初年度年会費無料のJCB法人カードゴールドカード !経営者必見のメリット・デメリットもご紹介

法人カード選びにあたり、国際ブランドが直接発行するプロパーカードで検討している方もいるかと思います。もちろんプロパーカードの中でも色々ありますし、一般カードやゴールドカードなどからどれを選んで良いのかわからない方もいることでしょう。

また、ステータスの高いゴールドカードを持ってみたい方の場合、比較的高額な年会費を払うだけの価値があるのかと考えている方もいるかもしれません。

今回は数多くあるプロパーの法人カードの中から、初年度年会費無料で保有できるJCB法人カードゴールドカードについて解説します。初年度年会費無料以外にもさまざまなサービスの付帯がありますし、その他にも特徴豊かなので、はじめて法人カードを持つ方にもおすすめの1枚でしょう。

記事を読むことでJCB法人カードゴールドカードの特徴を理解して導入すべきかどうかを判断しやすくなりますから、ぜひ最後まで目を通してみてください。

JCB法人カードゴールドカードの概要

JCB法人カードゴールドカードは、日本国内唯一の国際ブランドでもあるJCBが発行する法人ゴールドカードです。

個人事業主や中小企業経営者などを対象にした1枚ですが、こちらでは最初にJCB法人カードゴールドカードの概要についてチェックしていきましょう。

・カード年会費
・付帯する国際ブランド
・ショッピング利用枠

上記の3点について詳しくまとめえています。

年会費

JCB法人カードゴールドカードは年会費が発生しますが、オンライン入会をすることで初年度のみ年会費無料となります。

参考ばかりに、JCB法人カードの年会費を見ていきましょう。

年会費
一般カード:1,375円(税込)
ゴールドカード:11,000円(税込)
プラチナカード:33,000円(税込)追加カード年会費
一般カード:1,375円(税込)
ゴールドカード:3,300円(税込)
プラチナカード:6,600円(税込)ETCスルーカードN
無料

無料期間で1年間利用することによって、自身に適したカードかどうかを判断しやすくなります。

もしも年会費を払ってまで利用する必要がないと感じた場合、1年が過ぎる前に解約をすればお金もかかりません。

付帯する国際ブランドはJCB一択

JCB法人カードゴールドカードはJCBが発行するカードなので国際ブランドもJCBになります。

VISAやMasterCardなどの他の国際ブランドの付帯は設定していませんので、最初からJCB一択と考えていてください。

国際ブランドがJCBでない方が良いのであれば、JCB法人カードゴールドカードは対象になりませんから別のカードを選ぶようになります。

ショッピング枠は最高250万円

JCB法人カードゴールドカードを利用できる限度枠は、比較的高額設定と考えて良いでしょう。一般カード以上にパワフルな金額が使えることで、大きな経費の支払いなどにも対応できます。

なお、JCB法人カードの利用可能金額は、下記のとおりです。

一般カード:10万円~100万円
ゴールドカード:50~250万円
プラチナカード:150万円~

上記は下限と上限の数値となり、具体的な金額は審査で決まります。

こちらからもわかるように、カードランクがアップするごとに利用可能金額もアップ。ゴールドカードは一般カードより高額決済が可能となり、プラチナになるとそれ以上になってきます。

JCB法人カードゴールドカードの付帯サービス

ゴールドカードに相応しい、充実した付帯サービスが魅力のJCB法人カードゴールドカードです。

・付帯する保険内容
・会計ソフトの優待利用特典
・福利厚生サービス

こちらではJCB法人カードゴールドカードの付帯サービスについて、上記の点を解説しているので見ていきましょう。

国内外旅行傷害保険

JCB法人カードゴールドカードには、国内・海外ともに旅行傷害保険が付帯しています。

ただし、海外旅行傷害保険については旅費をJCB法人カードゴールドカードで支払いをしたかどうかで補償額が変わってくるので注意が必要です。

旅行傷害保険の補償内容は以下のようになっています。

海外旅行傷害保険
・最高1億円補償(利用付帯)
・最高5,000万円補償(自動付帯)国内旅行傷害保険
・最高5,000万円補償(自動付帯)

なお、出発から3カ月以内であれば補償対象になります。長期間の出張などの際にも安心できるでしょう。

航空機遅延保険付帯

JCB法人カードゴールドカードの保険の中には、国内・海外の航空機遅延が補償されるものも自動付帯しています。

出航遅延による飲食費、乗継遅延などで発生した宿泊・飲食費などが補償対象となり、出張先で遅延トラブルに遭遇しても予想外の出費に対応できるでしょう。

航空機遅延保険の内容は以下のとおりです。

乗継遅延費用保険金(客室料・食事代):2万円まで
出航遅延費用等保険金(食事代):2万円まで
寄託手荷物遅延費用保険金(衣料購入費等):2万円まで
寄託手荷物紛失費用保険金(衣料購入費等):4万円まで

これらは免責(自己負担)なしに補償対象となります。

ショッピングガード保険

利用限度額が高めに設定されているJCB法人カードゴールドカードでは、高額な備品などを購入する機会も多いかと思われます。ビジネス用の事務機器をはじめ、JCB法人カードゴールドカードで支払った品物については、もしもの事故が起きたとしても損害は90日間補償対象です。

補償内容をチェックしておきましょう。

海外:500万円まで
国内:500万円まで
自己負担額(1事故あたり):3,000円

一部対象外の品物があり、金券や消耗品、携帯電話などは含まれていません。ただし、基本的には多くの品物が補償されるので安心できます。

弥生会計の優待サービス

「JCB×弥生 特別キャンペーン」を行っているため、生会計オンラインの「セルフプラン」「ベーシックプラン」が初年度無料で利用可能です。

他社法人カードにも会計ソフトの優待を特典としていることは多いですが、その中のほとんどが1~2カ月割引などの短期間のみとなっています。

1年間という長期間にわたって優待を受けられるのは大きなメリットと言えるはずです。

「福利厚生倶楽部」が優待

JCB法人カードゴールドカードを保有していることで、福利厚生サービス「福利厚生倶楽部」を会員価格で導入できます。

入会金、月会費が通常価格から割引されるので、福利厚生にかける費用をおさえることが可能です。

導入費用は下記のようになっています。

社員数が1~99人の場合
・通常30,000円の入会金が無料
・1人あたりの月会費が通常1,000円のところ940円社員数が100~999人の場合
・通常55,000円の入会金が無料
・1人あたりの月会費が通常900円のところ840円

福利厚生のコストをおさえられることで経費削減の実現も可能です。

JCB法人カードゴールドカードのポイント

JCB法人カードゴールドカードでは毎月末の利用合計金額に応じたポイントが付与されます。貯まったポイントはJCBの「Oki Dokiポイント」となり、さまざまな使い道に利用できるでしょう。

こちらは、JCB法人カードゴールドカードのポイントサービスについて解説していきます。

・通常ポイント
・ポイント優待店
・ポイント付与率アップ

効率的に貯められる方法を知って、導入後はお得に利用できるようにしてください。

通常ポイント

JCB法人カードゴールドカードで支払いを行うことで、月末の利用合計金額1,000円ごとに1ポイントのOkiDokiポイントが貯まります。さらに、海外利用時は付与されるポイントが2倍になってお得です。

付与されたポイントを貯めていくことで、商品や他社ポイントをはじめ、商品券などの中から自由に交換できます。

経費の支払いなどで、何かと利用機会の多くなりがちな法人ゴールドカードです。交換先も豊富で使い勝手も良いですし、ポイントを貯めていきやすいのは大きなメリットと言えるでしょう。

ポイント優待店で利用するとさらにお得

提携店でJCB法人カードゴールドカードを利用することによって、ポイントはより貯まりやすくなります。

「JCB ORIGINAL SERIESパートナー」加盟店で利用すると、ポイント付与率がアップするのでポイントが貯まりやすいです。

提携店を具体的に挙げてみると、amazonに昭和シェル石油、セブン-イレブンなどと言った幅広いジャンルの店舗があります。

ポイントアップするために登録を必要とするなど、あらかじめ条件を設定する店舗もありますが、支払いに利用するだけでポイントが貯まる点は魅力であり大きなメリットです。

年間30万円以上の利用で次年度のポイント付与率がアップ

1年間にJCB法人カードゴールドカードを一定金額以上利用した場合、JCBスターメンバーズの特典として次年度のポイントがアップします。

ポイントは最大60%アップし、さらにポイントが付きやすくなるのがJCBスターメンバーズの最大の特徴です。

JCBスターメンバーズのポイントアップ率をチェックしておきましょう。

集計期間中の利用合計金額 メンバーランク ポイントアップ率
300万円以上 ロイヤルαPLUS 60%
100万円以上 スターαPLUS 50%
50万円以上 スターβPLUS 20%
30万円以上 スターePLUS 10%

ポイントアップだけでなく、キャンペーンの抽選口数が通常時よりアップする特典などもあるのでチェックが必要です。

集計期間は年度によって多少の違いはあるものの、例年12月の中旬を目安に切り替わっています。「ポイントアップ率は変わる」ということは覚えておくようにしてください。

JCB法人カードゴールドカードのメリット・デメリット

JCB法人カードゴールドカードはメリットもデメリットもあります。

それぞれを知っておけば導入後にメリットを大幅に活用できますし、デメリットについては回避策や対応策を知ることができるでしょう。

以下で詳しく解説していきます。

JCB法人カードゴールドカードの3つのメリット

JCB法人カードゴールドカードはゴールドカードとして申し分のない付帯サービスがそろう法人カードです。

こちらでは、JCB法人カードゴールドカードのメリットを3つ紹介します。

・初年度年会費無料
・2年目以降のポイント
・旅行傷害保険の付帯

詳しくまとめているので導入後に活かすための参考にしてください。

初年度年会費無料

JCB法人カードゴールドカードは、webから申し込みすることで初年度の年会費が無料となります。

クレジットカードを契約する際に説明などを事前にチェックして、具体的にどんなカードなのかをイメージすることはできるでしょう。しかし、実際に使ってみないことにはわからない部分もあります。

付帯サービスや利用限度額や使える場所などが自社に適しているかどうか不安な法人代表者も、1年間無料で持てれば本当に利用価値があるのかを判断できるでしょう。

高額とされる法人ゴールドカードの年会費を1年間のみでも支払わずに様子見できる点は、経費をおさえたい法人代表者にとって大きなメリットです。

2年目以降のポイントがお得になる

JCB法人カードゴールドカードは初年度の年会費は無料なものの、2年目以降は年会費の発生するカードです。

そこで、JCB法人カードゴールドカードをメインのカードに設定して積極的に利用していくことでポイント付与率がアップしていきます。

たとえば1年間に200万円使った場合、付与されるのは通常2,000ポイントです。しかし、2年目以降はポイント付与率が50%にアップされるので、貯まるポイントは3,000ポイントになります。

また、ポイントが貯まったら1ポイント3円相当として支払いへ充当することも可能なので、継続的にJCB法人カードゴールドカードは使っていけば経費の削減にも役立つでしょう。

旅行傷害保険が充実

JCB法人カードゴールドカードは国内・海外のそれぞれで旅行傷害保険が自動付帯されています。航空券やホテル代金の支払いを法人カードで行ったかどうかを気にする必要もありません。

一般的に他社法人カードでは、ゴールドカードでも国内は利用付帯のケースが多いですし補償金額もわずかなケースが多いです。

その点、JCB法人カードゴールドカードは旅行傷害保険が充実していますから、出張先などで何かあった場合にも安心できます。

JCB法人カードゴールドカードの3つのデメリット

法人代表者にとってJCB法人カードゴールドカードにはメリットが多いことがわかったかと思いますが、あらかじめ知っておきたいデメリットも存在します。

こちらでは、JCB法人カードゴールドカードのデメリットについてまとめているのでチェックしておいてください。

・年会費の発生
・福利厚生サービス
・海外でのカード使用

最初にチェックしておけば、どう対応するかを把握しておけるでしょう。

2年目以降は年会費がかかる

webからの申し込みでJCB法人カードゴールドカードの初年度年会費が無料になりますが、2年目以降は年会費の支払いが必要です。

年会費やステータスに大きな違いがなく、JCB法人カードゴールドカードと比較されやすい三井住友ビジネスカード for Ownersゴールドカードにはweb明細割引があります。

しかし、JCB法人カードゴールドカードには割引がありませんし、前年度の利用金額や利用内容に関しての条件設定もありません。

何をしても年会費の割引すらないのは多少残念な点と言えます。

福利厚生サービスの負担額が高額

JCB法人カードゴールドカードで福利厚生を導入したい場合、1人あたりの負担金額が高めになります。

たとえば100人以上の中小企業の場合、1人あたり毎月840円かかりますから1年間で10,080円の支払いが必要です。

他社カードの場合、年会費がJCB法人カードゴールドカードと同程度のアメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードであれば、福利厚生プログラム「クラブオフ」のVIP会員年間登録料が無料です。

それに対してJCB法人カードゴールドカードでは、他社法人カードと比べてと福利厚生の会費が高額になる点はデメリットになってしまいます。

海外で使えない場所が多い

JCB法人カードゴールドカードを発行するのは、日本のクレジットカード会社であるJCBです。

日本国内では最強ともされるクレジットカードなので使えなくて困るなどのことは少ないでしょう。しかし、海外に行くとJCBの支払いに対応していない国や地域がまだまだ多いのも実情です。

アジア圏やハワイなどの日本人が多く足を運ぶ国や地域では比較的困ることはありません。しかし、ヨーロッパやアジア圏でも未発達の地域に行くと支払えないことがほとんどと認識していてください。

海外で利用できないのは、出張などで海外に行く機会が多い方にとってデメリットになるだけです。

海外どこででも支払い対応のできる法人カードでないといけない場合、JCB法人カードゴールドカードをメインカードに設定するのは難しいかもしれません。

JCB法人カードゴールドカードはどんな方におすすめのカードなのか?

JCB法人カードゴールドカードは法人代表者にとってメリットの大きな1枚ですが、デメリットもあります。

ここまで解説した特徴をはじめ、メリットやデメリットも含めてJCB法人カードゴールドカードがどんな方におすすめなのかを説明します。

ステータスが高いゴールドカードが欲しい経営者

JCB法人カードゴールドカードはJCBの発行するプロパーカードとなり、ステータスも比較的高めです。

他の法人カードに見られる「国際ブランドと提携発行されたクレジットカード」と比べてステータスは高いと言えるでしょう。

ステータスの高い法人ゴールドカードが欲しい方にとって、JCB法人カードゴールドカードはまさにおすすめできます。

保険の充実度が高い法人カードが欲しい法人代表者

旅行傷害保険に航空遅延保険など、JCB法人カードゴールドカードでは保険が充実しています。国内、海外のそれぞれで自動付帯となり、仕事・私的利用関われることなく、カードを持っているだけで補償対象です。

その他にショッピング保険も500万円までの高額補償など、カード利用の機会が多い方にも安心できるでしょう。

法人カードランキング

まとめ

JCB法人カードゴールドカードについて、まとめて解説しました。

JCBの発行する法人ゴールドカードとなり、サービスの充実度も高いことがわかったかと思います。2年目以降は年会費が発生してしまいますが、利用金額に応じたポイントアップもあります。

経費削減にも役立ちますし、保険も豊富にそろっているので国内・海外を忙しく動くビジネスマンにはメリットの大きいカードとなるでしょう。

JCB法人カードゴールドカードに興味がある方は、今回の記事を参考にして初年度年会費無料になるwebから申し込みをしてみてください。

コメントを残す