目次
ビジネスカードを導入する際に、維持コストをできるだけおさえられる1枚が欲しいと考える方も多いのではないでしょうか。
しかし、年会費が安くてもサービスは充実したビジネスカードが良いと考えるのも正直なところでしょう。特にビジネスカードを手にした経験のない方であれば、そこにどんなカードを選んで良いのかがわからないという悩みもついてくるかもしれません。
年会費の負担をおさえて、さらにサービスが充実したビジネスカードが欲しい方におすすめなのが、ライフカードビジネス(スタンダード)です。
今回の記事では、ライフカードビジネス(スタンダード)の概要を解説し、その他にもどんな付帯サービスがあるのかにメリット・デメリット、特にどんな方におすすめなのかをまとめています。
記事を最後まで読むことで、ライフカードビジネス(スタンダード)がどんなカードなのかを理解できますし、必要に応じた申し込みもできるでしょう。
ぜひ、最後までチェックしてください。
ライフカードビジネス(スタンダード)の概要
ライフカードが発行する「ライフカードビジネス(スタンダード)」は、もっともスタンダードなビジネスカードになります。
こちらでは、最初にライフカードビジネス(スタンダード)がどんなカードなのかを知るために、概要をまとめてみました。
・国際ブランド
・ショッピング枠
主に上記の3点について解説していきますのでチェックしておきましょう。
年会費
ライフカードビジネス(スタンダード)は、基本となる年会費が無料となります。どの国際ブランドを選んだとしても、お金はかかりません。
ライフカードビジネス(スタンダード)の年会費は以下のようになっています。
追加カード:年会費無料
ETCカード:年会費無料(クレジットカード1枚につき1枚発行可能)
追加カードは発行枚数の制限がありませんが、ショッピング利用可能枠の金額しだいでは発行枚数が制限されることがあります。
また、追加カードを何枚発行しても無料で持てるのはライフカードビジネス(スタンダード)の大きな魅力でしょう。
3つの中から選べる国際ブランド
ライフカードビジネス(スタンダード)は、国際ブランドを3つの中から選べます。どの国際ブランドを選ぶかによってビジネス関連のサービス付帯が変わるものの、支払うべき年会費などが異なることはありません。
なお、選べる国際ブランドは、JCB、MasterCard、VISAの3つです。国際ブランドは支払いの際の使い勝手、付帯サービスなどを考慮して決めるようにしてください。
特に海外での利用が多ければ、シェア率も申し分なくて世界各国のあらゆる場所で利用できるVISAがおすすめです。ただし、日本国内での利用やアジア、ハワイなどの日本人も多くいる場所であれば、JCBを持っていて不自由することはありません。
また、日本国内では場所によってJCBしか使えないこともあります。
ショッピング枠
ライフカードビジネス(スタンダード)のショッピング枠は、ゴールドカードと同じ金額になります。
他社発行のクレジットカードの場合、一般カードはゴールドカードと比べてショッピング枠の設定が低いことが多いです。しかし、ライフカードビジネス(スタンダード)ではゴールドカードと同じになっています。
実際にライフカードビジネス(スタンダード)のショッピング枠は、10~500万円の設定です。どのくらいの金額が設定されるのかは審査で決まりますし、500万円はあくまでも上限の金額にしかすぎません。
しかし、一般カードでもゴールドカードと変わらないショッピング枠を確保できれば、支払い枠が少なくて困るなどのことは少なくなるでしょう。
ライフカードビジネス(スタンダード)の付帯サービス
ライフカードビジネス(スタンダード)は年会費無料のビジネスカードであるものの、付帯サービスが充実度は高めです。
こちらではライフカードビジネス(スタンダード)の付帯サービスについて解説していきます。
・弁護士無料相談サービス
・福利厚生サービス「ベネフィット・ステーション」優待
・海外アシスタンスサービス
・旅行サービス
・選んだ国際ブランドによる優待サービス
もちろん、プラチナランクのような手厚さはありませんが年会費無料と考えれば十分な内容なので、ぜひ確認しておいてください。
クラウド会計ソフトfreee優待
ライフカードビジネス(スタンダード)を保有するだけで、クラウド会計ソフトの中でもシェア率が高いfreeeの優待利用が可能です。
freeeは個人事業主や中小企業を中心に利用機会が多く、カードの支払い明細を元に会計帳簿を自動作成します。そのため、簿記の知識がなくても経理処理を簡単に行えるでしょう。
また、ライフカードビジネス(スタンダード)に入会した後にfreeeの年払いに申し込めば有効期間が1カ月無料延長になる特典もあります。
弁護士無料相談サービス
ライフカードビジネス(スタンダード)では、ビジネスを行う中での困りごとをサポートするサービスもそろっています。特に法律については、弁護士無料サービスが付いていて安心です。
具体的な内容として、ライフカード提携弁護士事務所の弁護士が親身になって相談にのってくれます。顧問弁護士を雇うのはなかなか難しい個人事業主や企業でも、こうした後ろ盾があれば安心してビジネスに取り組めるでしょう。
なお、電話または面談にて法律相談を1時間無料で受けられます。
福利厚生サービス「ベネフィット・ステーション」優待
ライフカードビジネス(スタンダード)を保有することで、福利厚生サービスも会員価格にて導入可能です。通常価格よりも割引価格となるため、福利厚生の導入費をおさえることが叶います。
導入費用は下記のようになっています。
・入会金:111,000円(税込)
・スタンダードコース:440円(税込)
・ゴールドコース:1,155円(税込)会員価格
・入会金:無料
・スタンダードコース:352円(税込)
・ゴールドコース:935円(税込)
「ベネフィット・ステーション」は社員数100名以下の企業の場合、本来100,000円の入会金を支払わなければ利用できません。しかし、ライフカード「ビジネス(スタンダード)」のカードを持っているだけで入会金無料です。
ホテル・スポーツジム・映画館など、サービス内容は多岐にわたります。社員旅行や慰安会などの会社の福利厚生としての利用も可能なので、社員数が少ない企業や個人事業主の方には便利でお得なサービスになるでしょう。
海外アシスタンスサービス
ライフカードビジネス(スタンダード)であれば、海外アシスタンスサービス「LIFE DESK」を利用できます。慣れない海外旅行や出張の際のサポートを受けられるので、心強い存在となるでしょう。
LIFE DESKが対応するのは、下記のようになっています。
・ホテル・レストランなどの予約
・現地でのトラブル対応
・病院の手配 など
対応は会員専用の海外日本語サービス窓口で行う点も安心です。
旅行サービス
ライフカードビジネス(スタンダード)の会員は、国内・海外旅行の予約が優待価格で利用できます。
優待内容は旅行会社によって異なるものの、対象となるのは下記のツアーです。
・ANAスカイホリデー
・ANAハローツアー
・トップツアー
なかなか割引される機会が少ないツアーでも、ライフカードビジネス(スタンダード)を持っているだけでお得に利用できるでしょう。
選んだ国際ブランドによる優待サービス
選んだ国際ブランドによって受けられる優待サービスもあります。
概要でも紹介していますが、ライフカードビジネス(スタンダード)では、JCB、MasterCard、VISAの3つの国際ブランドから申し込むカードを選べます。
JCBでは、現在のところ優待サービスは確認できませんが、MasterCard、VISAには以下のサービス付帯があるのでチェックしておいてください。
MasterCard優待サービス
MasterCardを選んだ場合に「MasterCard優待サービス」が対象です。
たとえば、「JTB MICEコンシェルジュサービス」では、イベントに会議、式典などを開催する際に必要な会場の提案から運営サポートをワンストップにて行います。
その他にも出張・接待・福利厚生・業務の合理化など、あらゆるビジネスシーンで役に立つ特典がそろっています。
VISA優待サービス
VISAを選んだ場合は「VISA優待サービス」が対象です。先に紹介済のMasterCard優待サービスと同じく、ビジネスに役立つ便利なサービスが多くそろっています。
たとえば、クライアントとの接待や会食の際に全国各地のレストランを優待価格で予約・利用できるなど、サービスを上手く活用することで商談の成功につながるかもしれません。
ライフカードビジネス(スタンダード)のメリット・デメリット
ビジネスカードを検討する際は良い点も悪い点も知ることが大切です。そこで、こちらではライフカードビジネス(スタンダード)のメリット・デメリットについて説明します。
ライフカードビジネス(スタンダード)のメリット
ライフカードビジネス(スタンダード)を持つことで、どんなメリットがあるのかをまとめています。
・事務処理が簡単になる
・年会費無料
・支払方法の選択肢が豊富
・ETCカード無料
・最大ショッピング利用枠が高額
詳しく見ていきましょう。
法人カードの中でも比較的作りやすい
ライフカードビジネス(スタンダード)のメリットの中で、比較的作りやすいことは大きなポイントでしょう。
ビジネスカードの審査は一般的に通過難易度が高いなどと言われていますが、ライフカードビジネス(スタンダード)では起業直後の方や個人事業主にフリーランスの方も申し込み可能です。
また、発行まで最短4営業日となっているため、他のビジネスカードと比べてスピーディーともされています。
事務処理が簡単になる
事務処理が簡単にできることも大きなメリットです。サービス内容の部分でも解説済ですが、ライフカードビジネス(スタンダード)は、カードの利用明細を会計ソフトで管理できます。
通常、会社の経費管理は経理事務が担当する作業です。しかし、ライフカードビジネス(スタンダード)を使って経費管理を行うことで、会計ソフトが帳簿作成してくれます。そうすることによって人件費や事務経理の負担が軽減されますし、作業も簡潔的に済ませられるでしょう。
年会費無料
ライフカードビジネス(スタンダード)は何枚持ったとしても年会費永年無料で、本会員だけでなく追加カード会員も年会費無料です。
追加カードの発行枚数制限も基本的にないため、社員全員に追加カードを発行することもできます。発行・維持コストを気にすることなく導入できるため、ビジネスカードを多く必要とする経営者にとってメリットは大きいでしょう。
支払方法の選択肢が豊富
支払方法の選択肢が豊富な点もライフカードビジネス(スタンダード)のメリットであり魅力です。
ビジネスカードの場合、個人カードと異なり支払い方法が一括払いのことも多いですが、ライフカードビジネス(スタンダード)では複数の中から選べます。
分割払い・リボルビング払い・ボーナス払いなどがあり、個人事業主の方や起業したばかりで資金繰りが不安定な方には安心できるポイントです。
ETCカード無料
ライフカードビジネス(スタンダード)は、クレジットカード以外にETCカードの年会費も無料です。また、年会費だけでなく発行手数料も無料となっているため、導入コストを気にする必要がありません。
社員ごとに追加カードを発行することで、ETCカードも同様に社員ごとの発行ができます。急に高速道路を利用して出張や営業に出かけることになっても精算は楽になるでしょう。
仕事でETCカードの利用機会が多いのであれば、無料で維持できる点は大きなメリットになります。
最大ショッピング利用枠が高額
ライフカードビジネス(スタンダード)のショッピング利用枠は年会費無料の法人カードはもちろん、一般カードの中でも高額な10~500万円の設定です。
一般カードの場合、ショッピング利用枠が100万円以下のことも多くありますし、少ないと10万円などのこともあります。たとえば、JCB法人カードの一般カードですとカード利用限度額は10万~100万円です。
他のビジネスカードと比べて高額な決済に対応しやすいことは、ライフカードビジネス(スタンダード)の大きなメリットと言えます。
ライフカードビジネス(スタンダード)のデメリット
メリットについて解説しましたが、ライフカードビジネス(スタンダード)にはデメリットもあります。
・カードを利用してもポイントを獲得できない
・キャッシング枠がない
・原則決算書が必要
上記について詳しく解説しましょう。
付帯サービスが限定される
ライフカードビジネス(スタンダード)は年会費無料のビジネスカードであることを考えれば付帯サービスは充実しています。しかし、年会費の発生するビジネスカードと比べたら付帯サービスの物足りなさを感じるでしょう。
特にビジネスカードでは当たり前の旅行傷害保険も付帯していません。そのため、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードなどの旅行やビジネス関連のサービスが充実する他のビジネスカードのような満足感はないかもしれません。
ビジネス関連の付帯サービスは最低限あるものの、それ以上のスペックを求める経営者にとってはデメリットになるでしょう。
カードを利用してもポイントを獲得できない
ライフカードビジネス(スタンダード)は利用金額に対するポイント付与がありません。年会費無料ですが、ポイントを獲得できないので得られるものが何もないことになります。
他のビジネスカードであれば、ポイント付与されるものがほとんどです。そのため、支払い金額が多ければ多いほどに損となってしまうでしょう。
どんなに高額利用をしてもライフカードビジネス(スタンダード)はポイント還元がないことは、利用金額が大きい方にとってデメリットです。
キャッシング枠がない
ライフカードビジネス(スタンダード)はショッピング利用枠が高額設定されているものの、キャッシング機能はありません。もしも出張先などで現金が必要になったとしても、キャッシングができなければ自身で立て替えるしかないということです。
決算書が必要
ライフカードビジネス(スタンダード)は、申込の際に決算書の提出が必要となります。
希望限度額が100万円以下であれば決算書は必要ないですが、それ以上の金額を希望する場合は用意するようにしてください。
なお、申込み時の必要書類は以下のとおりです。
法人:登記事項証明書、代表者の本人確認資料
個人:本人確認資料希望限度額100万円超500万円以下
法人:登記事項証明書、代表者本人確認資料、決算書2期分
個人:本人確認資料、確定申告2期分500万円超
法人:登記事項証明書、代表者様の本人確認資料、決算書2期分、不動産謄本(法人もしくは代表者名義)
個人:本人確認資料、確定申告2期分
ショッピングの利用可能枠は高額設定できますが、手続きが面倒になる点はマイナスポイントかもしれません。
ライフカードビジネス(スタンダード)はこんな方におすすめ
ライフカードビジネス(スタンダード)は特徴わかりやすいビジネスカードなので、使う方によってはメリットがあるでしょう。
こちらでは、ライフカードビジネス(スタンダード)がどんな方におすすめなのかを解説しています。
できるだけ早くビジネスカードを手にしたい方
ビジネスカードの多くで、発行時に決算書類の提出が必要となります。しかし、ライフカードビジネス(スタンダード)は、利用限度額の希望を100万円以下にすればそれらの書類提出の必要はないです。
提出するのは登記事項証明書か個人事業主の本人確認書類となるため、準備の手間もかからないでしょう。
また、キャッシング機能がないこともあり、審査も比較的スムーズに完了しますから、できるだけ早くビジネスカードが欲しい方にはおすすめできます。
年会費無料のビジネスカードが欲しい方
ほとんどのビジネスカードで年会費が発生しますが、ライフカードビジネス(スタンダード)は年会費永年無料なので維持コストが必要ありません。
確かに年会費が発生するビジネスカードには、付帯サービスが充実していたりポイントが付いたりなどのメリットもあります。しかし、維持するためのコストを避けることはできないでしょう。
ビジネスカードを使う機会はなくても、もしものときに備えて1枚持っていたいという方にとってもメリットは大きいです。
法人カードでの決済額が比較的少ない方
ライフカードビジネス(スタンダード)は年会費無料ですが、その一方で利用金額に対するポイント付与がありません。
支払金額が多ければポイント獲得ができる他のカードを持った方がお得ですが、支払金額が少なければコストのかからないカードを選んだ方が良いでしょう。
ビジネスカードで決済金額は比較的少ないけれど、とりあえずビジネスカードを持っていたい方にもライフカードビジネス(スタンダード)はおすすめです。
その他のおすすめ法人カードランキング
まとめ
今回の記事では、ライフカードビジネス(スタンダード)がどんなカードなのかを解説しました。年会費無料で持てますし、必要最小限の付帯サービスもそろっていますが、キャッシング機能がない、ポイント付与がない、旅行傷害保険がないなどのデメリットがあるのも事実です。
しかし、ビジネスカードでの決済金額が比較的少ない方であれば導入のメリットは大きいので、ライフカードビジネス(スタンダード)に興味がある方は、今回の記事を参考にしたうえで必要に応じて申し込んでみてください。