ゴールドカード5社徹底比較【2019年版】|還元率・審査・保険などオススメは?

年会費無料のものが多い一般的なクレジットカードと違い、ゴールドカードは年会費1万円~3万円かかるものがほとんどです。安くはない金額ですので、各カードの特典やメリットをきちんと知ってから選びたいですよね。

とはいえ、たくさんのゴールドカードが存在しているので、それらすべてのゴールドカードの特徴を知ることは大変です。

そこでおすすめしたいゴールドカード5社をご紹介します。ご自身のライフスタイルに適したゴールドカードを見つけましょう。

ゴールドカード5社徹底比較

ゴールドカードのおすすめを今回は5社をピックアップしてお届けします。ゴールドカード5社は以下の通りです。

  • JCBゴールドカード
  • アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
  • dカードGOLD
  • 三井住友VISAゴールドカード
  • 楽天プレミアムカード

ゴールドカードはクレジットカードと同じく、年会費やポイント還元率など、様々な「選択基準」があります。年会費の安さを重視して選ぶ方もいれば、ポイントの貯まりやすさを重視する人もいますよね。今回は、上記で挙げた5つのゴールドカードを年会費やポイント還元率などで比較しています。

年会費がもっとも安いのは?

カード 初年度年会費 年会費
JCBゴールドカード 無料
※オンライン入会の場合のみ
11,000円(税込)
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード 31,900円(税込) 31,900円(税込)
dカードGOLD 11,000円(税込) 11,000円(税込)
三井住友VISAゴールドカード 無料
※オンライン入会の場合のみ
11,000円(税込)
※条件により割引あり
楽天プレミアムカード 11,000円(税込) 11,000円(税込)

年会費はいずれも11,000円(税込)以上かかります。年会費を少しでも抑えたい場合は、初年度年会費が無料のゴールドカードを選ぶのがおすすめです。

ポイント還元率がもっともお得なのは?

クレジットカードを使うだけで貯まるポイント還元率が高い方が、効率的にお得にポイントが貯まります。

カード ポイント還元率
JCBゴールドカード 0.5%
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード 0.5%
dカードGOLD 1.0%
三井住友VISAゴールドカード 0.5%
楽天プレミアムカード 1.0%

全体的なポイント還元率を見ると、0.5%~1.0%と大きな差はありません。しかし、0.5%の違いでもポイントの貯まりやすさは全く異なるため、dカードGOLDや楽天プレミアムカードを選ぶとお得です。ですが買い物をする場所や店舗によって、ポイント還元率がアップします。

各ゴールドカードによって違いますので、後ほど詳しくご紹介します。

審査スピードや通過しやすさを比較

ゴールドカードの特徴の一つとして、一般的なクレジットカードよりも審査が厳しいという点があります。他のクレジットカードやローン等の支払いに遅延がないこと、そして申し込み者の年収や勤続年数が重視されます。

カード 発行期間 申込対象者
JCBゴールドカード 最短即日 20歳以上で、ご本人に安定継続収入のある方
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード 約2週間 原則として20歳以上、安定した収入のある方
dカードGOLD 約1週間 満20歳以上(学生は除く)で、安定した継続収入があること
三井住友VISAゴールドカード 最短3営業日 原則として満30歳以上で、ご本人に安定継続収入のある方
楽天プレミアムカード 約2週間 楽天会員で、原則として20歳以上の安定収入のある方

 

さて、ここまで年会費やポイント還元率、審査条件などをお伝えしてきました。それぞれのゴールドカードは特徴や独自の強みなど、それぞれ異なるので、次の項目から各カードの詳細を照会していきます。

ゴールドカード(1):JCBゴールドカード

JCBゴールドカードはキャンペーン期間中にオンライン入会すると、初年度年会費が無料です。最短即日でスピード発行できるのも特徴の1つです。

【特典・サービス】

OkiDokiポイント 1,000円で1ポイントが貯まり、年間利用額によってポイントがアップします。貯まったOkiDokiポイントは、マイルやその他のポイントに移行することも可能です。
空港ラウンジ利用 国内の主要空港のラウンジを無料で利用できます。
追加可能カード ・ETCカード(無料)
・電子マネーQUICPay対応
・家族カード
初年度無料・2人目以降から1,100円(税込)/人
Apple Pay 認定可
Google Pay(TM) 認定可

【付帯保険】

海外旅行保険自動付帯 最高5,000万円
海外旅行保険利用付帯 最高1憶円
国内旅行保険自動付帯 最高5,000万円
海外旅行保険家族特約自動付帯 最高1,000万円
乗継遅延費用保険金(客室料・食事代) 2万円程度
出航遅延費用等保険金(食事代) 2万円程度
寄託手荷物遅延費用保険金(衣類購入費等) 2万円程度
寄託手荷物紛失費用保険金 4万円程度

ショッピングガード保険

海外 最高500万円
国内 最高500万円

ゴールドカード(2):アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード

今回おすすめするゴールドカードの中で、最も年会費が高いカードです。キャンペーンで初年度年会費が無料になることもあるので、入会するならキャンペーン期間中が狙い目です。

アメリカン・エキスプレス・カードのポイントプログラム「メンバーシップ・リワード」は、利用料金100円につき1ポイントが貯まります。ポイントは一度交換すると、最大3年間の有効期限が無期限になります。貯まったポイントはマイルや他のポイントに移行することが可能です。

【特典・サービス】

パートナー提携店での利用 ポイント最大5倍
ゴールド・ダイニング by招待日和 国内外約200店舗のレストランにて、所定のコースメニューを2名様以上で予約すると、1名様のコース料理代が無料になります。
旅先での安心サポート 「オーバーシーズ・アシスト」では旅のスペシャリストが電話で24時間365日、日本語でサポートしてくれます。
会員専用旅行予約サイト 「アメリカン・エキスプレス・トラベル・オンライン」には、ご優待料金やポイント特典などの特典が多数用意されています。
追加可能カード ・ETCカード(無料)
※新規発行手数料935円(税込)
・電子マネーQUICPay対応
・家族カード
1人につき年会費12,200円(税込)
空港ラウンジ利用 国内外29空港の空港ラウンジを無料で利用できます。(同伴者1名も無料)
手荷物無料宅配サービス 海外旅行の際、出発・帰国時にカード会員1名につきスーツケース1個を無料で配送します。
エアポート送迎サービス 海外旅行の出発・帰国時に、提携タクシー会社(MKグループ)で指定場所から空港間の送迎を割安の定額料金で提供します。
プライオリティ・パス 国内外1,200か所以上の空港ラウンジを利用できる「プライオリティ・パス・メンバーシップ」に、基本カード会員と家族カード会員は年会費無料(通常99米ドル)で登録できます。

【付帯保険】

海外旅行傷害保険 最高1憶円
国内旅行傷害保険 最高5,000万円
ショッピング・プロテクション アメリカン・エキスプレス・カードで決済した商品で、購入から90日以内に発生した盗難などの損害について、会員1人につき年間最高500万円まで補償します。
キャンセル・プロテクション 急な出張や病気・ケガによる入院などにより、カードで代金をお支払い済みの旅行やコンサートに行けなくなった場合、キャンセルきゃんせる費用などの損害を年間最高10万円まで補償します。
海外旅行先24時間サポート レストランの予約から緊急時のサポートまで、世界中のほとんどの国から日本語で24時間サポートします。
オンライン・プロテクション 万が一、第三者によるインターネット上での不正使用と判明したカード取引については、原則として料金を負担することはありません。
リターン・プロテクション アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードで購入した商品の返品を万一購入店が受け付けない場合、ご購入から90日以内なら1商品につき最高3万円相当額まで、1会員口座につき年間最高15万円相当額までご購入金額を払い戻しします。

ゴールドカード(3):dカードGOLD

docomoユーザーなら必ず持っておきたいゴールドカードです。毎月の「ドコモ携帯回線」「ドコモ光」をdカードGOLDでお支払いすると、ご利用料金の10%がポイント還元されます。ポイントの有効期限は、獲得した月から起算して48か月後(4年後)の月末です。

またdポイント加盟店であるローソン、マクドナルド、ノジマでカードを使用すると、決済ポイントとdカード提示ポイントに加え、購入金額の3%が割引になります。

【特典・サービス】

dポイント 1ポイント/100円(税込)
ドコモのケータイ・ドコモ光のご利用料金
100ポイント/1,100円(税込)
dカードGOLD年間ご利用額特典 年間ご利用額に応じて、クーポンがプレゼントされます。
VJデスク(旅のサポート) 世界各地で日本語スタッフが旅行をサポートします。
海外レンタカーの利用 世界最大のネットワークを誇るハーツレンタカーの割引優待を利用できます。
空港ラウンジ利用 全国29・ハワイの空港ラウンジが無料で利用できます。
電子マネー 電子マネー「iD」を搭載しているので、iDマークのあるお店でカードをかざすだけで支払いが可能です。

【付帯保険】

海外旅行保険 最大1億円
国内旅行保険 最大5,000万円
dカードケータイ補償 購入後3年間で最大10万円
お買い物あんしん保険 dカードで購入した商品で、購入日から90日以内に偶然な事故(国内海外問わず)によって被害を被った場合、年間300万円まで補償します。

ゴールドカード(4):三井住友VISAゴールドカード

最大4,400円(税込)の年会費割引があるゴールドカードです。また支払い期日を以下の2種類から選ぶことができます。

  • 15日締め、翌月10日払い
  • 月末締め、翌月26日払い

【特典・サービス】

ポイントサービス「Vポイント」 利用金額の合計200円(含む消費税等)ごとに1ポイント貯まります。貯まったポイントの使い方は200種類以上あります。
一流ホテル・旅館の宿泊予約サービス優待 一流ホテル・旅館を厳選した会員制宿泊予約サービス「relux(リラックス)」が提供している価格(最低価格を保証)から、さらに初回:7%(2回目以降:5%)を割引して利用できます。
空港ラウンジサービス 国内主要空港のラウンジを無料で利用できます。

追加可能カード

・家族カード(1人目は年会費無料)
・ETCカード(入会初年度無料)
・電子マネーiD搭載
・Apple Pay
・三井住友カードWAON
・PiTaPaカード

健康相談 ドクターコール24

医師への24時間・年中無休の無料電話相談ができます。※海外からの相談はできません。

【付帯保険】

海外旅行傷害保険 最高5,000万円
国内旅行傷害保険 最高5,000万円
ショッピング補償 年間300万円まで※一部補償の対象とならない商品・損害あり

ゴールドカード(5):楽天プレミアムカード

楽天プレミアムカードを使って楽天市場でお買い物をすると、最大5倍ものポントがもらえます。(楽天市場アプリを経由してお買い物をすると、さらにポイントがアップします)

楽天市場でお買い物をすることが多い方におすすめのゴールドカードです。

【特典・サービス】

楽天ポイント 楽天プレミアムカードを使って楽天市場でお買い物をすると、通常100円につき1ポイントのところ、最大5倍のポイントがもらえます。楽天トラベルでオンラインいカード決済をすると、ポイントが1倍加算になります。
手荷物宅配サービス 旅行の際の出発・帰国時のご自宅-空港間、手荷物を無料でお届けすることのできるクーポンが利用できます。※年2までのサービスで、利用できる空港は成田国際空港、羽田空港国際線、関西国際空港、中部国際空港です。

国内宿泊ご優待サービス

楽天プレミアムカード会員専用の、国内宿泊予約(24時間対応 年中無休)が可能です。宿泊の手配はすべてオペレーターの方が対応してくれるので、予約完了後は宿に行くだけです。
プライオリティ・パス 世界120カ国400以上の都市や地域で、900カ所以上の空港ラウンジが利用できる会員制サービスです。楽天プレミアムカード会員(本人)は、プライオリティ・パス会員カードの発行を無料で申し込むことができます。
空港ラウンジサービス 国内主要空港のラウンジを無料で利用できます。

【付帯保険】

海外旅行傷害保険 最高5,000万円
国内旅行傷害保険 最高5,000万円
動産総合保険 楽天プレミアムカードで購入した商品(1個1万円以上)が購入日より90日以内に偶然な事故(破損、盗難、火災等)により生じた損害に対して最高300万円まで補償されます。

最新のゴールドカードランキング

ゴールドカードと一般カード(クレジットカード)の違い

ゴールドカードの最大の魅力は、付帯保険・特典などの充実したサービスとサポートです。

年会費無料が多い一般カード(クレジットカード)も付帯保険・特典がないわけではありませんが、ゴールドカードは年会費を払うに値する充実したサポートがたくさんあります。

ゴールドカード選び3つのポイント

ゴールドカードを選ぶ際は、次の3つをポイントにしましょう。

  • 年会費を払っても「お得」になるか
  • 補償サービスが充実しているか
  • 自分の生活を豊かにしてくれるか

例えば海外旅行が好きな方であれば、プライオリティ・パスを利用して空港ラウンジで贅沢な時間を過ごすことができます。補償サービスも充実していると安心できますよね。

日常の生活をお得に過ごしたい方にとっては、ポイント還元率や国内で利用できるサービスの優待特典が魅力なのではないでしょうか。

便利なのはもちろんですがゴールドカードを持つことによって、ご自分やご家族の生活にどれ程のメリットが生まれるかを基準にゴールドカードを選びましょう。

ステータスで選ぶ

持っているだけで自慢できるゴールドカードでおすすめしたいのは「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」です。

最高峰のゴールドカードとも呼ばれており、ステータス性の高さは群を抜いています。特にバブル時代を知っている方々にとって、アメックスゴールドはお金持ちが持っているカードという印象が強いようです。

コストパフォーマンスで選ぶ

少しでもお得なゴールドカードを選ぶなら「三井住友VISAゴールドカード」がおすすめです。最大4,400円(税込)もの年会費割引があるゴールドカードはなかなかありません

そしてポイント還元率が高い「楽天プレミアムカード」もおすすめです。楽天市場アプリからお買い物すればさらにポイント還元率が高くなるので、日用品・お洋服・美容コスメなどのお買い物を楽天市場に集中させることで、大きなコストパフォーマンスが見込めます。

保険やサービスなどで選ぶ

充実した国内・海外保険のサービスで選ぶなら「JCBゴールドカード」をおすすめします。万一の旅行トラブルをカバーしてくれる体制がしっかり整っています。

「dカードGOLD」はdocomoユーザーのためのサービスが特に充実しているので、携帯がドコモの方、ご自宅のネット回線がドコモの方はぜひ持っておきたいゴールドカードです。

ゴールドカード比較まとめ

スペックが高いゴールドカードは、基本的なサービスはどれも似ています。国内の主要空港ラウンジを無料で利用できますし、国内外の旅行補償も備わっています。総合的なポイント還元率も大差ありません。

ですが、各ゴールドカードによって様々なオプションサービスが付帯され、サービスや特典がさらにきめ細やかで充実したものになっています。

総合的には似たり寄ったりなポイント還元率ですが、利用する店舗によってポイント還元率は大幅にアップします。

たとえば、楽天市場でよくお買い物をする方は他のクレジットカードでお支払いをするよりも、「楽天プレミアムカード」でお支払いしたほうがお得です。docomoユーザーであれば「dカードGOLD」を使って月々の利用料金をお支払いした方が、断然お得になります。

少しでも年会費が安い家族カードが欲しい方でしたら、「三井住友VISAゴールドカード」「JCBゴールドカード」がおすすめです。

クレジットカードも競争が激しいので、様々なキャンペーンやオプション・サービスが打ち出されています。その時々で入会特典やキャンペーンの内容も変わってきますので、少しでもお得なタイミング・方法で入会しましょう。ご自分のライフスタイルを豊かにしてくれるゴールドカードがきっと見つかります。

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