FX(外国為替)とは?難しいFXの仕組みを超簡単にわかりやすく解説!

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FXってどういうもの?仕組みはどうなってるの?

こんな気持ちを持っていませんか?

FXは海外の法定通貨を売買してその差額を利益として出す投資のことです。FXは投資の中でも株と並んで代表的な存在であり、株よりも資金面で始めやすいなど初心者には優しい投資となっています。

いっぽうで、専門用語の多さや仕組みの難しさから挫折してしまう方が多いのも事実です。そこで今回の記事では、FXの概要や仕組みをわかりやすく解説したうえで、メリットやデメリット、注意点からおすすめのFX業者まで、初心者の方が必要な情報を網羅して紹介していきます。ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

FXとは?特徴や仕組みを覚えよう!

冒頭でもお伝えしましたが、FXとは海外の法定通貨をやり取りして稼ぐ投資のことです。たとえば、アメリカのドルが100円の時に100円分購入して、101円に値上がりした段階で売却すれば、その差額である「1円」が利益となります。FXではこうした売買を繰り返し行っていくことで、利益を出していきます。

これに加えて、FXでは必ず抑えておきたい2つの大事な仕組みが存在します。逆をいうと、この2つの仕組みさえ覚えておけば、他の部分はそこまで重要ではありません。

①証拠金とレバレッジの仕組み

証拠金とレバレッジの仕組みは、FXを支えるもっとも重要な仕組みです。証拠金とはFX会社に入金したお金のことを指しています。つまり、自分が投資で利用する資金のことですね。レバレッジはざっくりいうと、証拠金を大きくするための倍率のことです。証拠金をどれくらいまで大きくすることができるのかは、レバレッジによって決まります。

たとえば、証拠金が10万円でレバレッジが10倍であれば、100万円の資金を使って運用することができます。国内では最大で25倍のレバレッジを使えるため、その場合であれば250万円の資金がトレードで利用できるのです。

このように、FXではレバレッジと証拠金の仕組みを使うことで大きな金額を運用することができます。

②差金決済とショートの仕組み

決済方式も抑えておきたいところです。FXでは「差金決済」という決済方式が採用されています。この方式では、取引の結果のみを決済することになり、途中で発生するやり取りは実際には行われないという特徴があります。

たとえば、1ドルの売買で10円の利益が出たとしましょう。差金決済の場合、1ドルのやり取りはいっさ行われず、差額として発生した10円だけを決済するのです。

この仕組みを使うことで、FXではショート(空売り)という取引手法も利用することができます。ショートとは、本来は持っていない通貨を売ったと仮定して、後から売った値段よりも安い値段で買い戻すことで利益を出す投資手法のことです。これによって、相場が下落しても稼ぐことができるのがショートの大きな特徴となっています。

FXの3つのメリット

ここまで、FX取引の概要について見てきました。FXには独自の特徴や仕組みが備わっていることがわかりましたね。ここからは、FXにどのようなメリットがあるのかを確認していきましょう。

①少額でも大きな利益を狙える

上述したように、FXでは証拠金とレバレッジの仕組みを使うことで少額でも大きな金額を運用することができます。大きな金額を運用できるということは、大きな利益を狙えるということにもつながります。

仮に本来の自己資金で1万円の利益が出る取引であれば、レバレッジ10倍なら10万円の利益を出すことができます。国内では最大で25倍のレバレッジが使えるので、もし25倍で取引をすれば25万円もの利益を出すことができるのです。

②初期費用が低い

初期費用 最低額 平均額
FX 1,000円 10万円
投資信託・ロボアド 1万円 10万円〜20万円
10万円 30万円〜40万円

FXは初期費用が低いことでも有名です。たとえば、投資の代表格でもある株は、2018年から100株単位の取引が基準となりました。国内でも有名な楽天であれば、現時点で1株あたり約1,000円なので、購入するためには約10万円の資金が必要となります。初心者の方がやったこともない投資のために10万円の資金を集めることは、なかなか難しいことだと思います。

また、投資信託やロボアドに関しても初期費用は低いものの、1万円は最低でもかかります。こうした投資は自分自身で資産を運用せずに済みますが、運用のための手数料も別途かかるため、コストの面ではどちらが良いのか甲乙つけがたいかもしれません。

これに対して、FXであれば最小で1,000円ほどからでもスタートすることができます。また、取引の単位も国内であれば最小4円からスタートすることができるため、少額から楽しみながら取引をスタートすることができるのです。このように資金面でのハードルが低い点は、FXを始める大きなメリットといえるでしょう。

③ショートで下落相場でも稼げる

FXであれば、ショートを使うことで下落相場でも稼ぐことができます。通常の外貨預金や現物取引などの差金決済を用いない取引の場合、こうしたショートの仕組みは利用することができません。そのため、利益を出せるのはあくまでも価格が上がった時だけなのです。これに対して、FXであれば差金決済の仕組みを活用することでショートでも稼ぐことが可能です。

FXに限らず、相場は常に上下を繰り返しながら推移していきます。上昇時も下落時も稼げるということは、24時間365日、常に取引のチャンスがあるということになり、FXではトレードチャンスが他の投資よりもたくさんある点がメリットといえるでしょう。

④平日は24時間の取引が可能

投資の中でも代表的な株取引は、平日の午前の前場と午後の後場の2回しか取引をすることができません。これに対して、FXでは世界中の市場をぐるぐる回るようなイメージで、平日は24時間の取引が可能です。たとえば、日本の市場が閉じればヨーロッパの市場へ移動し、ヨーロッパの市場が閉じればアメリカの市場へ移動するようなイメージです。

平日の日中しか取引できない株であれば、多くの人が仕事で取引に集中できないでしょう。いっぽうで、夜中でも市場が動いているFXであれば、仕事終わりにでも気軽にトレードをすることができます。こうした取引時間の長さも、FXが人気を集めている理由の1つとなっているのです。

FXのデメリット・リスク

ここまで、FXのメリットを確認してきました。FXには独自のメリットが数多くありましたね。ここからは、FXのデメリットやリスクを確認していきましょう。

①借金をする可能性がある

FXでは借金をする可能性があります。上述したように、FXでは本来持っている資金よりも大きな金額を運用することができましたね。自己資金だけで取引をするのであれば、たとえどれだけ大きな損失が出ても、自己資金だけがなくなることになります。

いっぽうで、それ以上の大きな金額を運用するということは、自己資金以上の損失が出る可能性があることも示しています。実際に、資金が10万円しかないのに100万円を運用したら価格が10%を超えて損失に振れれば借金をすることになるのです。この点は、FXが持つ最大のデメリットといえるでしょう。

②土日に取引ができない

FXでは取引に関連する銀行や証券取引所が、世界的な商習慣で土日が休みとなっています。そのため、土日は取引をすることができません。

副業でFXに取り組んでいる人であれば、土日といえば本業の仕事が休みの場合が多いでしょう。絶好のFXのトレードタイミングと感じるかもしれませんが、FXでは残念ながら土日は取引できないのです。

初心者におすすめのFX会社TOP3

ここまでFXの概要やメリット・デメリットなど、関連する内容を確認してきました。実際にFXを始めてみたいと感じた人も多いのではないでしょうか。

そこでここからは、初心者におすすめのFX会社TOP3を紹介していきます。今回紹介する会社は、大手企業が運営する信頼性の高いところです。初心者の方も安心してトレードをスタートできるので、ぜひこの機会に登録してみてくださいね。

第1位 SBI FXトレード

SBI FXトレードは、SBIホールディングスが運営するFX会社です。大企業の運営で信頼性が非常に高い点はもちろんのことですが、金融関係の事業を長年に渡って行ってきたことで、同社にはユーザーをサポートするための多くのノウハウが蓄積されています。

また、最大の魅力はなんといっても、最小で1通貨単位(ドル円約4円)から取引ができる取引可能額の小ささです。これによって、少額からの取引が可能となり、資金が少ない初心者の方でも安心してトレードをすることができます。

信頼性が高くなおかつ安心して取引をしたいという方はもちろんのこと、小資金からコツコツFXをスタートしたいという方にも非常におすすめなのがSBI FXトレードです。

第2位 DMM FX

DMM FXは国内でも動画配信の事業で実績がある、DMM.comが運営するFX会社です。国内では口座開設数第1位となっており、その取引ツールの使いやすさから多くのユーザーの指示を集めていることがわかります。

また、同社の最大の魅力はデモトレードができる点でしょう。デモトレードとは、完全無料でFXの練習ができるツールのことです。これを使うことで、初心者の方でも実際のレートを体験しながら無料でトレードを行うことができます。利益が出ても反映されませんが、損失が出ても同様に反映されないため、思う存分のびのびトレードをすることができるのです。

まずはデモトレードでバッチリ準備をして、それから本番の取引に挑戦してみたいという方であれば、ぜひDMM FXを使ってみることをおすすめします。

第3位 ヒロセ通商

ヒロセ通商は商品のプレゼントなど、独自の還元サービスでも有名なFX会社です。同社の強みはDMM FXと同様にデモトレードを提供している点です。さらに、ヒロセ通商のデモトレードはFX取引が休みの土日にも仮想のレートで練習をすることができます。

実はデモトレードは、土日には利用することができません。上述しましたが、土日は取引ができない点はFXのデメリットの1つです。これに対して、ヒロセ通商では土日にも仮想のレートを使いデモトレードを提供することで、多くのユーザーから支持を集めているのです。土日を中心に練習をしたい方であれば、ヒロセ通商を積極的に活用してみることをおすすめします。

FX取引で初心者によくある失敗と注意点

FXではこれまでにも数多くの失敗談が生まれています。こうした失敗からわかる、FXの初心者が気をつけておきたい注意点を見ていきましょう。FXを始める前にこうした点を理解しておくことで、同じ失敗を避けることができ、あなたの勝率も飛躍的に高めることができるはずです。

①感覚でトレードをしてしまう

感覚でトレードをしてしまう点は、FXの初心者にありがちなミスといえます。具体的には、「なんとなく上がりそう」や「なんとなく下がりそう」というトレードのことを指しています。

こうしたトレードは、たとえ短期的には勝つことができても、長期的には必ず負けてしまいます。チャートが動くことには、必ず何かしらの理由があり、それらの要因を読みとかなければ、継続して勝つことができないのです。

初心者とプロのトレードの決定的な違いは、エントリーと決済に根拠があるかどうかという1点につきます。根拠のあるトレードというのは、仮に短期的には負けてしまっても、長期的に考えれば必ず勝つことができるのです。こうした点からも、あなたが初心者であればまずはエントリーと決済の根拠を常に意識してトレードをするようにしましょう。

②テクニカル分析・ファンダメンタル分析をやっていない

上述したように、エントリーや決済には根拠を持つことが重要です。いっぽう、こうした根拠を持つには、テクニカル分析やファンダメンタル分析を覚えて実践していくことが必要となります。テクニカル分析は指標やインジケーターを使ってチャートを分析するテクニックのことで、ファンダメンタル分析は、情報を基にしてトレードに役立てる手法のことです。

さらに踏み込むと、テクニカル分析はファンダメンタル分析よりも大事です。FXや投資の世界で100年以上利用されてきた理論に、ダウ理論というものがありますが、この理論の中には「相場はすべての事象を織り込む」というものがあります。つまり、ファンダメンタルはテクニカルの中にすべて織り込まれているということです。

こうした点からも、2つの分析手法をとにかく徹底的に身につけることは非常に重要です。特にテクニカル分析は、できるだけたくさん取り組んだ方が良いでしょう。日々力を身につけていくことで、将来的には必ずあなたのトレードにプラスとなるはずです。

③ハイレバレッジ取引で大きな損失を受ける

FX会社に登録したら、ハイレバレッジの取引をやってみたいという方も多いでしょう。実際にFXを始める人の多くが、レバレッジの仕組みに魅力を感じてスタートしているのです。いっぽうで、ハイレバレッジ取引で大きな損失を受けてしまうのは、初心者がやってしまいがちな失敗の1つです。

国内では法律の範囲内で、最大で25倍のレバレッジを使いFX取引を行うことができます。しかし、レバレッジを25倍にすれば利益も25倍ですが、損失も25倍となります。この場合、仮に本来の自己資金で1万円の損失が出る内容の取引であれば、損失は25万円になります。

このように、レバレッジの仕組みは利益を大きくすることができる反面、損失に振れた時にも大きなダメージを残します。慣れないうちはハイレバレッジの取引は避けるようにして、まずは1〜5倍ほどの取引を行うようにしましょう。そして、慣れてきたら徐々にレバレッジを引き上げていくことをおすすめします。

まとめ

以上、FXについて解説してきました。今回紹介したように、FXには少額からでも大きな利益が狙える独自のメリットがあります。また、初期費用の面でも他の投資と比較して低く済むため、始めやすい点も魅力的といえるでしょう。これから投資にチャレンジしてみようという方であれば、株や投資信託よりもFXはハードルが低いのです。

いっぽうで、レバレッジの仕組みがあることで損失が大きくなってしまう可能性があります。実際に、初心者の多くは急にハイレバレッジの取引をすることで、ほとんどが早急にFXから撤退しています。こうした点を踏まえても、リスク管理を気をつけながら取引をすることが、継続的に勝ち続けるためには必要な要素といえるでしょう。

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