こんな気持ちを持っていませんか?
FXでは借金をする可能性があります。実際に、億万長者が生まれるよりも、破産者の方が数多く生まれています。それは、FX独自の仕組みに理由があるのです。いっぽうで、この仕組みを正しく理解して、注意点を意識しながらトレードを行えば、借金をするリスクはほとんどなくなります。
そこで今回の記事では、FXでなぜ借金をしてしまうのか確認しならがら、借金をしないためにはどうすれば良いのかを解説していきます。ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
FXで借金する理由
FXで借金をする理由は、レバレッジの仕組みと資金管理にあります。まずは、この2つについて詳しい内容を確認していきましょう。
借金をする理由その① レバレッジの仕組み
レバレッジの仕組みは、FXの最大の特徴の1つです。レバレッジとは、自己資金に対して数倍や数十倍といった倍率を適用し、さらに大きな金額を運用できる仕組みのことです。わかりやすいように、具体的な例で考えてみましょう。
いっぽうで、100万円の資金を使ったトレードで、価格が損失が出る方向に変動した場合はどうでしょうか。仮に10%を超えて損失が発生してしまうと、自己資金の10万円がすべて損失として消えてしまうことになります。つまり、これによって借金をしてしまうことになるのです。
借金をする理由その② 資金管理
借金をしてしまう2つ目の理由として挙げられるのが、資金管理の問題です。具体的には、証拠金が少ないにも関わらず、大きな金額をトレードで使ってしまう点が挙げられます。
そもそも、FXでは資金管理が非常に重要になり、基本中の基本となります。具体的には、証拠金に対して10%ほどが1度の取引で運用できる資金の目安となるのです。これができていなければ、急激な価格変動が起こった時に借金をする可能性が出てきてしまいます。逆をいうと、資金管理がしっかりしていれば、FXでは借金をするリスクがほとんどなくなるのです。
FXで破産者を多く生み出した2つの事件
FXではこれまでにも、破産者が数多く生まれた事件がいくつかあります。これらの内容や原因を理解しておくことは、今後の自分自身のトレードにおいても非常に重要なポイントの1つとなります。
ここからは、どのような事件で破産者が生まれたのか、過去の事例を確認していきましょう。
事件その① リーマンショック
リーマンショックは、アメリカの住宅市場のバブルがはじけ、投資銀行であるリーマンブラザーズが破綻したことがきっかけで発生した事件です。2008年当時、アメリカではサブプライムローンという低所得者向けの住宅ローンが流行していました。さらに、その住宅ローンをまとめて1つの商品としたモーゲージ債やCDSが爆発的に売れていました。
いっぽうで、低所得者向けの住宅ローンは徐々に支払いが滞っていき、結果的にバブルがはじけてしまうことになります。当時多くのモーゲージ債やCDSを保有していたリーマンブラザーズは、これによって破綻することになってしまったのです。
ドルの最安値を更新してしまう
リーマンショックが起こったことで、アメリカ経済は過去まれにみる大不況へと突入してしまいます。これによって、ドル円価格も過去最安値を更新する事態にまでなってしまいました。
多くの人が価格はいつか戻るだろうと考えていた
ここでポイントになるのが、多くの人が価格はそのうち元の水準まで戻るだろうと甘く考えていたことです。アメリカのドルは、世界でも基軸通貨として扱われており、価値が安定しているだけでなく、世界経済を支える重要な存在です。そのため、多くの人がこれ以上下がるはずがないと考え、下がったタイミングでロングポジションでエントリーをしていたのです。
結果的に、ドル円価格はどんどん下落していってしまいました。価格が戻ると考えていた人の多くは、ナンピンで買い増しをしていたため、結果的にさらに損失を拡大させてしまい、破産者が数多く誕生してしまったのです。
事件その② スイスショック
破産者を数多く生み出した2つ目の事件が、スイスショックです。スイスショックは、スイスの中央銀行が無制限の為替介入を突如として取りやめることを発表した直後に発生しました。
当時のスイスフランは、一定の価格水準まで達した場合に、中央銀行がインフレ抑制のために為替介入を行っていました。しかし、突如としてその為替介入を撤廃したことで、価格が急激に変動してしまったのです。
楽観的な投資家たちが被害を受けてしまう
スイスショックでは、その価格水準で反発するだろうと安心してエントリーをしていた人たちが数多くいました。しかし、突如として発生した為替介入撤廃によって、法定通貨としてはありえない1日で20%を超える価格変動が発生してしまいます。
しかし、実際にこれが起こってしまったことで、多くの人たちが急激な価格変動に巻き込まれてしまいました。これによって、破産者が数多く誕生しており、FX業者の中にも倒産してしまうところまで出てきてしまったのです。
FXで借金しないためのコツ
ここまで、FXで借金をしてしまう理由や、過去に多くの破産者を生み出してきたFXの失敗事例を確認してきました。
ここからは、これまでの内容を踏まえたうえで、どのようにすればFXで借金をせずに済むのか検証していきたいと思います。
①常にさまざまなリスクを考えておく
常にさまざまなリスクを考えておくことは、FXの世界では重要なポイントの1つです。過去の事件でも、スイスショックでは、多くの投資家が中央銀行の為替介入撤廃を予想していなかったことが、破産者を生み出す原因となっています。
これを踏まえると、常に考えられるリスクにはケアしておくべきでしょう。特に、為替介入の撤廃ということが発生した場合には、とてつもない価格の変動が予想できます。もしエントリーをするにしても、それが発生した場合にでも対応することができる状態にしておくべきだといえます。
②バブルに惑わされない
バブルに惑わされずに投資を行うことは、リーマンショックから学べるもっとも重要なポイントといえます。リーマンショックでは、多くの投資家が住宅市場のバブルを見抜けずに結果的にその崩壊によって大きな損失を受けてしまいました。
バブルの状態というのは、渦中にいると見えづらくなります。これを防ぐためにも、相場が加熱している時こそ客観的な視点を持ち、バブルに惑わされないようトレードを行っていきましょう。
③ハイレバレッジのトレードを避ける
ハイレバレッジのトレードを避けることも、借金をしないためには重要なポイントとなります。具体的には、国内では最大で25倍のレバレッジでのトレードは法律で認められていますが、これは非常に危険でリスクが高いトレードです。
こうした点を踏まえても、ハイレバレッジのトレードを避けるようにしたいところです。具体的には、5倍ほどのレバレッジから取引をスタートすると良いでしょう。慣れてきた頃から、ハイレバレッジのトレードに切り替えていくようにしましょう。
④とにかく資金管理を徹底的に行う
FXで借金をしないためにも、とにかく資金管理を徹底して行うようにしましょう。資金管理をおろそかにしてしまうと、借金をする可能性は非常に高くなってしまいます。逆に、資金管理をしっかりと行うことができれば、借金をする可能性はほとんどなくなるのです。
具体的に目安をいうと、1度の取引で利用する資金量は、証拠金に対して10%を目安にコントロールしていきましょう。これによって、どのような価格変動が起きたとしても、大きな損失を受けずに済みます。
⑤根拠を持ったトレードをしよう
FXの初心者の方に特に多いのが、感覚でなんとなくトレードをしてしまうというものです。これは、初心者とプロの投資家の決定的な違いの1つでもあります。具体的には、すべてのエントリーと決済にプロの投資家は根拠を持っていることに対して、初心者はトレードにおける根拠がないのです。
こうした点を踏まえても、FXではすべてのエントリーと決済に根拠を持つことが重要となります。これによって、借金をするリスクも大幅に低減するだけでなく、それ以上に効率的に利益を狙っていくことが可能となるのです。
⑥浅めの損切りを必ず入れよう
損切りをはやめの段階で入れることも、FXでは借金をしないために重要になります。どのような投資の本を読んでも、損切りの重要性が書かれていることからもわかるように、FXで勝つためには損切りが非常に重要となるのです。
こうした点を踏まえても、FXでは確実に損切りを入れるべきだといえます。これによって、借金をするリスクを低減することができ、加えて、FX自体の勝率アップにも結びつけることが可能となるのです。
⑦部分利確で利益を伸ばそう
部分利確をすることで利益を伸ばすことも、FXの世界では借金をしないために重要なポイントになります。具体的には、レジスタンスやサポートラインに到達したところで、段階的に利益を確定させていくことです。
利益が出てくると、欲張ってもっと稼ぎたいと感じてしまうこともあるでしょうが、結果的にこの思考はトレードのリスクを高めてしまうことにつながりかねません。こうした点を踏まえると、できる限り部分利確を行いリスクヘッジをしていくことも、借金をしないコツの1つといえるのです。
FX初心者におすすめの業者TOP3
ここまで、FXで借金をする原因やその対策を中心に確認してきました。過去の事例も踏まえて解説したことで、よりリアリティが増したかと思います。
ここからは、初心者でも使いやすく、借金をするリスクが低いおすすめ業者TOP3を紹介していきます。まだ登録が済んでいない人は、この機会にぜひ登録してみてくださいね。
第1位 SBI FXトレード
SBI FXトレードは、大手企業であるSBIホールディングスが運営するFXサービスです。国内でも大規模に事業を展開しているため、その経営は安定しており、信頼性はバツグンに高いといえるでしょう。
それだけでなく、SBI FXトレードは超小額から取引をすることができるという特徴も持っています。最小4円から取引をすることが可能なため、資金が少ない初心者の方にも非常におすすめです。
第2位 DMM FX
DMM FXは大手企業であるDMM.comが運営するFXサービスです。国内のFX口座開設数第1位という実績を持っており、多くの人が支持する使いやすさと万全のサポート体制が整えられています。初心者の方でも、安心して取引できることは間違いないでしょう。
それだけでなく、最大の魅力はデモトレードを提供している点にあります。デモトレードとは、無料でFXの練習ができるツールのことです。DMM FXでは最長で3ヶ月間、本番環境とまったく同じ環境でデモトレードを使い練習することができるのです。まずはしっかりと準備をしたいという方にも、非常におすすめなのがDMM FXです。
第3位 ヒロセ通商
ヒロセ通商は99.9%という高い約定率が魅力のFX業者です。約定率が高いことで、スキャルピングなどの短期トレードで大事な買い時や売り時を逃しません。
また、土日にも利用できるデモトレードも便利です。DMM FXと同様に、しっかりと準備をしてトレードを行うことができます。SBI FXトレードとDMM FXと合わせて、必ず登録しておきたい業者の1つといえるでしょう。
まとめ
以上、FXで借金をする理由について解説してきました。今回紹介したように、FXでは借金をする理由があり、その仕組みやメカニズムを正しく理解することは、自分自身の大事な資産を守るためにも重要なポイントとなります。それだけでなく、過去の大きな事件から、今後同じようなことが起こった場合に、どのように対処をすれば良いのか理解することも大事なポイントとなるのです。
FXで借金をしないためには、資金管理やリスクコントロールをしっかりとする必要があります。これらの注意点をしっかりと守ることができれば、FXで確実に勝率を上げていくことが可能となるでしょう。また、感覚でなんとなくトレードをするのではなく、すべてのエントリーと決済に根拠を持つことができれば、借金のリスクがなくなるだけでなく、勝率もさらに飛躍的に向上します。
この記事を参考に、ぜひみなさんもFXで利益を狙ってみてくださいね。