繰り上げ返済を上手に活用すればリボ払いも怖くありません

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「リボ払いの支払いが怖い」
リボ払いの支払いが大変で、怖いという方も多いともいます。

そこでこの記事ではそんな怖いクレジットカードのリボ払いに関するお悩みを解決します。

具体的には、

  • リボ払いとは
  • リボ払いの怖いところ
  • リボ払いを早く完済する方法

の順番に重要なポイントをご紹介していきます。

クレジットカードのリボ払いを使って買い物をしたけれども、支払いが怖いという方は是非とも参考にしてみてくださいね。

リボ払いとは

まずはリボ払いについて解説していきます。そもそもリボ払いとはどのような支払い方なのでしょうか?なんとなく聞いたことはあるけれどもよくわからないという方が多いのでは無いでしょうか?

リボ払いはリボルビング払いの略で、回転するという意味合いを持っています。つまりは、お金を少額ずつ回転させるイメージです。

具体的に言うと毎月の支払額を固定して買い物の代金を支払うことをリボルビング払いと言います。一括払いは買い物を一回の支払いで完結させますが、リボ払いは毎月決めた額が買い物の代金から引かれ数ヶ月かけて代金が精算されます。

だからこそリボ払いは、毎月のクレジットカードの支払い金額は少なくなります。大きな額を少額に分割して数ヶ月かけて支払いをしていくため、毎月の負担金額は相対的に減っていくのです。

分割払いとの違い

もしかすると「リボ払いは分割払いと違うのか?」と考えた方もいるかも知れませんね。よく勘違いされる方もいますが、分割とリボ払いは異なる支払い方です。仕組みが違うので全くの別物です。

分割払いは、買い物ごとの分割回数を決めて支払いをする方法です。例えば、5万円の時計を購入したとして5回分割払いにした場合は、毎月1万円が5ヶ月続きます。しかし、次に3万円の服を購入する場合に5回分割にしないことも可能です。2回の分割払いに変更することもできます。

つまり、分割払いの強みは買い物ごとに支払い回数を調整できることでしょう。

一方でリボ払いは、5万円の時計を買う場合はまず毎月の支払額を決めます。毎月1万円を支払う設定を予めしておきます。すると支払う金額が毎月1万円に固定されるのです。その後3万円の服を購入したとしても支払額は1万円のみで、残りは繰り越されます。

つまり毎月の支払額の軽減が容易なのがリボ払いで、商品ごとに支払回数を調整できるのが分割払いなのです。この2つの支払いには金利手数料がかかるため、この点も念頭にいれておきましょう。

リボ払いの特徴

リボ払いの特徴は主に3つあります。まずは、なんと言っても毎月の支払額を一定に抑えることができることです。リボ払いは利用残高に関係なく毎月定めた金額を一定期間支払います。

これにより、仮に手元の現金が10万円しか預金口座になかったとしても20万、30万の買い物をすることが可能になります。これは1回の金額が大きくなりやすい分割払いや1っ活払にはないリボ払いのメリットです。

リボ払いは金利がかかるため、一括で購入するよりも支払い金額は高くなります。また、10万円なばまだ大丈夫ですが、複数に借りる場合や使いすぎてしまうと支払いが溜まっていくので注意が必要です。

お金が手元にあまりない時にとっさに必要になった場合には、リボ払いは非常に有効と言えるでしょう。

次の特徴は上限を超えると翌月に繰り越せることです。前述の通りリボ払いは、毎月の支払い上限額を先に決定します。1万円、3万円など5千円単位で決定することが出来て、これは変更も可能になります。

仮に20万円の支払いが発生して口座に現金がない場合は、分割や一括の場合だと支払いが滞ります。しかし、リボ払いに設定している場合は問題ありません。多少支払い完了までに時間はかかりますが支払うことができます。

それは、20万円を数ヶ月、数年かけて毎月1万円で支払うことを購入段階で決定しているため問題にならないのです。徐々に支払うことにより、支払いが滞りクレヒスにキズが付くこともありません。

分割払いと違い月額で支払額を決めて超えた分は繰越のため、例えばさらに追加で5万円の出費をした場合はその買い物の代金は繰り越されて数ヶ月先に支払うことになります。これで、急な出費にも対応可能です。

3つ目は、返済の目処が立てやすいことです。リボ払いは毎月の支払額は固定されます。つまり、どれだけ買い物をしてもしなくても月に支払う額は同じなのです。そのため、残りの元本に利息をあわせて計算すれば、何ヶ月で返済が可能か判断できます。

返済計画が立てやすいので、支払日に余裕のある月には元本を減らすため多めに返済をすることが出来ます。反対に今月は厳しいと感じたならば、支払い額を減らすなどの調整も自由に変更が可能。

なので、家計の計算はかなり楽になると言えるでしょう。毎月支払額一定ということは、元本が増えれば支払い完了の日は先延ばしになることを覚えておきましょう。

リボ払いの怖いところ

ここまでリボ払いの特徴とその概要について解説をしてきました。「ネットには怖い体験談もあったけど意外と大したことない」と思った方もいるかも知れませんね。確かに数万円程度の買い物1回だとリボ払いは対したことありません。

毎月の金額を抑えられる分便利です。では、なぜ多くの人は怖いと思うのでしょうか?それは、リボ払いはメリット以上にデメリットが大きいからです。急場しのぎとして活躍するリボ払いですが、普段使うにはデメリットが重たすぎるのです。

この点がリボ払いを使いこなすのが難しいと言われる理由です。ここでは、リボ払いの注意点について解説をしていきます。毎月の支払いを抑えられるからとリボ払いを使う前にかならず確認しておきましょう。

いつの間にか利息が膨らむ

リボ払いの最大の弱点とも言えるのが金利手数料です。先程からリボ払いには、金利手数料というものが発生すると書きました。では、そもそもなぜ金利手数料は発生するのでしょうか?

リボ払いのメリットは毎月の支払額を低く抑えて高額な買い物ができるところです。つまり、支払いを繰り越して先延ばしにすることで、一括で支払いをしなくても商品やサービスを手に入れることができます。

この時の商品の代金はクレジットカード会社が立て替えて支払ってくれています。つまり、クレジットカード会社から見るとリボ払いで支払が満額払われるのは、数カ月先になるためこれでは困るわけです。

そのため、支払額を先延ばしにすることを条件に金利手数料を払ってくださいね。というのが、リボ払いに金利手数料が発生する仕組みです。これは分割払いも同じ理由で金利手数料が発生します。

そして分割払いとリボ払いの大きな違いは、金利手数料にもあります。リボ払いの場合は金利が固定になり、分割払いは幅をもたせていることが多い傾向があります。リボ払いの金利は15%~18%が相場で、分割払いは回数によりますが10回以下なら分割払いの方が安く済済むのです。

そのため、数回払いで支払いが終わる場合には分割払いの方が良いでしょう。例えば10万円ぐらいの買い物ならばリボ払いよりも分割払いのほうが、口座の現金に夜湯がある場合にはお得です。

どの程度違うかと言えば10万円の買い物をリボ払いで毎月の支払い額1万円設定で支払った場合は、総支払回数は11回、利息は7,392円になります。分割の場合は、2回までなら金利手数料は無料。10回にしたとしても利息は5,820円です。

10万円の場合ならばリボ払いもそこまで問題でもないでしょう。支払いが厳しいときにはありがたい制度も言えるかもしれません。しかし、クレジットカードを使用する時は1回とは限らないのです。

金銭感覚が鈍くなりやすい

クレジットカードはもともと便利な上にリボ払いで買い物をすると何倍もの買い物をしているにもかかわらず、支払いは毎月1万円に収まっているという不思議な感覚になります。始めのうちは金利手数料も少ないので余計にそう感じるでしょう。

そのため、リボ払いでつい買い物を余分にしてしまうということがあるのです。その結果金銭感覚が鈍くなり、使いすぎに気が付かず気づいたときには利息を毎月支払っていて元本が減っていないという状況になるのです。

支払金額が少ないから金利が高く設定されているだけに油断するとすぐに利息の支払いで、金策に走らなくてはいけないという自体にもなりかねません。そのため、なんでも使うということはおすすめ出来ないのです。

金利が増えることの弊害があり、それは支払い金額の総額を把握できなくなることがあります。通常の場合は考えられないかもしれませんが、つい買い物をしすぎてしまい毎月の支払いに追われている場合はなりがちなのです。

金利だけで支払いが厳しい状態になってしまうと元本が減らないので、翌月もその翌月も金利の額は変わることはありません。そうなると金利を毎月支払うということになり、元本が減らないため総額がわからなくなるのです。

またクレジットカードの種類によっては、支払いがリボ払いに固定されているリボ払い専用カードも存在します。これは、支払いが自動的にリボ払いになるため、注意が必要です。事前に確認しましょう。

リボ払いを早く完済する方法

ここまでリボ払いの特徴とその強さについて紹介してきました。ここからはリボ払いをいかに早く完済するかということについて紹介していきます。リボ払いは放っておくとすぐに借金が溜まってしまい首が回らなくなります。

早い段階で完済しないとまた後が辛くなりますので、出来る限りリボ払いを使ったら早く返済しましょう。

繰り上げ返済を活用する

リボ払いの返済方法で一番効果的なのは繰り上げ返済です。繰り上げ返済は、毎月の一定額以上の金額を支払う方法ですが、月に1万円増額するだけでも完済までかなり近づきますのでだいぶ楽になります。

リボ払いが厳しいのは未払金が発生している金利負担なので、その未払金が多ければ多いほど金利は高まっていきます。この未払金が1万円でも返済することができれば未払金も自ずと下がって行き、返済は少し楽になります。

リボ払いは一定額の支払いを続けているため、なかなか思うように残金が減りません。その際にまたリボ払いで買い物をしていれば、返済が必要な金額が増えリボ払いでの返済はどんどん苦しくなるのです。

そうならないためにも、まずは1万円から繰り上げ返済をしていくことをおすすめします。

毎月の返済額を増やす

繰り上げ返済は一時的なものですが、支払に多少余裕がある場合は毎月の返済額を増やすのが手っ取り早く完済に近づきます。5000円金額を増やすだけでも残高は結構減るので大きく完済に近づくでしょう。

リボ払いは金利を支払うことでいっぱいいっぱいになるケースが多いため、残高がなかなか減らないケースも珍しくはありません。そのため残高を減らすには金利以上の金額を返済する必要があります。

毎月の支払いに余裕がある場合は、返済額を増やすことで 元本を減らせるため完済に一歩近づくことができるでしょう。基本的には返済額は可能な限り増やす方が望ましいケースが多いのです。

元本を減らすことで金利自体も減ってくるため、確実に増やせるのならば毎月の返済額を増やすことをお勧めします。5000円でも返済回数は大きく変わってきますので、リボ払いの金利地獄から早く抜け出せますよ。

カードローンに切り替える

こちらの方法はそこまでをお勧めできませんが、リボ払いの残高をカードローンで返済してしまう方法です。カードローンでリボ払いの残高軍の金額を一気に借りてしまっているお祓いを返済する方法です。

リボ払いの返済額がかなり残っている場合は難しいですが、消費者金融やキャッシングなどを頻繁に利用されていない方であれば借り入れることができるでしょう。カードローンに切り替えることで金利差を有効に活用するのです。

リボ払いの金利は15%程度と結構高額な金利が発生します。しかし、カードローンならばその金利は10%以下のものが多いです。金利差が5%以上あると返済の難易度も大きく変わってきます。

数百万単位での借り入れであれば金利負担を大幅に減らすことができます。ものは試しで一度相談してみるのが良いでしょう。メガバンクなどのカードローンではなく、ネットカードローンをおすすめします。

カードローンはあくまでもリボ払いを返済するために借りれるもので、それ以上に使ってはもともこもありません。また再びリボ払いに使いすぎるということはないようにしましょう。

ボーナス一括払いに切り替える

クレジットカードの支払いをボーナス払いに切り替える方法もあります。買い物の場合によってはボーナス一括払いに変更することも可能なんです。リボ払いを使わずにボーナス一括払いを使用することには大きなメリットがあります、

ボーナス払いなら支払いを半年先まで伸ばすことができるため、金利手数料の発生も抑えることができます。ボーナス払いは名前の通り支払いをボーナスで行うという支払い方法ですので、ボーナスが出る月まで支払いを延ばすことができます。

金利を半年間の間無料にすることができるので結果として返済が楽になります。ボーナスがある方やボーナス払いができるカードを持っている方はぜひ活用してみてください。

知人から借りて返済してしまう

これはあまり勧めにくい方法ではありますが、家族や兄弟などの近しい人からお金を借りるという方法もあります。これならば全額返済ができて無駄な金利を払うこともありません。借りれる場合は素直に借りたほうが早いです。

理解をしてもらえれば一番健全で負担の少ない方法ですし、金利の支払いに追われて首が回らない生活が安定しないという不安もなくなります。身近に協力してくれる方がいるならば是非とも協力を仰いだ方が確実です。

まとめ

ここまでリボ払いの危険性といかに早く完済するかということを中心に紹介してきました。リボ払いは金利が比較的高い上になかなか元金が減らないので信じ地獄に陥りやすい支払い方法です。

できることならば使わないのが一番手っ取り早いリボ払いの解決策です。もしもリボ払いで近隣の支払いに苦しんでいる場合は、素直に事情を話して身内に伝えるのが一番早いかもしれません。

理解を得られれば金利地獄に陥ることもありませんし、生活を立て直して返済も早くできるでしょう。難しい場合はカードローンに乗り換えやボーナス一括払いなども活用してなるべく早く金利地獄から脱出しましょう。

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