます。あるいは手書きで領収書を渡しても全く問題ありません。

※他にも気になることがあれば、アリペイ代理店のサイトからメールで質問して頂けます。お気軽にご利用下さい。

Alipay決済のセキュリティは安全?

治安がよい日本では、路上での盗難も少なく、ニセ札を見かけることもほとんどありません。現金だから安全だという認識が他国よりも高い傾向にあります。

おそらく、Alipay決済を利用した際のセキュリティが気になる方も多いでしょう。

しかし一方では、現金を持ち歩くのは危険だから、ニセ札の心配がないから、との理由で以前からキャッシュレス決済が好まれている国も多いのです。

とくにスマホ決済の場合は、カード情報の悪用や偽造カードの心配をする必要がありませんので、数ある決済方法の中でも安全性は高いといえるのです。

Alipayのセキュリティ機能

では、ここでスマホ決済の安全性やAlipay決済のセキュリティ機能などを、現金やクレジットカードと比較しながら解説していきます。

暗号化されたコードを利用

AlipayなどのQRコード決済では、店舗と消費者は暗号化されたQRコードやバーコードを使って情報をやり取りします。

コードを見ただけでは、どんな店舗なのか、支払い者は誰なのか、双方に関する情報は一切わかりません。

決済をする時点でもお互いに、相手の個人情報や金融機関情報などを知ることができないので安心して利用できるのです。

カード情報や暗証番号を悪用された疑いで、お店がトラブルに巻き込まれることもないですよね。

一定時間でデータは無効になる

決済時に利用するコードは、一定時間を過ぎると無効になってしまうので、コードを盗んで悪用しようとしても利用することができません。

数分後には、そのコードは無効となりますので、番号が変わらないクレジットカードに比べると不正利用のリスクを最小限に抑えることができます

決済された金額はAlipayから店舗に支払われる

一度決済された金額は、お客さんから店舗に支払われるわけではなく、Alipayから店舗に支払われる仕組みになっています。

お客さんの銀行口座やクレジットカードに問題があれば、決済自体が完了できませんし、仮に決済が完了した後で何かトラブルが発生したとしても、一旦完了された決済はAlipayから店舗に支払われることが、法的に約束されています。

お客さんがAlipay決済でお金を支払う

支払ったお金はAlipayが一旦受け取る
または、後日お客さんのクレジットカード会社に請求

Alipay決済のデータには店舗の決済金額が記録

入金日に、
Alipayから店舗へ決済金額のトータルが振り込まれる

何かお客さん側の問題で、取りこぼすといったこともありませんので安心なのです。

また、店舗内にて現金のやり取りをする機会が少なくなることで防犯性を高め、つり銭の計算ミスを防ぐこともできます。

アカウントを緊急ストップ

Alipayアカウントに、万が一不正な動きが見られた場合は緊急でアカウントを停止することが可能です。

日本の店舗の場合は、申し込みをした代理店にすぐに連絡を入れます。代理店の方で状況に応じて即時に対応する仕組みになっています。

Alipayアカウントをインストールしているモバイル端末を紛失した時も、即時に一旦サービスを停止するなどの対応が可能です。

ロックや認証でリスクを軽減

Alipayアプリにログインするためには、PINコードやロック解除などの機能があるため、他人は容易にログインすることができません。

Alipayでは指紋認証などの生体認証も適用しています。端末の種類によっては生体認証によってより高度なセキュリティ機能を備えることも可能です。

※アリペイ代理店のサイトから、アリペイのセキュリティや様々な情報を得ることができます。ぜひ参考にしてみて下さい。

Alipayの個人情報規約

セキュリティ機能に合わせて、気になるのがAlipay決済に登録した個人情報の取り扱いについてです。勝手に何かに利用されたりする心配はないのでしょうか?

Alipayは世界中で利用されている決済サービスで、海外の利用者を対象に「Global Privacy Policy」とう個人情報規約を公式サイトにて公開しています。

Alipayの個人情報規約の主な内容を、ポイントを絞って最後に簡潔ご紹介しておきましょう。

Global Privacy Policyの概要

Alipayでは取得した様々な個人情報は、本人認証、加盟店認証、決済サービスの利用、各種手続きなどにおいて適切に必要な場面において利用されることが約束されています。

登録した加盟店は、Alibaba Group の傘下においてGlobal Privacy Policyにて、しっかりと権利が守られていることを表明しています。

法的に正当な理由があって中国政府からの要請がないかぎり、個人情報を開示することはないことを断言しています。

参照:Alipay Global privacy policy

※Alipayのセキュリティ機能や個人情報取り扱いのポリシーは信頼性が高いといえるのですが、いかなるセキュリティ―おいても、ネット犯罪のリスクを100%避けることは不可能です。

各自でもパスワードの保管やロック機能の活用など、普段から注意しておくことが大切です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

店舗にて、よくわからないサービスを導入するのは不安ですよね。霧につつまれたAlipay決済のイメージが、より身近に明確になってきたのではないでしょうか。

インバウンド対策としてアリペイは必須のスマホ決済として、大手だけでなく中小・個人の店舗での導入も増えてきています。この機会にぜひ前向きにアリペイ導入を検討していきたいものです。

今回ご紹介したような内容だけでなく、まだまだ、他にも不明な点はあるかもしれませんが、信頼できる代理店や業者を選ぶことで導入後もしっかりとしたサポートがあるので安心です。

以下のアリペイ代理店では、導入後もしっかりと丁寧なサポートを受けることができます。気になることを1つ聞いてみることで、次にわからない事が見えてくるものです。まずは、何か質問してみることから、Alipay導入の第一歩を始めていきましょう!

※アリペイ代理店はこちら

 

 

 

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