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民泊投資を始めるなら、認可・許可をとった後はそれぞれで民泊サイトに広告を掲載するだけ。世界中から、その民泊を気に入ったゲストが予約をしてくれます。晴れてあなたの民泊に予約がゲットできたら民泊経営がスタートします。
皆さんもよくご存知の民泊サイトには「エアビーアンドビー」があります。他にも最近では様々な民泊サイトがあり、用途に応じた使いやすい民泊サイトを選ぶことができます。
今回は、これから民泊の広告掲載をご検討するオーナーに向けて、おすすめの民泊サイトをいくつかご紹介していきます。それぞれ、どんな客層を狙いたいかによって選ぶサイトも変わってくるでしょう。ぜひ、参考にして下さい。
民泊の始め方
民泊を始めるには、認可や許可を得るだけでなく、宣伝をすることが必要です。民泊サイトに民泊の広告を掲載することで、世界中の旅行者たちが情報を見てくれます。
国内の旅行者を狙うとしても広告を載せなければ、あなたの民泊を誰も知ることができないのです。
民泊開始の流れ
民泊を開始する流れは以下のようになります。ここで改めて確認しておきましょう。
- 用途に応じて民泊の認可・許可を得る
- 民泊の準備をする
- 広告を掲載する民泊サイトを選ぶ
- アピールしたい点をまとめる
- 建物・部屋の写真を撮る
- 民泊サイトに登録・広告掲載をする
といった流れになります。自治体から認可・許可がおりた時点でいつでもゲストを迎え入れて民泊を開始することが可能です。部屋や建物をゲストがいつ到着してもよい状態にしっかりと準備しておきましょう。
今回の記事では、民泊サイトへそれぞれの民泊情報をリストアップする方法を詳しくご紹介していきます。
民泊サイトにリストアップ!
民泊サイトにリストアップすることで、宿泊先を探している人達に部屋・建物の情報を宣伝できますが、競合がたくさんいることも把握しておきましょう。
リストアップしたからといって、必ず定期的にゲストを得られるとは限らないのです。そこで、効果的に宣伝していくために必要な手順やポイントを解説していきます。
リストアップの手順
どんな民泊サイトがあるのかを調べる
まずは、具体的にリストアップを行う前にしておきたいことが、どんな民泊サイトがあるのか、それぞれの広告の内容はどのようなものなのかリサーチをしておくことです。
リサーチをする上で、重要なポイントはゲストの視点から情報を見ていくことです。もし、自分が部屋を借りるとすれば何処のどんな物件に、いくらぐらいで借りたいのか、目安を立てて情報を見比べていくことです。どの民泊サイトが自分の民泊には相応しいのか、それぞれのサイトの特徴(想定できるユーザー層)も検討していきます。
お気に入りの民泊サイト・民泊情報をいくつかピックアップして詳細を参考にすることができます。
アピールしたい点をまとめる
次にリストアップのために必要なことは、あなたの民泊のアピール点はどんな点なのかまとめておくことです。
- 価格の安さをアピールしたい
- 便利な立地をアピールしたい
- 個性的なインテリアをアピールしたい
- 高級感をアピールしたい
- 若い人向けにアピールしたい
- 中高年の夫婦向きにアピールしたい
など、あなたの民泊が他の民泊と比べてどのような点で優れているのか、箇条書きでまとめいきましょう。アピールしたいイメージが明確になれば、それに相応しい広告内容を作成していくことができます。
※民泊の方向性を決めるために、まずはどのような民泊の種類があるのか見ておきましょう。
建物・部屋の写真を撮る
次に必要なことは、建物・部屋の写真を撮ることです。実は、サイトに掲載する写真がすべてだといっても過言ではありません。なぜなら、すべてのゲストにとってどのような民泊なのかは写真でしか確認することができないからです。
価格や部屋の設備の詳細なども判断基準にはなりますが、やはり写真のイメージで決める人が大半だといえます。
もし、自分が部屋を決めるとしたら、どうなのかを考えてみるとよいでしょう。ちょっとした配色やインテリア、写真にする場所などによってその部屋のイメージは大きく異なるのです。
練習で部屋や建物の写真をいろいろな角度から撮っておきましょう。
民泊サイトに登録・広告掲載をする
利用したい民泊サイトが決まったら、そのサイトに「ホストの会員登録」をします。登録に手数料はかかるのでしょうか。民泊のオーナーとしてサイトを利用する際にかかる費用について解説いたします。
手数料
一般的に広告掲載のみは無料でできるサイトが多くなります。
ただし、それぞれの民泊サイトでは宿泊予約が決まるごとに、あらかじめ定められた手数料が宿泊料金から差し引かれます。
手数料は利用する民泊サイトによって異なり、安い場合で3%、高い場合だと10%ぐらいです。
ゲストが払う手数料も考慮したい
手数料はオーナだけでなく、利用するゲストにもかかる費用です。ゲストが払う手数料は、民泊サイトによって無料の場合と5%~10%ぐらいかかる場合とあります。
ゲストが支払う手数料がどれくらいなのかも、考慮しておくことが欠かせません。
おすすめ民泊サイト5選!
それでは、おすすめ民泊サイト5選をご紹介いたします。それぞれのサイトの特徴を比較検討して、用途に合った民泊サイトを活用していきましょう!
Airbnb(エアビーアンドビー)
世界中の旅行者に向けて宣伝したい方は、世界最大手の民泊サイトAirbnbがおすすめです。
Airbnb以外にも民泊サイトはたくさんありますが、まだ民泊というシステムがなかった日本において民泊がここまで普及し始めたのは、Airbnbによる業績が大きく貢献しているといえます。Airbnbはアメリカ・サンフランシスコを発祥とする民泊事業者で世界的な知名度も高く、安心して民泊を始めることができます。
手数料
広告掲載:無料(初期費用・年会費はかかりません)
オーナーの意向によって、民泊運営にかかる手数料の設定を2パターンから選ぶことができます。
- オーナーが手数料を全額負担する
- オーナーとゲストで手数料を分担する
分担する場合の手数料の割合は相談することも可能ですが、基本的に以下の手数料比率が適用されています。
- オーナにかかる手数料:予約確定ベース宿泊料金の3%
- ゲストにかかる手数料:宿泊料金に応じて6%~12%
Airbnbの特徴
Airbnbは世界191か国、10万都市にて展開している世界最大級の民泊サイトです。ユーザー数は世界中で200万人以上となり、概ねの民泊情報は600万件を超えています。
民泊だけに限らず、ホテルや旅館情報も同時に調べることが可能です。ただ、国内ではまだ民泊やAirbnbの知名度はまだ低いため外国人観光客を狙った集客方法としておすすめです。
サービス
Airbnbを利用するメリットは、11か国語に対応できるグローバルチームが24時間365日体制でサポートしているので、外国語に自信がない方でも安心です。
また、住宅に破損などのトラブルが発生した際でも「ホスト補償」によって、一定の条件にて保証金を請求することが可能です。
宿泊施設の提供だけに限らず、体験、アドベンチャー、グルメツアーなどイベントを企画することも可能です。
※Airbnbのホスト向け公式サイトはこちらです。
こんなオーナーにおすすめ
- ひとまずは大手民泊サイトで手堅く安心して始めたい方
- まずは試しに最初の広告を載せてみたい方
- 充実したサポートや保証を受けたい方
- 外国人観光客向けに広告を掲載したい方
STAY JAPAN(ステイジャパン)
次におすすめの大手民泊サイトはSTAY JAPANです。STAY JAPANは国内の民泊事業者で、知らない日本を探そう、をコンセプトに全国の田舎の民泊やリゾート地の別荘タイプの民泊など、個性的な民泊に力を入れています。
国内の旅行者向きに宣伝したいオーナーにはぜひおすすめです。
手数料
広告掲載:無料(初期費用・年会費はありません)
運営手数料:無料
通常の即時予約の場合は手数料は発生しません。リクエスト予約の場合はホストにかかる手数料が宿泊料金の3%となります。
STAY JAPANの特徴
特区民泊地区での民泊サポートを強化していることもあり、特区民泊地区のオーナーにもおすすめの民泊サイトです。江戸時代風のインテリアを備えたサムライハウス、農業体験民泊、陶芸体験民泊など趣向を凝らした日本人にとっても珍しい民泊が多いのが特徴です。
英語のサイトも展開しており、今後は外国人のユーザーが増えていくことも期待できます。
郊外の民家型民泊に強い
地方郊外にて、地元の方々と過ごす民泊の企画が非常に豊富なのが興味深いです。自治体などと提携して地方再生、空き家再生に特化した民泊事業の展開を行っています。
※STAY JAPANのホスト向け公式サイトはこちらです。
こんなオーナーにおすすめ
- 地方郊外で個性的な民泊の企画を考えている方
- 古民家や特殊施設を再生した個性的な民泊を運営したい方
- 自治体の地方再生企画に特化した民泊を進めていきたい方
- ひとまずは日本人旅行者を対象にしたい方
HomeAway(ホームアウェイ)
HomeAwayはアメリカ・テキサス発の大手民泊サイトです。現在アメリカ、イギリス、EU、オーストラリア、シンガポールなどでユーザー数を急激に拡大している民泊サイトの1つで、多くの外国人からのアクセスを期待することができます。
手数料
広告掲載:無料(初期費用・年会費はかかりません)
運営手数料:オーナーにかかる手数料は予約確定ベースで宿泊料の3%、原則としてゲストへの手数料はかかりません。
HomeAwayの特徴
HomeAwayは世界190か国で展開しており、Airbnbにも匹敵するほどの規模を持つ民泊サイトで、グループや家族連れの旅行者が多いことが大きな特徴となります。年齢層もやや高めであることから、スタンダードなビジネスホテル型民泊やグレードが高めの民泊の需要が多いようです。
休暇を家族や友人達と余裕あるスペースにてゆったりと過ごしたい人向けの民泊ならAirbnbよりもHomeAwayの方がいいかもしれません。
決済にPayPalが利用できる
決済手段として世界共通のPayPalが利用できることもHomeAwayのメリットです。PayPalはクレジットカード情報をあらかじめ登録しておいてPayPalを窓口として決済しますので、オーナー、ゲスト双方にとってセキュリティ面で安心でもあります。
※HomeAwayのホスト向け公式サイトを見てみてましょう。
– URL=ttps://www.homeaway.jp/lyp?utm_source=minpakubiz&utm_medium=referral&utm_campaign=HAJP_SUPP_ACQ&utm_content=banner3
こんなオーナーにおすすめ
- 3人以上が滞在できる民泊を経営する方
- 単価が高い民泊を提供したい方
- 家族連れや中高年者などを対象にしたい方
- 外国人観光客を集客したい方
Asia Yo.com(アジア・ヨードットコム)
Asia Yo.comは台湾でスタートした民泊サイトで、短期レンタル・ルームシェア・ゲストハウスなどホテル以外の宿泊サービス専門のサイトです。
日本語のサイトも充実しており、台湾、韓国、タイ、中国などアジア圏を中心に利用されているサイトです。
手数料
広告掲載:無料(初期費用・年会費はかかりません)
運営手数料:ホストにかかる手数料は予約確定ベースで宿泊料の12%、ゲストへの手数料はかかりません。
Asia Yo.comの特徴
2017年以降にアジア主要都市に進出を図り、スポーツイベントを主軸に民泊事業を展開しています。アジア圏を中心にリスティング数は2万件。日本国内では約4000件で楽天LIFULLと提携しています。
20代、30代向けのカジュアルな物件や、安さにこだわった格安物件などが充実した民泊サイトです。都市部のアパートマンションのワンルーム民泊やドミトリー民泊など安さで勝負するならこのサイトがおすすめです。
※Asia Yo.comのホスト向けの公式サイトはこちらから。
こんなオーナーにおすすめ!
- アジア圏を中心に集客を狙う方
- ワンルームタイプの民泊経営の方
- 安さで勝負したい方
- カジュアルな民泊を目指す方
自在客(ジザイケ)
自在客は中国・上海からスタートした最大級のグローバル民泊サイトです。アジア圏、英語圏にて利用されており、取り扱う民泊はアジア主要都市、中でも日本の民泊が中心となります。
日本に訪れる外国人観光客の大半を中国人が占めています。中国からの旅行者を集客したい方はぜひ登録しておきたいサイトです。
手数料
広告掲載:無料(初期費用・年会費はかかりません)
運営手数料:ホストへの手数料の負担はありません。ゲストは宿泊料に対して5%~8%が課金されます。ホストへの負担がない分、割引などを活用してお得に利用してもらう方法もあります。
自在家の特徴
中国・台湾の旅行者向けに日本の民泊リスティングが非常に充実しているのが大きな特徴です。現在の国内の民泊情報は、東京、奈良、札幌、大阪、京都が多いようです。その他の地域でもホストとして申し込むことができます。
ビジネス向きのスタンダートなホテル、家族向けの旅館タイプなど中堅レベルの民泊が多く、値段はやや高めです。旅行者だけでなく、ビジネスによる短期滞在での利用も期待できる民泊サイトです。
※自在家のホスト向け公式サイトを確認しておきましょう。
こんなオーナーにおすすめ
- 中国、台湾からの旅行者を集客したい方
- ビジネスのニーズにも対応していきたい方
- 個性よりもスタンダートな安心感を提供したい方
- 一定の単価をキープしていきたい方
※民泊においては、ターゲットを明確にすることが成功の秘訣です。ぜひこちらの記事を参考にして下さい。
まとめ
今回は、民泊投資を始めるにあたって第1歩となる民泊サイトへのリストアップについて解説いたしました。
民泊サイトへのリストアップが唯一の宣伝方法であること、リストアップの流れ、そして、おすすめの民泊サイトをまずは5件ご紹介させて頂きました。
今回ご紹介した民泊サイトは、念のために日本語での対応ができるものを厳選しておきました。
もし、英語や中国語などに対応できる方はリストアップできるサイトの選択肢もさらに増えます。初回のリストアップは手堅いところでAirbnbで開始してみるのがいいでしょう。
その後、それぞれの民泊のスタイルに応じて、より集客効果が高いと思われる民泊サイトを検討していく方法がおすすめです。ひとまずは、広告掲載は無料でして頂けますし、国内の旅行サイトもまだまだたくさんあります。
オーナーそれぞれの用途に合った方法で、効果的な広告作りを検討して頂ければと思います。ぜひ、今回の記事を参考にしてみて下さい。