クレジットカードの審査状況を知るには? 審査にかかる時間と確認方法も解説

クレジットカードを申し込むにあたり、避けられないのが審査です。そして、審査状況がどうなっているのかがわからず、審査結果が出るまで不安な気持ちで過ごしているという方も少なくないでしょう。

まず、それらの不安を解消するには、申し込みをする前にクレジットカードの審査状況についてしっかりと理解しておくことです。具体的な仕組みや流れなど、いずれもシンプルなので難しいこともありません。

そこで今回は、クレジットカードの審査状況について詳しく解説していきます。また、そのほかにも審査状況がどうなっているのかの確認をはじめ、審査の概要や審査にかかる時間を短くするためのコツなどもまとめてみました。

最後まで記事をチェックすることで審査状況についての知識が高まり、不安も少なくなるはずです。

クレジットカードの審査状況を確認する方法

クレジットカードの申し込みをしたら、その後は審査結果が出るのをじっと待つだけ…などと思っている方も多いのではないでしょうか。

意外と知られていないのですが、実はクレジットカード会社の多くで審査状況のチェックが可能なのです。

こちらでは、最初にクレジットカードの審査状況をどのように確認するのかの具体的な方法をチェックしていきましょう。

各クレジットカード会社に問い合わせて確認

クレジットカードの審査状況の確認は、以下のように2つの方法があります。

・電話
・インターネット

どちらでも自身の都合の良い方法を選べば問題ありませんが、利用しやすさから言えば場所や時間が限定されないインターネットからの問い合わせがおすすめになるでしょう。

また、クレジットカードの審査状況は個人情報になります。誰でも問い合わせができる情報ではありませんし、本人確認も必要です。

問い合わせをするカード会社によって必要な情報は異なりますが、主に確認される状況は次のようになります。

・申込番号や受付番号
・申込者の氏名
・申込者の生年月日
・申込者の電話番号

そのほかにもインターネット手続きでクレジットカードを申し込んだ場合、受付完了を報告するメールに審査の進捗状況を確認できるURLが添付されるケースもあります。

クレジットカードの審査にかかる時間

クレジットカードを申し込むのが初めてだったり、慣れてなかったりする方は、クレジットカードの審査が不安に感じることもあるのではないでしょうか。

まず、クレジットカードの審査状況を電話やインターネットから確認した場合、「カード発行手続き中」「入会手続き中」などの抽象的な表現しかわからない場合があります。

あまりにも曖昧過ぎる表現なので、本当に申し込み後の手続きが順調に進んでいるのかを判断できないこともあるでしょう。

しかし、そこで諦めてはいけません。クレジットカードの審査に関する知識をあらかじめ深めることで、審査の進捗状況におおよその検討をつけることができます。

こちらでは、クレジットカードの審査にかかる期間について解説するのでチェックしておいてください。

審査にかかる時間はクレジットカードによって異なる

「審査にかかる時間はこのくらいです」と公表するカード会社はありませんが、クレジットカードの申し込みから実際に手元に届くまでの期間がわかれば、審査にかかる時間も見えてくるものです。

しかし、カード会社によって、または発行するクレジットカードによって申し込みから発行までにかかる時間は異なります。

たとえば、エポスカードやセゾンカードであれば、対面カウンターで最短即日発行に対応していますし、ACマスターカードのようなインターネットからの手続きで1~3日程度で発行されるケースもあります。そのほかにも郵送のやりとりが必要なクレジットカードですと3週間程度かかることもあるでしょう。

要するにクレジットカードの審査そのものは、わずか数分で終わることもありますし、1週間から10日以上の時間が費やされることもあるわけです。

同じクレジットカードではあるものの、選ぶカード会社によって審査の時間が異なることはあらかじめ覚えておくようにしてください。

審査難易度も審査期間を左右する

クレジットカードの審査傾向ですが、申し込むクレジットカードのステータスやランクが高ければ高いほどに審査期間は長くなると思っていて良いでしょう。

・一般
・ゴールド
・プラチナ

直接申し込みのできるクレジットカードですと、上記のようにランクは分けられています。基本的に、最短即日発行のできるクレジットカードは一般ランクなことが多く、プラチナランクになると1~2週間かかってしまうようです。

また、ステータスについても触れましたが、年会費が22,000円必要でステータスカードの一つとなる「ダイナースクラブカード」の場合、申し込み条件が27歳以上となっています。

これは高いカードのステータスを維持するための条件となり、最初から申込者を制限していることになります。そして、このようなケースですと、審査はより厳しくおこなわれると思うのが無難ですし、実際に審査期間も長くなる傾向です。

もしも、申し込むクレジットカードがプラチナカードやステータスが高い場合、時間がかかると認識して余裕を持った手続きをすることがスムーズかもしれません。

クレジットカードの審査の流れ

申し込みをするカード会社や発行するクレジットカードによって審査にかかる時間は異なりますが、審査の流れそのものには差がほとんどないとされています。

クレジットカードの審査の一般的な流れですが次のようになります。

・クレジットカードに申し込み
・カード会社が申込書の内容確認
・信用情報機関へ申込者の個人信用情報を照会
・電話によるカード会社から勤務先への在籍確認
・審査完了

申込書の内容に不備があったり勤務先への在籍確認がなかなかできなかったりすると、その分だけ時間はかかってしまうので注意が必要です。

また、審査に落ちた場合は勤務先への在籍確認はおこなわれず、審査に通過しなかった事実の連絡のみ入ります。

審査の中心は申込者の個人信用情報の照会

クレジットカードの審査の基本となるのが、申込書の内容確認、信用情報機関への照会、勤務先への在籍確認となります。

その中でも、信用情報機関への照会とはどんなことをおこなうのかがわからないという方もいるのではないでしょうか。

まず、信用情報機関とは、クレジットカードやカードローン、その他のローンの契約情報や返済情報、そのほかにも携帯電話の端末料金の遅延などの金融事故の情報が登録されています。

個人の借金の履歴=クレジットヒストリーとなり、情報を照会することでクレジットカードを新規契約しても問題なく利用のできる方なのかを判断するということです。

そのため、金融事故を起こしている方ですと「返済してもらえるのは難しいだろう」「信用のない方」などと疑われ、審査落ちする流れになるでしょう。

また、信用情報機関に照会することで、勤務先を把握できるケースもあります。その場合、勤務先の在籍確認がおこなわないカード会社もあるとのことです。

機械化と効率化でクレジットカード審査の短縮が実現

選ぶクレジットカードによって発行までの時間が異なりますが、最近は各カード会社の取り組みによって審査にかかる時間は短縮されています。

たとえば、申込書は人の目で1枚ずつチェックするのがかつての主流でした。しかし、最近は申し込み内容のデータの大半を機械が読み取り不備を自動で判別できるなどチェックがスピーディーになっています。

機械化や効率化によって審査時間の削減につながり、即日~数日でクレジットカードの発行が可能になっているということですね。

クレジットカードの審査結果はいつわかる?

クレジットカードの審査結果は通過時だけでなく、落ちた場合も必ず連絡が入ります。いつまで待っても連絡が入らないということはありません。

そこで、審査結果が「いつ」「どんなタイミング」で知ることが可能なのかを解説します。

審査結果は書面かメールで届く

クレジットカードの審査結果は郵送で届くのが一般的です。また、審査に通過した場合は発行済のクレジットカードの発送をもって、審査結果の通知となる場合もあります。

本人限定受取郵便あるいは簡易書留などで届くので、審査通過の事実はわかりやすくなっているでしょう。その一方で、審査落ちの場合は普通郵便による書面にて届きます。

また、インターネットからの申し込みの場合、審査落ちの結果がメールで送られてくる場合もあります。どの方法で審査結果がわかるのか不安な場合は申し込み時もしくは検討するタイミングで確認しておくのがスムーズでしょう。

クレジットカードの審査落ちの理由は個人差がある

せっかくクレジットカードに申し込みをしたけれど審査落ちしてしまった場合、カード会社はなぜ審査落ちしたのかの理由は一切教えてくれません。

問い合わせたところで「わからない」と言われて、それ以上の情報を手に入れることはできないでしょう。

しかし、クレジットカードの審査落ちした理由を推測することは可能で、以下のような理由が主なものです。

・過去5年以内に支払いの延滞をした
・勤務先の電話番号を間違えた・申込書に記載しなかったことで在籍確認ができなかった
・短期間で複数枚のクレジットカードに申し込みをした
・職業が不安定と判断された(契約社員、アルバイト・パート)
・勤続年数が短い
・他社にキャッシングなどの利用残高が多くある

このように、その人によってクレジットカードの審査に落ちる理由があります。

しかし、審査落ちしたら、クレジットカードを永遠に発行できないことはありません。なぜ審査落ちしたのかの理由を考えてクリアにする、そのほかにも独自の審査基準を設けるクレジットカードを選べば審査通過の可能性は見えてきます。

クレジットカードの審査期間を短くする方法

クレジットカードの審査は大体の流れが決まっているので、審査時間が極端に長くなることはないでしょう。

審査がスムーズに進むことで、本来であれば申し込み手続きから1週間もあればクレジットカードを手にすることは可能なはずなのです。

しかし、その一方ですでに解説したランクの高いプラチナカードでもないのに、クレジットカードが実際に手元に届くのに3週間もかかってしまう方がいる事実もあります。

こちらでは、審査時間をできるだけかけないようにしてクレジットカードを手に入れるために気をつけたいポイントをまとめました。

クレジットカードの審査に時間がかかる理由

クレジットカードの審査に時間がかかる理由は、審査をおこなう中で問題点や疑問点が見られたということです。

クレジットカードの利用料金は、指定の銀行口座から後日引き落としになる「ポストペイ方式」になります。これは、カード会社がクレジットカード契約者に代わってお金を立て替え払いしているものです。

そのため、カード会社とクレジットカード契約者との間には、信頼や信用がなければ成り立つことのない仕組みと言えます。

そのほかにも、クレジットカードの審査は少しのミスで信用力を下げてしまうこともあり、そうなると本当にこの方にクレジットカードを発行して良いかどうかの判断をするのに時間がかかります。

クレジットカードの審査を早くするためにおすすめの方法

クレジットカードの具体的な審査内容、審査結果が公表されることはないので、審査対策は困難なのが実際のところです。

しかし、あらかじめいくつかのポイントを心がけることによって、クレジットカードの審査を早く済ませることは可能になります。

そこで、クレジットカードの審査をより早く完了さえるために、どんなことが効果的なのかの方法をチェックしていきましょう。

オンラインや即日発行に対応するカウンターで申込む

審査がどうなっているのかを心配する時間を減らしたいのであれば、審査に時間はかからない方法を選んで申し込み手続きをおこなってください。

まず、そのほかにもインターネットからの手続きですと、書面のやりとりが発生しないので申し込み後すぐに審査開始となります。郵送でかかる時間を削減できますし、機械化によって審査時間を短くすることも可能です。

そして、スマートフォンにパソコン、インターネットから申し込み手続きのおこなえるクレジットカード以上におすすめなのが、対面カウンターが設置されたクレジットカードになります。

もしも足を運べる場所に即日発行に対応する対面カウンターが設置されているのであれば、審査待ちの時間は最短1日で済みますから、待つのが苦手な方や審査結果が出るのが不安な方には最適な方法かもしれません。

ただし、どのクレジットカードでも対面カウンターがあるわけではなく、代表的なのがクレディセゾンや丸井のエポスカードなどです。本人確認書類の持参が必要だったり、前もってインターネットで手続きが必要だったりと、手間がかかる場合もありますが、スムーズに発行できるメリットがあります。

申し込み内容に相違がないかの確認を徹底する

申込書の申請内容に間違いなどがあれば、審査の時間がかかる理由となってしまいます。

インターネットの申し込みであれば必須項目の記載漏れやミスはエラーが出るので気づくでしょう。しかし、書面で申し込む場合は気づかずにそのまま提出してしまうことになります。

また、インターネットでは自動変換や予測変換によって、自身の入力したい文字と異なるものが選ばれていたなどの失敗をする可能性も高いです。

書面にしてもインターネットにしても、申し込みをする前に必ず漏れやミスがないかを確認するようにしてください。

キャッシングやリボの利用がある場合は残高を0にする

すでにクレジットカードを持っていて、キャッシングやリボ払いがある場合は残高を0円にしておくのも効果的です。

キャッシングもリボ払いも普通に利用するには便利ですし何ら問題はありません。ただし、支払い残高が残っている中でクレジットカードに新規申し込みをすると「お金に困っている」「支払い能力に問題がある」などと受け止められてしまうでしょう。

そのため、新たにクレジットカードに申し込む場合は、キャッシングもリボ払いも残高ゼロにするようにしてください。そのほかにも毎月延滞することなく返済がおこなわれていたのかも重要になってきます。

また、クレジットカードの申込書にはキャッシング希望額の記入欄があります。審査を少しでも早く進めたいのでしたら、希望額を0円にするのが効果的です。

そうすることで、キャッシングの審査は不要になり、ショッピング利用の部分の審査のみで完了します。

即日発行できるクレジットカードを選ぶ

クレジットカードの審査状況を気にするのが嫌だというのであれば、審査時間の短さを大きくアピールしているカードを選ぶのも良いでしょう。

しかし、すでに解説しているように申し込み内容や状況しだいで審査時間に違いが出ます。そのため、最短の審査時間で済むのは絶対ではなく、数日かかることも場合によってはあります。

そこでおすすめしたいのが、最短即日発行ができるクレジットカードです。即日受け取りの可能なカードの審査は、基本的に申し込み手続きをした当日におこなわれます。

審査時間が申込者によって前後したとしても、当日中に審査結果の連絡が入ることが多いです。

まとめ

当記事では、クレジットカードの審査状況、そのほかにも審査状況の確認方法に審査にかかる時間を短くするのにおすすめの方法などを解説しました。

クレジットカードの申し込みに避けられない審査ですが、初めて申し込みをする方や過去の借金の利用に自信のない方は審査状況が気になってしまうことでしょう。

だからこそ、クレジットカードの審査にかかる時間や流れを理解して、審査状況に対する不安を解消しておいてください。

そうすることで、審査結果を待つ時間が長く感じたり、イライラしてしまうこともなくなるはずです。

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