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こんな気持ちを持っていませんか?
投資の代表格といえば、FX取引と株取引でしょう。投資を始めようと思うと、必ずどちらかを調べて取り組んでみようと考えるはずです。しかし、FXを調べた人の中には、その専門用語の多さや難しさから断念してしまうことも多々あります。FXは最初は難しく感じますが、専門用語だけ覚えれば、低資金で手軽にスタートできる初心者にピッタリの投資なのです。理解できなかったからと諦めてしまうのは、とてももったいないです。
そこで今回は、FX取引の難しい専門用語や仕組み・特徴を、初心者向けのわかりやすく丁寧に解説していきたいと思います。この記事を読めば、FX取引に関することが1から100まですべてわかるようになりますよ。ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
FXが難しく感じる理由と解決策
まずは、FX取引が難しく感じる理由とその解決策を考えてみましょう。ほとんどの人がFX取引で難しく感じるポイントは、実は同じところだったりします。FX取引を難しく感じる理由は、具体的には以下のようなポイントです。
①専門用語が多いこと
②FX取引の独特な仕組み
③トレードする感覚がわからない
それぞれの詳しい内容を確認していきましょう。
理由その①専門用語が多いこと
まず1つ目の理由は、専門用語が多いことです。FX取引では、投資に関連した専門用語が数多くあります。投資に慣れている方であれば、似たような言葉が出てくるので対応できるかもしれませんが、初心者の方にとってはこうした専門用語は難解に感じることが多いでしょう。
さらに、FX取引ではこうした専門用語は避けて通れない道となっています。覚えないことには、たとえ取引できたとしても良い結果が生まれないからです。自分が何をやっているかもわからなくなってしまいます。
課題の解決策
こうした専門用語の課題を解決するためには、重要なワードだけ覚えることがポイントになります。FX関連の専門用語は、すべて覚えようとするととてつもない時間と労力がかかります。プロのトレーダーですら、聞いたことのないような用語が出てくる世界です。
しかし、取引をすることだけに焦点を当てると、こうした専門用語は必ずしもすべて覚える必要がないことがわかります。取引に関連した重要な用語だけしっかりと覚えておけば、実はそこまで大きな問題はないのです。
理由その②FX取引の独特な仕組み
FX取引を難しくする要因として、その独特な取引の仕組みがあります。投資というと、何かの商品を購入して、それが高くなったり安くなったりする、そしてそれらを売却するというのが、世間一般のイメージです。実際に、通常の株取引などでは、こうした取引方法が一般的といえるでしょう。
しかし、FX取引ではレバレッジという独自の仕組みがあります。これは、自己資金に対して一定の倍率を適用することで、数倍や数十倍といった大きな金額で取引をすることができるというものです。この仕組みはFX取引における、最大のメリットであると同時に、FX取引を難しくするもっとも大きな要因となっているのです。
課題の解決策
こうしたFX取引の仕組みにおける難しさを解決する方法は、専門用語と同様に重要なポイントだけ覚えておけばOKです。レバレッジをはじめとしたFX取引の仕組みは、実際にはそこまで難しいものではありません。一度その内容をざっくり覚えてしまえば、それ以降は特に勉強する必要もありません。
さらにいうと、その仕組みはそこまで難しいものではないこともポイントです。要点だけ把握してしまえば、意外とかんたんであっさり理解することができるのです。
理由その③トレードする感覚がわからない
FX取引を難しくする最後の理由は、トレードする感覚がわからないという点です。専門用語や仕組みを理解しても、実際にトレードをやってみないことにはわからないことがたくさんあります。その感覚がつかめずに、FX取引を挫折してしまう人が多いのです。
課題の解決策
こうしたトレード感覚を身につけるための解決策として、デモトレードを活用するという方法が挙げられます。デモトレードとは、FX取引を仮想のお金と実際のレートを使うことで、無料で体験できるツールのことを指しています。現在、国内ではさまざまな企業がFX取引のサービスを提供しています。また、その中にはデモトレードのサービスを提供しているFX業者もあります。
こうした業者のデモトレードツールを活用することで、実際のトレードの感覚を身につけることができます。ただ勉強しただけでは、わからなかったことも実際のトレードを行ってみることで、自分自身の体験・経験へと昇華することができ、難しく感じるFX取引への理解を深めることに繋がるのです。
FXで覚えておきたい5つの専門用語とその仕組み
ここまでで、FX取引を難しく感じる理由とその解決策はわかりましたね。ここからは、FX取引で最低限覚えておきたい専門用語を、重要なものだけピックアップして伝えていきたいと思います。ここで紹介する用語を覚えれば、すぐにでもFX取引をスタートすることができるので、ぜひこの機会に覚えておきましょう。今回紹介する専門用語は、具体的に以下の5つの用語になります。
①レバレッジ
②証拠金
③lot(ロット)
④空売り
それぞれの詳しい内容を、ここからは確認していきましょう。
①レバレッジ
レバレッジはFX取引を代表する、象徴的な仕組みです。先ほども軽く触れましたが、FXでは自己資金(自分が持っているお金)に対して、10倍、25倍といった倍率を適用してトレードを行うことができます。そしてこの倍率のことをレバレッジと呼びます。わかりやすくなるように、具体的な例で考えてみましょう。
こうしたレバレッジの仕組みは、FX取引の基盤となるとても大切なものです。FXではアメリカのドルやEUのユーロなど、法定通貨が取引の対象です。法定通貨はその性質上、値動きがそこまで大きくないことでも有名です。裏を返すと、少ない資金で取引を行ってもほとんど利益がでないことになります。こうしたデメリットを解決するために、FXではレバレッジの仕組みが採用されているのです。
レバレッジは利用する証券会社によって倍率が異なる
レバレッジは利用するFX会社によって、その倍率が異なります。ユーザーはFX業者が提示しているレバレッジから、自分が好きな倍率を任意で選択することが可能です。国内では最大で25倍程度のレバレッジ取引が主流となっています。また、最小でレバレッジ1倍という取引も可能です。これは後ほど紹介する、空売りの時などをメインで利用されます。
②証拠金
FX取引における証拠金は、レバレッジについで重要なポジションを持っている存在です。FX取引を行う上で、必ず抑えておきたい用語の1つでもあります。証拠金は、レバレッジをかけるために必要な自己資金のことを指しています。こちらもわかりやすくなるように、具体的な例で考えていきましょう。
つまり、証拠金はレバレッジを適用する前の金額のことを指しています。あなたがレバレッジ10倍で100万円の取引をしたいのであれば、10万円の証拠金を用意すれば良いのです。ではなぜ、証拠金は存在するのでしょうか。実際にはなくても取引できそうですよね。証拠金が必要になる理由をざっくりいうと、ユーザーの支払い能力を見るためのものといえます。
お金を貸す側になって考えるとさらにわかりやすくなる
FX取引では、自分が本来持っている資金以上の金額でトレードを行うことができます。しかし、これは冷静に考えると、自己資金以上の損失が発生する可能性があることも示しています。上記の例でいえば、本来であれば10万円しか資金がないのに、100万円を使ってトレードを行っています。100万円を運用していれば、場合によっては10万円や20万円の損失が出る可能性もありますよね。
仮に20万円の損失がでたとすると、自己資金は10万円しかないため、あなたにはこの損失を支払うことができません。つまり、証拠金は損失が発生した時にでも、ユーザーがしっかりと返済するだけの支払い能力があるかを見るために存在するのです。あなたがお金を貸す立場で考えると、なおわかりやすいでしょう。
こうしたことにより、FX会社はユーザーが自己資金よりも大きな金額を取引できるように手配しますが、その代わりに保険として証拠金を拘束することになります。もしあなたの取引が何の問題もなく、無事に終われば、この証拠金はもちろん戻ってきます。逆に失敗したらその分の損失は証拠金から差し引かれてあなたに返還されます。さらにいうと、証拠金以上の損失が発生した場合には「追証」と呼ばれる追加の証拠金を支払う義務が発生します。
③lot(ロット)
FX取引では、lotという表示がたびたびでてきます。取引をするうえでは必ず抑えておきたいポイントなので、ここで詳しく見ていきましょう。lotとは、どれくらいの量の注文を入れるかを表した指標です。1lot、10lotといった具合で先頭に数字をつけて表記をします。
ここでちょっとややこしくなるのが、レバレッジの存在です。100円から取引できるのであれば、100円準備すればOKってことだよねと思いますよね。しかし、先ほども紹介したように、FX取引では実際にはレバレッジを使うことができます。SBIFXトレードではレバレッジ25倍で取引することが可能です。仮に1ドル100円だった場合、「100円 ÷ 25 = 4円」となり、なんと最小で4円から取引することが可能なのです。
lotは慣れるまでは少し難しく感じるかもしれません。しかし、基本的な仕組みだけ理解しておけば、困った時に計算して算出することができます。「1lot=1,000通貨単位=1,000ドル=10万円」といった感じで覚えておきましょう。そして、その金額はレバレッジを適用したあとの金額であることも覚えておきましょう。
④空売り
FXでは空売りという仕組みを使うことができます。これは、本来であれば持っていない通貨を売ったと仮定して、後から買い戻しを行うことで利益を出す手法です。これによって、価格が上昇した時だけでなく、下落した時にも利益を出すことができるようになります。
つまり、「110円(空売り時の金額)- 100円(買い戻し時の金額)= 10円」となり、10円の利益がこの空売りで発生したことになるのです。なんだか不思議に感じるかもしれませんが、FXでは本来は持っていない資金を取引で扱うことができます。この性質を利用することで、空売りのような独自の仕組みも利用することができるのです。
空売りは、FX取引においても重要な要素の1つです。単純に買いを行うトレードでは、利益を出せるタイミングも減ってしまいます。しかし、空売りを活用することで、下落相場や不況時にも利益を出すことができるのです。
まとめ
以上、FX取引の難しさを感じる要因や、その解決策について解説してきました。専門用語や仕組みを理解することで、FX取引はそこまで難しいものではなくなります。また、少額からでもスタートできるFX取引は実は初心者の方にもピッタリな投資であり、さらにレバレッジを利用することで、資金が少ない方でも大きな利益を狙えるという独自のメリットがあるのです。
いっぽうで、FX取引にはレバレッジの仕組みによって、大きな損失を出してしまう可能性もあります。さらにいうと、自己資金以上の損失(=借金)を出してしまう可能性もあるのです。取引をする際には、資金に余裕を持って取引をすることはもちろんのことですが、慣れるまでは低レバレッジで取引することをおすすめします。また、初心者の方は不安定な銘柄へ急に投資をすることはおすすめできません。今であれば、トルコのリラやアルゼンチンのペソなどが挙げられます。
こうした銘柄はスワップポイントが高く魅力的に見えるいっぽうで、不安定な値動き、または暴落する可能性を持っています。最初のうちは、アメリカのドルやユーロなど、安全な通貨に投資することを心がけるようにしていきましょう。