車によく乗る人必見!今おすすめのガソリンカード

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ここ1~2年ほどガソリン価格の上昇が続き、1年前と比べると、なんと1リットル(以下、Lと表記)当たり約20円も値上がりしています。旅行や買い物、通勤、仕事などでクルマを利用する人にとっては、決して安くない出費のはず。そこで出番なのが、割引価格でガソリンを給油できたり、給油でポイントがたくさんもらえたりするメリット満載のクレジットカードである「ガソリンカード」です。ガソリンカードの選び方やおすすめカードを紹介しますので、クルマに乗る人はぜひ1枚、財布に入れておいてください。

ガソリンカードとは?

 

ガソリンカードとは、石油元売り会社とカード会社などが提携して発行するカードのことで、その名のとおり、ガソリンをお得に給油できるクレジットカードのことです。「ENEOS」「コスモ石油」「出光」などのガソリンスタンドやサービスステーションで給油する際、カードを使って代金を支払うことで、ガソリンリッターあたりの単価が割引されたり、ポイント還元率がアップするなど、さまざまな特典が受けられます。

日常的に自動車に乗っている方なら給油頻度も高めですので、ガソリンカードのようにガソリンが割引になったり還元率がアップするクレジットカードを所持していればかなりお得です。

車やバイクによく乗られる方は日々実感していると思いますが、ガソリン価格は年々高くなっています。クルマを日常的に使う家庭などでは、生活費を圧迫している要因の1つかもしれません。そのため、ガソリンカードを使って給油することで、家計の節約につながるというメリットがあります。ロードサービスが受けられるなど、クルマユーザーにうれしい特典も満載です。

年々高くなるガソリン代。少しでも節約するために、どんなガソリンカードを選べばよいのでしょうか。また、ガソリンカードといえば、ガソリンスタンドでのみお得に給油できる、ガソリンスタンド特化型がよく知られていますが、普段のショッピングとガソリンスタンドの両方でお得になるマルチ型またの名を提携型の高還元率カードを選ぶのもおすすめです。本記事では、様々なポテンシャルを秘めたガソリンクレジットカードに焦点を当ててご紹介しています。ガソリンカード選びの参考にしてみてください。

ガソリンスタンド特化型がやはり王道!

ガソリンカードの代表格と言えば、石油会社の発行する石油系と呼ばれるクレジットカードが知られています。前述のガソリンスタンド特化型として利用できるタイプのクレジットカードですね。

また、たまにしかガソリンスタンドを利用しない方でも、日常のショッピングで利用しつつ同時にガソリン給油時もお得になるクレジットカードがあります。ガソリンスタンド特化型とは違い、一般的なクレジットカードとしてマルチに使えるのが特徴です。そうしたクレジットカードを活用すると、普段使いの1枚として大いに活躍してくれます。

自動車をよく利用するという人におすすめなのが石油系クレジットカードです。石油系とはいっても、私たちにもっとも馴染みがあるのは自動車のガソリンですよね。ガソリンの給油でお得なメリットがあるクレジットカードですから、ガソリン系クレジットカードとも呼ばれています。

石油系クレジットカードはコスモ石油や出光石油、エネオスなどの石油系企業などが発行しています。最も人気のサービスが系列ガソリンスタンドでガソリン代の割引が受けられることです。直接〇〇円引き!になるカードが多いのですが、一部はガソリンスタンドなどでのクレジットカード利用額に応じてキャッシュバックされます。そのため給油量が多い方でなければイマイチの恩恵しか受けられないのがネックです。

石油系クレジットカードのメリット

系列のガソリンスタンドでのガソリンが安くなる

石油系クレジットカードの一番魅力は、やはり割り引き価格でガソリンを給油できるというものです。特に、自動車を頻繁に利用するのであればガソリン代を節約したいと思うのは当然の流れでしょう。ましてや消費税の増税やガソリン代の高騰は消費者にとっては深刻な問題です。数円でも安く給油できればそれに越したことはありません。よく行くガソリンスタンドで発行しているクレジットカードを一枚持っておくだけで、かなりお得なのです。しかも系列のガソリンスタンドであればどこでも割引価格で給油可能ですから、遠方へのドライブや出張などでも活用することができます。

年会費無料のカードが多い

石油系クレジットカードの場合、とりあえず作っておけるという利点もあります。石油系クレジットカードの多くは年会費が無料です。自分がよく利用するガソリンスタンドがあるなら、絶対に作っておいて損はありません。

ガソリン代の節約ならハイブリッド車の方がお得になると考えている人も多いようですが、だからといってガソリンが必要なくなるわけではありません。しかも年間の走行距離によっては、逆にガソリン車の方がお得な場合もあります。無駄なく、効率的に自動車ライフを送るなら、石油系クレジットカードを積極的に組み合わせて活用した方がお得なのは言うまでもありません。

付帯特典が魅力的! ロードサービスが付いているものも

また、クレジットカードに付帯されているサービスで、ロードサービスなどが付帯されているものもあるので、いざという時のサポートも充実しています。遠方でのトラブルが怖いという人は、ぜひともこうした付帯サービスの付いた石油系クレジットカードを選ぶのがおすすめです。付帯サービスが充実していれば、普段利用しないガソリンスタンドのクレジットカードであっても一枚作っておくといざという時の保険としては有効かもしれません。

審査も緩く、主婦でも作れる!

ガソリンカードとしても活躍してくれる一般的なクレジットカードは、流通系のクレジットカードが多いので専業主婦でも作ることができ、しかも年会費も無料というメリットがあります。

つまり、審査基準も比較的緩めですので、審査に通るか気になる方にもおすすめです。利用シーンも幅広く、年会費もかからず、審査基準も低いという三拍子そろったカードがガソリンカードです。特に、年会費が無料のクレジットカードは基本的に維持コストがかからないので、そもそもの審査難易度も低く設定されています。クレヒスに問題がなければ、ほぼ高い確率で審査通過が可能です。

また、店頭で入会キャンペーンを行っているようなタイミングで申し込むと、通常では審査落ちしてしまうケースでもカードが発行されることがあります。こうしたキャンペーンを上手に活用すれば、審査通過率アップも可能になります。

エネオスカード

日本に約3万カ所あるガソリンスタンド。うち3分の一を占めるENEOS(エネオス)(JXTGエネルギー)でさまざまな特典を得られるガソリンカードが「ENEOSカード」です。

ENEOSカードには「ENEOSカード S」と「ENEOSカード P」、「ENEOSカード C」の3種類あります。すべてのカードが年会費1,375円で初年度無料ですが、「ENEOSカード S」だけは、年1回の利用で次年度年会費が無料になります。Apple Payに対応しており、カードを忘れる心配もありません。

まずは、ENEOSカード Sから紹介しましょう。このSとはスタンダードを意味し、日常的に様々なところでクレジットカードを利用したい人に向いています。

ENEOSのサービスステーションで利用すると1Lにつきガソリン・軽油が2円、灯油が1円値引きされるほか、サービスステーション内で洗車などカーメンテナンスサービスを買うと1,000円につき20P貯まります。一般の店舗でも1,000円で6Pもらえます。

貯まったポイントは1,000P=現金1,000円、1,000P=Tポイント700P、1,000P=ANAマイルもしくはJALマイル400マイルに交換できます。図書カードやJCBギフトカードなどにも換えられます。

そのほかに、ロードサービスがついてくるのも魅力です。レッカー移動(10kmまで)、開錠、パンク時の交換作業などに無料で対応してくれます。

次は、ENEOSカード Pです。

ENEOSカード Pは、ガソリン代などの値引きはありませんが、代わりにポイントで還元されるクレジットカードです。給油やカーメンテナンスサービスなどENEOSでの利用1,000円につき30P貯まり、還元率は3%。ENEOS以外の利用なら1,000円ごとに6P貯まります。

ENEOSカード Pは、初年度無料ではあるものの、毎年1,375円の年会費がかかります。仕事や趣味で頻繁に車を使用し、給油回数が多い人であれば、年会費の元をとりつつ高還元率のメリットも生かせるでしょう。そんなに給油回数が多くない人であれば、年1回のカード利用で翌年度の年会費が無料になるENEOSカード Sの方がいいかもしれません。

次は、ENEOSカード Cです。

ENEOSカード Cは、クレジットカードの決済代金が多いほど給油時の値引き額がアップするカードです。前の月のカード利用実績をもとに、翌月の値引き額が決まるという仕組みで、カード利用代金が7万円以上であれば、ガソリン・軽油が7円/L 安くなります。

このカードのメリットを最大限に生かせる人は、このカードを普段使いにし、かつ車をよく使用する、個人でクルマを使って営業をしているような場合でしょう。クレジットカードのポイントなどに関心がなく、とにかくガソリン代を安くしたいというドライブが趣味の人にもおすすめです。

しかし、ガソリン代が大きく値引きされる代わりに、どのお店で使ってもポイントが一切貯まらない点には、注意が必要でしょう。

出光系カード

「出光(IDEMITSU)」(出光興産)のサービスステーションをよく利用する人には、出光クレジットが発行する「出光カード」が向いています。いくつかの種類がある出光カードのうち、年会費が無料、もしくはお手頃な2枚のカードを紹介します。

一番のおすすめは年会費無料の出光カードまいどプラスです。アメリカン・エキスプレス、JCB、Visa、Mastercardの4つから国際ブランドが選べ、出光のサービスステーションではいつでもガソリン・軽油が2円/L、灯油が1円/L引きになります。入会後1か月間はガソリン・軽油が5円/L、灯油が3円/L引きになるため、ガソリン代がかさむ行楽シーズンなどの入会がお得です。

年会費750円+消費税を支払うことでバッテリー上がりやガス欠など、走行中のトラブルに対応してくれるロードサービスも利用できます。

給油分以外のカード利用額1,000円につきカード会社のポイント「プラスポイント」が5P貯まり、貯まったポイントはマイル、Amazonギフト券、商品などと交換できます

こちらは発行費&年会費無料で発行可能にも関わらず、会員価格からガソリン&軽油が常に2円引きになるので、あんまり出光のガソリンスタンドは使わない、近くにないという方にもおすすめ。

  • 年会費:無料
  • 発行費:無料
  • ETCカード年会費:無料

また、灯油代の割引にも適したクレジットカードなので、灯油ストーブを使うことが多い家庭の方にも向いています。

昭和シェル系カード

出光興産と業界第2位を競う昭和シェル石油。ENEOSと比べればそれほど数は多くないですが、それでも貝のマークが特徴的なサービスステーションを見かけたことがない人はいないでしょう。この「Shell」でガソリン代が値引きされるクレジットカードも多いです。そのうち、2枚を紹介します。

まずは、ハイオク車がお得になるシェルスターレックスカード

シェルスターレックスカードは、ハイオクを給油する輸入車、スポーツカーなどのユーザーにとってメリットが大きいクレジットカードです。年会費は1,375円で、初年度は無料、1年間の決済代金24万円以上で、翌年度も無料になります。

過去6か月間のカード決済代金が多いほど、次の6か月間に購入するガソリン代の値引き額が大きくなる仕組みです。6か月間の決済代金が60万円以上であれば、次の半年のガソリン代がハイオクは12円/L、レギュラー・軽油は7円/L引きとなり、ネット上で利用明細が確認できるサービスに登録すれば、それぞれ値引き額が1円上乗せになります。ハイオク車ユーザーにとってうれしい内容です。

似たサービスの値引き額が毎月の利用金額に応じて決まるサービスに対し、シェルスターレックスカードは6か月の合計で決まるため、月々の支払額にデコボコがあってもOKです。カードでほとんど決済していない場合でもハイオクが4円/L、レギュラー・軽油は2円/L値引きされます。

次は、シェル-Pontaクレジットカードです。

名前のとおり、共通ポイントのPontaが貯まるガソリンカードが「シェル-Pontaクレジットカード」です。給油1Lにつき2P貯まるほか、ガソリンスタンド以外の利用でも、100円につき1Pもらえます。ローソンなどPontaの提携店舗で使えば、さらにポイントが上乗せされます。

たとえば、ガソリン価格が140円のときに100L給油すると、ガソリン代14,000円に対し貯まるPontaポイントは200P。還元率は1.4%。ガソリン価格が安いほど、還元率は上がります。年会費は1,375円で、初年度は無料。サービスステーションで1回でもクレジットカードを利用すれば、翌年度も無料になります。

おすすめガソリンカードはこちら

法人ガソリンカード

最後に少し法人用ガソリンカードについて紹介します。

法人ガソリンカードとは、法人向けクレジットカードの一つで、ガソリンを通常よりも安くお得に給油できるカードのことです。

ガソリンカードには「クレジット機能付き」のカードと、純粋にガソリン料金の引き落としにしか利用できない「クレジット機能なし」のカードがあります。後者は、ガソリン以外に使われることを防いだり、社用車以外に給油されないようにする目的があります。今回は特にガソリン以外にも嬉しいメリットがたくさんあるクレジット機能付きのカードに焦点をあてていきます。

法人ガソリンカードは、現金決済と比べてガソリン代負担が軽減され、経費削減につながるだけではなく、事務負担の軽減や経費管理の簡便化など、様々なメリットがあります。

普通の法人カードとの違いは、もちろん各社サービス内容は異なりますが、法人カード機能に加えて、ガソリン代が安くなる特典がついていると考えると良いでしょう。

クレジット機能のついていないガソリンカードは、通常のクレジットカードとは異なり、ガソリン給油専用の決済専用です。ETC協同組合などの協同組合から発行されているものが多く、クレジット機能がないので作成時の審査も簡略です。代表例が高速情報共同組合のガソリンカードです。しかも年会費やカード手数料が無料で発行しやすいのが特徴です。

まとめ

このように様々な種類のガソリンカードがあります。仕事でよく車をよく使う人はもちろん、趣味で車を使う人もロードサービスなどの機能のあるカードはおすすめです。ただ、カード選びの際には自分のカーライフスタイルとよく相談して、利用頻度や走行距離を鑑みて適切なカードを使いましょう。

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