泊まるならホテルより民泊が安い?お得な民泊の利用方法・選び方をご紹介。

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民泊はホテルよりも安く泊まれる場合も多く、宿泊先を決める上で選択肢の1つです。国内だけでなく海外旅行でも便利な民泊ですが、民泊は基本的に、一般の人たちが住宅を宿泊施設として提供してくれるもので、旅館やホテルなどの宿泊施設とはサービスの面で異なる点もあります。

海外の主要都市では以前から行われている民泊ですが、国内ではまだ登場したばかりで戸惑う人も多いでしょう。それぞれの状況によっては、しっかりしたプロのサービスが受けれるホテルや旅館の方がふさわしい場合もありますが、安さや利便性さらに特異な空間を求めるのでのであれば民泊は非常におすすめです。

今回は宿泊費を少しでも安く済ませたい方を対象に、民泊の活用方法や選び方をご紹介します。

宿泊代を節約したい?

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資金に余裕が出たから旅行に行こう!
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所用で一泊しないといけない!どうしよう!

など、カジュアルな旅行や急遽泊まる際の宿泊費はできるだけ安く抑えたいものです。

従来だとそんな時はシンプルなサービスで比較的安価にできるビジネスホテルを利用するのが一般的でした。格安のビジネスホテルの相場はいくらぐらいでしょうか。

格安ビジネスホテルの相場

地域によってホテルの価格相場も異なりますので、主要都市の場合でいくらぐらいで泊まれるのかをまずは確認しておきたいと思います。

東京/5区で便利な立地

都内5区にあって便利な立地にあるビジネスホテルだとシングルで安くても一泊5,000円、平均的には7,000円~8,000円ぐらいが相場です。

東京/23区で便利な立地

23区内であれば、便利な立地でも古かったり狭かったりすればシングルで4,000円~5,000円ぐらいでも探すことは可能です。モダンでキレイなホテルだと安くても6,000円ぐらいはします。

関西地区

大阪、京都など関西地区の主要都市、駅近辺だとやはり安くても5,000円~6,000円ぐらいです。市外、郊外であれば3,000円~4,000円代を探すことも可能ですが不便な立地にある場合や治安上の問題がある場合が多くなります。

北海道

北海道は地域によって格差が大きくなり、札幌、小樽など宿泊ニーズが高い地域になれば安くて4,000円ぐらいです。

郊外の不便な場所になるにつれ、3,000円、2,000円代でも探すことができます。

九州

九州は福岡県の宿泊ニーズが最も高く、市内の便利な立地であれば5,000円~6,000円ぐらいが相場です。その他の地域だと主要都市近辺にて5,000円ぐらい、郊外であれば安いホテルで3000円代が相場です。

泊まるなら民泊が安い?

そこで、民泊なら格安ビジネスホテルの相場から約2,000円程度安くすることが可能です。他のゲストとシェアするタイプやベッドが並んだドミトリー型、間貸しのようなホームステイ型の民泊であればさらに格安料金で泊まれます。

東京5区、23区、関西地区、北海道、九州とそれぞれいくらぐらいの民泊があるのでしょうか。今回は、本当にシンプルに泊まるだけを目的にした民泊をいくつか選んでみました。

格安民泊はこんなに安い!

渋谷まで10分で個室が2500円!

出典:エアビーアンドビー 参考リンク

こちらの民泊は、立地は目黒区になりますが渋谷まで電車でたったの10分と非常に便利。ゲスト2人で1泊たったの2,500円で、キッチンや浴室はオーナーや他のゲストとのシェアになりますが、寝室は完全に個室でプライベートも確保できます。布団は3組用意してありますので、追加料金で3人でもOKです。

1人で泊まるとしても、この民泊は驚異的な条件と安さでおすすめです。(猫が2匹います)

詳細はこちらから

東京で信じられない1,800円!

出典:エアビーアンドビー 参考リンク

こちらの民泊は東京都練馬区にあるお洒落な一軒家の個室が一泊1,800円で借りれるという信じられない安さです。オーナー、他のゲストと寝室以外は共用ですが、リビングにはキッチンなど広々とした空間が癒しをテーマにアレンジされています。とにかく安く泊まりたい方には最高の民泊でしょう。

寝室はベッドが1台です。シングル、カップル、親友同士で泊まりたい方におすすめです。(犬が2匹います)

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大阪市のマンションが1700円!

出典:エアビーアンドビー 参考リンク

マンションの貸切で完全にプライベートな2人用の民泊が大阪市内でたったの1700円。心斎橋まで直通の地下鉄にも便利な立地で、コンビニや100均、ドラッグストアも徒歩数分のところにあります。シングルベットが2台、バスルームもキッチンも自分たちだけで使えるのが嬉しいですね。

Wi-Fi完備で、さらにドアロック解除の暗証番号をもらってセルフチェックインできるので便利です。

詳細はこちらから

函館の露天風呂に入れて2,000円!

出典:バケーションステイ(楽天LIFULL)参考リンク

函館の一軒家のシェア民泊です。寝室が個室になっていて、キッチンやリビング、浴室などはオーナーや他のゲストとシェアになりますが1人2,000円で十分に楽しめる環境が整っています。ログハウスタイプのロッジ型の民泊で、露天風呂、ドラム缶の薪風呂、バーベキューなど多彩な設備を利用することができます。

駐車場完備で自転車がレンタルできます。駅まで無料の送迎つきです。

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ドミトリータイプなら市街地のど真ん中でも2,000円から!

出典:バケーションレンタル(楽天LIFULL)参考リンク

ビジネスや所用でほんの寝るだけの場所を確保したいという方に最近人気急上昇の民泊がドミトリータイプです。ドミトリータイプなら全国的に相場は1,500円~2,500円ぐらいです。上記の民泊は空港や主要駅にも数分という福岡の市街地のど真ん中にあるドミトリーです。個室シャワー、洗濯機、乾燥機、ドライヤー、洗面用具など完備されてあります。

空きがあれば何名でも予約は可能です。

詳細はこちら

以上見てきたように、シェア物件が多くはなりますが、民泊では超格安の宿泊施設が地域ごとにたくさんあります。また、完全に貸切個室型でもホテルより格安の料金を探すことが可能です。

ホテルより民泊を選ぶメリットは?

ではここで、ホテルより民泊を選ぶメリットはどのような点にあるのかをまとめておきたいと思います。

民泊のメリット

一番のメリットは安く泊まれること

民泊の一番のメリットはホテルや旅館に比べて安く泊まれることです。

民泊にも色々な種類があり、中には一流ホテル並み、それ以上の料金がかかる民泊もあります。民泊の中でも以下のタイプの民泊は料金がかなり安く設定されてあります。

  • ゲストハウス・ドミトリー型
  • 戸建て、アパート、マンションのシェア型
  • ワンルームなど小さめな部屋の完全貸切型
  • 古い木造のアパート貸切型
  • 郊外の戸建て貸切型

以上のようなタイプの民泊であれば、ホテルや旅館よりも2,000円~3,000円ほど安くなる場合が多くなります。

様々なタイプの民泊から選択できること

民泊のもう1つのメリットは、すでに述べましたように様々なタイプの民泊から幅広く選択できる点にあります。ホテルや旅館でも、もちろんそれぞれ独特の雰囲気があり価格帯も色々ですが、ある共通した枠から外れることはありません。しかし、民泊は、一般の人達が居住用の建物や部屋を貸し出すものがほとんどですから、非常に個性的です。

  • 友達や親戚の家のような民泊
  • インテリアにこだわった民泊
  • 寮や下宿のような民泊
  • ホテルや旅館のような民泊
  • 面白いアイデアを活用した民泊

など、要望に応じた部屋や家を探すことが可能です。

料理や洗濯などの利便性が高い

ホテルや旅館では料理や洗濯など日常的な雑事を行うことができません。しかし、民泊なら近所のスーパーで買い物をして料理したり、洗濯したりと普段のように暮らすことができるのです。2,3日以上の滞在を予定している場合には非常に利便性が高いのです。

ただ、ドミトリータイプの民泊の場合は充実した設備が整っていない場合もあります。

コミュニケーションが楽しめること

戸建て、アパート・マンションの貸切型は完全にプライベートな空間となりますが、シェア型であればオーナーや他のゲストとのコミュニケーションを楽しむことが可能です。

オーナーの人柄や多国籍の他のゲストの存在が魅力となっている民泊も多くあります。

オーナーによっては、観光案内をしてくれたり、おすすめの飲食店に連れていってくれたり、バーベキューや飲食会を開いてくれたりと楽しめるのがシェア型民泊の大きな魅力となっています。

付加サービスが利用できる

また、それぞれの民泊では独自の付加サービスを提供しているところもあります。

最も好評なサービスは駅までも送迎で、中には無料で送迎を行うオーナーもいます。他にも、ワインやお酒の宅配、地元料理の宅配サービス、動画見放題サービス、ゲーム機・各種ソフトが使い放題、陶芸教室、着付け教室、サーフィン教室など様々なサービスを別途で用意している民泊もあります。

民泊の利用方法

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民泊を利用するにはどうすればいいの?
Expert
民泊の利用方法をご説明しましょう。

民泊サイトに会員登録する

利用したい民泊が見つかったら、その民泊サイトに会員登録を行います。

民泊業界では、

  • 民泊を利用する宿泊客を「ゲスト」
  • 民泊のオーナーは「ホスト」

と呼んでいます。

宿泊客として民泊を利用する方は「ゲストの新規会員登録」が必要です。大抵の場合まずは名前とメールアドレスだけで登録が完了します。

宿泊予約を行う

次に、利用したい民泊をクリックして宿泊予約を行います。

宿泊予約で必要な情報は、

  • チェックインの日程
  • チェックアウトの日程
  • 人数

基本的に以上の3項目で予約することが可能です。その他必要であればオプションの追加や、オーナーへの問い合わせ等を行います。

予約すると宿泊料金が提示

予約が完了すると、宿泊料金の合計と手数料が提示されます。民泊利用の際に手数料がかかるかどうかは民泊サイトやオーナーによって異なりますので必ず予約を決定する前に確認するようにしましょう。

料金に問題がなければ、決済方法を選択して料金の支払い手続きをします。宿泊料金の支払いを民泊サイトの方で確認すれば予約が完了します。

予約が完了すれば当日現地に向かうだけ

予約が完了すれば、後は当日現地に向かうだけとなります。

部屋のカギの受け渡し方法は、

  • オーナーが直接カギを渡す
  • 事前にカギの置き場所の案内がある
  • カギを開ける暗証番号が提示される
  • その他カギの受け渡し方法の指示がある

など、オーナーによってカギの受け渡し方法が異なりますので、事前に確認しておくことが大切です。

デメリット・注意点

民泊には様々なメリットがあり、今、日本でも普及が進んでいる宿泊方法になるのですが、デメリットや注意点もいくつかあります。

ホテルや旅館のようなサービスは期待できない

民泊がホテルや旅館と大きく異なる点は、専門知識と専門技術を有したプロのスタッフが対応するわけではないという点です。

ホテルや旅館のように、制服を着た礼儀正しいスタッフが応対するわけではありません。ほんの一部の民泊では、民泊運営会社などに管理を任せておりホテルや旅館なみのサービスを提供する民泊もあります。しかし、民泊の多くは普通の一般の人達がオーナーとなって運営しています。プロのサービスというよりは、親しみのある個性的なサービスを期待するのが民泊だといえます。

結婚記念日など、何か特別な日を祝うための旅行であれば、ホテルや旅館の洗練された雰囲気を味わう方がいい場合もあります。

部屋の清掃に追加料金がかかる場合もある

民泊では基本的に部屋の清掃は宿泊者自身が行うのが一般的です。ホテルや旅館のようにスタッフが来て、部屋の中をきれいにしてくれるわけではありません。

民泊によっては、清掃を別途サービスで依頼できる場合もありますが、追加料金がかかります。

また、退室時の清掃料金が必須となる民泊もありますので注意しましょう。

オーナーや他のゲストとの相性もある

シェア型の民泊を利用する際のデメリットとして、オーナーや他のゲストとの相性によっては快適に過ごせない場合も考えられます。

どんなオーナーなのか、どんなゲストが多いのか、民泊サイトのレビューで確認することができます。レビューの内容から何となくではありますが、その民泊の特徴がつかめると思います。また、あえてオーナーに対して問い合わせをしてみることで、相性が合うかどうか判断できる場合もあるでしょう。

料金体系はオーナーごとに異なる

また、民泊で間違えやすい、勘違いしやすいのがそれぞれの民泊の料金体系です。

民泊の宿泊料金の課金方法はオーナーによってそれぞれ異なります。ある民泊では1部屋いくらで課金する場合もあれば、もう1方では1人いくらで課金されるなど料金体系が異なります。2人用、3人用などの民泊では最低宿泊人数や最低宿泊料金が設定されてある場合もありますので注意しましょう。

予約を完了させる前に、1人あたりの宿泊料金、その他かかる費用を明確にしておくことが大切です。

悪質な民泊もある

民泊の中には、ごく稀に悪質な業者もあるので注意する必要があります。暴行、わいせつ、盗撮、盗難、麻薬などの軽犯罪が一部の民泊では報告されています。軽犯罪が起きた民泊のほとんどが違法民泊で無届にて民泊運営を行っていました。

2018年の6月以降は、民泊新法によって無届の民泊を取り締まる動きが強まっていますので、このような軽犯罪の確率は非常に少ないといえるでしょう。ただ、このような軽犯罪は民泊に限って起きていることではありません。国内外の様々な人達が出入りするホテルや旅館でも軽犯罪のリスクはつきものです。

安全性の高い民泊サイトを選び、治安のいい地域、利用歴が豊富な民泊を選ぶことで犯罪に巻き込まれるリスクを避けることができます。実体が不明な民泊情報を活用しないように注意して下さい。

民泊の選び方

日本では、まだ利用者の数は少ないと思われる民泊ですが、民泊は実は世界的な規模で昔から行われていた宿泊サービスの1つなのです。日本における民泊事情はある意味非常に特殊だといえます。外国人の出入りが多い主要国では当たり前に利用されています。

国内の民泊サイトからも、世界中の民泊を探すことが可能です。英語の勉強がしたい方などは、シェア型の民泊にすれば日常会話が学べるメリットがあります。

それでは最後におすすめの民泊サイト、民泊の選び方をご紹介していきましょう。

おすすめの民泊サイト

エアビーアンドビー

出典:エアビーアンドビー

エアビーアンドビーは世界でも最大規模の民泊サイトです。日本だけでなく、ニューヨーク、ロンドン、パリ、ハワイ、中国、韓国など191か国、34,000以上の都市で利用されています。国内では沖縄から北海道までバラエティに富んだ民泊の中から希望に合ったものを探すことができます。

STAY JAPAN

出典:STAY JAPAN

国内でも地方の個性的な民泊が豊富なのがSTAY JAPANです。古民家をモダンに改築した戸建型の民泊、フラワーガーデンに隣接した民泊、農家で手作り料理が提供される民泊など地域性を活かした面白い民泊を探すことができます。

バケーションステイ(楽天LIFULL)

出典:バケーションステイ(楽天LIFULL)

楽天と不動産事業のLIFULLが提携して運営している民泊サイトです。超格安のドミトリー型民泊から高級な別荘タイプまで幅広いタイプの民泊を取り扱っています。初めての民泊で不安な方は楽天が運営する民泊を選べば安心です。

民泊サイトで希望に合った民泊を探す

まずは試しに、上記でご紹介した3つの民泊サイトで民泊を探してみましょう。サイトによって検索方法は若干異なりますが、概ね共通していますので以下の手順で探すことができます。チェックイン、チェックアウトや人数などの詳細を入力しなくとも、ひとまず地域名を入れるだけでもどんな民泊があるのかを調べることができます。

  1. 目的地・宿泊先→地域、都道府県名、市区町村名を入力する
  2. 宿泊タイプを指定→戸建て、アパートマンション、ゲストハウス、貸切、個室、シェアなど
  3. 希望の宿泊料金を入力→下限いくら、上限いくら

最初は大まかな条件で検索していきます。予約可能日はログインしないと調べられない場合もありますので、問い合わせてみて下さい。正確な料金等は予約する日程や人数などを入力すると合計金額が提示されます。

あるいは単にGoogle検索にて「民泊 ○○県 格安」などと入力して、おすすめの民泊情報を調べることも可能です。いくつか比較検討してみるといいでしょう。

※旅行費用を節約する方法が以下からご覧になれます。合わせて参考にして下さい。

まとめ

今回は、まだ民泊を利用したことがない人を対象に、民泊ではどれくらい宿泊費を安くすることが可能なのか、どんな民泊があるのかを解説していきました。

民泊には様々な種類があり、ドミトリー型、シェア型であれば非常に格安の料金で泊まれることがわかりました。場合によってはアパート・マンションの完全貸切型でも2,000円~3,000円程度で見つかる場合もあります。カジュアルな旅行や、出張、所用などで宿泊施設に高度なクオリティーを求めない方にとっては、今回ご紹介したような格安民泊が非常におすすめです。宿泊費を最小限に抑えていくことができます。

また、相応に高い質を求める方であっても、民泊は贅沢な戸建貸切タイプや情緒豊かなモダン古民家、別荘タイプや高級マンションタイプなど希望に合ったものを探すことができます。

ただ、民泊にはメリットだけでなくデメリットや注意点もあるため、それぞれの状況に応じてはホテルや旅館の方が快適であることも留意しておく必要があります。

世界中の民泊をオンラインで探すことが可能です。ぜひ、この機会にお気に入りの格安民泊で宿泊費を節約していきましょう

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