投資に使える星占いまとめ!これさえ覚えればあなたも立派な投資家の仲間入り!

相場と星占い。リアルと非リアルの組み合わせのようで、一見すると相性が悪そうに見えますが、実はとても相性が良いのです。投資を嗜む方にはぜひ、相場に使える星占いを知って活用してほしいと思い、今回記事にしてみました。ぜひ最後まで読んで、ご自身のトレードに活かしてみてください。

投資に使える星占いまとめ!これさえ覚えればあなたも立派な投資家の仲間入り!

星占いとは

星占いとは、その名の通り「星」を使った占いです。これには次のような種類があります。

  • 占星術(西洋占星術・東洋占星術)
  • 九星気学・九星方位学
  • 四柱推命
  • 数秘術
  • 陰陽五行    etc…

これらのほかにも「星占い」と呼ばれるものは数多くありますし、また上記にアレンジを加えた派生占いもたくさん生み出されています。数えればキリがないほどです。

こういった星占いの多くは、日時や名前などのデータを使います。これは、星占いが「統計」に基づくものだからです。「〇〇年〇〇月〇〇日生まれの人は控えめな性格になりやすい」「名前の画数が〇画だとその人は積極的なことが多い」といった具合に、日時や名前に関することをデータ化し、性格や行動のパターンなどについて統計をとって整理したものが星占いである、と理解いただければよいでしょう。

星占いと相場の関係

前項でも説明したとおり、星占いは「統計」です。日時や名前などのデータを元に性格や行動のパターンを見ていきます。これが人間に対してだけでなく、相場感にもあてはまることが多いため、相場の見通しを考える上で星占いを使う投資家は多く存在します。

といっても、ファンダメンタル分析のように材料が出てすぐに反応するとは限りませんし、テクニカル分析のように値幅をある程度正確に予測するのも困難です。人間の性格や癖と同じように、相場の動きの特徴や癖を把握するためのツールとして星占いを使っていきます。

なぜ、対人間だけでなく相場感をみる上でも星占いが使えるのか。これには主に2つの理由があります。

まず1つは、相場そのものが一定のパターンの繰り返しにより成り立っているということが挙げられます。上げっぱなしの相場や下げっぱなしの相場というのは存在しません。上げたり下げたりの繰り返しで、相場は成り立っています。この上げや下げをそれぞれひとつのパターンととらえると、相場は一定のパターンの繰り返しと捉えることができ、過去データの統計である星占いが使えるようになります。

また2つめの理由として、相場の向こう側にはポジションを動かす人間の存在があるということが挙げられます。例えば日時によって、ミスや誤解などコミュニケーションに問題が起こりやすい星配置もあれば、少しくらいのトラブルを意に介さないくらい勢いのある星配置もあります。相場にかかわる人間がこういった星配置の影響やエネルギーを受けるため、相場そのものも星占いの内容と連動した動きをみせることが多い、と考えられます。

相場に使える星占いの種類

ここからは、相場の見通しを考える上でよく使われる星占いについて解説していきます。詳細まで解説しきれない箇所については、さらに理解を深めるのにオススメの書籍も合わせて記載していますので、参考にしてみてください。

金融占星術(ファイナンシャル・アストロロジー)

占星術の中でも西洋で生まれた西洋占星術は、昔から投資家の間でも好んで使われていたようです。これを日本にしっかりもちこんだのが、以前は銀行のトレーディング部で敏腕トレーダーとしても活躍されていた山中康司さん。金融占星術をまとめた著書として、以下があります。

この金融占星術は、主に株式相場で大活躍します。企業の設立日や上場日を人間で言うところの誕生日としてホロスコープをたて、運勢のサイクルを見ていきます。お金や財産と関連の深い星がホロスコープ上どこにあるかを見ながら、持っている株の利確タイミングを決めていきます。設立日でみるか上場日でみるかは占う人に任されていますが、上場日が同じ企業でも設立日が違えば運勢も全然違う、ということは良くあるようで、どちらかというと設立日で見るほうがメジャーです。

具体的な手法については、山中氏の書籍やセミナーでご確認いただければと思いますが、アスペクトと呼ばれる星と星の位置関係を中心にみていきます。中でも、木星や土星といった公転周期が比較的長めの星が相場に与える影響を特に重視します。設立日や上場日の星の配置と、現在の星の配置を重ねてみて、設立日の星と現在の星の位置が地球を中心として一定の角度をとるタイミングが、要注意タイミングです。この一定の角度をとる事象がアスペクトであり、木星や土星がからむアスペクトが特に相場に影響を与える率が高いようです。

といっても相場に絶対のルールは存在せず、あくまで「可能性が比較的高い」というレベルにとどまります。ですが投資をする上で対策を打っておけば、得をすることはあっても損をすることはなくなります。銘柄によって、影響が大きく出やすいアスペクトも変わってきますので、長くウォッチしてきた銘柄にホロスコープをあてはめてみて、どのアスペクトをチェックしていくとよいかを明確にするようにすれば活用の幅も広がることでしょう。

メリマンサイクル論

日本の個人投資家の間で一番有名な星占いといえば、このメリマンサイクル論ではないでしょうか。メリマン氏が提唱するメリマンサイクル論は、ひとつ前で紹介した山中氏の金融占星術と同じように西洋占星術を使いますが、相場の見通しをみていく上での西洋占星術の位置づけが、山中氏とは異なっています。

メリマン氏ははじめ、西洋占星術をそのまま相場の世界に持ち込もうとしましたが、なかなかうまくいかなかったとのこと。さらに研究を進めていくうちに、「サイクル論」をベースとして使い、そこに西洋占星術をフォローの形で要素として加えていくことで、より正確な相場予測が可能になったそうです。ここで言う「サイクル論」とは、ひとことで言うと「天井から次の天井、あるいは底から次の底までを1周期としたとき、その周期はどのくらいの長さか」ということを過去データから統計化したものです。短いものでは数か月、長いものでは数年単位で天井と底が繰り返されるものなので、その周期がどのくらいなのかを過去の相場から算出します。

メリマンサイクル論については、下記書籍を参考にするとよいでしょう。

「サイクル論」によって、天井や底をつけるタイミングが大まかには把握できるようになりましたが、メリマン氏はそのタイミングの精度をさらに上げるべく、ここに西洋占星術を持ち込みました。具体的には、ひとつ前の項で紹介している山中氏の金融占星術と同じく、アスペクトと呼ばれる星と星の位置関係を見ます。

地球を中心としてホロスコープをとったとき、星と星が地球からみて一定の角度にあるときに普段より強いエネルギーを持つことがあります。どの星とどの星のペアが一定の角度を作るか、またその角度が何度なのかによってもエネルギーの大きさや影響する内容は変わります。アスペクトが生まれるタイミングで相場が天井や底をつけることが多いため、サイクル論で確認したザックリの天底タイミングをより正確にするために西洋占星術という星占いが使われています。

また、星の世界では「逆行」という現象があります。これは星によって公転周期が異なり、動くスピードが異なるために、まるで星が普段とは逆の方向に動いているように見えることを指します。ホロスコープは基本的に地球を中心としてみますが、地球自体が太陽のまわりを公転しており、一定のスピードで動き続けています。そのため、地球から見たほかの星がまるで逆行しているように見えるタイミングが定期的に発生します。

逆行の中でも、相場を考える上で一番影響があるとされているのが水星逆行です。水星はコミュニケーションを象徴する星といわれており、これが逆行により妨げられると誤解や誤報が生まれやすくなったり、意思疎通をはかるのが困難になったりします。相場においては、ニュースの誤報が飛び交ったり、ノイズのような動きをしたり、また同じ動きでも振れ幅が大きくなったりといった現象が表れやすくなります。

気学 × 相場

続いては、九星気学を相場に応用する手法になります。金融占星術やメリマンサイクル論と比べて覚えるポイントが少ないため、理解して使えるようになるまで早い人が多いです。その分、解釈には慣れが必要となります。

九星気学とは広い意味で捉えると、九星と十干十二支で運勢をみていく占い方です。中でも九星を中心にみていくことが相場の世界では多いようです。九星には9つのパターンがあり、それぞれに陰陽五行に出てくる五行、すなわち木・火・土・金・水の5つの要素のどれかが割り当てられています。この五行の考え方、そして9つのパターンそれぞれの性格の特徴をとらえれば、それがそのまま相場の特徴として使えるようになり見通しをたてる上で参考とすることができます。

九星には本命星・月命星・日命星といって、9つのパターンがそれぞれ1年ごと、1か月ごと、1日ごとに順番にめぐるとされています。相場も同じで、ある一定の波を繰り返すと考えられており、9つのパターンを当てはめていけば相場の上げ下げに自然と合致していく場合が多いです。どういった場合に上がりやすいか、どういった場合なら下がりやすいかは9つのパターンの性格や特徴によります。例えば社交的でフットワークの軽いパターンが本命星ならばその年はボラティリティが比較的大きくなることが予想できますし、堅実で現実的な性格のパターンを月命星に持つならばその月の相場も堅調な動きが期待できます。

このパターンならこの動き、と機械的にあてはめるのは難しく、その時の相場の様子や外部要因などを考慮しながら見通しを考えていく必要があり、ある程度のトレーニングが必要ではありますが、うまく使いこなせるようになれば「今年はボラティリティに注意しよう」「今月は逆張りは極力控えよう」といった対策につなげることができるようになります。

九星を相場に使う場合には、下記書籍の解説を手掛かりとすると理解が早まるのでオススメです。

その他

西洋占星術や九星気学以外にも、相場に応用できる星占いは存在します。比率としては占星術や気学に劣りますが、実際にそれらを使って相場の見通しをたてている投資家もいます。

どの星占いも、基本的には一定の周期で同じパターンが巡ってくるようになっています。相場には上下の波があり、一定の周期で上下を繰り返すものですから、相場の周期と星占いの周期がうまく合致するようにコントロールできれば、どの星占いも相場に応用することが可能となります。今までにない手法をご自身のオリジナルとして生み出すことも難しくないでしょう。

相場に使える星占いの選び方・使い方

相場につかえる星占いのうち代表的なものをいくつかご紹介しました。ここからは、これらのうちどれを選ぶか、そしてどう使うかについて解説していきます。

どの星占いを選べばよいか

星占いは「占い」ですから、同じ日、同じものに対して占ったとしても占いによって結果が異なる、ということはあり得ます。むしろそれが普通でしょう。ですから、どの星占いを使うか、あるいはどれとどれを組み合わせるか、選ぶ必要があります。

その選び方については、結論から言えば「それを使う人や使う相場との相性」で決めるとよいでしょう。人によって相場に臨む際の性格も違いますし、トレードする商品や時間軸も異なります。そのため、人によって相場見通しに使う星占いの相性も変わってきます。自分の手法の中に星占いを取り入れてみて、うまく適合するようならそのまま使い続ければよいし、ちょっと息が合わないな、使いづらいなと感じたなら別の星占いに切り替えてみる、という形で進めてみてください。

星占いの具体的な使い方

どの星占いも、まずは基本的な理解から始めます。それぞれ初心者が使うための書籍を前項にて紹介していますので、こちらを参考に理解を深めていくとよいでしょう。また私を含め、相場に星占いを活用した内容をブログやSNSなどで発信している投資家も多く存在します。そういった発信を参考にするのもひとつの方法です。

その星占いについてある程度の理解が深まったら、先の見通しをたてたり投資判断を下したりする際に、ご自身のそれまでの手法にプラスして使ってみてください。具体的には、長期目線で相場の大きな流れをつかむ、あるいは短期目線で星占いの内容をもとに「ここに気を付けよう」というポイントを洗い出して対策する、といった使い方が良いでしょう。

長期目線では、相場の上下の波を星占いのサイクルと合致させて読み解くことが可能です。短くても1か月単位、長いと数年、数十年単位で相場の見通しを予測することができます。星占いは過去データの統計ですから、星占いを相場に活用することは過去の相場データを現在にあてはめることになります。ただし、商品や時間軸によって波とサイクルが合致しないケースもありますから、未来を予測する前にまずは過去相場と星占いをすり合わせてみて使えそうかどうかのジャッジをしましょう。

短期目線で使う場合には、相場の見通しというよりは要注意ポイントに気づくための使い方が良いでしょう。ボラティリティが大きくなりそうならば高値掴みをしないように気を付けたり、損切りポイントを普段より早めに置いたりといった対策ができます。また上昇トレンドが発生しやすいならば、下落がみられた時には短期ポジションのみとし、長期のポジション保有はなるべく控えるようにしよう、といったこともできます。

星占いはあくまで過去データの統計であり、必ずその通りになるというものではありません。ですから、星占いの内容を鵜呑みにして資金のすべてを傾けるようなことは大変危険です。星占い以外にも根拠があれば、その内容に従って攻めの一手を打つというのも悪くはありませんが、気持ちとしては「勝つ」ためにに使うよりも、「負けない」ために使うことをオススメします。

星占いをマスターして相場の波に乗ろう

星占いは過去データの統計、つまり先人の知恵ともいえるものです。相場に絶対はなく、必ず当たる星占いというのも存在しませんが、先人の知恵を活用することで長期目線では無駄な損切りを防げますし、短期目線では必要な損切りの決断を早めることもできます。星占いを活用することで、余計な「負け」を減らすことができると言えるでしょう。

使いこなせるようになるまで時間はかかりますが、使えれば強い武器になります。相場の上下の波をうまく掴み乗りこなすために、ぜひ星占いについて学び活用してみてはいかがでしょうか。

コメントを残す