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こんな気持ちを持っていませんか?
FXは株と並んで代表的な投資として有名です。これからFXを始めようと考えている人や、すでにFXを始めており、なかなか勝率が上がらずに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。実際に億万長者になったプロの投資家のトレードやコツなどがわかれば、自分自身のトレードに大きく役立てることができるでしょう。
そこで今回の記事では、FXのコツをプロの投資家が実践する方法で共通する点を挙げて解説していきます。また、スキャルピングやデイトレードなど、トレードスタイルごとのコツも合わせて紹介します。ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
プロを分析してわかったFXの3つのコツ
まずは日本や海外を問わず、株、FX、債権などさまざまな投資で資産を築いてきた投資家の投資戦術から、どのようにすれば勝率を上げていくことができるのか、共通点からトレードのコツを探していきたいと思います。
投資に限らず、まずはプロのマネをすることはどんな分野でも重要です。実際に買っている人のマネをして、自分自身のトレードに取り込んでいきましょう。
①自分の投資ルールを確立する
成功したトレーダーの多くは、自分自身のトレードルールを確立しています。たとえば、FXでは「損を小さく勝ちを大きく」という考え方がありますが、この考え方は必ずしも正解ではないのです。「損切り貧乏」となんて言葉が出てくるように、損失をあまりに小さくしようとすると、かえって負けが大きくなってしまうこともFXではあります。
このように、世間一般で言われているルールが必ずしも自分に合うわけではありません。こうした点を踏まえても、自分自身のトレードルールを確立することは非常に重要なポイントであるといえるでしょう。
②相場・商品の本質を見抜く
相場や商品の本質を見抜くことは、成功した多くのトレーダーが実践しているポイントの1つです。ここでは2人の偉大なトレーダーが、どのように相場や商品の本質を見抜いたのか見ていきましょう。
大不況から億万長者になった「ウォーレン・バフェット」
投資の神様と呼ばれているウォーレン・バフェット氏は世界的な大不況に見舞われた時に、当時大暴落していたクレジットカード会社の株を大量に購入しています。この時の購入理由は、企業としての将来性があると見込んでいたからだと言われています。
実際にその後、その会社の業績は大きく伸び、株もそれと合わせて値上がり、バフェット氏は多額の資産を築きました。誰もが絶望していた時にでも、冷静に状況を判断し対応したことが勝利の秘訣であったといえるでしょう。
リーマンショックを見抜いた「マイケル・バーリ」
同様に、リーマンショックの時にも住宅バブルの嘘を見抜いたヘッジファンドマネージャーがいます。医学博士でもあるマイケル・バーリは、リーマンショックの原因ともなった住宅バブルには、中身がないのに価格だけ異常に上昇しているということを見抜きました。
バーリ氏はその後ヘッジファンドを退職していますが、現在でも投資を続けているということです。今彼が投資をしているのは「水」です。
日本にいるとあまり感じないかもしれませんが、国連からも将来的に世界的な水不足に陥る可能性が指摘されています。こうした水をビジネスで扱う企業の株は軒並み現在上昇しています。リーマンショックを見抜いたバーリ氏は、その後も本質を見抜いた優れた観察眼で投資を成功させていることがよくわかるでしょう。
「中身があるのか」をしっかりと考える
こうした点からも、投資対象には中身があるのか、値上がりしている理由は何かなど、本質的な点を見抜くことは非常に重要なポイントです。中身があればたとえ値下がりしていても買うべきですし、中身がなければ値上がりしても買わずにショートすべきでしょう。
投資の世界では大衆の考えと逆に賭けることが非常に重要になります。これによって大きな勝ちを何度か積み重ねていくことで、億万長者への道が切りひらけていくのです。
③九星気学を活用する
九星気学はざっくりいうと、占いの一種です。「トレードで占い?」と疑問に感じている人も多いでしょうが、実は多くの成功したトレーダーが九星気学を活用しています。中には専門の占い師を雇い入れてトレードに役立てている人もいるほどです。
こうした点を踏まえると、単なる占いであっても自然界の法則を導くための指標として活用できることがわかります。実際にトレーダーは最後の判断材料として九星気学を活用することが多いのです。
【番外編】トレードスタイルごとのコツ
ここまで、プロの投資家のトレードのコツなどを見てきました。プロのトレーダーには共通するコツがあり、初心者であればこうしたトレードのコツを盗んで自身のトレードに役立てていきたいところです。
ここからは番外編として、トレードスタイルごとの取引のコツも見ていきましょう。
①スキャルピング
スキャルピングは、短時間での取引を何度も繰り返して小さな利益をコツコツ積み重ねていく投資手法のことです。ほとんどの場合、チャートを常に見ながらトレードをしたり資金量がある程度大きめに必要になることから、プロの専業トレーダーが活用している投資手法となっています。
1分足でチャートをみると、5分や1時間などとは異なる動きを繰り返していくことがわかります。たとえば、トレンドの転換は上下の動きが3段階発生してから出現することが多くなっています。このように、動きのクセなどを理解してコツを掴んでトレードに役立てていくことで、勝率を上げていきましょう。
②デイトレード
デイトレードは1日の間に取引を完結させる手法です。デイトレードの取引方法はシンプルで、順張りでトレードをすることです。具体的には、日足と4時間足を活用することで、トレンドを読み取っていきましょう。
このように、日足や4時間足を使いダウ理論におけるトレンドの定義に当てはめてみるのです。そして、上昇トレンドであればロングでポジションを保有し、下降トレンドであればショートでポジションを保有します。ただし、トレンドの中でも逆行するタイミングがあります。こうしたタイミングでどの水準まで買い戻しや売り戻しが入るかをフィボナッチなどで見極めて、逆張りでエントリーするようにしましょう。
③スウィングトレード
スウィングトレードは数日や数週間という比較的長めのスパンでトレードを行います。デイトレードとやり方はほとんど変わらず、順張りが基本です。逆張りをスウィングトレードで行うことは、期間が長くなるためリスクが高くなり、おすすめできません。
スウィングトレードはできるだけ資金量も少なく、レバレッジも下げることが重要です。基本的に取引期間が長くなるトレードスタイルの場合、価格の変動率も高くなるため、できるだけリスクを抑える目的でこうしたトレードを行います。
④長期トレード
数ヶ月や数年の長期トレードはスウィングトレードと同じで、こちらも順張りが基本です。ただし、ファンダメンタルをさらに意識してトレードをすることが重要となります。具体的には、長期的に相場がどう動くかを、スウィングトレードよりも重要視して見極めることです。
そのため、ドル円であればリーマンショック時よりもさらに値下がりする可能性があるでしょう。こうした点を意識して長期間に渡った見通しをもちトレードをすることで、利益をさらに高めていくことができるのです。
FXトレードでコツを生かすための注意点
FXトレードにおいて、取引のコツを生かすためには注意しておきたい点もいくつかあります。ここからは、その注意点を確認していきましょう。
①資金に余裕を持とう
資金んい余裕を持ってトレードをすることは、当たり前のようですが非常に重要です。具体的には、本来持っている資金の半分以下に取引量は抑えるべきといえるでしょう。
もしこうしたタイミングで資金量ギリギリでトレードをしていたらどうでしょうか。ほぼ確実にロスカットの対象になってしまい、たとえその後の読みが当たっていたとしてもロスカットで損失が確定してしまうことになってしまいます。こうした点からも、資金量は常に余裕を持ってトレードをすることをおすすめします。
②レバレッジは低めにしよう
レバレッジは低めにすることも重要なポイントです。あまりに高いレバレッジの場合、取引においては障害になることが多々あります。レバレッジはFXにおいて利益を大きくする非常に魅力的な仕組みです。実際にレバレッジが10倍であれば、利益も10倍になります。いっぽうで、損失が出た時にもレバレッジがかかっている状態であれば、本来の損失がそのままレバレッジの倍率分適用されることになってしまいます。
このように、レバレッジを低めにしてトレードをすることは非常に重要です。仮にレバレッジを高くする場合でも、必ず損切りの注文を入れるなどして対応するようにしましょう。リスクケアをしっかりとすることで、プロが実践する投資と同じように的確なトレードを行うことができます。
③根拠を持ってトレードしよう
根拠を持ってトレードをすることは、初心者とプロの大きな違いの1つです。初心者のトレードのほとんどは、明確な根拠がありません。具体的には、「なんとなく」と感覚でトレードをしてしまうのです。
そうはいっても、根拠を持つのはどうすれば良いのかわからない方も多いでしょう。ここで活用したいのが、テクニカル分析やファンダメンタル分析です。
テクニカル・ファンダメンタル分析
チャートを分析するテクニカル分析は、相場の動きを数字だけで判断する機械的な手法であり、感情が排除されている分信頼性が非常に高くなっています。買い時や売り時を見極めるためには、必ず活用したい指標の1つです。
こうしたトレードと「なんとなく」のトレードを比較すると、どちらが効果的にトレードできると感じるでしょうか。おそらく、ほとんどの人が分析手法を活用したトレードの方でしょう。このように、テクニカルやファンダメンタルを積極的に活用してトレードをすることで、勝率を高めていくことができるのです。
まとめ
以上、FXのコツについて解説してきました。今回紹介したように、FXではプロの投資家のマネをしてトレードをすることで、勝率を飛躍的に高めていくことができます。また、コツで紹介したように、トレードスタイルに応じても手法を切り替えていくことで、より効率的なトレードを実践することができるでしょう。
いっぽうで、トレード時には資金に余裕を持つことや根拠を持ってトレードをすることなど、注意しておきたいポイントもいくつか存在しています。初心者の投資の多くが経験する失敗をあらかじめ知っておくことで、あなた自身が同じ失敗を繰り返さずに済むのであれば、その方が良いですよね。
プロの投資家からわかるトレードのコツを実践しながら、注意点に気をつけてトレードを行っていき、ぜひFXでガッツリ稼いでみてくださいね。