FXの逆指値はいつ使う?ブレイクアウトで大儲けするコツと手法を徹底解説!

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FXの逆指値注文って、どんな使い方をするの?不利な条件で買って意味はあるの?

こんな気持ちを持っていませんか?

逆指値は初心者の方が疑問に抱くポイントの1つです。通常の指値注文と違い、不利な条件で購入するのが大きな特徴といえます。なぜわざワジ不利な条件で買うのか、その意味がわからないですよね。

そこでこの記事では、FXの逆指値注文について解説していきます。具体的には、不利な条件で買うFXの逆指値はいつ使うのか、相場が一気に動くブレイクアウトで儲けるコツなどと合わせて解説していきます。

FXの逆指値って何?

逆指値注文は、「現在より不利な条件で注文を入れる」ことを指しています。

通常の指値注文の場合、価格を指定して注文を出しますが、有利な条件で価格を指定するという決まりがあります。たとえば、1ドル110円の時に買いの指値注文を入れるのであれば、110円を下回る価格を指定して注文を行う必要があります。逆指値はこれと逆の考え方となるので、同じ条件では注文を出す場合には110円を超える価格を指定して注文をすることになります。

また、特徴として新規注文だけでなく、決済注文としても利用することが可能です逆指値注文を理解するために、図解をしながら新規注文・決済注文で利用する時の例を確認していきましょう。

新規注文時の逆指値注文のイメージ

たとえば、現在点での1ドル価格が110円だったとしましょう。買い(ロング)でエントリーをしたいと考えれば、逆指値注文の場合110円よりも高い価格を指定して新規注文を入れます。

上記の画像の例でいえば、1ドル110円で新規注文を入れていますね。そして、その価格に達した時に逆指値注文が成立します。今回の例では買い(ロング)の新規注文にしていますが、売り(ショート)の新規注文であれば、これと逆になります。つまり、現状よりも安い価格で注文を入れることになります。

このように、新規注文の場合より不利な条件でエントリーを行うのが逆指値注文の特徴です。

決済注文時の逆指値注文のイメージ

続いて、決済注文で利用する場合の逆指値注文を確認していきましょう。先ほど1ドル110円で保有したポジションの決済注文を入れます。この場合、1ドル110円よりも不利な条件で約定しなければいけないので、110円よりも低い価格を指定することになります。つまり、損失が出る価格で注文を入れるということですね。

上記の例でいえば、1ドル110円で決済の売り注文を入れています。110円よりも低い価格で注文しているため、逆指値注文が成立することになります。先ほどと同じように、売り(ショート)の決済注文であれば、これと逆になります。つまり、現状よりも高い価格で注文を入れることになります。

本来であれば、決済注文は利益が出たタイミングで約定(利食い)させたいですよね。そうなると、通常の指値注文を利用することになります。こうした逆指値注文は必ず損失が発生するので、ロスカットで利用することがメインの目的です。

指値と逆指値を使ったOCO注文

FXでは指値と逆指値を使ったOCO注文という注文方法があります。これは、指値と逆指値の注文を2つ同時に出し、片方の注文が約定した場合にもう片方の注文がキャンセルされるという注文方法です。

たとえば、1ドル110円の時にOCO注文で指値109円、逆指値111円で新規の買い注文を発注したとしましょう。その後価格は下落し、109円になったタイミングで指値の注文が約定しました。これによって、逆指値111円で入れていた注文は自動でキャンセルされることになります。

OCO注文は決済時での利用で特に力を発揮します。具体的には、ポジション保有後に指値(利食い)と逆指値(損切り)注文を同時に入れることができるので、利食いと損切りをセットで発注することができるのです。

逆指値を使った3つのトレード手法

ここまで、逆指値注文の概要や新規、決済注文時の具体例などを見てきました。よりイメージが掴みやすくなったのではないでしょうか。

ここからは、逆指値を使った3つのトレード手法を確認していきましょう。

①ブレイクアウトを狙う

ブレイクアウトは逆指値注文を使ったトレード手法の1つです。ブレイクアウトとは、ある一定の価格水準を超えた段階で価格が大きく伸びることを指しています。

たとえば、それまでのチャートで意識されていたレジスタンスライン(またはサポートライン)があったとしましょう。大体の場合、直近の高値で何度か押し返されているところが、それに該当します。そして、そのラインを少し超えた段階で注文が約定するよう逆指値を発注しておきます。

この場合、約定するタイミングは現状よりも不利な価格です。いっぽうで、それまではじき返されてきたラインを超えたことから、投資家心理としてもさらに伸びるだろうと考えが働き、買い(または売り)が増え、価格も大きく上昇(または下落)することになります。

指値注文の場合、現状よりも不利な条件では注文を入れることができません。つまり、この値幅を狙うことができるのは逆指値の独自の強みであり、トレード手法の1つといえるでしょう。

②ストップ食いを狙う

ストップ喰いは、先ほどのブレイクアウトと少し似ています。この場合、ストップ注文が多い価格帯を狙ってトレードを行っていきます。ストップ注文とは、俗にいう損切り(ロスカット)のことです。

ポジションを保有している多くのトレーダーは、一定水準以上まで損失が発生した段階で決済するストップ注文を入れています。タイミングにもよりますが、こうしたストップ注文が集中している価格帯がある場合はあります。もしこの価格帯に突入した場合、ポジションがロングであれば売りが殺到しますし、ショートであれば買いが殺到することになります。

これによってどちらかの注文が殺到し、価格は一気に動くことになります。多くの場合、大量の資金があるヘッジファンドなどがこうしたストップ喰いを狙ったトレードを行ってきます。逆指値注文では現状よりも不利な条件で価格を指定することになるため、こうしたヘッジファンドが仕掛けるスタップ喰いに便乗したトレード手法も可能となるのです。

③ロスカットに活用する

FXではロスカットは非常に大切です。逆指値注文は上述したように、決済時に利用することでロスカット注文として利用することができます。

通常の指値注文ではできない、逆指値を活用した手法の1つであるといえるでしょう。

FXで逆指値を利用するメリット

ここまで、逆指値の概要や具体的なトレード手法を確認してきました。ブレイクアウトやストップ喰いなど、ワンランク上のトレード手法があることも理解できましたね。

ここからは、逆指値の持っているメリットを確認していきましょう。

逆指値のメリット

①指値注文ではできないトレードができる

②ロスカットに使える

①指値注文ではできないトレードができる

通常の指値注文の場合、より有利なレートで価格を指定します。そのため、不利な条件での注文は、そもそも指値注文ではできません。先ほど紹介した、不利な条件で注文を入れるストップ喰いやブレイクアウトを狙ったトレードもできないということですね。

このように、逆指値は指値と違った性質や特徴を備えています。こうした指値注文にはない特徴を持っていることから、より高度なトレードができる点は大きなメリットといえます。

②ロスカットに使える

ロスカットに使える点は、逆指値の大きなメリットです。FXの基本的な考え方は、「勝ちを大きく、損を小さく」というものです。

FXでは会社ごとにロスカットの水準を定めていますが、ほとんどの場合大きな損失が発生した段階でのロスカットとなります。この水準通りにロスカットをしていると、結果的に負けの方が大きくなってしまうでしょう。

逆指値注文を決済時に利用することで、FX会社が定めた水準よりもっと早い段階でロスカットを入れることができるため、より損を小さくすることができます。これは、通常の指値注文ではできない、逆指値注文のメリットの1つといえるでしょう。

FXで逆指値を利用するデメリット

逆指値には多くのメリットがあることがわかりましたね。いっぽうで、逆指値には独自のデメリットもあります。ここからは、逆指値にどのようなデメリットがあるのかを確認していきたいと思います。

逆指値のデメリット

①使い方が難しい

②狙いが外れると大きな損失が出る

①使い方が難しい

逆指値には、使い方が少し難しいというデメリットがあります。たとえば、先ほどトレード手法でも紹介したブレイクアウトやストップ喰いへの便乗は、初心者では見極めるのが困難です。

加えて、チャートの分析テクニックも必要です。インジケーターを活用しながら、どのラインが意識されているポイントなのかや、そこを超えた段階で本当に価格は伸びるのかなど、根拠を持ってトレードをしなければなりません。

そのため、ある程度取引に慣れるまでは、逆指値注文を使って利益を狙う手法は避けた方が良いでしょう。決済注文でのロスカットの利用を、序盤のうちはおすすめします。

②狙いが外れると大きな損失が出る

逆指値注文は狙いが外れると、大きな損失が出る可能性もあります。逆指値注文は、そもそも不利な条件で価格を指定するという前提があります。FXではチャートが常に上下しており、仮に指定した価格を突破しても、ブレイクアウトせずにまたすぐに元に戻ってしまう可能性もあります。

それだけでなく、大きなヘッジファンドなどでは上昇(または下落)を装い、見せかけの相場を作る手法も使ってきます。たとえば、意識されているラインの側に価格がきた時に、大量の注文を入れて価格を上昇(または下落)させます。そして、ラインを突破させたと勘違いさせて、その他の投資家の注文を誘発させ、その後反転する方向へふたたび大量の注文を入れます。

こうしたチャートの見せかけの動きは、FXの世界ではよくある手法です。逆指値注文を入れていても、その動きがヘッジファンドが作った見せかけのものであった場合には、その後に大きな損失が出る可能性もあります。

このように、そもそも不利な条件で注文を入れなければいけないことで、こうした損失を受ける可能性があるデメリットが逆指値にはあるのです。

初心者におすすめのFX会社TOP3

ここまで、逆指値注文に関するさまざまな要素を見てきました。確認したことで、逆指値への理解が深まったのではないでしょう。さっそく逆指値を使ってみたいと感じた方も多いでしょう。

そこでここからは、逆指値注文が利用できる初心者におすすめのFX会社を紹介していきたいと思います。今回は数あるFX業者の中でも、信頼性が高いFX会社TOP3だけを紹介するので、まだ登録が済んでいない人はこの機会に登録してみることをおすすめします。

第1位 SBI FXトレード

SBI FXトレードは、初心者に非常におすすめなFX会社です。運営元の親会社がSBIホールディングスであるため、その信頼性は非常に高く、初心者でも安心して取引をすることができます。

加えて、最大の魅力は1通貨単位から取引可能という、最低取引単位にあります。1通貨単位であれば、ドルであれば1ドルから取引可能ということになります。1ドルであれば、レバレッジ25倍で取引をした場合には、最小で約4円から取引をすることができるということです。

初心者の方であれば、投資に回せる資金がそれほど多くないことがよく悩みとしてあります。こうしたユーザーのニーズに応えて、SBI FXトレードでは最小の取引金額を小さくしてくれているんですね。4円であれば、ほとんどの投資家が準備できる金額だと思います。資金面が少なくて投資しようか迷っている方には、SBI FXトレードが非常におすすめです。

第2位 DMM FX

第2位にランクインしたのは、国内口座開設数第1位のDMM FXです。同社は動画コンテンツの配信で有名な、DMM.comが運営するFX会社です。さまざまな事業を手掛けており、企業としての信頼性の高さ、資金力は申し分ないといえるでしょう。初心者の方でも、安心してトレードできること間違いなしです。

加えて、DMM FXの最大の魅力はデモトレードができる点です。デモトレードとはFXが無料で練習できるツールのことです。仮想の口座を開設し、それを使ってFXトレードを行っていきます。利益が出ても反映されませんが、損失が出ても反映されないため、本番前にのびのびと練習するにはピッタリです。

自己資金でいきなりトレードを始めると、慣れていないこともあり大きな損失を出してしまうこともあります。DMM FXならデモトレードで練習をしたあとに、同じ環境ですぐに本番の取引へ移行することができるため、より効率的なトレードを行うことが可能です。まずは練習をして、しっかりと実力を身につけたいという方であれば、DMM FXからスタートしてみると良いでしょう。

第3位 ヒロセ通商

第3位にランクインしたヒロセ通商は、DMM FXと同じようにデモトレードを提供しているFX会社です。大きな違いとして、同社のデモトレードは土日にも利用することができます。

実はFXは取引に関わる証券取引所や銀行といった企業が土日休みのため、土日は取引をすることができません。これは、デモトレードでも同様です。しかし、ヒロセ通商のデモトレードでは土日でも仮想のレートを使ってトレードをすることができます。

FXをやっている方のほとんどが、土日休みでしょう。もっとも時間を自由に使える土日のタイミングに、積極的に練習をしたいという方も多いはずです。ヒロセ通商ならこうした要望にも応えてくれるのです。土日を中心にしっかりと練習をしてからトレードをしたいという方は、まずはヒロセ通商を使ってみると良いでしょう。

まとめ

以上、FXの逆指値について解説してきました。今回紹介したように、逆指値はストップ注文が多いタイミングを狙ってトレードをすることで、より効率的に利益を狙っていくことができます。また、ロスカットにも使うことができるため、その活用方法は幅広いといえるでしょう。

いっぽうで、通常の指値注文より使い方が難しいことは事実です。ストップ注文やブレイクアウトを狙ったトレード方法に関しては特に見極めが難しく、初心者の方が逆指値を使いこなすには時間がかかるでしょう。最初のうちは、逆指値はロスカットで利用するようにして、手始めに有利な条件で注文できる指値注文でトレードの感覚を身につけていくことをおすすめします。

この記事を参考に、ぜひみなさんも逆指値注文を使いこなしてみてくださいね。

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