一番高く売れるアプリを見極める!売りたいものに合わせた出品サイトの選び方

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お小遣いを稼ぎたいとか、副業を始めたいとか、そういった方が手始めにチャレンジすることが多いのが不要品販売ではないでしょうか。中には「モノが多いから減らしたい」「断捨離してスッキリしたい」なんて理由でモノを売りたいと考えている方もいらっしゃるでしょう。

そこで今回は、「モノを売りたい」ときに使えるおすすめサイト・アプリをご紹介します。簡単なポイントを押さえておくだけで、何も知らずにやるより高く売れたり、早めに落札されたりするので、実際に「モノを売る」前に内容をチェックしておいて損はないですよ。

「モノを売る」サイトは増えている

最近では、「モノを売る」ことの出来るサイト・アプリが増えています。例えば有名どころでは以下があります。

  1. Amazon
  2. メルカリ
  3. ヤフオク
  4. minne(ミーネ)
  5. ジモティ

この5つはどれも、モノを買いたい人とモノを売りたい人が集まる場所です。ですがサイトによって出品できる商品の種類や値段のつけ方、集まる人の種類など異なる点がたくさんあります。

売りたいモノに合わせてサイトを正しく選ばないと、かなり安い値段でしか売れなかったり、そもそも出品できないなんて事態が起きたりします。「自分が売りたいモノを求めている購入者はどのサイトに探しに来るのか?」というところを考えてサイト選びをする必要があります。

 

売りたいモノに合わせたサイト・アプリの選び方

高く早く売るための一番の秘訣は、正しいサイト選びをすることです。そこでここからは、「何を売るならどこのサイトがいいの?」というところを説明していきます。

プレミア商品はヤフオクかAmazon

プレミア商品とは、欲しい人がたくさんいるため定価よりも高い値段で売買されている商品のことです。生産が中止になってしまった商品や、一度に限られた量しか生産できず商品数より供給が圧倒的に多い商品、またそもそも少ない個数しか生産されなかったレアモノ品などはプレミア商品になりやすいです。

プレミア商品、と聞いてピンとこない方は、「お届けまで3か月」とか「限定100本しか作られなかった〇〇」、あるいは超・人気有名人のライブのチケットあたりを想像していただくと分かりやすいでしょう。あなたの家にも、好きでコレクションしていた希少な商品が眠っていたりするのではないでしょうか?

こういった商品を売りたいなら、ヤフオクが一番オススメです。オークション形式で値段が決まるので、欲しい人が多ければ多いほど高い値段がつきます。時にはこちらが想定していなかったような値段がつくこともあります。落札最低価格を設定することもできますが、落札最低価格は設定せず出品価格のみの設定とするほうが高く落札される傾向にあります。

もし、「いくらで売れるか決まらないのは困る」「自分で決めた値段で売りたい」という場合は、Amazonがおすすめです。お店の売り場からなくなってしまった商品もAmazonなら買えるだろうと探しに来る人がたくさんいるので、プレミア商品はそれなりに高めの値段がつきやすくなっています。

Amazonで販売する際の注意点としては、まず手数料がヤフオクよりも高くつくケースが多く、売りたい価格の2割増くらいで出品する必要があることです。また商品によっては新品のものしか出品できず、中古品の出品は許可されていない商品もありますので、事前に確認してみてください。

 

新品メーカー品はAmazon

プレミア商品にはなっていない新品未開封品で、かつある程度名の知れたメーカーが製造した商品ならばAmazonで売るのが一番オススメです。他のサイトでは「新品未開封品」としていても中古品に毛が生えた程度の値段でしか売れないケースが多いのですが、Amazonでは新品未開封品はお店で売られているのと同じ扱いで見てもらえるからです。

Amazonは他のサイトと比べると、サイトに訪れる人数がかなり多くなっています。さらに日本人以外が見に来ることも多いです。訪れる人が多いということは、それだけ商品が売買される件数も多くなります。せどりや転売などの副業を成功させたいなら、少しでも売れるチャンスの多いAmazonを攻略するべきでしょう。

Amazonでモノを売るときの注意点としては、まず商品によっては出品が許可されていない場合があるので、事前の確認が必須です。また出品はできても需要がない(買いたい人がいない)という場合もあり得ます。

商品ごとのこれまでの売れ行き状況は、モノレートというサイトを使うとデータで確認できるので、Amazonでモノを売ろうとしている方はぜひ参考にしてみてください。

 

中古品はメルカリかヤフオク

新品ではなく中古品を売りたい場合は、基本的にはメルカリヤフオクを使うのがオススメです。メルカリもヤフオクも、基本的にはなんでも売れます。使いかけの化粧品だったり、海辺に落ちている流木や公園の松ぼっくりなんかも売れるというから、ちょっと驚きですよね。

メルカリとヤフオクとでは、利用者の性別が異なります。メルカリ購入者はほとんどが女性で、ヤフオク購入者は男女あまり変わらず、という状況です。男女どちらを購入者として想定するかで出品先が変わってきます。

どちらのアプリに出品するかを決めるにあたっては、今までに売れた商品の情報を検索する機能を活用すると良いでしょう。この機能を使って、あなたが売ろうとしているものがこれまでにどのくらい出品されたか、どのくらいの値段で売れているかを確認し、より多く出品されていて高く売れそうなほうを選んでみてください。

また、メルカリと似たアプリで「ラクマ」というのもあります。メルカリと比べると訪れる人が少ないサイトですが、こちらのほうが相性が良い、という方もいらっしゃいますので、1度使ってみてメルカリと比べてみても良いでしょう。

注意点としては、メルカリもヤフオクもローカルルールのようなものが出来上がっているので、それを考慮する必要があります。例えばメルカリは基本的に送料込みの値段で出品されているほうが売れやすいですが、ヤフオクは送料別での出品でも売れ行きが落ちることは稀です。またメルカリは値引き交渉されることが普通になっていて、それを見越して最初は高めの値段設定にするケースが多いです。

 

アパレル系はメルカリ

使用あり・なしを問わず、アパレル系はメルカリで売るのが一番良いです。Amazonだとメーカー品やブランドものでないと売るのが難しいのですが、メルカリは無名ブランドのものでもデザインが良ければ買ってくれる人がつきやすい傾向にあります。特にレディースものはメルカリで買おうとアプリにアクセスする方が多いです。

メルカリはこれまでの販売実績に関わらず、出品すると一覧の一番上に表示されます。これは初めて出品する人にとってはうれしい仕組みです。例えばAmazonでは、出品の有料プランを使っていたり、販売実績が多かったりする出品者が優遇される傾向にあるので、新しく出品する人には不利になります。出品デビューなら、メルカリがいちばんオススメです。

出品にあたっては、商品の情報をなるべく詳しく書くようにしましょう。特にノーブランド商品は、購入者側としても商品の情報として記載されている内容以外に参考にできるものがないので、商品情報が不足していると買ってもらえません。また中古品の場合は、商品の状態についても包み隠さず書くことでクレーム等が減ります。

 

ハンドメイド作品はメルカリかminne

ご自身で製作したハンドメイド商品は、メルカリもしくはminne(ミーネ)での販売が良いでしょう。

minne(ミーネ)はハンドメイド商品を売りたいクリエーターと、既製品にはないオシャレさを持った商品を買いたい購入者が集まるアプリです。凝ったデザインの雑貨や、1点もののアクセサリーなどが販売されています。またクリエーター向けイベントが頻繁に開催されるので、ハンドメイド作家さんと繋がりたいという方にもおすすめできるアプリです。

メルカリとminneの使い分けとしては、既製品に近いものならメルカリを、独自性の強いデザインのものならminneを使うと良いでしょう。具体的には中古品の項でご説明したのと同じように、自分が売ろうとしているものの売れ行きを調べてみて、より高く多く売れているサイトを選べばOKです。

サイトを訪れる人の人数という点では、minneよりもメルカリに軍配があがります。ですのでどちらに出品するか悩んだら、まずはメルカリへ出品するほうが多くの人に届くので、良いでしょう。

 

中古家具はジモティー

引っ越しや模様替えなどで、これまで使っていた家具がいらなくなったという場合には、ジモティーへの出品が適しています。値段をつけられるほどではないけれど、自分の代わりに使ってくれる人に無料で譲りたいという場合もジモティが使えます。

ジモティーとは、「中古あげます・譲りますの掲示板」の役割を果たすサイトです。誰でも中古のあげます・譲ります情報を無料掲載できます。またアルバイト・バイト、教室・スクールなどの無料広告も無料掲載できます。(ジモティーサイトより引用)

家具は大きく重いものが多いですが、同じ地元同士で直接会って受け渡しができれば送料をかけなくて済みます。どうしても必要というわけではないけど、あったらうれしいな、という思いでジモティ出品情報を日々チェックしているユーザーさんもいて、早いと1~2日でお譲り完了となるので、引き取り手を急いで探したい場合にも使えるサイトです。

より高く売るために工夫するポイント

売りたいモノに合わせて、どこのサイト・アプリに出品するかを決めたら、次はより高く売るための工夫をしましょう。サイトごとに「こうすれば高い値段設定でも買ってもらえる」というポイントが異なりますが、考え方として共通している部分もありますので、そちらを中心に説明していきます。

同じ商品が過去に売れた例をチェック

これはどのサイトにも共通して言えることですが、出品する前に必ず「同じ商品が過去に売れた例」を確認しましょう。具体的には下記のポイントを確認すればOKです。

  • 商品情報としてどんなことを書いているか
  • どのくらいの値段設定にしているか
  • 質問機能が付いている場合、購入者からどんな質問がきているか

売れている商品には、売れている理由があります。商品そのものの魅力ももちろんありますが、出品するときにどんな情報を添えているかでも売れ行きは大きく変わってきます。

自分が売れているのと同じ、もしくは似たような商品が見つかれば、基本的にはその商品情報を真似して出品すれば売れやすくなります。もちろん丸々コピーするのはNGですので、自分流にアレンジして記載しましょう。

サイトごとに売れやすい写真は異なる

サイトに集まる人の種類が異なるので、出品するときに使うべき写真も変わってきます。購入しようとページを見てくれた人が「買いたい」と思うような写真にするのはもちろんですが、「他の商品と比べて浮いてる」と感じてしまうことのないような写真にする必要があります。

商品の写真を撮る、と聞くと「一眼レフくらいの立派なカメラが必要?」と思われる方がいらっしゃいますが、そこまでする必要はありません。最近のスマホカメラは性能がかなり高くなっていますし、明るさや色合いを調節するのも簡単です。一眼レフなどわざわざ購入しなくても、スマホで撮影した写真を使えば全く問題ありません。

ヤフオクの場合は、とにかく商品のことがよく分かる写真が第一です。特に中古品で使用感や傷などがある場合は、後々のトラブルを避けるためにその箇所をアップで撮った写真もつけましょう。また合わせて新品の写真も参考までに載せておくと、喜ばれます。

メルカリの場合は、プロが撮った写真も良いですが「一般人が家で撮りました」みたいな写真のほうがかえって売れる傾向にあります。業者から買うよりも個人から買いたいと考える購入者が多いからです。ご自宅のソファーに置いて撮ってみたり、着こなし術が想像できるような感じの写真を使ってみたりと、他の出品者の写真も参考にしながら撮ってみてください。

なおAmazonの場合は、すでに出品している人がいる商品であれば写真の準備は不要です。あたらしく商品登録して出品する場合は、お店のホームページで使われているような背景白の綺麗な写真を準備しましょう。

 

値段のつけ方

値段のつけ方は、モノを売るうえではある意味いちばん重要です。高すぎても売れないし、安すぎても売れないからです。

「安すぎると売れない」と聞くと疑問を持たれる方がいますが、安すぎると売れません。というのも「何か訳アリ商品なのかも?」「すぐ壊れちゃう粗悪品なのでは?」と購入者に疑われてしまい、嫌煙されてしまうからです。

また安すぎる値段で販売してしまうと、その商品自体が値崩れを起こしてしまいます。もし今後また同じ商品を売ろうと思っても値段を上げることができず、自分で自分の首を絞めてしまうことにもなります。目先のことだけを考えて安すぎる出品をしてしまうことのないよう、気を付けましょう。

基本的には、すでに同じ商品、もしくは似たような商品を出品されている方がどのくらいの金額で販売したのか、あるいは出品しているのかを確認し、それと同じくらいの値段にするのが適当です。もしすでに出品された同じ商品よりも高くする、あるいは安くする場合には「なぜ高い(安い)のか」という理由を明確にしましょう。

例えば、

  • 外箱がないため〇〇円ほどお安く出品しています
  • このお値段をつけさせていただいた理由は、初回限定版パッケージのためです

といった感じです。

なお、Amazonに出品する場合でかつプライム出品をする場合は、出品者出荷の場合との値段差があった場合にその理由を明記していなくても問題ありません。プライム機能の認知度が高く、プライムの場合は値段が高くても購入者が不思議に感じないからです。ただし過度に高い値段設定をすると売れる物も売れなくなりますので、送料など考慮して適切な値段設定を心がけましょう。

 

商品に合ったサイトを使いこなして効率よく売ろう

商品によって、売れやすいサイト・アプリは異なります。また同じ商品でも、サイトによって売れる値段が異なります。中にはサイト間の価格差を利用してお金儲けをしている人もいるほどですから、サイト選択を間違えると利益が大きく目減りしてしまうことになりかねません。

そのサイトで売れ筋の商品ジャンルや出品時の仕組み、そしてサイトを訪れる購入者の特性をしっかり理解して、自分が売ろうとしているモノに一番適しているサイトを正しく選びましょう。そして効率よく売って、ぜひお小遣いを稼いでみてください。

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