【ボーナスの使い方】キャンペーンを活用して投資信託をお得に始める方法

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ボーナスは一般的に夏と冬と2回支給されるもので、ひとまずは預金口座にお金を預け入れておく人が多いようです。

ボーナスの使い道を検討する人が増えることから、ボーナスの時期はお得なキャンペーンを開催する金融機関が多くなります。以前から投資信託を始めようかどうか迷っていた人にとって、この時期はお得に投資信託が始められる絶好のチャンスでもあります。

投資の初心者にとって、プロに運用が任せられて、少額から投資が可能な投資信託はおすすめの投資方法の1つです。

ぜひ、この機会にキャンペーンを活用して投資信託をお得に始めてみましょう!今回はボーナスの使い方の1つとして、キャンペーンを活用してお得に投資信託を始める方法をご紹介いたします。

ボーナスで資産運用

ボーナスの使い方として、まず思い浮かぶのは定期預金です。ボーナス時期になると様々な金融機関がキャンペーンを実施しますから金利が通常よりも高めに適用されます。

一定の金額を将来のために貯蓄をしておくことはとても大切なことです。しかし、貯蓄だけでは大切なお金を効率よく運用することはできません。基本的に資産は2つの方向で運用していくことができます。

  1. 安全に守るお金
  2. 増やしていくお金

以上の2種類です。

定期預金の金利の相場は?

安全にお金を守る方法として一般的に活用されているのが預貯金です。とくにボーナス時のように、まとまった金額が入手できた際には定期預金に預け入れる人が多いようです。

定期預金の金利の相場は、都市銀行(メガバンク)にて0.01%。地方銀行にて0.01~0.02%。ネット銀行になると、銀行によって金利差は大きく0.02~0.10%あたりが相場です。

ごく僅かの銀行が高金利を適用し、0.20~0.25%の金利がつく定期預金も探すことができます。2、3か月の短期ものや投資信託とのセットであれば、0.50~1.0%以上の金利が適用されるケースもあります。

ボーナスの時期になると、これらの金利が上乗せされますが、どんなに高い金利がついたとしても1年もので0.40%を超えることはありません。お金を運用する、長期に渡って資産を形成すると考えた時には定期預金だけでは物足りないのが実状です。

定期預金ではお金を安全に守ることは可能ですが、増やすことは難しいのです。

投資信託を始める!

そこで、ボーナスの使い方として定期預金に貯蓄用のお金を確保した上で、検討したいのが資産運用として始める投資信託です。つまり、増やしていくためのお金をほんの何%かでも確保していくことです。

資産運用を始める理由は、

  • 老後のため(退職後の副収入として)
  • 将来の大きな支出のため(住宅、教育費、医療費など)
  • 物価の上昇に備えて(物価は基本的に上昇する傾向にある)
  • 少子高齢化に備えて(公的年金制度が不安)
  • 効率よくお金を増やしていくため(預金では増えない)

など・・・。様々な視点で考えた時に、お金を守るだけでなく、増やしていくことも同時に検討していくことが上手な資産運用だといえるのです。

※将来に備えて資産運用が必要な理由を解説した記事が以下からご覧になれます。

キャンペーンで始める投資信託

投資信託は証券会社か銀行にて購入することが可能です。ボーナスの時期は冒頭でもご紹介したように、お得なキャンペーンを実施する金融機関も多くなります。とくに新規で口座開設した場合には通常では見られないような特典つきますので、これを上手に活用していきましょう!

それぞれの証券会社、銀行によって特典の内容は大きく異なります。自分にとって有益なキャンペーンを探して、お得に投資信託を始めることができます。

投資信託を購入する流れをまずは簡単に確認しておきましょう。

  1. 貯蓄・その他必要なのお金を確保した上で投資信託に使う金額を決めておく
  2. どんなキャンペーンがあるのか調べてみる
  3. お得なキャンペーンの金融機関をリストアップ
  4. どんな投資信託があるのか吟味する
  5. 購入する投資信託、金融機関を決める
  6. 口座開設する
  7. 投資信託を購入する

といった流れになります。

必要書類

証券会社・銀行の口座開設に必要な書類を挙げておきます。

  • 本人確認書類(免許証・保険証など)
  • 入出金用の銀行口座(証券会社の場合)
  • マイナンバー
NISA・積み立てNISA

さらに、非課税にて取引が可能となるNISAや積立NISAの口座も同時に開設することが可能です。この場合はNISA口座から投資信託の購入を行います。

NISA口座を開設するには住民票が必要です。

おすすめ投資信託6選!

投資信託を始めて選ぶ時には、どんなファンドを選べばいいのか初心者は悩んでしまいます。そこで、初心者にも比較的わかりやすいファンドをいくつかご紹介いたします。

どんなファンドがあるのか、参考までに見ていきましょう。

楽ラップ

出典:楽天証券

楽ラップは楽天証券が運用する投資信託です。ロボアドバイザーが運用コースを診断・提案してくれるので、全く初めての方でも簡単に始めることができます。

楽ラップとは基本的に「投資一任契約」として、銘柄選びから運用・売買・管理のすべてを楽天証券に任せる投資信託となります。

詳細

対象のファンド

  • 国内株式型
  • 外国株式型
  • 国内債券型
  • 外国債券型
  • REIT(不動産)型

楽ラップでは上記5種類のファンドの中から、それぞれの希望に合ったファンドを選んでくれます。

運用会社:楽天証券

手数料

初期コスト→ロボアドバイザーの診断は無料でご利用いただけます。

運営・管理費用 
運営・管理費用は固定報酬型0.702%、または成功報酬型0.594%+運用益の5.4%のどちらかを選択することができます。

分配金
原則として分配金の支給はありません。分配金にあたる収益の一部は再投資として運用される仕組みになっています。価額の値上がりによって生じる売却益が投資家の収益となります。

最低投資金額 10万円~

※楽天証券の楽ラップの詳細はこちらからご覧になれます。

MHAM新興成長株オープン

出典:松井証券

次におすすめの投資信託はMHAM新興成長株オープンファンドです。主に、高成長が期待できる新興上場企業の株式投資を行います。2012年以降は順調に価額が値上がりしており総資産額も手堅く推移しています。

これからニーズが期待できる、インターネット広告、ソフトウェア開発、介護支援ツールなどを取り扱うIT関連企業が多くなります。

価額:19,400円(7月1日時点)

詳細

MHAM新興成長株オープンの対象業種

  • 情報・通信業→31.0%
  • サービス業→30.10%
  • 電気機器13.40%
  • 機械→4.20%
  • 化学→3.10%

以上の業種を中心に投資を行います。

運用会社:アセットマネジメントOne

手数料

初期コスト→無料(販売会社による)
松井証券なら1日10万円以下の取引は手数料無料です。

信託報酬 1.863%

分配金
年に1回/2月24日  直近の分配金→500円
分配金利回り 2.24%

最低投資金額 1万円~

※MHAM新興成長株オープンの詳細はこちらからご覧になれます。

2517 MAXIS Jリートコア上場投信(ETF)

出典:三菱UFJ国際投信

MAXIS Jリートコア上場投信は、ETFに分類される投資信託です。株式のように上場している投資信託を直接証券会社を通して売買します。ETFの場合は単価×購入口数が銘柄ごとに異なります。

MAXIS Jリートコア 上場投信は、上場不動産投資信託Jリートの指標となる東証リート指数に連動する銘柄を対象に投資を行います。2018年以降米中の貿易戦争によって株式などが不安定な動きを見せる中、国内不動産に投資を行うJリートへの関心が国内外で高まっています。

価額:1,115.9円(7月1日時点)

詳細

組入上位銘柄は、

  • 日本ビルファンド投資法人
  • プレミア投資法人
  • 日本アコモデーションファンド投資法人
  • 日本プライムリアルティ投資法人
  • ケネディクスオフィス投資法人

など・・・、定期的に組入銘柄は変更されます。

運用会社:三菱UFJ国際投信

手数料

初期コスト→販売会社による
SBI証券ではETFの取引手数料が113円です。

信託報酬→0.27%

分配金
年4回決算/直近の分配金930円
分配金利回り3.03%

最低投資金額 価額×10口→11,159円(その時の価額による)

※MAXIS Jリートコア 上場投信の詳細はこちらからご覧になれます。

eMAXIS Slim バランス

出典:三菱UFJ国際投信

eMAXIS Slimシリーズの投資信託は原則として手数料は無料です。信託報酬も低めに設定されているのでコストを抑えたい人におすすめです。

eMAXIS Slimバランスでは日本を含む世界各国の株式、債券、不動産などの金融商品8つの資産に投資をおこないます。バランスよく資産を配分することによってリスクを抑えた投資が実現します。

価額:10,853円(7月1日時点)

詳細

eMAXIS Slimバランスの8つの資産とは以下のような内容です。

  • 国内株式
  • 先進国株式
  • 新興国株式
  • 国内債券
  • 先進国債券
  • 新興国債券
  • 国内リート
  • 先進国リート
  • 新興国リート

基本となる投資比率はすべての項目を12.5%にて均等に配分していきます。

運用会社:三菱UFJ国際投信

手数料

初期コスト→無料
信託報酬→0.1512%

分配金
分配金は今のところありません。
騰落率は約1年間で3.72%となり、値上がり益期待することができます。

最低投資金額 10万円~

詳細

手数料

初期コスト

運営・管理費用 
手数料

分配金
分配金利回り

最低投資金額 5千~1万円以上(金融機関による)

※eMAXIS Slimバランスの詳細はこちらからご覧になれます。

国際アジアリートファンド通貨選択型ルピア

出典:三菱UFJ国際投信

ファンドの純資産総額、騰落率が安定して上昇に向かっているだけでなく、国際アジアリートファンド通貨選択型ルピアなら毎月の分配金も得ることができます。分配金を再投資することで、長期的な視野で売却益を狙うことも可能です。

外貨で投資を行う投資信託となり、インドルピーとインドネシアルピアのどちらかを自由に選択することが可能です。インドルピー型もインドネシアルピアと同様に高い分配金利回りを実現しています。

価額:9,269円

詳細

日本を除くアジア諸国の金融取引所に上場している不動産投資信託に投資を行います。

  • 香港商業施設
  • シンガポール複合施設
  • シンガポールオフィスビル
  • シンガポール商業施設

現在の組入れは、香港とシンガポールの不動産投資信託がメインとなっています。定期的に組入れの見直しがあります。

運用会社:三菱UFJ国際投信

手数料

初期コスト→3.24%以内で販売会社が設定します。
信託報酬→1.2204%

分配金
毎月決算/直近の分配金100円
分配金利回り 13.72%

最低投資金額 5千~1万円(金融機関による)

※国際アジアリートファンド通貨選択型ルピアの詳細はこちらからご覧になれます。

米国株式インデックスファンド

出典:ステート・ストリート・グローバル

米国株式インデックスファンドは米国の株式に投資を行う投資信託です。米国にて株式の主要指標の1つであるS&P500指数に連動する銘柄へ中長期的な観点から投資を行います。

原則として為替ヘッジは行いませんので、為替レートによって損失が生じるリスクがあります。円高時に購入することでリスクを抑えることができるでしょう。

価額:11,399円

詳細

国内でも有名な米国の大企業が対象となります。

  • MICROSOFT CORP (マイクロソフト)
  • APPLE INC
  • AMAZON COM
  • FACEBOOK INC
  • BERKSHIRE HATHAWAY

など、個人で投資を行うには多額の資金がかかりますが、投資信託なら少額からこれらの大企業への投資が可能です。

手数料

初期コスト→ノーロードファンドとして、手数料は無料の場合が多いです。
信託報酬→0.486%

分配金
分配金は今のところありません。
トータルリターン率は1年間で4.29%です。

最低投資金額1000円~(金融機関による)

※米国インデックスファンドの詳細はこちらからご覧になれます。

キャンペーン情報

それでは最後に定期的にボーナス時などにお得なキャンペーンを実施している金融機関をいくつかご紹介しておきましょう。証券会社・銀行にて無料で投資信託(またはETF)の口座を開設することができます。

直近のキャンペーンとして夏のボーナスキャンペーンの情報も合わせてお伝えしておきます。今夏だけに限らず、冬のキャンペーンや春のキャンペーンなど、それぞれのタイミングに合わせてどんな特典があるのか調べてみて下さい。

楽天証券

楽天証券では、夏・冬のボーナス時だけでなく年間を通して新規の口座開設にはお得なキャンペーンが用意されています。今夏のキャンペーンでは7月31日までのお申込みに対して、楽ラップの購入金額に応じて最大で20,000ポイントがプレゼントされます。

投資金額に応じたポイントプレゼントは以下のようになります。

  • 10万円~20万円→200ポイント
  • 20万円~30万円→400ポイント
  • 30万円~40万円→600ポイント
  • 40万円~50万円→800ポイント
  • 50万円~100万円→1000ポイント

楽ラップ夏のキャンペーン情報

また、楽ラップ以外の通常の投資信託を20万円以上購入した場合は抽選で100名様に10,000ポイントが当たります。
夏のボーナスキャンペーン

冬のボーナスやボーナス時以外でもキャンペーンの情報を調べてみましょう。

松井証券

松井証券では9月31日までに口座を開設した方全員に松井証券ポイント200ポイントがプレゼントされます。松井証券ポイントは、取引をするたびに付与されるポイントで、指定の商品やアマゾンギフト券への交換が可能です。1日10万円以下の取引は手数料が無料ですから、初心者におすすめです。

松井証券新規デビューキャンペーン

松井証券公式サイト

投資信託の取り扱いがあり、ロボアドバイザーの診断を受けることもできます。まずは松井証券のサイトを見てみましょう。

マネックス証券

マネックス証券では、新規で口座を開設した方は翌月末までの投資信託にかかる手数料が「ゼロ円投資デビューキャンペーン」にてキャッシュバックされます。このキャッシュバックは現時点では期限は定めてありませんが、念のため申し込み時には確認するようにして下さい。

さらに今夏7月31日までのお申込みであれば、マネックスポイント200ポイントがゲットできるキャンペーンと合わせてエントリーが可能です。

ゼロ円投資デビューキャンペーン

マネックスポイントプレゼント

また、マネックス証券のメリットとして、たったの100円からでも投資信託が購入できます。まずは試しにほんの少額だけ投資をしてみてもいいですよね。

三井住友信託銀行

三井住友信託銀行も多彩なキャンペーンを実施する銀行の1つです。今夏だけでも、円定期預金金利優遇キャンペーンから始まり、投資信託の手数料割引きキャンペーン、分散投資がお得になるキャンペーンなど10種類近くのキャンペーンを実施しています。

三井住友信託銀行公式サイト

トータル的な資産運用をご相談されたい方は、トータルソリューションパックとして様々なお金の活用方法をアドバイスしてもらえます。とくにおすすめなのが、全国的に開催される投資セミナーです。こちらは先着順で口座有り無しに関わらず無料で参加することができます。

夏の資産運用セミナー

ご地域のセミナー会場を探してみましょう。

住信SBIネット銀行

キャンペーンではその他の追従を許さないとも思えるソフトバンク。ソフトバンクグループに属するSBIネット銀行もキャンペーンには力を入れています。今回お得に投資信託を始めることができるでしょう。つねに何らかの特典を用意していますので、もちろんボーナス時だけにこだわる必要はありません。

お得なキャンペーン情報

夏のキャンペーンとしては、ロボアドバイザー「Wealth Navi」の利用にて最大100,000ポイントプレゼントがあります。さらにお友達を紹介すると両方にポイントプレゼント。

住信SBIネット銀行の公式ページ

他にも外貨預金・定期預金などのキャンペーンも実施していますので、合わせてトータル的な資産運用にお役立て下さい。

※ボーナスは効率よく活用したいものです。ボーナスの使い方10選がこちらでご覧になれます。

まとめ

今回は、ボーナスの使い方のご提案として、キャンペーンを利用してお得に投資信託を始める方法をご紹介致しました。

キャンペーンを利用するコツは、

  • 新規で口座開設をすること
  • 夏・冬のボーナス時などキャンペーンが多彩な時期を選ぶこと
  • ひとまずは金融機関のキャンペーン情報を比較検討してみること
  • 購入したい投資信託がその金融機関にあるかどうか調べること

以上がお得に投資信託を始める方法です。

投資信託を選ぶことにまず初心者は悩んでしまいがちです。そこで、おすすめの投資信託もいくつかご紹介しておきました。ぜひ、銘柄選びの参考にしていただければと思います。

ボーナスの時期は金融機関も競争が激しくなります。それだけに、通常よりもキャンペーンのお得感が倍増します。せっかくのボーナス時期を無駄にしないように、少しでもお得な方法で今回投資デビューを果たしていきましょう!

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