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2023年の東京オリンピックに向けて都内の宿泊料金はすでに高騰しており、オリンピックバブルが始まっています。大手のホテルでは一般観衆の予約は厳しい状態で、中堅・格安のホテルでも宿泊料金は4倍から6倍以上にまで上昇しています。
オリンピック開催時のホテル不足が懸念される中、民泊への期待は高まっています。民泊でも同様に宿泊料金の高騰は始まっており、 1泊10万円の物件も出ています。
56年ぶりに訪れた、またとない契機を見逃すわけにはいきません。通常よりも高い宿泊料金が課金できる東京オリンピックに向けて、早めに民泊経営の準備を進めていきましょう!今回は、2023年に民泊で稼ぎたい方を対象に、東京でおすすめの物件情報サイトをご紹介していきます。
2023年は民泊で稼ぐ!
関東エリアで民泊投資をお考えの方は、2023年に民泊をせずしていつ稼ぐ?
2023年の東京オリンピックは56年ぶりに訪れる、巨大な経済効果が伴う巨大イベントです。今回の東京オリンピックを逃してしまえば、年齢によっては、もう次はないかもしれません。少しでも民泊に参入できる可能性があるのであれば、今すぐ準備を進めていきましょう!
日経新聞によると、都内のホテルはオリンピック開催時には約1万4千室が不足するといわれています。宿泊料金は高騰しており、すでにオリンピックバブルに突入していることが報告されています。2019年9月時点でのホテルの予約状況や、宿泊料金についてまずは簡単に確認しておきましょう。
オリンピックバブル 現時点での宿泊料金は?
2019年9月時点で、オリンピック期間中の1泊2名の宿泊料金を調べてみました。ホテル予約サイトと民泊予約サイトの情報を参照にすると以下のようになります。(予約が埋まっているホテルも多数)
- 大田区蒲田のカプセルホテル→27,273円!
- 千代田区神田のカプセルホテル→27,273円!
- 港区赤坂のビジネスホテル→40,000円!
- 港区新橋の高級ホテル→130,000円!
- 港区浜松町ビジネスホテル→70,000円!
- 品川区高級ホテル→155,000円!
- 新宿区の中堅ホテル→70,000円!
など・・・残り室数がわずかなホテルも多く、このペースでいけばおそらく宿泊料金はどんどん高騰していくことになるでしょう。大手の高級ホテルでは1泊100万円以上の部屋もあるのです!
民泊がホテル不足を補うことが期待
一般のホテルほど予約状況が差し迫ってはいませんが、民泊でも宿泊料金は通常の3倍~7倍以上に高騰し始めています。おそらく、関東エリアではまだこれから民泊事業者の数が増えるでしょうから、都内でのホテル不足を補うことが期待されています。
次いで民泊の宿泊料金を見ていきましょう。
- 新宿区ドミトリー・カプセル型→11,000円~30,000円!
- 新宿区戸建貸切→100,000円!
- 新宿マンション貸切→100,000円!
- 浅草のアパート貸切→30,000~55,000円!
- 池袋のアパートマンション貸切→30,000~55,000円!
- 池袋女性専用ゲストハウス→55,000円!
- 港区コンドミニアムの貸切→155,000円~255,000円!
民泊でも同様に価格高騰が見られています。まだ、予約を開始していない物件も多いようですが、ホテルの予約を取りそびれた方が、今後は民泊に流れていくと見ることができます。オリンピックの期日が近づくにつれ、予約が難しくなり宿泊料金も上昇していくでしょう。
バブル崩壊後の戦略が大切
2023年東京オリンピックを狙った民泊投資は、短期間ではありますが、通常の数倍の宿泊料金が課金できるためかなり効率のよい運営が可能となります。しかし、ここで目先の利益だけにとらわれてしまうと危険です。
オリンピック終了後、つまりオリンピックバブル崩壊後の対策もしっかりと計画しておく必要があるのです。大会開催時には極端な言い方をすれば、眠れる場所さえあれば、予約をとることができます。
外国人観光客の数は、皆さんもご存知のように近年急激に増加してきています。外国人観光客の増加に伴い、国内の民泊の宿泊者数も増加しています。
オリンピックが終了すれば、確かに一気に宿泊施設への需要は低減します。しかし、オリンピックを契機に外国人観光客の数はさらに増えていくとの見方が優勢です。今後は民泊に対する需要は高くなることが期待されています。
※民泊のコンセプトを企画する際には、民泊投資で成功するポイント10選!を参考にして下さい。
※東京で最も民泊に力を入れている区域、大田区に関する記事がこちらからご覧いただけます。
東京でおすすめの物件情報サイト5選!
民泊投資を行う際に注意しておきたいことは、民泊運営が可能な物件を購入することです。
ホテル経営(旅館業)が許可されているエリアであれば、ほぼ問題なく民泊経営が可能ですが、近隣住民の反応を確認しておくことが必須となります。
それでは収益物件を取り扱っている情報サイトおすすめ5選をピックアップしてみましたので、是非参考にしてみて下さい。併せて、おすすめな参考物件もご紹介しておきましょう。
楽待不動産
楽待は不動産投資では知名度が高い情報サイトの1つです。
楽待の特徴
不動産投資業者である株式会社ファーストロジックが運営しており、全国的な規模で多彩な物件を取り扱っています。2015年にはYahoo JAPANと業務提携しており、2016年には東証1部に上場しました。
楽待では不動産投資に役に立つ、様々な情報を提供する楽待不動産新聞を公開しています。
楽待の参考物件
墨田区ホテル可能物件/4,980万円
東京23区にて稀に5,000万円以下の物件も出てきます。こちらの戸建て物件は墨田区東向島のホテル営業が可能なエリアです。旅館業の許可をとれば本格的な民泊の展開が可能です。
築29年で鉄骨造り、東向島駅まで徒歩4分、曳舟駅徒歩10分と便利な立地にあります。
葛飾区戸建旅館/1,499万円
上記は2階建て旅館(ホテル)運営可能な物件で、成田空港・羽田空港へのアクセスが良好。築40年以上、商業地域の近くにて今後の民泊への需要が期待できる立地にあります。
販売価格は1,499万円!と格安物件で、上手に運営すれば高利回りが実現できるでしょう。
大田区特区民泊/6,400万円
大田区の特区民泊にて民泊運用中の物件です。築3年、3階建ての木造戸建てで、リフォームや補修などに一切費用がかからないメリットがあります。また大田区であれば、自治体の先導によって観光・民泊事業に力を入れていますので、運営にも有利です。
こちらの物件は6,400万円です。
※楽待にて物件を探してみましょう。
LIFULL HOME’s
LIFULL HOME’Sは株式会社LIFULLが運営している不動産売買、賃貸、投資情報サイトです。
LIFULLの特徴
株式会社LIFULLは、楽天と提携して楽天LIFULL STAYいう民泊事業会社を設立しています。国内では最大級の物件掲載数で自社でも民泊事業を展開しており、物件探しから民泊の運営、仲介、予約・管理代行などと民泊事業を支援しています。
LIFULL HOME’Sの参考物件
大田区1棟マンション/6,280万円
大田区の商業地区、平和島駅まで徒歩5分、角地に立地する4階建て1棟マンションです。築50年と古い物件ですが、RC構造で見た目もしっかりしています。平成27年にフルリフォーム済みです。1階は店舗用テナントになっており、現在は全室入居中です。(要問合せ)
千葉市幕張3駅近い/5,800万円
上記の1棟アパートは、千葉市幕張メッセまでバスで15分程度と宿泊に便利な花見川区にあります。千葉市は特区民泊の認定を受けている地域でもあり、観光・民泊・シェアリングビジネスを積極的に推進しています。花見川区は特区民泊の対象ではないのですが、民泊新法の認可または旅館業による運営が可能です。(要問合せ)
こちらの物件は小学校・中学校の近く宿泊ニーズと賃貸ニーズの双方が期待できて5,800万円です。
※LIFULL HOME’Sで民泊に適した物件を探してみましょう。
収益Do!
収益物件の情報サイト、収益Do!(しゅうえきドゥ)は株式会社ハウスドゥが運営するサイトです。
収益Do!の特徴
株式会社ハウスドゥは不動産売買・賃貸の仲介事業者として全国にフランチャイズ展開している東証1部企業です。
空き家、空室の再生事業、部屋の時間貸し事業、リフォーム事業、ハウスリースパックなどを展開しており、民泊対応物件の取り扱いも行っています。関東地区でもとくに埼玉の物件が多いようです。
収益Do!の参考物件
埼玉県川越市/2,480万円
こちらの物件は1階に店舗がついた併用住宅で、川越市むさし野南に立地しています。西部新宿線南大塚駅まで徒歩18分とやや不便ですが、バス停が徒歩6分なのと関越自動車道まで徒歩5分程度という別の強みもあります。
1階は仕切りのない広いスペース、2階は4LDKの住居となっており角地です。アイデア次第では、面白い民泊経営が可能となる物件でしょう。
※収益Do!で物件を見てみましょう。
ノムコム・プロ
ノムコムプロは野村不動産グループの野村不動産アーバンネットが運営する不動産投資情報サイトです。
ノムコム・プロの特徴
野村グループならではの豊富なネットワークと多彩な物件情報が強みで、ベテランの不動産投資家達にも人気のサイトでもあります。ただし、ノムコム・プロでは今のところ民泊事業に関する情報は希薄であることが難点かもしれません。
不動産投資の経験者や民泊事業が可能な物件かどうかの判断が、ご自身でもできる方におすすめです。
ノムコム・プロの参考物件
足立区駅近の中古戸建て/1,480万円
関東エリアは交通事情が非常に便利ですから、多少都心部から離れていても、その他のメリットが大きければ全く問題なく宿泊者の興味を惹くことはできます。足立区の中古戸建がたったの1,480万円と驚きの価格です。最寄り駅は扇大橋で山手線の日暮里駅まで10分以内です。
1DKの小じんまりとした一軒家ですが、貸切の民泊にて格安料金で提供できれば東京5区とも勝負することは可能ですよね。こちらは現在賃貸中ですので、今後の契約状況の確認が必要です。参考までにご紹介しました。
新宿・渋谷1棟アパート/5,725万円
都営「西新宿駅」まで徒歩8分、京王線「初台駅」まで徒歩10分と賃貸に宿泊にも好条件の立地にある物件が5,725万円です。オリンピック時の各競技場までのアクセスにも有利な物件です。
一応、地域は民泊可能エリアになっていますが、渋谷区は若干規制がややこしいため自治体への確認が必要です。
※ノムコム・プロで民泊に適した物件を調べてみましょう。
スペースエージェント
賃貸、マンスリー、民泊、シェアハウスと多彩な展開をしている株式会社スペースエージェントが運営している物件情報サイトは、収益物件が取り扱う「収益物件.com」と転貸物件を取り扱う「民泊物件.com」の2つがあります。
スペースエージェントは楽天LIFULL STAYと提携しており、民泊の運営を支援するサービスの提供も行っています。
スペースエージェントの特徴
スペースエージェントは「部屋やスペース」を新しい時代に向けて有効活用している、国内では先駆的な不動産業者です。大手民泊事業者である楽天LIFULLとも提携しています
民泊物件探しから事業の立ち上げまでに必要な、様々な支援サポートを提供しています。リノベーション、インテリアコーディネイト、家具レンタル、民泊管理代行業、賃貸管理代行業、空き家・空室活用、民泊保険、民泊Wi-Fiなどと、民泊運営に必要なものがすべてスペースエージェントで相談することができます。
では、「収益物件.com」と「民泊物件.com」の2つのサイトを見てみましょう。
収益物件.com
収益物件.comでは、主に賃貸経営用の収益物件を取り扱っていますが、その物件の立地条件によっては民泊としての運用も可能です。関東・関西エリアにて、区分マンション、一棟アパート、戸建て住宅を取り扱っています。
収益物件.comの参考物件
大田区の1棟マンション/1憶8,000万円
大田区は特区民泊として、現時点では都内23区の中で唯一民泊を積極的に推進している地区です。こちらの物件は築年数30年以上ですがRC構造であるため見た目もしっかりしています。公道に面しており、最寄駅まで徒歩10分以内、高級住宅地である田園調布に隣接していることから資産価値の高い物件でもあります。
一応、民泊経営が可能な地域ではありますが、閑静な住宅街であるため周囲への事前調査が欠かせない物件だといえます。2DK×6戸で1憶8,000万円の物件です。
中野区一棟アパート/4,700万円
こちらの物件は市街化区域にある木造の1棟アパートです。築年数は20年以上とやや古い物件ですが、2階建て2DKの部屋が2戸という少し珍しい物件です。最近人気のメゾネットタイプの原型のようなアパートですね。
販売時は満室ですが、居住者の契約状況や今後の予定によっては商業地域の近辺に立地しているので民泊にも展開しやすい物件ですね。都市ガス完備で敷地にも余裕のある物件で販売価格は4,700万円です。
※収益物件.comの物件を下記から見てみましょう。
民泊物件.com
民泊物件.comでは、すでに民泊への許可がオーナーから得られている転貸許可物件のみを取り扱っている情報サイトです。初期費用が大幅に抑えられるという利点がありますが、毎月の家賃がかかりますので短期(1年~2年など)での運用に適しています。
民泊物件.comの参考物件
代々木のワンルーム/賃料8万円(月)
こちらはJR代々木駅まで徒歩6分と好条件のワンルームマンションです。新宿、渋谷も近く、千代区、中央区、各種競技場へのアクセスも最高の立地にあります。分譲マンションで民泊経営が可能な物件は非常に稀で、貴重な物件ではあります。事前に他の入居者への確認が必須でしょう。
これだけの好条件を揃えたワンルームなら、オリンピック時だけでもかなり高額な宿泊料が期待できるでしょう。敷金1カ月/礼金1カ月の2年契約です。
※民泊物件.comの公式サイトはこちら
※民泊投資をはじめる前に、民泊でありがちなトラブルを把握しておきましょう。こちらの記事を参考にして下さい。
まとめ
関東地区にて民泊投資をお考えの方は、ぜひとも2023年の東京オリンピックという最高のチャンスを逃さないように考慮したいですよね。
東京オリンピックに対応できるエリアとしては、東京5区・23区はもちろんですが、その他都内のエリア、神奈川、千葉市、埼玉あたりでも宿泊施設の需要は高くなることが期待できるでしょう。
これから刻一刻とオリンピック開催に向けて、宿泊施設の予約へと急ぐ動きが強まってくるでしょう。
オリンピック開催時だけでなく、オリンピック終了後の事業計画を立てたうえで、早めに認可の取得や物件探しへと動いていくことをおすすめいたします。