おすすめの学資保険TOP3!押さえたいポイントと注意点を解説

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学資保険のポイント

「学資保険に加入したいけど、どの学資保険に加入したら良いのか分からない・選び方が分からない」

子供を育てるとなると様々なお金が必要になってきます。日々の生活費はもちろんですが、特に必要になってくるお金の1つに「教育資金」が挙げられるでしょう。

この点を、補填するために加入するのが「学資保険」です。学資保険に加入すれば、大きなお金が必要になりやすい大学入学を目処に、保険金を受取る事が可能であり、学費の足しにする事が可能になります。(保険によってプランは異なります)

ただ、学資保険の必要性についてはしっかりと理解しているが、実際に学資保険に加入するとなった場合に、種類が多く「どの学資保険良いのか?」という点で、迷ってしまう方も少なくないと思います。

なので、今回は「おすすめの学資保険」というテーマで、学資保険の選び方・おすすめの学資保険を

  • 学資保険を選ぶポイント
  • おすすめの学資保険3選
  • 学資保険の注意点

という観点からご紹介していきたいと思います。まず、始めに学資保険を選ぶ際のポイントについて「学資保険の概要」「学資保険のタイプ」「返戻率」「払込期間」という点からご紹介していきたいと思います。

学資保険のおさらい

まず、始めに学資保険のおさらいをしておきたいと思います。学資保険について簡単にまとめると「教育資金を予め積立ておく貯蓄性を持った保険」となっています。

教育資金が必要になる一例ではありますが、国立大学であっても4年間合計で「250万円」程度必要になってきます。また、私立の大学となると2倍程度必要になると言えるでしょう。

奨学金等の選択肢は存在していますが、出来れば教育資金はしっかりと子供のために用意しておきたいという方も少なくないと思います。と言っても、数百万円程度の出費というのは大きな負担になります。

この教育資金を、子供が0~5歳程度までに学資保険に加入しておき、加入時からお金を積立ておく(月数万円程度)という保険になっています。

予めお金を積立ておく事によって、保険金(200万円程度)を大学入学時に受け取る事が可能になり、支払いを分散する事によって大きな負担軽減に繋がると言えるでしょう。

学資保険のタイプ

学資保険の分類方法はいくつか存在していますが、絶対に外せないポイントは「保障型」「貯蓄型」という二種類の違いです。学資保険を選ぶ際に、まずはじめに検討するべきポイントです。

どちらに属する学資保険なのか?によって保障内容・返戻率が大きく異なるので、しっかりと押さえていきましょう。

貯蓄型

貯蓄型の学資保険というのは、ベーシックな学資保険だと言えます。つまり、基本的に貯蓄を目的とした学資保険になっており、その他に目立った保障はないというものになっています。

無駄な保障が付いていないので、保険料に対して返ってくる保険金が高くなりやすい(返戻率が高い)という特徴を持っており、そもそも貯蓄を目的とした保険になっているので本来の学資保険に加入したいならこのタイプです。

しかし、学資保険に他の保障を付加したい(医療保障等)という方にとっては、物足りない保障内容になる事は否めないので、そのようなケースでは貯蓄型の学資保険はおすすめできません。

ただ、人気が高いのは貯蓄型となっており、貯蓄型の学資保険の方が保障型のものよりも選択肢が多い(種類が多い)という側面もあります。

保障型

保障型の学資保険は、貯蓄型の学資保険にプラスして子供に特化した保障が組み込まれている学資保険の事です。様々な保障が組み込まれている・選択できる事が多いので、一概には言えませんが医療保障等の人気が高いと言えるでしょう。

ただ、子供の医療費は自治体によっては公的な補助を受けられる事が多いです。つまり、民間で備えなくても十分に公的な制度で、医療保障を行えている事も少なくありません。

そもそも、学資保険は「教育資金の貯蓄」というのが目的であり、上記のようなケースを考慮すると保障型への加入は慎重に行った方が良いと言えるでしょう。しかし、魅力的な保障が用意されている場合は、1つの選択肢として検討するのも悪くありません。

返戻率

学資保険を選ぶ時に、保障型・貯蓄型のどちらを選ぶのか?と同じくらい「返戻率」というのも、重要なポイントです。返戻率とは、保険料に対してどのくらい保険金が返ってくるのか?という点を表した数字です。

例えば、学資保険の保険料を「100万円」支払ったと仮定します。そして、受け取った保険金が「108万円」だったとしましょう。そうすると、返戻率は「108%」という事になります。

つまり、返戻率とは学資保険が「どのくらいお得なのか?」という点を表した数字になっているのです。学資保険は貯蓄を目的とした保険になっているので、貯蓄効率を考慮した時に重要なポイントであると言えるでしょう。

学資保険に限らず、貯蓄性を持った保険では「返戻率」という言葉が頻出します。貯蓄性を持った保険に加入する際は、保障内容と同じくらい返戻率に注目して加入しましょう。

払込期間と保険金の受け取り

学資保険とお金・タイミングという観点から考えた時に、保険料を支払う期間である「払込期間」と、保険金を実際に受け取るタイミングにズレが生じます。

例えば、1歳で学資保険に加入し、10年間の払込期間に設定したと仮定します。(保険金受け取りは18歳)その場合、子供が11歳の時には全ての保険料を支払い終わっている事になり、同時に保険金を受取るまで7年の期間があるという事になります。

払込期間は、加入する際に調節が可能な学資保険が多く、各家庭の経済力等を考慮し設定する事になります。ただ、この払込期間は短ければ短いほど「返戻率が上がる」という性質を持っています。

保険会社からすると出来るだけ保険料を早く大量に確保しておきたいので、保険料を早く支払ってくれる人は都合が良いのです。そのため、そのリターンとして返戻率が上がるようになっています。

このあたりは、各事情によって調整する部分なので一概にどのくらいの払込期間が良いとは言えませんが、無理のない範囲で出来るだけ短い払込期間を設定した方が良いと言えるでしょう。

おすすめの学資保険TOP3

先程、学資保険の基本的な事や学資保険を選ぶ時のポイントについてご紹介させて頂きました。これから、先程ご紹介したポイントを踏まえて「おすすめの学資保険3選」をご紹介していきたいと思います。

No.1 ソニー生命の学資保険

まず、始めにご紹介したいのはソニー生命から出ている学資保険です。ソニー生命の学資保険について簡単にまとめると「シンプルで返戻率の高い学資保険」だと言えるでしょう。

ソニー生命の学資保険は「貯蓄型」の学資保険にあたり、条件によって上下はしますが返戻率が高いため「108%~110%」という高い返戻率に調節する事も可能な学資保険です。

現在、学資保険に限らず貯蓄性の高い保険というのは、マイナス金利の影響等もあり全体的に返戻率が落ちてきている中、高い返戻率を保っていると言えるでしょう。

また、シンプルな学資保険ではありますが、しっかりと細かなニーズに答えることも出来ます。保険金の受け取り時期は3のタイプが存在しており、満期の種類も4種類の中から選ぶ事が可能です。

保険金は「50万円~1500万円」という広い範囲を、10万円から調節していく事が可能になっています。シンプルな学資保険ではありますが、しっかりと個々のニーズにも合わせてくれる魅力的な学資保険だと言えるでしょう。

以下のページで詳細や、保険料等のシミュレーションを行う事が可能です。

No.2 JA共済のこども共済

次にご紹介したいのは、JA共済から販売されている「こども共済」です。JA共済のこども共済について簡単にまとめると「保障を行える返戻率の高い学資保険」だと言えるでしょう。

貯蓄性の高い保障型

JA共済のこども共済はいくつか種類があり一つ一つ特徴はありますが、共通しているのは民間の貯蓄型の学資保険というよりも、保障型の側面の強い学資保険だという点です。

保障型の学資保険の特徴として、どうしても返戻率が低くなってしまうという点があります。保障に対しても保険料を支払っている事になるので、貯蓄型よりもどうしても貯蓄効率が悪くなってしまうのです。

しかし、JA共済のこども共済は最大「105%~108%」程度の返戻率で、学資保険に加入する事が可能になっています。保障型の学資保険の中では、十分に高い水準であると言えるでしょう。

こども共済の弱点

保障も出来て貯蓄も出来て、理想的な学資保険に見えるかもしれません。ただ、もちろん「弱点」は存在しています。こども共済の弱点はずばり「年払い」にしないと返戻率が大きく下がってしまうという点です。

学資保険では、月払い・年払い・一括払いという保険料の支払いサイクルが用意されている事が一般的です。こども共済は、この中から年払い・一括払いのどちらかを選択しないと、3%~4%程度返戻率が下がってしまいます。

年払いの場合は「年間15万円~20万円」程度が必要になってくると言えるでしょう。この支払いに対応できるだけの経済力がある場合は、加入を検討しても良いと思います。

年15万円が必要になると言っても、それが月分割されているのか?一気に支払うのか?という違いなので、普段から月々貯蓄していくという選択肢もあります。

ただ、どんな学資保険でも年払い・一括払いを選択すると、返戻率は高くなる傾向にあります。つまり、相対的に他の年払い・一括払いの学資保険と比較した時に、低い返戻率になってしまう可能性も否定できません。

一長一短ある学資保険にはなっていますが、魅力的なものである事には変わりないので、保障型に加入したい方は検討してみると良いかもしれません。(厳密には共済なので、学資保険ではありません)

こども共済の詳細は以下になります。

No.3 オリックス生命の終身保険RISE

最後にご紹介したいのは、オリックス生命から出ている「終身保険RISE」です。おすすめの学資保険なのに、終身保険?と疑問を持った方もいるかもしれませんが、実際の所は「終身保険を学資保険として代用する」という表現が正しいです。

終身保険は、払込期間中に中途解約した場合に返ってくる返戻金を抑える代わりに、満期で受け取れる保険金の返戻率が高くなるという特徴を持った保険です。(低解約返戻金型終身保険)

どんな保険か?という点をまとめると、第1分野(生命保険系)に該当し、死亡保険のついた生命保険になっています。つまり、被保険者が死亡した場合や高度障害者になった場合に、保険金が入ってくるというものです。

死亡保険と学資保険をまとめる

返戻率自体は、さほど高くありません。払込期間や年齢等によって上下する部分ではありますが、通常「98%~100%」程度に収まると言えるでしょう。(教育資金の場合は、据え置き期間が短いため)

ただ、やはり終身保険RISEの大きな特徴は「生命保険と学資保険をセットで加入出来る」というポイントにあるでしょう。一般的に、学資保険に加入する方は生命保険(死亡保険)に加入しているケースが多いです。

学資保険に加入しているため保険への意識が高い方が多く、学資保険への加入を検討しているという事は、扶養者が複数人いる環境が想定されるので、生命保険へのニーズが高いのです。

生命保険と学資保険を1つにまとめて、100%の返戻率で保険金を受取る事が可能であるというのは大きなメリットです。

一部解約を利用して賢く貯蓄

学資保険の場合は、満期でまとまったお金を受け取り、その後何か保障を期待する事は出来ません。しかし、終身保険RISEは学資保険ではないため、柔軟な計画を立てる事が可能になります。

終身保険RISEでは、一部を解約して残りの保険金で死亡保障を継続と言ったような利用が可能なのです。つまり、1,000万円の保険金を設定しており、教育資金が必要になったので「200万円だけ解約」と言ったような利用が可能なのです。

残りの分は、老後の貯蓄等に資金の用途を変える事が可能であり、学資保険にはない大きな特徴になっていると言えるでしょう。ただ、低解約返戻金型終身保険なので「中途解約の損失」はかなり大きいものになっています。

終身保険RISEに限った話ではありませんが、加入する際は特に慎重になるべき保険ではあります。ただ、用途によってはかなり便利になる保険です。

終身保険RISEの詳細は以下で確認できます。

学資保険で注意したい事

これまで、学資保険の選び方やおすすめの学資保険について解説させて頂きました。中には、理想的な学資保険を見つけた!という方もいるかもしれません。

ただ、中には他の学資保険を検討したいという方もいるでしょう。なので、これから「学資保険を選ぶ時に注意したいこと」というテーマで、注意点をいくつかご紹介していきたいと思います。

返戻率に惑わされない

学資保険は貯蓄を行うために加入するものであり、どうしても「返戻率」に注目しがちです。ただ、この返戻率はかなり数字のトリックを用いて、紹介されている事も少なくありません。

基本的に、貯蓄型のどんな学資保険であっても「返戻率110%」程度までは、引き上げる事が可能になっています。というのも、学資保険は「払込期間を短くする」「支払いサイクルを年払い・一括にする」「据え置く期間を長くする」というテクニックで、返戻率を上げる事が可能です。

つまり、学資保険の返戻率というのは商品による変動はもちろんですが、実際はプランによる変動が大きいのです。どんな学資保険であっても、プランをいじってしまえば、高い返戻率で宣伝する事が可能になります。

ただ、返戻率を限界まで引き上げるというのは、加入者にとって負担の大きいものである事が少なくないので、返戻率だけを見て学資保険は判断出来ません。

もちろん、返戻率が重要な数字である事に変わりはありません。ただ、返戻率で商品を選ぶというよりも、プランと返戻率をセットで学資保険を選んでいくという事が重要です。

払込期間とバランス

返戻率に通じる点ではありますが、目先の返戻率に焦点を当てすぎた結果「負担の大きい学資保険になってしまう」というケースが少なくありません。

つまり、払込期間や支払いサイクルを短くしてしまい、月々・年々の負担に耐えきれないというケースです。もちろん、出来るだけ返戻率を上げる努力を行うというのは重要な事です。

ただ、学資保険で最も損をする時は「中途解約」です。つまり、重い負担に耐えられなくなり、中途解約をしてしまうというのが返戻率を最も大きく下げてしまう要因であり、加入者が最も注意したいポイントです。

返戻率を重視するあまり、中途解約して最も損をするという本末転倒な自体には注意しましょう。この点は、他の保険にも通じる事であり「余裕を持って支払える保険料」というのは、加入にあたって意識しておくべきです。

まとめ

学資保険を選ぶ時のポイント

  • 学資保険には貯蓄型と保障型がある
  • 返戻率にも注目
  • 払込期間と保険金の受け取りを調整する

おすすめの学資保険TOP3

  • 返戻率の高いソニー生命の学資保険
  • 保障も行えるJA共済のこども共済
  • 生命保険にも加入できる終身保険RISE

学資保険で注意すること

  • 目先の返戻率に焦点を当てすぎない
  • 払込期間は余裕を持つ

この記事では、おすすめの学資保険というテーマで「学資保険を選ぶ時のポイント」、「おすすめの学資保険TOP3」、「学資保険に加入する時の注意点」等についてご紹介させて頂きました。

今回は、様々なニーズをバランス良く汲み取る学資保険を3つに厳選してご紹介させて頂きましたが、学資保険は様々な保険会社から販売されており、多種多様な商品が販売されています。

冒頭でご紹介した学資保険を選ぶ時のポイントを参考に、他の学資保険もチェックして理想的な学資保険を見つけて頂けると幸いです。

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