無料で持てるゴールドカード3枚と作り方を詳しく解説

年会費無料ゴールドカードは申し込みができません

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海外旅行保険やショッピング保険、空港ラウンジサービスのようなサービスが付帯するゴールドカード。

ゴールドカードは、付帯サービスが手厚いだけでなく一般クレジットカードよりも審査が厳しく限度額も多い上に年会費が1万円前後かかることから、ステータスが高いカードとしても知られています。

ところが、実は年会費が完全に無料のゴールドカードも発行されています。

入会して最初の1年だけは年会費無料で、2年目からは1万円前後の年会費がかかるゴールドカードなら数多く発行されていますが、入会初年度はもちろん、2年目以降もまったく年会費がかからないゴールドカードが存在するのです。

年会費無料で保険や空港ラウンジサービスのような手厚いサービスが付帯しているわけですから、コストパフォーマンスは抜群に高いですね。

そこでこのページでは、年会費完全無料で持つことができるゴールドカードについて、くわしく説明します。有料のおすすめゴールドカードはこちら

年会費無料のゴールドはすべてインビテーションが必要

年会費無料ゴールドカードは申し込みができません

年会費無料のゴールドカードを早速紹介したいところなのですが、その前に知っておいていただきたいことがあります。

それは、年会費無料のゴールドカードは申し込みで手に入れることができないということです。

通常クレジットカードは、カード会社に申し込みをして審査に通過することにより発行されます。しかし、中にはカード会社から案内(この案内をインビテーションといいます)を受けることにより持つことができるクレジットカードもあります。

年会費無料のゴールドカードはすべて、まずは一般カードに申し込んで実績を積むことにより、カード会社からのインビテーションを受けて持つことができます。

ですから、残念ながら今すぐ年会費無料のゴールドカードに申し込み、手に入れることはできません。

そこでここからは、「どうすれば年会費無料のゴールドカードを持つことができるのか?」くわしく説明していきます。

インビテーションとは招待のこと

先ほども説明したとおり、年会費無料のゴールドカードはすべてインビテーション制です。

インビテーションとは、カード会社がすでに自社のカード会員になっている人の中から「この人にゴールドカードを持って使って欲しい!」という人に案内をすることです。

インビテーションの多くは、プラチナカードやブラックカードと呼ばれる年会費5万円以上のクレジットカードで採用されています。

インビテーションは具体的には、カード会社から

  • ランクの高いカードの申込書が送られる
  • 実際に名前と有効期限が刻印されたクレジットカードが送られ、カード会社に電話をすることによってそのカードが使えるようになる

この2つのパターンがあります。なお、ここで紹介している年会費無料のゴールドカードは、3枚ともカード会社から申込書が送られるパターンです。

先にカードを作成して送られることで有名なのが、アメリカン・エキスプレス・カードのプラチナカードやブラックカードですね。

ただ、中にはランクの高いカードを持ちたいと思っていない方もいらっしゃいます。そのような方は、送られてきた申込書や刻印されたカードを処分すれば、手元のカードを引き続き使うことができます。

インビテーションがあってもランクの高いゴールドカードやプラチナカードなどを持ちたくなければ、持っているカードを引き続いて使うこともできます。

では、具体的にどのような人にインビテーションがあるのかというと、どのカード会社もはっきりと基準を公開していません。

ただ、カード会社もビジネスなので、自社に利益をもたらしてくれる

  • 毎月のカード利用金額がほかのカード会員よりも多い
  • カード利用金額の延滞がない

このような人がインビテーションを受ける可能性が高くなります。

会員のカード利用金額が多ければ、それに比例してカード会社の手数料収入は多くなります。また、どれだけ多くの金額をカード利用したとしても利用金額を支払ってくれなければ、カード会社の利益になりません。何よりも、利用金額をきちんと支払ってくれる人はカード会社に信用されます。

まずは一般カードでクレヒスを作る必要がある

先ほど、カード会社からのインビテーションはすでにカード会員になっている人を対象に行われると説明しました。

つまり、年会費無料のゴールドカードのインビテーションを受けて手に入れるためには、そのゴールドカードのランクが低い一般カードに申し込んで手に入れなければなりません。

一般カードの会員でなければ、そのカード会社のゴールドカードのインビテーションは絶対に受けられません。

その上でクレヒスを作ることにより、ゴールドカードのインビテーションが受けられる可能性が高くなります。

クレヒスとは、「クレジットヒストリー」の略で、クレジットカードの利用金額や延滞の情報のことです。

カード会社はすべての会員の過去のカード利用金額や利用したお店、延滞の有無といった支払状況といった履歴をすべて保管しています。

また、過去数年のクレヒスは個人信用情報機関で保管され、私たちがクレジットカードやローンに申し込んだときの審査の参考情報となります。

そのため、ある1つのクレジットカードの支払いを延滞していると、ほかのカード会員やさらにはローン会社、銀行にも知られてしまうのです。

ですから、年会費無料のゴールドカードを手に入れるためには一般カードをできるだけ利用した上で、毎月の支払いを延滞しないように注意しなければなりません。

あまりに延滞が多かったり未払金があったりすると、年会費無料ゴールドカードのインビテーションが来ないだけでなく、ほかのクレジットカードに申し込んでも審査落ちしてしまったり、持っているカードを強制的に退会させられてしまいます。

年会費無料のゴールドカードを手に入れるためには、まずは一般カードに申し込んで利用し、延滞しないよう注意が必要です。

無料で持てるゴールドカード

年会費無料ゴールドカードは全部で3種類!

ここまで年会費無料で持てるゴールドカードはすべてインビテーションが必要だと説明しました。

ここからは、具体的な年会費無料のゴールドカードの種類と、年会費無料ゴールドカードを持つために必要な一般カードについてくわしく説明します。

年会費無料で持つことができるゴールドカードは、

  • エポスゴールドカード
  • イオンゴールドカード
  • セブンカード・プラス(ゴールド)

この3種類です。そして上記でも説明したとおり、これら3種類の年会費無料のゴールドカードを持つためには、下位の一般カードに申し込んで実績を作り、インビテーションを受ける必要があります。

下位の一般カードとは、

  • エポスゴールドカード → エポスカード
  • イオンゴールドカード → イオンカード
  • セブンカード・プラス(ゴールド) → セブンカード・プラス

このようになります。

ですから、まずは手に入れたい年会費無料のゴールドカードを決める必要があります。ゴールドカードに対応した一般カードの会員になっていなければ、いつまで経ってもインビテーションは来ないので注意しましょう。

以下では、3種類の年会費無料ゴールドカードのサービス内容や特徴についてくわしく説明します。この中から、好みやライフスタイルに合った年会費無料ゴールドカードを選んでいただけたらと思います。

エポスゴールドカード

エポスゴールドカードは、カード利用によるポイントで大きな優遇を受けられる上に、海外旅行保険や空港ラウンジのサービスまでついているのか特徴です。

ですから、ゴールドカードを持ちつつもポイントで節約したいという方や、海外旅行に行く機会が多い方にオススメのカードだと言えます。

具体的に説明すると、以下のような特徴があります。

  1. 年間のカード利用金額によってボーナスポイントがもらえる
  2. よく利用するショップを登録すればポイント3倍
  3. ポイント有効期限が無期限
  4. 最高1,000万円の海外旅行保険が自動付帯
  5. 国内主要空港20空港+ハワイ・韓国のラウンジが無料で利用可能

エポスゴールドカードは首都圏を中心に展開している丸井が発行していますが、丸井をまったく利用しない方でも持つ価値が大いにあります

このカードは1,000円の利用につき5円相当のポイントが付与されます。このポイント付与率はクレジットカード全般でみても平凡なものですが、年間のカード利用金額に応じて以下のボーナスポイントが付与されるのが大きな特徴です。

  • 年間50万円の利用 … 2,500円相当
  • 年間100万円の利用 … 11,000円相当

このボーナスポイントにより、エポスゴールドカードを年間50万円利用すれば、ポイントがたくさんもらえることで有名な楽天カードと同じポイント還元率1%にまで引き上げられます。

また、年間100万円の利用があれば、ポイント1.5%と、クレジットカード全体でみても多くのポイントが得られるカードとなります。

年間100万円というと、とても大きな金額に感じられるかもしれません。しかし、月平均だと約8万3,000円です。

普段のスーパーやコンビニでの買い物やガソリン代、パソコンや家電のような買い物や旅行代金など、あらゆる支払いをこのカード1枚にまとめれば、付き平均8万3,000円の利用はかなり現実的なのではないでしょうか?

そもそもこのカードは年会費無料なので、仮に年間100万円や50万円も利用できなかったとしても、何も損することはありません。ですから、ボーナスポイントをもらうために無理してカードを使う必要もありません

そして、エポスゴールドカードがもっともお得なのは、自分で登録したお店で利用すればポイント3倍になる点です。この特典を活用するためだけにこのカードを持っても、十分に得できます。

具体的には、スーパーやコンビニ、家電量販店、公共料金など、用意されているお店から自分が好きなものを最大3つまで登録することにより、カード利用金額の1.5%のポイントが獲得できます。

クレジットカードは、一般的には利用金額の1%のポイントがもらえればお得だと言われています。そのような状況の中で、登録したお店だけとはいえ、利用金額の1.5%のポイントが貯まるのは破格ともいえるサービスです。

気になるポイント3倍で登録できるお店ですが、セブン-イレブンやファミリーマート、ローソンのような全国どこにでもあるコンビニをはじめ、SuicaやICOCAをはじめとする全国の鉄道も対象になっているのが魅力です。通勤の電車代ですらポイント3倍になるのは、利便性が高いと言えます。

ほかにも多くのポイント3倍になるお店が用意されているため、日本で住んでいてこの特典が活用できない人はまずないでしょう。

そしてさらに、エポスゴールドカードはポイント有効期限が無期限です。ですから、もしもカードを利用する機会が少なかったりポイントの交換を忘れていたとしても、必ずポイントを交換することができます。

ここまでの説明だと、エポスゴールドカードは券面が金色なだけのポイントがお得なカードにように感じられるかもしれません。

しかし、このカードは年会費無料とは言え、多くのゴールドカードに引けを取らない海外旅行保険と空港ラウンジサービスも用意されています。

まず、海外旅行保険は多くのゴールドカードと同じように自動付帯です。クレジットカードの中にはそのカードで旅行代金を支払わないと海外旅行保険が適用されない利用付帯もあります。エポスゴールドカードは年会費無料ですが、多くのゴールドカードと変わらない海外旅行保険が付帯しています。

そして補償金額も、ほかのゴールドカードと遜色ないものになっています。もしかしたらこのカードの海外旅行保険の最高1,000万円を、補償が少ない感じられたかもしれません。

確かに、ゴールドカードの海外旅行保険が最高1,000万円というのは少ない補償金額です。しかし、海外旅行保険でもっとも利用する可能性が高い傷害治療費用や疾病治療費用、つまり病気やケガによる医療費の補償はどちらも300万円と、ほかの年会費1万円前後のゴールドカードとほぼ変わりません。

死亡や後遺障害、そして救援者費用のような補償金額が少ないのは事実ですが、海外旅行中に死亡などの大事故に遭う可能性は、病気やケガとくらべるとかな低いと言えます。

このことから、エポスゴールドカードの海外旅行保険は、実際に海外旅行では必要十分な補償を受けることができる内容だといえます。

エポスゴールドカードの海外旅行保険の補償金額

補償内容 補償金額
傷害死亡・後遺障害 最高1,000万円
傷害治療費用 300万円
疾病治療費用 300万円
賠償責任 2,000万円(免責なし
救援者費用 100万円
携行品損害 20万円

また、旅行や出張でぜひとも利用したい無料ラウンジサービスですが、エポスゴールドカードは国内主要20空港に加え、ハワイや韓国のような一部の海外空港ラウンジも無料で利用できます

ハワイや韓国の空港ラウンジを利用できるのは、ゴールドカード全般でみても希少です。具体的には有名なアメリカン・エキスプレス・カードやダイナースクラブカードがハワイと韓国の空港ラウンジが利用できる程度で、国内ではステータスが高いJCBゴールドでさえも、ハワイのラウンジは利用できますが韓国のラウンジは利用できません

このことから、エポスゴールドカードの空港ラウンジサービスは、ハワイや韓国も対象となっているという意味では、アメリカン・エキスプレス・カードやダイナースクラブカードに匹敵するサービス内容だと言えます。

ここまで説明した、年会費無料であるにも関わらずお得なポイントシステムや必要十分な海外旅行サービスが付帯したエポスゴールドカードを手に入れるためには、エポスカードを持っていることが条件です。

エポスカードは年会費無料であるにも関わらず、ゴールドカード並の海外旅行保険が付帯した優良カードです。ですから、エポスゴールドカードのインビテーションが届くまでの間もメインカードとして大いに活用できます。

イオンゴールドカード

イオンゴールドカードは、イオンを利用する機会が多い方にとってメリットが大きいカードです。

一方、イオンを利用する機会が少ない方にとっては、あまりメリットがありません。このカードの付帯サービスは、イオン関連に特化しているからです。

このように、イオンゴールドカードはイオンを活用することに特化したゴールドカードだと言えます。

イオンゴールドカードの具体的なサービス内容として、ショッピング保険とイオンラウンジサービスが挙げられます。そして、サブ的に海外旅行保険と羽田空港でのラウンジサービスも付帯しています。

まず、イオンゴールドカードを使って買い物をすると、最高300万円まで補償されるショッピングセーフティ保険が適用されます。

具体的には、イオンゴールドカードで買ったものが180日以内に盗難や壊れるといった被害に遭ったとき、購入代金を補償してくれます。なお、イオンゴールドカードを使って買い物をすれば、イオングループでなくても補償の対象となるのが大きな魅力です。

ですから、パソコンや家電のような比較的高額な品物を買うときにイオンゴールドカードを使えば、万が一のときに安心です。

ただし、中にはショッピング保険の対象外となる品物もあります。宝石や貴金属、自動車、バイク、自転車は、たとえイオンゴールドカードで代金を支払ったとしても保険が適用されません。また、紛失や自分の責任で壊してしまった場合なども、やはり保険が適用されません。

ショッピング保険は一般的なゴールドカードに付帯していますが、年会費無料でありながら最高300万円という保険が付帯しているこのイオンゴールドカードは、とてもサービスがよいと言えます。

そして、イオンゴールドカードならではの特典として、イオンラウンジが利用できます。イオンラウンジとは、特定の条件を満たした人が利用できる休憩室のことです。

その特別な条件は2つあって、

  • イオンゴールドカードを持っている
  • イオンの株主優待カードを持っている

これだけです。イオンでどれだけ高額な買い物をしても、ほかのゴールドカードを持っていたとしても、イオンラウンジに入ることはできません。イオンを利用する機会が多い方なら、イオンラウンジで休憩ができるメリットは大きいと言えるでしょう。正にイオンに特化した付帯サービスです。

セブンカード・プラス(ゴールド)

セブンカード・プラス(ゴールド)は、ショッピング保険が大きな特徴の年会費無料ゴールドカードです。

具体的には、海外・国内どちらであってもこのカードで買った品物に年間100万円のショッピング保険が自動的に適用されます。

上記で説明したイオンゴールドカードは年間300万円の保険が適用されることを考えると少ない補償です。

また、残念なお知らせなのですが、今から新たにセブンカード・プラス(ゴールド)を手に入れることはできません。

このカードはセブンカード・プラスを手に入れ、利用実績を積めばインビテーションが受けられるのですが、申し込み可能なセブンカード・プラスの新規申し込みの募集がすでに終了してしまっているのです。

ですから、現在セブンカード・プラスを持っていない方がこれからセブンカード・プラス(ゴールド)を手に入れることはできません。

今から年会費無料ゴールドカードを手に入れるなら、エポスカードゴールドかイオンカードゴールドを目指しましょう。

年会費無料のゴールドカードは付帯サービスが少ない

年会費無料ゴールドカードはレストラン優待などがありません

ここまで、年会費無料のゴールドカード3種類についてくわしく説明しました。

年会費無料ゴールドカードは、年会費無料であるにも関わらずゴールドカードとしてのサービスが付帯しているのが特徴ですが、ほかのゴールドカードとくらべると付帯サービスが少ないのがデメリットです。

多くのゴールドカードは最高5,000万円以上の海外旅行保険や空港ラウンジサービス、レストラン優待などが付帯しています。一方で年会費無料ゴールドカードは、コストパフォーマンスは高いもののサービスが限られているのが現状です。

このことから年会費無料ゴールドカードは、ゴールドカードの限られたサービスしか利用しないという方に適していると言えます。

今すぐゴールドカードが欲しいならMUFGカード・ゴールドカード

MUFGカード・ゴールドは格安年会費のゴールドカード!

ここまで何度か説明しているように、年会費無料ゴールドカードは直接申し込みをして持つことができないのが大きなデメリットです。まずは一般カードに申し込んで実績を積み、インビテーションを待つ必要があります。

しかし、中には「今すぐ申し込んで年会費無料ゴールドカードを持ちたい!」という方もいらっしゃるでしょう。

そのような方には、MUFGカード・ゴールドをお勧めします。MUFGカード・ゴールドは年会費が初年度無料・2年目以降は1,905円+税という低コストで持つことができるゴールドカードです。

年会費が一般カードと変わらないほど低いものの、最高2,000万円の海外・国内旅行保険にショッピング保険、空港ラウンジサービスが付帯しています。

このカードも年会費無料ゴールドカードと同様に、一般的なゴールドカードよりも付帯サービスは少なくなっていますが、少ない年会費で申し込みによりすぐに手に入れられるという意味で貴重なゴールドカードです。

まとめ

このページでは、年会費完全無料で持つことができるゴールドカードについて、くわしく説明しました。一般的にゴールドカードは、年会費が高額である代わりに、ステータスが高くさまざまなサービスが付帯していることが特徴です。

しかし、年会費が完全無料で持つことができるゴールドカードが、以下の3種類存在します。

  • エポスゴールドカード
  • イオンゴールドカード
  • セブンカード・プラス(ゴールド)

これら3種類のゴールドカードは、年会費無料であるにも関わらずそれぞれにユニークな特典がついており、活用すればコストパフォーマンスにも優れています

ただ、年会費無料ゴールドカードは今すぐ申し込んで持つことができないというデメリットがあります。これらのゴールドカードを手に入れるには、まずは一般カードに申し込んで実績を積んだ上で、カード会社からのインビテーションを待つ必要があるのです。

ですから、まずは年会費無料ゴールドカードの下位にあたる一般カードに申し込みましょう。

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